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November 06, 2004
Apple iPod Photo レビュー
胃袋さん(ガジェット・フレンドリーな文体には、どうも見覚えがある様な。気のせいか。(笑))からの Trackback で、iPod Photoの販売が予測したより早く、昨日から始まった事を知った。先行販売の場所はやはり、銀座のアップルストア。もちろんちょっと待てば、量販店にも入荷する訳だが、江戸っ子 eGadgeteer としては、知ったからには待っていられねぇ。てやんでぇ、銀座くんだりまで出かけるのである。アップルの Early Adopter Marketing の罠に完全にはまっている事を十分理解しつつも、身体が動くから仕方無い。歩行者天国になっている、土曜午後の銀座大通り。Matsuya 前のアップルストアは、ちょうど良いくらいに混み合っている。到着すると、1階フロアの中央で黒Tシャツの店員さんによる、 iPod Photo の実演販売中。しっかり説明を聞いて、展示品をじっくり触って、40GB モデルの購入を決定!。
当方の場合は、音楽ファイルの容量は 10GB あればおつりが来るので、30GB 近くを写真に当てられるなら、それで十分。60GB は当面、必要無い。さて、早速使ってみると、利用開始一日目から、とても気に入ってしまった。予想通り、いやそれ以上の、 Click Wheel 操作にリニアに反応するサクサクな操作感。このインターフェースとスピード感は、ライバル・メーカーがちょっとやそっとじゃ真似出来ぬ部分か。iPod Photo は、HDD 内蔵デジタル・ミュージック・プレイヤーの人気ランナーとして、重量級ながらトップを走り続けている印象。
家についてすぐ、iPod Photo を iMac につなぎ、iTunes と iPhoto を立ち上げる。iTunes の Version を 4.7 に上げてあるので、付属の CD-ROM をインストールする必要もなく、ダイアログの質問に答えて行くと、すぐにまず iTunes のシンクが始まる。同時並行的に、iPhoto の中の写真ファイルから、iPod Photo で利用するサムネイルと NTSC TV 出力用の画像を生成する処理も行われている様だ。この画像変換部分は最初だけは結構時間を要するので、他の作業をしながら終了を待つ。やがて終了。これでもう、iTunes の全ての楽曲と iPhoto に入っている4000枚弱のデジタル写真は、全て iPod Photo にシンクされてしまった。いつものことながら、マニュアル・レスで直感的に全ての動作を終えてくれる、Apple らしい華麗なインストレーション。
早速 Menu から「写真」を選択、画像を表示させて Click Wheel を回してみる。こ、これは。高速にサムネイルが切り替わる感覚はまるで、映画フィフス・エレメントの宇宙からやって来た女性主人公が、人間の歴史を短時間で理解する為に超高速でスクロールしている PC の画面を見ている状態に近いかもしれない。超高速走馬灯状態で、写真が切り替わる。気持ちよい事この上無い。ずっと回していると時々、 Click 音のみが鳴って画像が送られない事もあるが、これはきっと Firmware Update で直るのであろう。大きく気になる欠点でもない。以前使っていた iPod 10GB と比較すると、写真を見ていてスイッチオフにする時に随分時間を要する場合もあるが、まあこれも許せる範囲か。
全くフォトアルバムを作成せず、4000枚全ての写真ファイルを入れているフォトライブラリだけをこれまでは使っていたのだが、さすがにこれだと見たい写真を探すのが大変(Click Wheel でしか写真の早送りが出来ないので、小さいサムネイル画面にしたとしても、先の方にある写真を探すのはこれでは大変。)なので、iMac 側で一ヶ月単位でフォトアルバムのフォルダを作ってみると、これで使い勝手は格段に向上した。
カラー液晶は今時の Sharp Zaurus 等に採用されている高品位液晶と比べると少し低いグレードなのかもしれないが、サムネイル程度の大きさの写真を閲覧するには十分すぎるほど。バックライトもそれなりに明るい。
