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June 17, 2007

Xacti CA65 接写性能と、総評


  Sanyo Xacti CA65 Test Photo 
  Originally uploaded by digitalbear.

Sanyo Xacti DMX-CA65 を購入後、様々なシーンで使ってみた。MPEG-4 AVC / H.264 ビデオ撮影機能、1.5m までの防水機能に注目して購入した本機だが、それ以外にも特筆出来る機能が。まずは被写体1cm まで寄れる Super Macro 機能。flickr 会員の方は大きなサイズに拡大して見て頂きたいが、600万画素でも細部まで撮影出来ているのには驚かされる。その他作例も、こちらの flickr アルバムにて。

2日間利用した総合評価として、このカメラはレジャーに気軽に持って行く一台、として、十分な性能を有している、と強く感じた。昨今は HDD 方式、メモリーカード方式などでビデオカメラの脱テープ / 脱 DVD メディア化が進んでいるが、ここまで軽く、水中に潜らせる事迄可能な耐水性能を備えた機種は本機だけ。防水といっても 1.5m 迄なので、ダイビング等の水中撮影を目的とするには役不足だが、アウトドアに気兼ね無く持って行くデジタル・ビデオ & スチルカメラとしては筐体品質を含めかなり完成度が高い。今迄はどうしても、「コンパクト・デジカメの延長の、おまけ機能としてのデジタル・ビデオ」を備えた製品が多かったが、本機は純粋な小型デジタル・ビデオカメラとしても、十分満足出来るスペックの製品に仕上がっている。

満足度が高い、というのは、大型 TV で見る為の HD クオリティ、という意味では無い。ひたすら高画質を追求するなら、より高価な、メモリーカード利用の HD 画質ビデオカメラを購入しなければならない。Xacti CA65 がもたらす幸福感は、PC / Mac のコンパニオンとして、現在求められるクオリティが満たされている事によるものだ。MPEG-4 AVC / H.264 で VGA (640 x 480) / QVGA (320 x 240) の 30fps (秒間30コマ)ビデオを手軽に撮影出来る事で、ブログや YouTube への Upload も非常に手軽。特に QVGA で撮影した Video は、容量も少ないのであっという間に YouTube に Upload が可能だった。YouTube のエンコードの問題か、開始コマ部分で何故か画質がおかしくなる事もあるが、それ以外は YouTube との相性も抜群。ビデオ撮影からアップロード、ブログに貼付ける迄のストレスが殆ど無い。

Mac ユーザーとして、Xacti の H.264 ビデオ採用は特に歓迎出来る。メモリーカード内のファイルを Mac にアップロードすると、JPEG 静止画も、MPEG4 ビデオも、全く問題無く高速に記録され、iPhoto 上から再生可能となる。iPhoto 上でビデオ・ファイルをクリックすると QuickTime が立ち上がり、スムーズに動画が再生される。当たり前の事の様だが、これまではデジカメの機種やファイル形式によって、iPhoto 上での MPEG4 動画ハンドリングがうまくいかないケースも多かったので、今回の Xacti は十分合格点。一方で、やはりデジカメとともに愛用している Epson 製 Photo Viewer P-5000 での Xacti CA65 H.264 動画再生は、音声は大丈夫なのだが、動画がうまく再生されない。このあたり、ファームウェア改良で再生可能となれば良いのだが。(これは Xacti の問題とは言えないので、Epson 側に対応してもらえると有り難い。)

細かい 点では、見直して欲しい部分もある。例えば静止画のシャッター。ピントの合焦タイミングと、実際に撮影されるタイミングに微妙なズレがあり、シャッター・ タイミングをつかみずらい。本機では静止画撮影機能は「おまけ」なので仕方無いとも言えるが。動画撮影中でも静止画撮影が出来る機能は便利だが、静止画のシャッターを押すと、数秒の間、動画の方も動きが一時停止した状態で記録されてしまう。音声は止まらずに記録されるのだが、動画が一時停止してしまうのはちょっと残念。

ズーム比率も、出来れば光学10倍は欲しい。10倍あれば、 現行のビデオカメラを、完全に置き換える事が出来るだろう。上位機種でも良いので、10倍ズームは欲しい。ちなみに現行の5倍ズームでも、特に最大望遠時に、スチル撮影画像がややオーバー気味露出でクリアな絵にならない事があった。理由は不明だが、同じ条件下での Canon TX1 での望遠撮影画像と比べると品質は落ちる。逆光時の露出補正が不得意なのかもしれない。

付属しているストラップは、通常利用には良い が、水洗いすると、やや乾きにくい材質。オプションのストラップを買え、という事かもしれないが、防水性能を売りにする以上、ストラップ材質にもこだわり が欲しい。ズームはソフトタッチで使い易くなったが、4方向キーとは出来れば独立したズーム・レバーにして欲しかった。静止画の一部を拡大する際のボタン と拡大位置決めボタンが同一になってしまい、切り替え動作が発生し、やや使いにくい。そして最後の注文はカラーリング。マリンスポーツを意識したホワイ ト、ブルー、イエローの3色なのかもしれないが、もうちょっと大人が選び易いシックな色、例えばガンメタ色や通常のシルバー色も欲しいところだ。

と まあ、多少の注文事項もあるが、今回は総合性能の高さが不満点をずっと上回る。既にコンパクト・デジカメで満足出来る一台を持っている方でも、Net フレンドリーで、アクティブに使えるアウトドア用デジタル・ビデオとして、役立つ事間違い無し。本機の登場で、機能が若干かぶる既存デジカメが2台ほど不 要になってしまうのが、個人的にはつらいのですが.....。

June 17, 2007 in Digicame Cabin | Permalink

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