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September 14, 2003

地震予知発表から、1週間が経過

9月7日EPIO 応援班のページ(公開直前までは13万超のアクセス・カウンター数だったが、本日0時現在では、41万を超えている。)を通じての、八ヶ岳南麓天文台串田台長による南関東を中心とする地震予測の公表から、本日で1週間が経過したことになる。その間のマスメディアによる報道や Web 上での News は、こちらのリンク集に詳しいので御参考頂き度い。アシスト社が東京近郊でのセミナーを地震の可能性に配慮して16日~19日は延期・中止した事や、12日に八ヶ岳山麓のホテルで元東大学長・現参議院議員の有馬氏の呼びかけで行われた討論会に就いての毎日新聞の報道等が、目立った動きと言える。1週間の動きを整理すると、以下だろうか。

(1) 大手メディアは、本件に関連し小規模な報道はするものの、論評を加えず静観。

(2) 従い、本情報の伝播は限定範囲に留まっている。(知らない人は全く知らない。)

(3) 地震予知の既存の権威の方々は、どうやら公式・直接に串田氏と議論することは避けている様子。
    (12日の討論会はオープンに参加者を募っていたはずだが、その席での予測の信憑性についての議論は行われず。)

という中で、本日14日からは八ヶ岳南麓天文台が予想する16日~17日 +/- 2日、というレンジに突入してしまう。今の平穏な環境からは、起こらないと思いたいし、串田氏が直接マスメディアに姿を現さない現状、Web からだけでは串田氏の人物像や研究成果を理解するのもなかなか大変。予測の確実性が測りにくい中でマスメディアが間違った角度から本件を採り上げて杞憂を広めるべきではないが、いろいろな角度から本件がもう少し Public に議論され、論評されて欲しいと感じているのは、自分だけだろうか。

串田氏や地震学の権威の方々が、マスメディアを通じてならテレビの長時間の討論、ネットを活用するならそれぞれの個人・法人ページや掲示板、或いは Wiki、Weblog 的なものを持っていて、開かれた形で徹底的に議論してもらえれば、もう少し本件に就いての理解が深まると思うのだが。今は、本人の肉声に近いものは EPIO のページを通じて、串田氏サイドからのみ伝えられていて、その後1週間経過しても串田氏本人による Update は9月9日の No.1150 というファックス1枚の発表しか無い状態なので(つまりは、7日の予測の内容に、大きな変化は無い、という意味ではあるのだろうが。)、本件について、真剣に、立場の違う人の意見も参考にさせて頂いた上でより深く・正しく理解し度いと思う一般の人(自分を含む)が置き去りにされている様に感じてしまう。

地震が実際には来なかった場合に、本研究が継続しにくくなるかもしれない、という研究者リスクを冒しても本件を公表された串田氏、そしてそのサポーターの方々の防災意識の高さ、真摯でストレートな公表内容については高い評価をさせて頂いているのだが、出来れば予測日が近づいているので、もう少し Web を通じてのやりとりを増やして頂ければ、と思う。

実際にはこの予測が外れて、大きな地震は来週は到来せず→一方この予測のおかげで普段ほとんど気にしていなかった防災用具を準備し万が一に備えた人が増え→予測精度がより高まる様に公的予算が FM 電波による地震予知研究を行う八ヶ岳南麓天文台他の民間研究機関に供与される、以上が個人的には一番望ましいと思う今後の仮想シナリオなのだが、果たして明日以降、どういう展開になるのだろう。こればかりは全く予想が出来ないし、情報が少ない中で、どれだけ本情報の確度を見る事が出来るのか、それを判断できないジレンマに陥る事はあるかもしれない。

