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November 26, 2007
Garmin nuvi 250 の GPS 歩行ナビとしての使い勝手
過去2エントリーで、Garmin nuvi 250 超小型 GPS ナビに関して、スクーターに取り付ける前提で利用経験をシェアして来たが、本日はたまたま上野の国立科学博物館の大ロボット博(来年1月27日まで開催)に出掛ける機会があり、徒歩ナビとして利用してみたのでインプレッションを。
結論から言うと、良い点・悪い点両方あるが、プラス・マイナスすると利用メリットが過半を占め、当方がこれまで利用したポータブル・ナビゲーションシステムの中では最も良い点を与える事が出来る。PSP のみんなの地図2を GPS で使うよりはずっと良い。(PSP+みんなの地図2を PlaceEngine で利用すればそちらの方が良いが、使える地域が限られる。)
利点をあげると、以下の通り。
・電池駆動 GPS ナビとしては驚くほど小型。厚みは標準 PDA より少しある印象だが、アンテナも内蔵で突起が無く、シャツのポケットにも収まりが良い。そして軽い筐体なので、携行は非常に楽勝だ。
・電池の持ちはカタログ値より良さそうだ。(4時間のみかと思ったが、1時間利用してもゲージが全く減らない。)
・USB 充電が可能で、USB 対応の標準外部バッテリにも別売コードで対応。
・タッチパネルによる UI が秀逸。説明書を読まずにすぐ使い始める事が出来る。
・SD スロットが側面に有り、ここから地図の追加や JPEG 写真の読み込みが可能(後述)。
しかしもちろん、欠点もある。
当方が人口密集度が日本一高い中野区(ちなみに、単位面積あたりの居住人口は日本一らしい。)に住んでいて細い道沿いに家屋が多くあるせいかもしれ ないが、スイッチオンからの衛星補足に時間がかかる。だいたい2−3分はかかるだろうか。より大型のカーナビは走り出してほぼすぐに衛星を捉えるので、こ のタイムラグは大変気になる。ハイエンド携帯型の 60CSx は衛星補足が新チップ採用で速いという評価が多いので、こちらの機種もいつか試したくなってしまう程。しかし、一度捉えるとその後は、トンネル通過でもし ない限り衛星を逃す事もなく、順調に動いてくれる。初期衛星補足までの所用時間は、課題だ。
中央線に乗車しながら使えるかなと試してみると、車両中央部に立つと衛星をロストするが、窓の近くに居ると再度 GPS 衛星をゲット。すると、電車の時速から移動距離まで、かなり詳細に表示される。これは面白い。かつて乗っている電車の速度を測る手段はあまり無かったの で、どこまで正確に出ているかはわからないが、興味深い。ただし、道路移動を前提とする本機は、電車で移動し始めて線路沿いの道がなくなると、すぐに角を 曲がる様に要請する。音声案内は消して利用することが前提となる。本機が本来の目的としていない電車利用はしかし、あくまで参考、だ。
電車内で、目的地検索→名前入力で「こくりつかがくはくぶつかん」を入力し(検索はちなみにひらがなで行う前提。)検索してみる。すると、この検索 が遅い!記憶している拠点数が小型ナビなのに2000万件(!)もあるせいか、検索に要する時間は気が遠くなるほど遅い。数分がかり、だ。これには閉口し た。(まあ、カーナビでも DVD ナビだと遅いのだが。)電話番号検索も可能だが、これも非常に時間がかかる。目的地入力は、住所を調べておいて、それを入れて行くのが一番速そうだ。これ なら速い。
ちなみに、nuvi 250 は基本は GPS ナビだが、PDA の様な機能もある。JPEG の写真ビューアー機能を利用すべく、試しに GR DIGITAL II の1000万画素カメラで撮影した大きなファイルを SD カードスロット(nuvi 250 には、60 CSx のマイクロ SD と異なり、フルの SD スロットがある。)経由読みこむと、写真の読み込み時間はかなり高速。表示もそれなりにきれいだ。これ以外にも、計算機、通貨レート・度量衡換算、世界時 計機能等もデフォルトで入っている。旅行好きな人向けの機能満載だ。
そうしているうちに上野駅に到着。階段から改札までは衛星電波をロストしたが、改札を出ると復活。再補足は速かった。科学博物館入り口迄は、歩行最 短コースより、自動車でアクセスする道を示していた。ナビモードでは自動車/自転車でなく歩行者を選択していたのだが、歩行ナビとしての完成度に付いての 細かい部分はまだ改善の余地がありそうだ。
以上の通り、問題点も多いが、携帯にラクな小型であることで、いろいろな場所に持って行ってみたくなるインセンティブが湧く。これがPND (Personal Navigation Device) としては重要な部分だろう。次回は、スクーターで利用した場合のバイクナビとしての使い勝手をレポートしてみたい。
November 26, 2007 in e-Gadget Cabin | Permalink | Comments (0) | TrackBack
November 25, 2007
スクーター・GPS ナビへの道(その2・nuvi 250 を Majesty に装着)
昨日購入した Garmin nuvi 250 を、今朝は早速マジェスティに装着。RAM マウントキットの中身は、こちらの写真を御参照。(1)バイク・ハンドルに U 字のボルトで取り付けるベース部、(2)腕にあたるアーム部、(3)ボールジョイント(菱形のダイヤ)を裏に取り付けた状態の端末ホルダー部、の3ユニット構成となっている。(詳細は PDA 工房さんのこちらの図がわかり易いので御参照。)作業的に難しい部分は無いが、U 字ボルトをハンドルに取り付ける際、ネジがややきつめになっているので、ネジをしっかりとはさめるスパナやレンチといった工具は必要。ハンドルに傷をつけてもいけないので、微妙な調整でベース部を取り付ける事になる。
ベースさえ装着出来れば(完成写真はこちら)後は簡単。アーム部の大きなロックボルトを緩めて、丸いボールジョイントでベース部、ホルダー部を取り付け、適切な角度に調整して、再びロックボルトを手で締める。それだけで完了。
