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September 14, 2008

Panasonic Lumix G1 : デジイチの流れを変える小型化の利点と課題


  Lumix L10+Pancake 
  Originally uploaded by db.

最近友人 M 氏からも貴重なフルセットを譲り受け(深謝)、超小型アナログ一眼レフカメラ Pentax auto 110 のコレクションは更に充実。小型筐体に小型レンズ、という組み合わせの「ミニチュア・デジタル一眼」時代は一体いつになったら...と auto 110 を眺めつつ遠い目、の日々が続いて来たが、Panasonic からグッドニュース。Lumix G1 という、マイクロ・フォーサーズ規格採用の初代デジイチが、超小型フォームファクターで登場との事。やれ、目出たい。古き良きマウントサイズとレンズ資産に縛られたデジイチ 1.0 古参メーカーではなかなか出来ない事を、追い上げを狙う Panasonic / Olympus のデジイチ 2.0 連合がとうとう独創の micro 4/3 プラットフォームで実現してくれた。Panasonic は宣伝文句を「女流一眼」としているが、腰痛持ちで重いデジイチセットの持ち歩きはちょっと、という人にも、「腰に優しい一眼」として受入れられる事になるだろう。

なにしろ、14-45mm (35mm フルサイズ換算 28-90mm) 標準ズームレンズ(195g)、G1 本体 (385g) をあわせた総重量が 600g 以下である。45-200mm (35mm フルサイズ換算 90-400mm) の望遠ズームレンズでも、重量は380g と、本体と望遠ズームとの組み合わせでも合計 800g 以下。これまで「今日は身軽で出掛けたいからデジイチをやめてコンパクトで行こう」と思っていたシーンでも、デジイチを携行する比率が増える事、間違い無い。

この大きさで、Lumix L10 ゆずりのフリーアングル液晶モニター搭載というのも嬉しいが、注目はミラーレス構造になったが故の、「RGB3原色を180Hzで駆動するフィールドシーケンシャル(面順次)方式採用」で、144万ドット解像度のライブビュー・ファインダー。ペンタ部やミラーが省略され、光学ファインダーでなくリアルタイムビデオ映像を覗き込みながらの撮影となる。高級コンデジに度々採用されて来たファインダー方式だが、解像度が低い場合は長時間見ていると眼が疲れる、高速に移動する被写体の追随性の問題がこれまではあった。Panasonic はこれを、新技術に基づく、高画素ファインダーで乗り越えようとしている。乗り越えてしまえば、その先には多くのメリット(ビューファインダー上での情報表示、実際の露出状況の実像確認、100% の視野率)が待っている。製品が発売されたら、早速チェックしたい項目である。

先行発売された Lumix LX3 で採用のフィルムモードも搭載。新しい映像エンジンとの組み合わせで、ユニークな発色を楽しむ事も出来る。そしてそのフィルムモード映像を、ビューファインダー上で確認しながらの撮影は、まさに新次元のデジイチ体験となる事だろう。種類が増えたフォーサーズレンズ資産を使えるのも嬉しいところ。

しかし、デジイチ 3.0 を目指す上での課題もいくつか。一番残念なのは、Nikon が D90 で挑んだ「デジイチで HD 動画」機能が無い事。ビデオカメラを別製品ラインナップとして持つ Panasonic ゆえの逡巡と思われるが、このカメラに H.264 AVC MPEG4 ムービー撮影機能を備えれば、まさに無敵であったはず。搭載は、次の G2 まで待たねばならないのだろうか。ライブビュー・ファインダーとの相性も最高だったはずなので、ビデオ対応は是非早期にお願いしたい。

もう一点の懸念は、4/3 プラットフォームでの盟友 Leica を、Micro 4/3の流れに引き入れきれていない感じが漂っている事。今回発表されたレンズ2本からは、Leica ブランドが消えている。Panasonic としても十分 Leica には学んで、レンズ技術を身につけた、という事もあるのかもしれないが、Pana-Leica レンズファンとしては、Summilux 25mm f1.4 の micro 4/3 対応レンズも是非利用してみたい。アダプターを介して大きな 4/3 レンズを小型ボディで利用するのは、カメラ・バランス的にはちょっと問題もあるから、だ。

以上、課題も多いが、それ以上に小型化に挑んだスピリットには拍手を送りたい。Lumix カメラシリーズを多数愛用してきたファンとして、10月末にはブルーボディの G1 を、ライブビューファインダー性能さえ良ければ、きっと手に入れている事だろう。

September 14, 2008 in Digicame Cabin | Permalink

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Comments

こんにちは〜!
かつてL10が発表された時に開発者の方と今後のデジ一についてあれこれ話した事があったんですが、今回発表のG1でその時に話した内容の半分以上が盛り込まれた、そんな印象です。

それはともかく、G1はデジタルならではの要素をふんだんに盛り込んでいてこれからの可能性を予感させますね。特に動画撮影機能、今回は残念でしたがきっとパナソニックならではの完成度を次機種に盛り込んでくると確信しています。D90のMFでしか使えない動画機能なんて、ホームユースでは使い物になりませんし。

シルバー以外のカラーバリエーションがある事も注目ですね。私的には「赤」を選択したいです。なんとなく全ての操作において標準の黒モデルよりも「三倍速い」感じがするから、です。(笑)

Posted by: shamukichi | Sep 14, 2008 5:37:25 PM

shamukichi さん

おお、開発者の方と会われたのですか。それは貴重な機会でしたね。ユーザーニーズをきちんと製品に反映させるメーカー姿勢も嬉しいですね。

プロ写真家はともかく、一般ユーザーにとってカメラはやはり軽ければ軽いほど有り難い。最近 PC でも1キロを切るネットブックが流行している様に、携行するモノは軽量化方向に必ず向かうのですが、一眼レフの場合はアナログ時代の光学設計を捨てきれずに、いた様に思います。

カメラ専業メーカー以外からこういう流れが出て来るのは、面白いですね。是非利用してみたい一台です。

Posted by: minami | Sep 15, 2008 11:27:36 AM

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