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April 16, 2008
Softbank 922SH インターネットマシン、ファーストレビュー
ソフトバンクX02HT は薄くて携帯し易いストレート型スマートフォン。ただ、Windows Mobile OS の使い勝手が個人的に好みでは無く、次をどうしようかとここ数週間考えていた。初夏には iPhone 日本語版が発売になるとの噂が各所から有り、それまで待とうかとも思ったのだが、iPhone には物理キーボード装備が無いので、フルキーボード対応スマートフォンも1台は持って置きたい。複数の候補機を吟味した結果、シャープ製の 922SH、通称「インターネットマシン」のハードウェアの出来が良い事を量販店店頭で触って実感。しかしそれでも、残った月数 x 月払い額を全て支払ってまで機種変更する理由を探しあぐねていたのだが、店員さんの説明で、実はパケットし放題の上限金額が X シリーズと本機では大きく違うという事を発見。X シリーズの「PCサイトダイレクト」は上限金額が 9800 円だが、922SH の場合は同じ PC サイト接続でも、「 PC サイトブラウザ」という名称で、上限金額は 5985 円になるのである。1ヶ月でパケット代金が 4000 円近く安くなるなら、X シリーズから乗り換えるインセンティブは十分にある。
ということで、早速乗り換えを実施。本当は青色 LED が映えるブラック・カラーが欲しかったのだが、在庫無しという事でホワイトに。しかしこれも、なかなか良い色である。
昨晩導入、とりあえず24時間利用し続けてみたが、今のところ全くマニュアルを読まずに各種設定を行い、順調に利用出来ている。ワイド液晶はクリアで視 認性が高く、X02HT の液晶を数段上回る。4方向キーの真ん中の決定ボタンを押すと、直感的に機能を理解し易いアイコン・サークル型のメインメニュー画面が出現する。ここを中心 に各機能を使いこなして行けば良い。
PIM 機能はかなり充実。カレンダー機能もワイド液晶でカレンダーと本日の予定両方を表示出来るので一覧性が高い。その中でも使い勝手が良いのはハードウェアボ タン一発で起動する「ちょこっとメモ」機能。スケジュールでもメモ書きでも、何かを思いついた瞬間に書き込む為のアプリとして非常に秀逸。メモを入力した 後で、メモ書きならメモ帳登録へ、アイディアなら付箋登録へ、人の名前や電話番号ならアドレス帳へ、短い日記や今後のスケジュール的内容ならカレンダー入 力へ、と、メモ書きを終えた後の保存時点で、起動アプリケーションを自由に選べるのだ。先にアプリを起動するのではなく、とりあえずはまず思いついた瞬間 メモ。必要な保存先は書いてから考える。人の思考手順に沿って使えるアプリというのがありそうで無かったので、「ちょこっとメモ」の便利さは使い込む程に 実感出来る。
アクオスのシャープゆえ、ワンセグTV機能も手抜きが無い。ワイド液晶で鑑賞に耐える美しい画質であるのは勿論、録画機能も 備えている。同じワイド液晶で楽しむゲームもまた異次元。お試し版が入っている「鉄拳」を起動してみたが、利用感覚としては携帯電話端末というより小型 ゲーム機に近い。ステレオスピーカー内蔵で効果音も迫力が有る。
次は、PC メール設定。POP3 メールアカウントを設定して使ってみるが、メールソフトもシンプルで使い勝手が良い。ただ、メール表示はせっかくのワイド画面を活かしきれていない部分もあり、メール表示デザインの工夫は更に望みたい。
最 後に、一番重要な Web ブラウザー機能。右上の Y ボタンを押すと、Yahoo! Japan トップページがサクサクと迅速に開き、正式/勝手モバイルサイトのブラウズはここから行う事になる。X シリーズから比べると、専用ボタンもあり、携帯インターネットの立ち上げはずっとスムーズだ。ただ、PC サイトブラウザの立ち上げは、起動メニューがやや階層奥にあるので、ショートカットメニューに PC サイトブラウザを登録、そちらから立ち上げる、またはブックマークに良く利用するサイトを登録しておくというのが良さそうだ。
アクセス社 の PC Web サイト閲覧用携帯ブラウザを採用している 922SH だが、ブックマーク機能はかなり便利。携帯サイトと、PC サイト、それぞれのブックマークをタブで分けて同じブックマークアプリから管理出来る。このあたりのシームレスさも、新世代端末としての魅力になるのだろ う。
メインメモリー容量の限界か CPU の力不足なのか、重いサイトの読み込みはサクサク、という訳にはいかなかったが、大抵のサイトは問題無く読む事が出来た。カーソルを4方向ボタンで操作す る方式でスクロール速度を上げると Web ページ全体の配置を示すアイコンが右手に出現、どのあたりをスクロール中かつかめるので、広目の Web Page 内で迷う事も無い。数行毎に早送りするなら、ページ上下ボタンが便利。ただし、その配置がキーボード中央上部にあるので、やや押しにくい。ページアップダ ウンキーはブラウズ中頻繁に使う重要キーなので、出来れば4方向キーとの併用も考えて、キーボードの左端に配置して欲しかった。
とまあ、細かい要望もあるのだが、全般には非常に良く出来たマシンで満足度は高い。日本のメーカーが真面目に携帯サイズのスマートフォンを作り込むとこういう高品質なモノが出来る、という良いお手本になるのではないだろうか。
音 声電話機能を使う際には、キーボードは二つ折りで内部に隠して、上蓋表面の有機液晶ディスプレイでアドレス帳から電話番号を呼び出してかける事になる。折 り畳んだ状態でも筐体は全体として薄く、これなら音声電話機としてもホールドし易い。電話中はメイン液晶に顔面が触れる事も無く、液晶保護性も高い。考え 抜かれた、スマートなデザインだと感心させられる。
途中、Twitter 仲間に eMobile の S11HT も強力推薦され、何度もそちらに傾きかけたが(eMonster もとても魅力的なマシンだ)、iPhone 日本語版が出たら即導入を考えている当方としては、物理キーボード搭載機はそれのみで完結し、日本の携帯ネットとの親和性が高く、音声端末としても便利な ものが望ましい。922SH は、その要望を全ての点で高次元に満たす、文字通りスマートなインターネットマシン、だった。今後の国内スマートフォンの新たな進化の方向を示す、重 要な一台と言っても過言では無いのでしょう。
April 16, 2008 in SmartPhone Cabin | Permalink
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