前 のエントリーの通り、ホルダー部は nuvi 250 専用が無かったので nuvi 360 のものを使い回してみたが、実際に装着してみてひとつ問題が。nuvi 360 と USB 電源穴の位置が異なる為に、ホルダに nuvi 250 を装着すると、USB 外部電源コードを接続する為の空間が無くなってしまうのだ。
カタログ値4時間持ちの Battery なので、外部電源がつなげないとなると、せっかくコードも購入したのにこれはちと具合が悪い。また GPS Store に行って対策を練るしかないか....とりあえず、4時間以内の利用しかしない都内のコース利用では問題無いので、このまま利用してみることに。ただ、機 種純正ホルダーではないので、万が一の脱落防止の為には安全を見てベルクロテープを本体背面とホルダに付けて利用する方が良いだろう。(後記:早速 GPS Store の Blog を見てみると、おや、nuvi 250 用の Joint Solution が出ている!よし、また買いに行かなくちゃ。もうひとつ、実験結果、nuvi 250 のバッテリが7時間弱持つのでは、との報告も。本ブログ、かなり役立つ。)
さ て、早速 navi をつけて試走、と思ったのだが、本日は徒歩+電車で上野・国立科学博物館の大ロボット博に子供を連れて行く日であった。マジェスティ走行時の利用は次のラ イディングまでおあずけ、に。一方、小型軽量な nuvi 250 は歩行ナビとしても使えるはず。まずは歩きながらテストしてみよう。(次エントリーに続く。)
November 25, 2007 in Bear's Bike | Permalink | Comments (0) | TrackBack
スクーター・GPS ナビへの道(その1・機種選択編)
ヤマハ・マジェスティでの二輪スクーター生活を始めて、何度か長距離ツーリングにも出掛けた。昔ながらの地図を頼りに道程を考えるのはなかなか楽しい。二輪の楽しみはそこにある、とも言える。しかし一方で、夜中に旨いラーメン屋に行くぞ、という時に、夜の道は不案内で、地図の道順を記憶していてもたどりつくのが大変。あるいは、地図の詳細度が低い山道に入ると、曲がるべき角を逃してしまったりする。自動車にはカーナビがついていたのでそういう事が最近は殆ど無くなったが、バイクにもナビがあるとやはり便利かもしれない。という事で量販店の隅っこにある、ハンディ(ポータブル)ナビゲーション・システムの小さな陳列棚をしばしば見ていた。だが、これは、という機種が見つからない。どうしようかな、とネットを巡回し情報集めをしていて思い出したのが代々木の GPS Store。日本では珍しい、ハンディ GPS ナビの専門店だ。ネットを巡回してみたところでは、GPSMAP 60CSx 端末が良さそうに見えたのだが、日本語版は英語版ドル小売価格の倍以上する。一方で英語版を買うと、日本語の Map が表示出来ない。ローマ字で表示する地図もあるのだが、バイク・ナビとしてはやや不安あり、という事で悩んでいたので、実機を見せてもらおうと、自転車で代々木へ。
明治通りと中央線が交差する辺りの、代々木駅近くのビル一階に GPS Store はひっそりと店を構えていた。昨年8月にオープンし、登山客が主要顧客かと思ったら、バイク、自転車乗りのお客さんが7割位、との事。こじんまりとした店 だが店員さんの対応がとても親切。そう、マックが日本で普及し始めた頃の Apple 専門店にいた、ある領域にとても詳しい、フレンドリーなカリスマ店員さん達が集合している雰囲気なのである。Garmin のハンディ・ナビの情報が少ない日本では、非常に嬉しい情報とノウハウの宝庫ショップだ。
早速 60CSx を見せて頂く。ビル1階の店舗内なので GPS 衛星を補足しないだろうと思いきや、屋上のアンテナから店内に衛星電波を引っ張って来ているという。さすが専門店。単三電池2本で18時間も駆動するとい う、携帯電話を二まわりほど大きくした様な端末は、アウトドア好きとしても非常に魅力的な防水筐体。操作感も予想よりサクサクと動いて好ましい。しかし 12万6千円か...ふうむ、と価格を前に唸っていると、スクーターならむしろこちらの方が良いのでは、と見せてもらったのが Garmin nuvi 250 日本語版。発売されたばかりの最新端末で、内蔵されている地図も 60CSx同等、との事。
スイッチを入れてみると、反射液晶タイプの 60CSx と比較し、液晶の輝度はずっと高い。液晶サイズも3.5インチとかなり大きく見易い。タッチスクリーンで操作出来るので、操作感もずっと軽快だ。ただし、 電池の持ちは、明るく大きい画面だけあって、カタログ値でも約4時間とずっと短くなる。防水でもない。こうした点をなんとか出来るなら、nuvi 250 も悪く無いかもしれない。
ま ず電池に関しては、GPS Store 特製の「nuvi 用外部バッテリーケーブル(極細)」(1890円) を購入すると、iPod 等で使うUSB 対応外部電源が利用可能。nuvi 250 には自動車のシガーライター用ソケットも付属するので、バイクに対応のソケットを装着すればバイクバッテリでも充電/駆動が可能だが、気軽さを重視するな ら USB 外部電源を使うのも良さそうだ。防水については、普通にジプロック等の防水袋に入れれば急場はしのげそうだ。その時の電源ケーブルの取り回しなどには工夫 が要りそうではあるが。
以上2点の対応が OK になれば、価格は 39,800 円と 60CSx の 1/3 で済むし、なんといっても音声によるナビゲーション・ガイダンスが 60CSx にはないが nuvi 250 には備わっている。スクーターの場合は自動車と比較し、運転中に頻繁に液晶画面を見るというのも危ないだろうから、音声ナビ機能があるのは有り難い。 ということで nuvi 250 に最終決定。60CSx も魅力的ではあるが、どうしても欲しくなった場合は US$ 400 以下で買えるという米国内で買えば良いだろう。(米国の友人の誰かに、Amazon で買っておいてもらおう....)