EPIO のページや、マスメディア報道の今後の推移を含め、しばらくは Watch を続けて行きたい。

まぁ、関東大震災クラスの大きな地震は、ある周期では再度起こると言われている。それが100~200年かかるものなのか、来週なのか。わからない今杞憂を持っても仕方無いので、防災意識を高めるという現実的な手段のみで、とりあえずは対応しておこう。ミネラルウォーターや乾燥食料を予備で買っておくとか、携帯電話の予備電池や乾電池を揃えておく、とか。身近な防災対応を今始める事が出来れば、それだけでも本件を知って良かった、と思えるのかもしれない。

情報というのはやはり、全く知らないよりは、知った上で自己判断する時間を与えてもらえる方が有り難い。串田氏の1週間前と時間を置いた公表は、そういう意味でも、防災対応を始めるきっかけを作ってもらった出来事として、前向きに受け止めている。

September 14, 2003 in Bosai Shelter | Permalink

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Tracked on Sep 14, 2003 1:54:50 PM

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Tracked on Sep 26, 2003 9:53:36 AM

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Tremors . [Read More]

Tracked on Sep 26, 2003 10:26:28 AM

Comments

地震前兆予知観測実験の観測情報続報、No. 1151が、EPIO の HP に9月14日付にて掲載された。

http://epio.jpinfo.ne.jp/

前回同様、1枚のファックスレポートに集約されている。

ポイントとしては、八ヶ岳南麓天文台の継続した観測の中では、9月7日発表の3つの可能性のうち、複合地震活動前兆を否定する要素は無く、可能性 I の本震+余震のケースであるという見解がやはり考え易い、と明記された事。可能性 III のサイレント地震であった場合には、半年経過しないと結果がわからない事もあるらしい。

12日に行われた FM 電波観測で捉えた地震関連異常に関する学術検討会に出席した串田氏自身によるコメントも掲載されている。これによると、かなり広い範囲の、地震関連の研究をされていた方が100名ほど集合された様だ。今回の予測を直接に批判したり議論するには、出席をされた研究者の方々の、本研究方式に関する理解がまだ深くなかった様で、串田氏としても、「多くの研究者の方に知って頂く大変良い機会であり始めの一歩が踏み出された感があります」と感想を述べられている。

これを機会に他分野の地震研究者の間でも本研究方式への理解が進んで、より突っ込んだ議論が行われて欲しいと思うのだが、予測日までにはちょっと難しいか。

Posted by: minami | Sep 14, 2003 7:10:31 AM

12日の検討会の後収録された串田氏のインタビューと、検討会での串田氏の講演。穏やかで真摯な態度の串田氏の様子が良く伝わる。この映像は、見ておいた方が良いだろう。

http://www.iiv.ne.jp/news/column/column.html

予測の確度については依然わからないところもあるが、今回の予測が当たらない事があっても、12日の会議から派生して、新規の学際的な地震研究手法として、串田氏が提唱した FM 電波観測方式がさらに発展する可能性が出て来たという感触を同氏が得た様子が、画面から伝わって来た。

身近な、点の防災を普段から皆が心がけていれば、それが全体では面の防災となる。この考え方を串田氏が強調されていたのは、印象的だった。

Posted by: minami | Sep 15, 2003 12:59:07 AM

16日早朝、串田氏自身のコメントが、EPIO 応援班の HP のトップ下方に追加掲載された。

http://epio.jpinfo.ne.jp/

当方は読む・観る機会がなかったのだが、東京新聞と TV 朝日の本件の採り上げ方について、事実と異なる報道がなされた模様で、串田氏は訂正を求めている。

本予測の確度について、マスメディアそれぞれが取材した情報源からの科学的な反証等を行うのは自由だと思うのだが、被取材者が発言していない事を事実の様に報道したのだとすれば、問題だろう。

串田氏の肉声は、メディア側による編集が少なく、串田氏の言葉をそのまま殆ど放映しているストリーミング映像で知る方が、放映時間的・紙面的制限のあるマスメディアより今回は有効かもしれない。ここには、恣意の少ない、未加工の生情報がある。正しい情報を知った上で、身の回りの小さな防災をする、しないは個人の自由だが、立脚する情報が正しく無い場合には、誤った判断をしてしまう可能性もある。

