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July 08, 2007
iPhone 実機は想像を超える MicroMacintosh だった
Bay Area 知人 naan さんが、苦労して Palo Alto Apple Store で手に入れてくれた iPhone。しばらく預かってもらっていたが、やっと利用開始出来たので、当方なりのファースト・レビュー・インプレッションを行ってみる。米国出張時にはいつも、NotePC、iPod、米国でローミング可能な携帯電話、動画再生が可能な PSP 等複数の eGadget を携行するのだが、単体では軽量な各端末も、AC アダプターもそれぞれにあって、トータルではかなりの重量になる。iPhone を1日利用してみて、どうやら次からは iPhone + NotePC の組み合わせだけで出張は十分こなせる、という感触を得た。iPhone が日本語入力に対応したら、本当に iPhone のみで1−2週間の米国出張は何とかなる、そう思えるだけの操作性と、動作の機敏さを備えた、「革命的」な端末だ。
箱から出してみると、かつてのストレート型 Sony CLIE 端末の様な大きさ。ガラスを採用しているせいか、ずっしりとした重さは感じられるが、厚みはほぼ CD ジャケットと同じ位の薄さで、シャツのポケットにも邪魔にならず収まる。
輝 度が高く美しい液晶画面上 Top Menu のアイコンを操作しながらそれぞれの Application の動作を確かめていると、直感的で指先による操作がし易い UI、不安感の無い反応を示すタッチスクリーンの優秀さにまず驚かされるが、ネット接続するとその驚きは数倍になる。ネットに接続して利用する、Palm-size Thin Client として、確実に動作する。これほどまでに Net との相性が良い PDA・携帯電話は無かったと思う。Safari ブラウザで Web ページを親指と人差し指を広げる・縮める操作で瞬時に拡大・縮小可能なインターフェースは、他の殆ど全ての Web 対応携帯端末を、一撃で過去の遺物にしてしまった。Google Map をこの端末で一度でも閲覧すると、液晶画面が小さく操作が複雑な他端末を使う気持ちが減じてしまうのだ。YouTube で人気のコンテンツ閲覧機能、Dashboard とほぼ同様の天気予報、株価表示等も、さりげなく便利に使える様になっている。勿論、Mac 側で設定した Bookmark は Sync でコピーされ、iPhone Safari 上でもそのまま利用可能となる。
メール機能もとても使い易い。指で画面を上下に弾くと、それこそスロットマシーンの 回転窓の様な速さで受信メールボックスにたまったメールのタイトルを高速に斜め読みする事が出来る。手持ちの MacBook と Sync すると、Mac 側で設定した Pop3 Mail Box 設定をそのまま受け継いでくれて初期設定の手間も少ない。
高級 iPod としての機能も、横画面での Jacket ブラウズ機能他便利になっているが、やや残念なのは、イヤホンを外した時の内蔵スピーカーの音質。低音は音割れする事もあり、このあたりはさすがに小型端 末の限界か。イヤホン・ジャックの口径が小さく、これまで利用していた他社製ステレオ・イヤホンがそのまま使えない(アダプタが必要)のも少し残念。大き い液晶で、ビデオ再生時には素晴らしい端末となるので、音周りの改善は今後望みたい。
最後に、デジカメ愛好家の当方が最も気になっていた のが、Photo Viewer としての iPhone。これも期待以上だった。Web ブラウザ同様の画面拡大・縮小操作。指で弾く事で、高速にアルバム内写真アーカイブをパラパラと連続してめくって見る事が出来る。携帯電話とは思えない動 作速度で、それが実現する。大きく重い Photo Viewer 専用機を持っているのだが、これも iPhone 1台に全て集約出来てしまいそうだ。液晶品質が高いので、再生される画像も美しいものになる。
だらだらと書いてしまったが、要は Macintosh 上の Apple 社純正主要アプリケーション (Safari, Apple Mail, iTunes, iPhoto, Dashboard, Address Book, iCal...) がほぼ全て、Macintosh 上と同様の軽快さと使い易さで、薄型携帯端末上で動作してしまうのである。OSX をベースとする iPhone は、ポケットに入る "MicroMacintosh" と見て、間違い無い。一方で、発熱量も Macintosh 並み。特に Web へのアクセスや動画再生を長時間連続して続けていると、iPhone 本体はポケット・カイロの様な熱を帯びて来る。勿論、それでも持てない、電話をかけられない程ではないが、日本の暑い夏の長電話には、かなり厳しい高熱 だ。iPhone が日本に上陸する頃には、こういった点が多少改善された Version 2 端末が出て来る事になるのかもしれない。
内蔵カメラの実力等はまだ試していないが、1週間前に米国を席巻した iPhone 熱波の意味が、実際に端末に触れて良く理解出来た。日本語版発売時期、どのキャリア対応となるかも含め、今後の動きにも注目したい。
July 8, 2007 in SmartPhone Cabin | Permalink
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Comments
minamiさん、iPhone入手おめでとうございます。予想通り、いや予想以上に素晴らしい出来のようですね。Leopardのリリースを遅らせてまで作り込んだだけのことはある、ってことでしょうか。ver.2の噂もチラホラ聞きますが、日本上陸が本当に楽しみですね。
Posted by: ogi | Jul 8, 2007 6:29:52 AM
Ogi さん、Windows ユーザーはともかく、Mac ユーザーにとっては日本語版が登場したら間違いなく「マストバイ」アイテムですね。英語版 iPhone は、日本語ハンドリングが現状出来ず、利用開始手続を行うまでの Activation も大変なので、当方の様に米国出張時にデータを扱い易い携帯端末がどうしても欲しい、というユーザーならともかく、あまり台数が急激に触えるという事は無いのでしょうね。それにしても、素晴らしい端末です。惚れ惚れ。
Posted by: minami | Jul 8, 2007 8:23:48 AM
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