本体が決まると、 次はバイクのハンドルに固定する為のマウント。GPS Store の専門店らしさはここでも存分に発揮される。店内左側の壁は、米国シアトルの専業メーカー、RAM Mount の各種マウントパーツ類で埋め尽くされている。圧巻の品揃え。さてここでひとつ困った。nuvi 250 用のマウントが、発売されたばかりの新製品ゆえまだ無いのである。しかしあきらめず試行錯誤すると、どうやら上位機種 nuvi 360 用がなんとか使えそうなのだ。専用では無いのでがっちりとホールドはしてくれない。しかし、背面にベルクロテープなどをつけるなどして補強すればなんとか なりそう。ということで、こちらも解決。ちなみにマウントは、自転車用など含め色々揃っているので、一つのセットを購入すると後は様々な乗り物にマウント を付け替える事で利用可能となる。当方も、次は自転車用マウントも買い足そうと思っている。
ということで、マウントやケーブル代金を足し ても5万円以下で、スクーター用のポータブル・バイクナビ・システム一式が揃ってしまった。GPS Store という専門店に行かなければ、ここまで短い時間で解決出来なかっただろう。バイクや自転車用ナビをそろそろ、と考えている方には、おすすめしたいお店で す。JR代々木駅から徒歩すぐ、です。次回は、スクーターへの取り付けの実際と、使用感をレポートします。
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新宿御苑・ひるがおの無添加で上品な塩ラーメン
Tabelog で見てから気になって仕方がなかった、新宿御苑の塩ラーメン、「ひるがお」。ユーザーレビューも高評価。本日は自転車で新宿に出掛けたので、そのまま御苑へ移動。住所をメモしただけだったので多少迷ったが、靖国通りに出る一つ前の細い路地、小さな公園横のシックな板塀に「マル塩」、の文字を発見。塩ラーメンへの意気込みが、外装にまで現れている。午後2時、昼食の客足の変わり目で行列が出来ていない時間に到着、すっと店内へ。
伊達鶏の親子丼と、炙りチャーシュー塩ラーメンをオーダー。まずは300円と安いミニ親子丼が出て来る。そぼろの上に生卵。前菜がわりだがこれがまた美味 しい。手抜きが無い。半分ほど小丼を食べ終えた頃に、本命の、待ちこがれた塩ラーメンが。どんぶりは小さめだが高さがあり、麺量は決して少なくない。スー プをひとすくい。なんと上品な。最近中野に出来た函館塩ラーメンの大門のスープも上品だと思ったが、大門のスープにはより力がこもっているかもしれない。ひ るがおのスープは、繊細さが前面に出て、煮込まれた各種の具の味をじわりとしみ出させている。スープに溶け込んでいる各種食材、はこちらの店による説明書きを御参照。
炙りチャーシューも美味しいが、一番感心したのはつやつやとした麺。3種類の微妙に細さが異なる麺を混ぜて食感を高めているとの事。しっとりしているが、するすると喉に入る。太麺より細麺派の当方には、ちょうど良いサイズ。
すっかり満足して店を後にする。その後丸の内線新宿御苑駅方面に向かうと、このあたりにはラーメン屋が他にも多い。しばらくは新宿御苑界隈ラーメン店発掘シリーズ、続けられそうです。
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November 24, 2007
GR DIGITAL II (Ricoh) 作例写真サイクリング
三連休中日の今日は、ふらりと一人、 GR DIGITAL II 片手にサイクリングへ。神田川沿いに走り、小滝橋通りのカメラのきむらを目指す。神田川と青梅街道が交わるあたりは再開発が進み、今撮影しておかないと残らないかもしれない風景も多い。在庫豊富な中古カメラ館ではひとしきりクラシックレンズを物色し、ランチは Tabelog で見て気になっていた、新宿御苑の塩ラーメンの名店「ひるがお」へ(本ラーメン屋に関しては、追って詳細エントリー)。そして明治通りを下り、代々木の GPS Store へ。こちらは、東京都内でも珍しい Handy GPS 専門店。Garmin の技術に感心(こちらも後で御紹介予定)しつつ帰路。以上のサイクリング途上で、GR DIGITAL II の作例写真をいくつか追加したので、気になる方は当方の flickr アルバムをどうぞ。(スライドショーはこちらから。)
GR DIGITAL は、使う程に手になじんできた。今日は P モードを基本に、マイナス露出補正を加えたり、ISO を 80 にしたり、1:1 モードの撮影を試みたり。基本は自転車にまたがりながらの撮影だが、GV-2 外部ファインダーがあるので咄嗟に現れる被写体への対応も問題無かった。夕闇が近づくと、Anti-Shake 機能が無い本機では手ぶれ写真もいくつかは避けられな いが、橋の欄干や木の幹を利用するなどして、出来るだけ微振動を反映しない様に工夫しつつ撮影。夕暮れのオレンジがダークブルーに変わり、刻々と変化する 新宿上空のグラデーションを、実に美しく切り取れるレンズと映像エンジンを備えたコンパクト・カメラ。詳しくは、作例を御覧あれ。
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November 23, 2007
パンケーキ・レンズその5 - Contax Carl Zeiss Tessar f2.8/45mm + Panasonic Lumix L10
これまでに多くのデジタル一眼レフ+パンケーキレンズの組み合わせを試して来た。ここ数年で試して来た4種のカメラ+レンズの組み合わせは、前回のシリーズ・エントリー「パンケーキ・レンズその4 - XR Rikenon 45mm f2.8 + Olympus E-410」に詳しいので、御参照頂きたい。パンケーキレンズは、Carl Zeiss 社の Tessar 型がオリジナルだが、とうとうその本家に近いレンズを中古カメラ専門店で発見。Contax 製の Carl Zeiss T* Tessar 2.8/45。f2.8 mm の明るさと 45 mm の焦点距離は、これまで試して来たパンケーキ・レンズにもいくつかあったが、異なるのは T* (T スター ) の称号。T* コーティングが施された正統派レンズをやっと発見した。以前も同じ型の良品を見つけたのだが、翌日店に行くと既に販売済み。このレンズは、在庫を見た瞬間に手に入れるべし、と、それからは度々 Contax の中古レンズ棚をウォッチしていて、やっと今日巡り会った。近代インターナショナル社製のフォーサーズ・マウント・アダプターも同時購入し、試写。レンズ性能も良いが、L10 のライブビュー機能が、クラシック・レンズで使うには大変具合が良い事が判明、全体の厚みも減って得をした気分に。作例は、こちらの flickr アルバム御参照。(スライドショーは、こちらからどうぞ。)
Lumix L10 では、絞り優先 AE (A モード)、マニュアル露出(M モード)で撮影する事になるが、クラシックレンズ利用には事前の設定が必要。MENU/SET ボタンからカスタムメニューに入り、一番下にある「レンズ無しレリーズ」をデフォルトの OFF から ON にしなければならない。本項目を ON 設定しないと、セーフティモードが働き(つまり、カメラはレンズが装着されていないものと勘違いしてしまう)、レンズを装着していてもシャッターを切る事が出 来ない。実は当方も、本設定をメニュー上で発見する迄シャッターが下りず、往生した。
ここを発見してしまえば、あとは問題無く 利用出来る。f 値情報はレンズからカメラには伝わらないので、ダイレクトにレンズ側で設定する事になる。(この時、画面表示はずっと f 値 0.0 になる。)絞り優先 AE モードなら、絞りリングを動かすと、それに対応する最適なシャッター速度をカメラが選択する。マニュアル露出モードなら、絞り、シャッターそれぞれを操作 して、画面の露出 +/- が中間の「0」になる様に設定すれば良い。
クラシックレンズには Auto Focus も無いので、焦点距離も手動設定となるが、L10 の Live View の MF アシスト機能が非常に便利に使える。Live View ボタンを押し、液晶画面上で被写体をレンズで捉えてから、4方向キーの左ボタンを押す。すると、画面に、黄色く四角いフォーカスマークが出て来るので、そ れを焦点を合わせたい場所に4方向キーで移動。ポイントを決めてから真ん中の MENU / SET ボタンを押すと、ピントを合わせたい部分が8倍に拡大された画像が液晶画面に表示される。あとはレンズのフォーカスリングを画像がシャープに\なる様に調 整すれば良い。オートフォーカスを前提に作られた最新カメラではアナログレンズでのピント合わせがやりにくい事も多かったが、Lumix L10 はレンズ沼にはまっているユーザーにも優しい設計のカメラである事が良くわかった。
Panasonic Lumix L10 では高品質な Leica D レンズを楽しめる事がメリットのひとつだが、ライバル Sony 陣営が推す Carl Zeiss T* レンズでも、アダプター利用で楽しめるというのは嬉しいプラス。軽量デジカメといえば、Pentax K100D Super、Olympus E−410/510、Nikon D40シリーズ、Canon EOS Kiss シリーズがすぐに思い浮かぶが、L10 もまた、500g を切る軽量一眼レフ。ライカ・レンズはあまり軽くないが、今回の様にマウント・アダプターを介して他社製パンケーキ・レンズを装着すれば、機動性も大幅向 上。(ちなみに、今 Lumix L10 を買ってユーザー登録をすると、先着2000名に ARTISAN & ARTIST 社製の専用ケースがもらえます。当方も早速応募。詳細はこちらに。)
そしてまたクラシック・レンズ沼に、ずぶずぶと浸かって行くのです.....