デジカメの背面液晶での画像再生と比較すると、画像の拡大/縮小する機能は残念ながら備わっていないので細部のチェックをすることは出来無い。メモリーカードから直接 iPod にファイルを読み込む為の周辺機器には対応するものの、読み込んだ画像を iPod Photo で表示させるには、一旦 Mac or Windows PC にファイルを読み込んで、サムネイル画像を生成してやる必要がある。従い、アウトドアでは Storage としては利用できても、その場で撮影したばかりの画像ファイルを読み込んで閲覧する為の HDD Viewer 的な使い方は出来ないのでこの点は注意が必要。あくまで、PC の中にある膨大な写真ファイルをサムネイルサイズに加工して、全ての写真をシンクしていつでも手元に置いておき、Mac / PC と同内容のデジタル写真を音楽を聞きながら閲覧したい、そういう用途に向くのである。写真を自分で見たり、人に見せる機会は無いかな、と思う時でも、音楽プレイヤーとの複合機の iPod Photo なら保険がわりに持ち歩いても苦労は無い。
しかし、そう割り切れると、これほど小型で高速、大容量の HDD Viewer が他に見当たらない事も事実。アウトドアでは小さな画面でパラパラと気軽にデジカメ写真閲覧を行い、インドアでは付属の白く四角い小型クレードル、Photo Dock を利用して(直接ケーブルを iPod Photo に接続することも可能だが、Dock利用なら S端子出力も可能。)、外部TV の画面へ出力する事になる。TV 接続の為の AV ケーブルのデザインにも、Apple は手を抜かない。さすがだ。美しく機能的に、作られている。
さてそして、当方的にはやはり、この小型 iPod Photo を 42インチプラズマテレビに接続して、デジカメ写真を観賞したいのである。iPod Photo を仕事部屋の 15 インチ液晶テレビに接続して見た時には、今ひとつ綺麗に表示されなかった画像が、42 インチプラズマでは、かなり綺麗に表示され、一安心。もちろん、ハイビジョンクオリティではなく、アナログテレビ用に間引いた画質なのでそれなり、ではあるが、十分家族で居間で観賞するには耐える画質だった。BGM を、豊富な iPod 内の Music Library から選べるのも素晴らしい。これまでは iPhoto に貯めた写真画像は、家族に17インチ iMac の前に来て見てもらっていたのだが、今後は iPod Photo 経由で居間で気楽に楽しんでもらえる。家庭内での膨大な量のデジタル・フォトアルバムのモビリティが、スマートに実現されてしまった。当然の様に、今後 iPod Photo の小型クレードルは居間のプラズマテレビの脇に常設、ということも決定。
対応専用チップのコストのせいなのか、iTunes Music Store でハリウッド著作権にからむ動画像は売りにくいせいなのか、理由は不明だが、今回は動画再生には対応しなかった iPod。次の機種ではきっと、ライバルと対抗するためにも、動画再生機能も載せてくるに違いない。その前に、iPod Photo mini という、小型機種の登場も、十分あり得るだろう。有名写真家とタイアップして、ブラックの iPod Photo だって、出て来るのかもしれない。(笑)と、先を考えるときりが無いのだが、価格は6万円弱とかなりするものの、非常に洗練された仕上がりと感じた。情報家電の未来を、Apple はいつも身近に見せてくれる。

November 6, 2004 in e-Gadget Cabin | Permalink
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Tracked on Aug 12, 2005 12:54:48 PM
Comments
minamiさん、こんにちは。
銀座店での入手無事に出来たようでおめでとうございます(笑)
当方は小型テレビ及び居間の普通サイズのテレビの両方(ブラウン管)で出力してみましたが、どうしてなかなか楽しめました。実家のプラズマでも試してみようと思っていたのですが、42型でも家族で楽しむレベルなら何も問題なし、とのことで安心です。
このさくさくと無駄なく、快適に、悩むことなく使えることがやはり「iPod」シリーズをスタンダードにした理由なのでは、と思えてなりませんね。
日本人はとかく全てにオーバースペックなモノを求めすぎるように思いますが、今回の「iPod Photo」についても「動画も」とか「画像をサムネイルでなんて嫌だ」という声も出ています。でも、この快適な操作性を維持するために、それらは切り捨てたのでは、現時点では、ということなんだろうと思います。
いろいろと使い方を考えていくのも、楽しみのひとつであり、それがアップルの大切にしている「Life」につながるのでしょうね。
それでは。
Posted by: ibukuro | Nov 7, 2004 12:37:41 AM
親に「弁当箱(某社のPhotoStorage...)と一緒?」と聞かれたので「これは貯めるんじゃなくて見せるためのもの。アメリカ人とか手帳や定期入れに写真入れて見せまくる人いるでしょ。あれのデジタル版」と言ったら一発で納得しました。日本でもそういう方は増えていますから、売れるんじゃないでしょうか。でも、コンテンツは家族や恋人より犬猫が断トツTOPになること間違いなし(笑)