観測を手がけている人数も少ないとのことなので、しばらくは観測業務に、串田氏とスタッフを集中させてあげた方が良い様に思う。

個人個人の行動としては、過剰な反応を避けて、可能な範囲の防災を心がけておけばそれで良いのではないだろうか。串田氏予測通りに地震が起こらなかったとしても、今後のためになる様な身近な防災。当方的には、輻輳が生じた場合にそれを回避する災害用伝言情報システムとして、こういうのがあるのを知ったのは参考になった。これは役立ちそうです。

http://www.ntt-east.co.jp/voiceml/

Posted by: minami | Sep 16, 2003 5:09:05 AM

9月17日、EPIO HP に更新レポート No. 1152 が掲載された。9月21日までに地震が発生しない場合は、本震+余震の複合地震の可能性(可能性1)よりも、ひとつの大きな地震のである可能性(可能性2)が高まり、発生は相当先になる、と、観測内容が変化している。

可能性2は、10月末以降の、ひとつの地震の予兆ということで、発生予測時期については、可能性1ほど明確に言及されておらず、今後の観測を待つ、ということになる。

大きな地震が近い時期に発生しなければ、それはそれでひとまず安心できるのだが、串田氏が天文観測中に発見したこの新しい地震予測の研究手法を、今後どの様に継承、発展させることが出来るのか、9月21日迄に地震発生が無い場合、議論の焦点はそちらに移ることになるだろう。

串田氏も認めている通り、同氏の研究は8年の実績しか無く(短期間にしては多くの実績を出していると思うのだが。)、参照可能な過去例が少ない。より多くの研究者がこの手法を採用し、発展させて、予測精度を複合的に高める工夫が、22日以降になされる事を望み度い。可能性1の予測が外れた時点で、地震研究の権威の方々からは多くの批判コメントが出てくるだろうが、批判するだけでなく、この研究をさらに発展させる方向へ議論が進んで欲しい、と個人的には考えている。

もうひとつお願いするとすれば、串田氏の今後の発表は、ファックスのスキャンではなく、ネット上で検索し易い様に、テキストファイル+グラフィックで出して頂けると有り難い。今は観測・検証で忙しく、その時間は無いと思われるが....

Posted by: minami | Sep 17, 2003 8:06:03 AM

行徳高校の自然科学部が公開している電波観測データをフォローしている方は多いと思われるが、今日はここ数日で一番強い波形が南方向に現れている。警戒を要するという 600mV には達していないのだが。

http://www.asahi-net.or.jp/~xr2t-fksm/sizen/zisin/zisin_main.html

無指向性アンテナには何も波形が出ていないので、大丈夫なのかな?

八ヶ岳南麓天文台でも、この様に各地の観測データをネットでリアルタイムに公開してくれると良いのだが。

Posted by: minami | Sep 19, 2003 9:59:22 PM

地震来ましたねぇ。ただ、震源地は予知された神奈川沖ではないようですね。

minamiさまのこのエントリーを読んだ後、友人からもこれに関するメールが来て、一応の備えはしていましたが、
本当に結構大きめの地震が来て驚いています。

ただ、この規模の地震だと、複合地震で、まだ数回のこの規模の地震があるって言うことですか寝。それもちょっ
といやですけど、一回の大地震よりは良いのかな?

まだしばらくは気が抜けない感じですね。

Posted by: Vins-T | Sep 20, 2003 1:04:33 PM

Vins-T さん、こんにちは。本当にありましたね、地震。
地震予測があった事実を Weblog に書いて来たものの、半信半疑なところも正直あったので、素直に驚きました。

行徳高校の電波観測のデータを見ていると、もうちょっと気を抜かないでいた方が良いのかな、なんて思ったりします。

これ以上大きな地震は、もう来て欲しくないのですが....

Posted by: minami | Sep 20, 2003 6:00:24 PM

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