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November 21, 2007
Ricoh GR DIGITAL II ファースト・レビュー
本日、思いがけず行きつけのカメラ店から、予約していたリコー GR DIGITAL 2 入荷の知らせ。明日が正式な発売日だが、前日に入荷した様だ。閉店直前に受け取り、珈琲店でセットアップ。発売直後の新製品デジカメ電池は、性能テストを行うせいか、容量の半分以上充電済みであるケースが多く、今回も即利用可能となった。予約特典として 4GB の SD カードが無料で付いていたのでメモリーはそれを利用。(Transcend SDHC Speed Class 6 の超高速タイプでお得感高し。)初期設定後、先日 Panasonic Lumix L10 で夜景のテスト撮影を行った時とほぼ同じ場所を、P モードで完全自動撮影。結果はこちらの flickr 作例アルバムを御参照。(スライドショーは、こちらからどうぞ。)
Lumix L10 とは異なり光学手ぶれ補正機能が無い GR DIGITAL II で夜間撮影を行った結果、アルバムには掲載していないが5−6枚程は手ぶれ写真になってしまった。f2.4 と明るいレンズが装着されているとはいえ、Anti-shake 機能は無いので、夜間撮影にはある程度の注意は必要だ。
今回は同時に購 入した純正オプションの GV-2 外部ファインダー(28mm 画角専用)を利用。GV-1 より小型で明るく、非常に好感が持てた。同ファインダーを装着したまま収納出来るソフトケースGC-2 は予想通り街角スナップ派には便利。常時ファインダーをつけたままで、液晶画面はセットアップメニューから「情報表示モード ON」(撮影画像は表示しないが、撮影情報のみボタン操作時等に液晶に表示するモード)を選ぶと、シャッターチャンスに強い広角スナップカメラを常にベル トにスタンバイさせる事が可能となる。
本機発売前から話題となった、水平をカメラが自動探知する「電子水準器」も試してみる事に。Menu から ON/OFF も可能だが、右下のディスプレイボタンの長押しにより、電子水準器設定モードへショートカットで入れるのは便利。試行錯誤した結果、音による水平感知を行う と、本体が水平状態である間は目覚まし時計の様に「ピッピッピ」という Beep 音が鳴り続け、やや耳障り。本機能は、液晶画面に水平インジケーターを表示させて、出来るだけサウンドは OFF にした方が使い心地が良い様だ。使い始めは面白いが、あまり頻繁に利用する機能でも無いので、建築写真や静物写真を専門に撮るのでなければ、この機能を目当てに GR DIGITAL 旧機種から乗り換える程では無いかもしれない。特に、外部ファインダー派なら、音のみではうるさいので、あまり使わなくなってしまうだろう。
し かし本機は、電池蓋まわりのカチッとした造り、背面の各種ボタン・カスタマイズ設定の自由度の高さ、5.7倍望遠まで画質劣化無くズーム撮影可能なオートリサイズ・ デジタルズーム機能、高速になった RAW 撮影機能、手動で発光制御が出来る様になったポップアップ内蔵フラッシュ等でも、前機種から買い替える価値は十分あるはず。常時持ち歩きたくなる、高機能・単焦点スナイパーと言えましょう。
さて今後は、日中撮影の写真もアルバムに加えてみる事とします。
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November 19, 2007
The Art of YAMAHA - Majesty という、ライフ・デザイン
デザインに優れた大手メーカー。海外なら Apple Computer や Bang & Olufsen などの名前がすぐに思い浮かぶ。国内ならどうだろう。週末、YAMAHA から黒い EP レコード・パッケージの様な郵便物が届いた。側面には MAJESTY の文字。スクーターの保証書か何かだろうか、と開くと、"welcome to class M" のメッセージ、そして "The Art" という小冊子。開くと、桐島ローランドの手による、美しい MAJESTY 写真集。最後のページには、自分自身で撮影した、MAJESTY の写真を貼付ける様になっている。この細心の心遣いとデザイン・センス。YAMAHA というライフ・デザイン・ブランドにまた、心奪われた。
同梱されている、MAJESTY デザイナーとプロジェクトリーダーからのメッセージがまた、素晴らしい。
エルムデザイン 仲村拓哉氏
「私は、とにかく、美しく機能的なスクーターをつくりたかった。美しいデザインが街中を走れば、日本はもっと美しくなる。日本人の美意識も変わる。真剣にそう考えたからです。だからこそ、今回のマジェスティのデザインには、一切の妥協がありません。」
プロジェクトリーダー 平良朝雄氏
「マ ジェスティは、20代の若者から私のようなオジサンまで、年齢も趣味も違うプロジェクトメンバーが、真剣に楽しみながら開発しました。日本人が日本の交通 事情やモーターサイクルのスタイルをより楽しくするには、ただ移動するだけの乗り物ではない楽しさを、プロジェクトメンバーの心の底からの精一杯で表現し たい、と考えていました」
当方も、50 cc から 400 cc まで、多くのバイクを乗り継いで来た。40を過ぎ、少しずつ「ホンモノ」がわかる歳になって、MAJESTY という究極のデザイナーズ・スクーターに出会えた事は幸せだった。新しい時代を拓くライフ・デザイン・プロジェクトに情熱を傾けた方々の想い(詳細は、YAMAHA Big Scooter - Blog の Majesty のカテゴリ御参照)を受けて、寒 い朝だが、今日も二輪でオフィスに行く事にした。デザインとの一体感を楽しむ為に。
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Panasonic Lumix L10 ファースト・レビュー