私は先日20GB買ったばかりだし、ターゲットユーザーから思いっきり離れているので、とりあえず見送りました…。
Posted by: K2 | Nov 7, 2004 1:18:28 AM
Minamiさん
ご購入おめでとうございます。
>今後は iPod Photo 経由で居間で気楽に楽しんでもらえる。家庭内での膨大な量のデジタル・フォトアルバムのモビリティが、スマートに実現
なるほど。確かに全員がPCを使う家庭は少ないので、こういう楽しみ方はありですね。この路線だとiPhoto対応のAirExpressなんてが出たらと思います。
Posted by: yostos | Nov 7, 2004 4:14:43 AM
ibukuro さん
銀座のアップルストア情報、有難うございました。
確かに、Apple が提唱する全ての "i" シリーズは、生活と密着したデジタル技術の実現を目標にしている様に見えますね。使い勝手だけでなく、設定のところから全て難しい技術を水面下に隠して、高度な技術を使っているのに表面ではシンプルに使えるところが素晴らしいです。40GB HDD 搭載なので、普段 iPod mini を使っていた当方にとってはちょっと重い、というのはありますが、これだけの機能が詰まっていれば納得出来ます。
K2 さん
実はこれを購入するまで、対抗馬として考えていたのは、EPSON (N 社ではなくてすいません(笑))の Photo Viewer で、一世代前の P-1000 だったのです。新機種 P-2000 が出て、2−3万円に値下がりした店が多く、狙っていたのですが、電池の持ちがいまひとつだという Review 記事を見つけてやめてしまいました。iPod Photo は、電池の持ちが良いという点も見逃せませんね。HDD Storage としては、メモリーカードリーダーをつなげての File Copy には時間がかかると聞いていますが、自分でもそのうち購入して、確かめてみたいと思っています。
Yostos さん
居間の TV で写真を見る感覚と、書斎の iMac で見る感覚、同じ様で実はかなり違うということが、iPod Photo を TV につないでみて感じた事ですね。「皆でわいわいと話しながら写真を見る」という事ではやはり居間が良いですし、TVの画面サイズがそれに適している事に、改めて気づかされました。これまでもTV 出力出来るデジカメは複数持っていたのですが、あまり TV につないで使う機会は多くありませんでした。使う度にケーブルで TV につなげるのが面倒だったのかもしれません。iPod Photo の Dock を TV に常時接続していると、Dock の上に iPod Photo を置いて充電するついでに気軽に写真を見てみよう、という気になるので不思議ですね。AirMac Express の出力端子が、Audio だけでなく画像再生対応にもなると、御指摘の通り面白い事になりそうですね。
Posted by: minami | Nov 7, 2004 10:03:49 AM
海の向こうでは、Wall Street Journal も褒めてますね。IT Media から。
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0411/05/news048.html
Posted by: minami | Nov 8, 2004 1:14:42 AM
やっぱり、ちゅうもくひんは みなみさんの おはこ。 iPod Photoの なかまになると おもいます。 それと、らーめん の ほうも もりあがった ようですね。 Kanaさんに うかがいました。では:P
Posted by: 松本@NVD | Nov 9, 2004 1:50:50 PM
松本さん、いつもながら不思議系ひらがなコメント、有難うございます。何故いつもひらがななのかな~、オープンソース系だからなのでしょうか。それとも、モダシンさんの娘さんの、「ひらがなぶろぐ」に対抗!?松本さんのイメージとあまりに違うのでいつも頭を悩ませています。(笑)
ラーメン会、なかなか盛り上がりました。kana さんが実は吉本ファンで、とある出席者と若手芸人のお話しで非常な盛り上がりを見せて居られましたが、当方には耳新しい名前ばかりでした。どの世界にもコアファンがいるものですね。
当方はしばらく、iPod/Apple 系をコアに注目して行きたいと思います。
Posted by: minami | Nov 9, 2004 4:37:48 PM
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