当方は基本的にはカメラは Canon 党で、アナログカメラ時代から考えると圧倒的に Canon 製品に最大の投資を行っている。時代はデジカメに移り、正確な数字は出していないのだが、購入台数からすると、その次に投資をしているのは Panasonic Lumix 系デジカメ。Lumix 系は、ビーナスエンジンでの色の出具合と、Leica レンズのバランスが良く、多くの機種を愛用して来た。その Panasonic から、旗艦とも言える新しいデジタル一眼レフ Lumix L10 が登場。これを試さない手は無い、と、発売後早速量販店店頭へ。Canon EOS 40D の重い筐体に慣れていると、ボディ重量 480g はかなり軽い。14-50mm レンズは想像よりは大きめだったが、試写したところ良い色が出ている。そしてなんといっても、バリアングルで自由に動く液晶ディスプレイ。今時のデジイチ LCD サイズよりは 2.5 インチと少し小さめだが、自由に動かせる液晶で撮影アングルは大きく広がる。各種操作ボタンの配置やクリック感も当方好み。すっかり気に入って、この週末ついに購入。本体とレンズは別々に買うと高いが、セットにするとかなり思い切った割引価格になっている。夕方購入したのでとりあえずは JR 中野駅近辺の夜景写真を、ISO 800 + P Mode で撮影。撮影結果はこちらの flickr アルバム御参照。(スライドショーは、こちらからどうぞ。)
ISO 800 でも画質が大きく荒れる事はなく、Leica D レンズの描写もかなり精緻。当方好みの、クールな夜景の色の出方だ。ライトによる色にじみも少なく、Leica D レンズの実力の高さを実感出来る。Leica D 25mm Summilux f1.4 レンズでの色の出方に(あたりまえといえば Panasonic - Leica なのでそうなのだが)かなり近い。Lumix L10 の魅力は、Leica レンズを気軽に使える事、と言い換えても良いだろう。バリアングル液晶を利用して、本機のセールスポイントになっているハイアングル、ローアングルでの液晶画 面を見ながらの撮影も行ってみたが、ライブビュー・モードでのシャッターの切れ方が普通よりやや冗長になるという事以外には気になる点もなく、楽しく利用出 来る。
また、液晶画面を内側にして本体に格納すると液晶表面の保護にもなり、ビュー・ファインダー撮影をする際には液晶からの光が邪魔になる事を防ぐ効果もある。格納出来る液晶を備えたデジタル一眼レフは本機が初めて、という事になるが、利用メリットはなかなかに高い。
ちょっ と残念な部分は、拡大画像を操作する際に、最近のデジイチで流行のジョイスティックタイプではなく、普通の4方向キーしか無い為、やや操作が平板。上 級モデルでは是非ジョイスティックの搭載を検討して欲しい。メモリー・スロットに関しては、EOS 40D とは逆に、SD 対応スロットはあるが CF スロットが無い。両方あると、便利な事も多いので、小型化でスペースの制約はあると思うものの、是非デュアル・メモリー・スロットの搭載は検討頂き度い。
本 日は購入初日でまだ全ての機能を使いこなせていないが、今後は多重露光機能など、L10 ならではの機能を更に使ってみたい。Panasonic らしいかちっとした造りをベースに、各種新機能の付加でこれまでのデジイチの枠を超える、使っていて非常に面白い新カメラですね。相当気に入りました。
November 19, 2007 in Digicame Cabin | Permalink | Comments (0) | TrackBack
November 18, 2007
GeekMan - ギーク度数100%の Bay Area 土産
発見した時、我が目を疑った。これほどサンフランシスコ・ベイエリア土産としてふさわしい商品があるだろうか。(販売会社はカナダ・トロントにあるのだが。(笑))その名も GeekMan。黒メガネに黒Tシャツとジーンズのカジュアルな服装。両手にはノート PC、コーヒーのマグカップを持ち、腰のベルトには磁石で脱着可能なハンドヘルド PC (筆者注:販売開始が2004年なので、SmartPhone という表記ではない)を装備。詳細は、こちらの Web Page の写真御参照。実に精密に作られている。パッケージの赤ラベルには、「100% Pure Geek」表示。まさに完全無敵のギーク人形なのである。
販売元の Happy Worker 社は、この他にも怖い上司の BossMan、Wall Street を歩いていそうな MoneyMan などを製造しているが、GeekMan のインパクトにはかなわない。GeekMan の Making Story まで掲載しているのはさすが。FAQ も芸が細かい。
その後、米ドラマ HEROES Season 1 を見ていて、悪役の Sylar が自分の特殊能力に気づく前のイノセントな時計職人時代、というシーンがあるのだが、その風貌が GeekMan そっくりなのは、偶然の一致だろうか。(苦笑)
将 来、日本人版 GeekMan が新たに作られるとしたら、この人形とはかなりスペックが変わるのでしょうね。日本の Distributor は、HP によるとぷらっとほーむ(さすが、こういう商品への嗅覚は鋭い)との事。(しかし今も販売しているかどうかは不明。)ちなみに米国での価格は、15ドル 99セント。Geek な方は米国でお買い求め下さい。Geek でないビジネスマンの方向けには、Dilbert Mouse Mat がお勧め。
November 18, 2007 in Entertainment Cabin | Permalink | Comments (0) | TrackBack
November 17, 2007
JTPA Silicon Valley ツアーの御案内
将来シリコンバレーで起業したい・働きたい方、JTPA が毎年主催しているツアーに応募されてみてはいかがでしょう。渡辺千賀さんのブログ・エントリーも御参照下さい。百聞は一訪に如かず。シリコンバレーの創業精神を理解するには、現場の空気を肌で知る事が、一番の近道のはずです。詳細は、以下のバナーからどうぞ。
November 17, 2007 in Bear"s Friends | Permalink | Comments (0) | TrackBack
November 10, 2007
GR DIGITAL II (RICOH) の完成度
11月22日発売予定のリコー GR DIGITAL II。前モデルとなる GR DIGITAL を持っていた事もあり(ちなみに、レンズが II と同じ初代の作例はこちらの flickr Album御参照)、まあマイナーチェンジでしょ、程度に思っていたのだが、デジカメウォッチの記事を詳細に読んで、前機種から高められた各機能の完成度に震えが走った。デジカメ買い替え頻度が人一倍高い当方だが、よほどの事が無いと新機種の事前予約には走らない。まずは店頭で実機を試しに使ってみてから購入、を基本としているからだ。しかし、GR DIGITAL II は、事前予約をしてでも初日から使ってみたい魅力に溢れている。この週末の間に予約しなくては。(後記:購入しました。詳細はこちらのエントリーにて。)
前モデルオーナーから見て魅力的な部分は多くあるが、一番興味惹かれるのは電子水準器の存在。広角レンズ撮影で気になる撮影画像の水平把握を、電子的に行えるという。横位置でも、縦位置でもそれが使えるのは魅力。本水準器の操作レポートは、RICOH の社員自ら、GR Blog で説明しているので御参照。光と音の両方で水平になった事を教えてくれるというのは面白い。
そして 1:1 アスペクト比の撮影モード。GR DIGITAL 以降に発売された Caplio GX100 で採用された縦横比が本機でも採用。Weblog 写真に良さそうだ。
手動ポップアップ機能がフラッシュに採用されたのも良い。デジタル一眼レフでは当たり前の機能だが、コンパクトカメラは自動発光のものが多い為、フラッシュ撮影禁止の場所で心配になるが、これなら大丈夫。
ア クセサリーでも、GR DIGITAL では大きすぎて不格好だった外部ファインダー GV-1 が、28mm 画角のみ対応のミニファインダー GV-2 となり、更に GV-2 を装着したままで収納可能な専用ケース GC-2 も用意された。GR DIGITALを利用していてこうなれば良いのに、と思っていた部分がほぼ改良、追加されている事に、Ricoh 技術陣の研究熱心さを実感出来る。
コンパクトデジカメでも、デジタル一眼レフでも、ズームレンズの便利さに慣れて忘れかけていた単焦点広角28mmレンズによるスナップ撮影の魅力と隅々までシャープな画像の美しさを、GR DIGITAL II は再び思い出させてくれそうだ。当方は、予約する事とします。更に詳細なインプレッションは、GR Blog の社員奮闘記でどうぞ。
November 10, 2007 in Digicame Cabin | Permalink | Comments (6) | TrackBack
「ウェブ時代をゆく」読了。我が「けものみち」半生と、これからを考え始めた。
梅田望夫さんの最新著作、ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)。昨晩読み始めてから、意外な発見も有り興味深く、通勤時間も惜しまず読み続け、1日で読み終えてしまった。実は前職の Google で、はてな取締役という立場の梅田さんと渋谷のオフィスでお会いしたのだが、その際には仕事上解決しなければいけない重要な問題が両社間に山ほどあって、じっくりとお話しする機会が無く、残念に思っていた。その後、ウェブ進化論、ウェブ人間論を読み、本書を読む事で、梅田さんの真摯でストレートな思考プロセス、そして表裏一体に訴えかけられる、日本の大企業、中小企業、ベンチャー企業で働く全ての人たちの危機感を呼び覚ますメッセージが強く伝わり、自分の中で共振があって、久しぶりに読後感(読書感想文と呼べる程ではないのだが)を書いてみる気持ちになった。
意外な発見は、梅田さんの本書でのいくつかの固有名詞の引用が、当方のこれまでの、大企業から未上場ベンチャー企業、プロフェッショナル・ファーム、IT 外資系、そして上場したベンチャー企業迄、5社を経験した「けものみち」人生の転機で遭遇した人や会社と重なる部分が多い事。
Neoteny 時代の投資先だった IP Infusion 社の天才プログラマー石黒さんにフォーカスが当たった(第二章・新しいリーダーシップ)事は、以前ゲスト・ブロガーとして梅田さんのブログに登場していた事もあり、予想の範囲なのだが(詳細は当方の過去エントリー御 参照)、当方が初めてシリコンバレー・モデルに触れるきっかけとなったハイテク・マーケティング戦略立案専門のブティック・コンサル会社 Regis McKenna 社の名前が、梅田さんがロールモデルとして密かに注目した企業として本書に登場した(第四章・ロールモデル思考法)事には、非常に驚いた。
同社のコンサル・サービスの日本市場への導 入を、三菱商事勤務時の1990年代初頭、当方が所属していた部署が試行錯誤しつつ手掛けていたからだ。当方自身も Regis McKenna 社のアソシエイトの名刺を持って、日米のクライアント企業を Regis McKenna 社のコンサルタント達(その中には Crossing the Chasm を執筆したばかりの Jeoffrey Moore も居た)とともに毎日忙しく回っていた。レジス・マッケンナ社は Apple や Intel がまだ今ほど有名では無いベンチャーだった頃から、洗練されたマーケティング戦略構築を支援したコンサル会社。この仕事を通じての Silicon Valley ベンチャー精神との出会いが無ければ、当方は今の仕事に就いてはいなかっただろう。
Regis McKenna 社と、そしてその後、当時 PSINet 社 Interim CEO だった Joi (後に Neoteny CEO、そして現在当方が所属するデジタルガレージの共同創業者・取締役)との出会いは、当時の三菱商事・情報産業グループが大企業らしからぬベンチャー的事業取り組みをしていなければ生まれなかった。当方が「けものみち」に出る前迄のビジネスマンとしての基礎を築いてくれた、人材の総合インキュベーターとしての三菱商事には非常に感謝して居り、当時お世話になった方々との交流も今だに続いている。梅田さんと JTPA で近い距離にいる、渡辺さんや大澤さんも、三菱商事での元同僚だ。
初期は原料系部門に所属していた為配属されたマレーシアから、Regis McKenna 社関係でシリコンバレー長期出張を経て Silicon Alley がまだ元気だったニューヨーク駐在に辿り着き、13年間の商社生活を経てベンチャー企業投資・育成の Neoteny へ転職、Six Apart のブログや IP Infusion の ZebOS と出会い、その後東京海上キャピタルに移って日本の金融系 VC業務・M&A 業務の基本を学び、Google Japan でネット業界全体を Vantage Point から俯瞰。昨年から再びデジタルガレージグループで、主としてシリコンバレー企業を対象とするベンチャー投資・育成事業へ回帰する、という波瀾万丈な当方の20年間の半生は、振り返ると梅田さんが言うところの「けものみ ち」そのものだった。大企業に居た13年間さえも、商社の内部で多くの部門を経験したことで「けものみち」に近い体験だった。ボルネオのジャングルの中(ちなみにこの頃仕事で歩き回っていた道は、水牛や大トカゲが闊歩する、本当の獣道だった(笑))から IT 聖地のサンフランシスコ・ベイ・エリア、世界のビジネスの中心たるマンハッタン迄を体験、同じ会社の中でやっている事業とは思えない様々な世界を見て来た。道なき道を疾走していた時には、そのステージを生き抜く為だけに必死で、周囲を眺める余裕も全く無かったのだが、今から振り返ると、5社全てでの経験が、今の自分を形作っている。1社欠けていても、今の自分は無い。そして5社で関係した多くの方々との交流は今も続き、当方の貴重な人脈財産となっている。
最近 CNET Japan から当方の仕事人生を回顧する様なインタビューを受ける機会が有り、数社を経験した当方の人生経験も、もしかすると若手の誰かには参考になるのかもしれない、と言わ れ、そんなものかと思っていたら、梅田さんはそれを「ロールモデル」、と本書で表現した。今迄はあまりブログにも書いていなかった当方のこれまでの仕事の経験を、今後は少しずつ話して行きたいと思う。いつかはそれが、若手の誰かに共鳴する事もあるだろう、と信じて。勢いに任せて、自分の仕事経験ばかりを長々と書いてしまったが、「ウェブ時代をゆく」、を読まねば、自分の経験を今一度振り返ろうとは思わなかったはず。そのきっかけを与えてくれた梅田さんに改めて感謝したい。これまでの、苦しい事も楽しい事も、多くの試行錯誤をした「けものみち」半生に、残りの人生で埋めて行くべき目標がたっぷりと詰まっていた事に、改めて気づかされたのだ。今後は、より多くの若手が「けものみち」を恐れず進める様、半歩進んだ案内者として多少のガイダンスも行っていきたいと思い始めた。
最後に、以前から考えていたのだが、実は Joi と梅田さんでこれまでオフィシャルな対談を行った事は無いはず。この二人が直接話すと、ポジティブな未来が更に拓けそうな気がする。対談本第二弾企画として、いかがでしょう?>梅田さん。
November 10, 2007 in Bear's Opinion | Permalink | Comments (0) | TrackBack
November 06, 2007
アルファブロガーアワード2007・グローバルに活躍する日本人のブログ
今年もアルファブロガーアワードの季節がやって参りました。主催が Six Apart Japan, AMN ということで、当方も今年は海外から情報発信をされている日本人お二人のブログを、推薦させて頂きました。
(1)ニューヨークの遊び方 (りばてぃ♪さん)
エンターテイメント系イベントを中心に、文化的側面、歴史的側面など、生活者ならではの視点から NY マンハッタンでの日々を綴って居られます。引き込まれる文章力とカラフルな写真にも注目。マンハッタンでの駐在生活を3年間経験した当方でも知らなかった様な多くの新しい発見がある、ニューヨークの魅力に迫るブログです。御本人もコメントして居られる通り、まったく面識は無い方(急に推薦して、驚かせてしまってごめんなさい。>りばてぃ♪さん)なのですが、一読者として愛読して居りました。
(2)俺たちの起業(中川さん)
中川さんとは、一番最初にシリコンバレーで起業された「Gtony」のオフィスが、当方が2001年から投資していた某ベンチャー企業と同じビル内だった事に端を発して、いろいろと不思議な御縁があるのですが、日経 BP サイト上の異色とも言えるブログ連載を通じて、Silicon Valley で起業する事の楽しさと難しさを、中川さんらしいコミカルタッチで、そしてベンチャー起業への強い想いから綴られています。エントリー間隔が最近長くなり気味でやや心配(?)ですが、今後へのエールもこめて、推薦させて頂きました。
グローバルに活躍される日本人の方が増える中、ブログを通じ世界中からリアルタイムに日本語での情報発信が行われる時代になりました。ブログの新しいメディアとしての可能性を感じた Neoteny 在職時、2002 年の冬に Six Apart の創業者夫婦二人と出会ってからわずか5年での変化に、嬉しい驚きを覚えています。推薦させて頂いたお二人以外にも、多くの方々が海外で頑張って居られると思いますが、そうした皆様を代表するブログとして今回推薦させて頂いた次第です。御一読頂き、気に入って頂けましたら是非、投票をお願い致します。
November 6, 2007 in Weblog Cabin | Permalink | Comments (5) | TrackBack
speck の黒カバーで iPhone/iPod nano をアウトドア仕様に
AT&T に正規登録しながらもなかなか電話としての利用機会が無かった iPhone だが、先日の米国出張でやっと携帯電話デビュー。Always On となった iPhone の機動力にはすさまじいものがあり、Contact に登録した住所をクリックすると自動的につながる Google Maps との連携による訪問先の場所特定、On the road でのメール送受信等、その威力を満喫した。Gmail なら日本語入力も可能で、iPhone を持っていれば Note PC を携行せずとも、これ一台で移動中でも仕事が出来てしまう。
もう一点試したかったのが iPhone からの SMS 経由 Twitter 利用。iChat 同様の吹き出し型インターフェースで、これまた便利さを実感。使い放題のデータ通信をどこでも利用出来る iPhone、米国で日々使っていれば当たり前の事かもしれないが、短期出張者にとっては涙が出そうになる程非常に有り難い環境が手に入った。
さて、SMS を起動した事で、iPhone 早期購入者向けの US$ 100 Refund 入手も可能となった。Apple Store で利用可能なクレジットを得る為には、パスワードを AT&T ネットワーク経由 SMS から入手する必要があった為、米国内で AT&T Network Activation させないと、iTunes 利用の Activationだけでは得られない仕組みとなっていたのだ。クレジットも無事入手出来、有効利用を考えた結果、Apple Store で入手したグッズが speck 社製のブラックカラーの樹脂製専用ケース。iPhone 用Tough Skin と iPod nano 3G 用 Tough Skin を入手したが、アウトドアで安心して iPhone / iPod nano を利用するには完璧なケースと言える。
まず iPhone 用ケース。iPhone の薄い金属筐体は、ホールディングするといつでも落としそうになる不安感があったが、スマートに凹凸をつけた本ケース装着で、ホールディング時の安定感が 増した。ブラスチックのベルトクリップケースも秀逸で、液晶面を隠す様にカバーを装着した本体を取り付ける事も、可能。また、クリップ部分は、机上に本機 を置いた際ちょうど良い角度に保つスタンドの機能も果たしている。非常に秀逸なデザインと言える。
iPod nano ケースも、同様のデザインでグリップ力がアップ。薄い nano を屋外で持ち歩く際に、カバーひとつでこんなにも携帯安心感が変わるのか、と感心する程。
カ バーを装着したままでは、iPhone / iPod 純正クレードルに接続することは厚みが増えるので出来なくなってしまうが、ケーブルを直接挿す事は可能で大きな問題は無い。それぞれ、国内のショップ では (iPod Touch用も含め)まだ見かけないものの、ほどなく輸入される事でしょう。アウトドアでの利用機会が多い方には、強力にお勧め、です。
p.s. ちなみに、帰国時の San Francisco 国際空港ターミナル内の名物高級自販機 Travel 24/7 では、商品の中に iPod Touch も含まれていました。さすが。
November 6, 2007 in e-Gadget Cabin | Permalink | Comments (0) | TrackBack
November 05, 2007
HEROES Season 1、日本人俳優 Masi Oka 氏の異能ぶり
気になっていた米ドラマ、HEROES (ヒーローズ) Season 1 の DVD ボックスを先日訪米時にたまたま発見、7枚組の英語 DVD を持ち帰って来た。米国リージョンコード対応の DVD プレイヤーの調子が今ひとつだったので、Mac mini で視聴。全23話なのだが、Prison Break や Twenty Four よりものめり込んで観続けてしまった。現在、日本語でも放映開始している様なので詳しくは Super! drama TV のこちらの HP を御覧頂き度いが、日本語版だけでなく、英語版の本編も是非御覧頂き度い。英語中心のドラマの中で、日本語のセリフで話し続ける時空をねじ曲げる超能力者、Hiro Nakamura こと Masi Oka 氏の大活躍ぶりを、吹き替えではなく本人の日本語で楽しんで頂きたい。
Oka 氏は6歳の頃渡米、IQ 180 の頭脳でルーカスのデジタル・スタジオの ILM をコンサルタントとして手伝いながら俳優業を両立させているとの事。Computer Graphics に関する同氏の能力は、CG の中でも難易度が高い水に関するエフェクトを作成していたと聞くとその凄さがわかる。しかも業界最高峰の ILM 内で。俳優業と両立させる為、San Francisco の ILM 本社から Los Angeles 支社での勤務を許されたという。HEROES の中でも Oka 氏の CG に関する知見は生きていた様で、DVD 最終巻 Volume 7 にある Making of HEROES 中、Special Effects の項目で特撮担当者が Oka 氏のアドバイスが非常に有効であったと語っている。俳優がかなり深いところまで CG 効果に言及する事はこれまで無かった、ということで、俳優と CG クリエーターという二つの全く異なる領域を自由に行き来する Oka 氏の異能さが伺える。
ドラマ内で時空間移動を決めた時の決め台詞、「ヤッター」は本人発案(ちなみに元の台本では「バ ンザイ」を間違えた「Bon Sai」だったとの事)によるもので、米国でも有名な日本語になりつつある。シリアスさとコミカルさを兼ね備えた同氏の演技は、周囲の俳優のつたない日本 語さえもドラマの味に変えてしまうエネルギー溢れるもの。一俳優で終わらない Oka 氏の才能は、ある意味超能力に近いのかもしれない。現実世界から舞台設定や登場人物のキャラクターが離れそうになると、Oka 氏の「普通人」インターフェースが現在との接点に引き戻し、ドラマの面白みを復活させる。一方で、Oka 氏の役どころが一番常人離れしている....ともかく、語り尽くせぬ興味深さがあるのだ。Oka 氏は、日本のアニメや漫画等にも造詣が深いが、その Oka 氏を支えたのは、日本在住の祖母から送られて来ていたビデオや DVD だった、という逸話も。
米国では秋から Season 2 が始まっているが、おそらくこちらでも Hiro Nakamura が大活躍なのであろう。(しかし、田村英里子とのこの和服のかけあいは一体!?)さて、どうすれば Season 2 を米国に遅れず視聴出来るのだろうか.....Hiro の瞬間移動能力が個人的にも欲しい、と思ってしまう日々。
November 5, 2007 in Entertainment Cabin | Permalink | Comments (0) | TrackBack
November 04, 2007
新宿ゴーゴーカレーでメジャー級トッピング体験
辛いものシリーズが続くが、次は新宿西口、閉店したソフマップ近くのビル地下にある金沢からやって来たカレー屋、ゴーゴーカレー。新宿西口近郊の B 級グルメはほぼ食べ尽くしたつもりだったが、ゴリラの看板があまりにベタなこの店は、スルーし続けていた。しかし、とあるB級グルメな知人からの行くべし、指令。これを食べずして、メジャーリーグ級のカレーは語れないという不思議な説明を受けたのだが、お店に行ってその意味がわかった。そう、トッピングがメジャーリーグ級(?)なのである。大盛りライスの上に、ロースかつ、チキンかつ、海老フライ、ソーセージ、ゆで卵にキャベツ。さて、完全試合は可能だろうか。
メジャーカレーと一緒に出て来たのはフォークのみ。スプーンが無い。ひとすくいすると、その意味がわかる。ここのカレールウは、小麦粉がたっぷりきいているのか、 粘着質で、フォークで十分食べられるのである。具が多いので、フォークで食べるというのは理にかなっている。具は多いだけでなく、それぞれに美味しい。意 外に一番感心したのはソーセージ。軽く揚げてあって、アツアツで後引き味。ライスの量も普通の2倍はある感じだが、具のバラエティがあるのでぐいぐいと食 べ進める事が出来る。
気がつくと完全試合、大満足。なにしろ量が多いのでしばしば来たいとは思わないのだが、今度は食べ盛りの長男でも連れて来るかな。
ゴーゴーカレーのオーナーは、ヤンキース松井の大ファンで、55もそこから来ているネーミングとの事。NY 店までオープンさせた、というのは立派と言えよう。
November 4, 2007 in Gourmet Cabin | Permalink | Comments (0) | TrackBack
暴君ハバネロの旨スープ、で朝食を
以前発表されて気になっていた、「暴君ハバネロの旨スープ」(ちなみに、暴君ハバネロ公式ブログ、はこちらから。)、を長男が買って来た。24時間ホットなスープを自販機で買える便利さ溢れる我が国でも、かなりエッジな商品。というか、一口飲む前に気合いを必要とする飲み物は、これと青汁位ではないだろうか。ややオレンジがかった赤いスープをぐっと一口、うむ、辛いというよりトマトスープの旨さが先に来る。これは結構行けるか?
と思ってさらに一口、二口と飲むと....暴君らしい「ヒー」状態に突入。飲むと喉に辛さから痛みが走りそうになるドリンクというのは、なかなか無いのではないだろうか。後からじわじわと来る辛















