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January 02, 2009
Nikon GP-1 を D90 に接続しての GPS 性能レビュー
デジカメ写真 EXIF データファイルへの緯度経度、高度情報の撮影時即時書き込み、を夢見てNikon 製 GPS 機能内蔵コンデジ、P6000 を購入したのは昨年9月。残念ながら GPS 衛星捕捉に時間がかかりすぎ、また捕捉すら出来ないケースも頻発して、すぐに手放してしまった。しかしその Nikon から昨秋、デジイチ用の GPS オプション製品、GP-1 GPS ユニットが新たに発売された。P6000 での苦い記憶があったので当初はスルーを決め込んでいたのだが、デジカメウォッチのレビュー記事を読むと、衛星捕捉は今度は迅速に出来る様だ。そして、Nikon D90 にはコード一本で接続。中野 F カメラで1万6千円で売られている新品 GP-1 を見つけて、装着してみた。
D90 のペンタ部上に取り付け、専用コードを GP-1 側面に差し込む事で準備完了。ややコードが冗長なので装着状態は決して格好良いものではないが、外観おとなしめの中級機だった D90 が突然戦闘車両の様な雰囲気になるから不思議なものである。
元旦午後の外出は、長男と秋葉原に出掛けての量販店福袋チェック。出陣が遅かったので残念ながらお目当ての福袋はほぼ売り切れ状態だったが、長男はガンプラを手に入れて満足げ。父親は元旦で開いている店もまばらな秋葉原界隈を歩きながら、 D90 + GP-1 での GPS 性能チェックに主眼を置く事にした。
さすがに自宅の部屋では窓をあけても最低限必要な3個の衛星を捕捉する事は出来ず、背面の赤色 LED が点滅する状態だったが、秋葉原の中央通り付近では1分もかからず衛星を捕捉。緑 LED に切り替わった。全く素の状態から GPS 衛星を探索する「コールドスタート」モードの GP-1 カタログスペックは45秒だが、それに違わぬ結果を得る事が出来た。そして、一度衛星を掴んでしまえば「ホットスタート」は5秒以内。秋葉原でも、ビルに囲まれた細い路地では衛星捕捉に苦労する場所もあったが、安価な GPS 機器(例えば PSP 用の GPS)等と比較すると、段違いの衛星捕捉性能を実感出来る。衛星捕捉時間だけで言えば、Garmin 製専用機の上級クラスの様に短時間で衛星電波を捕まえる事が出来、このクオリティなら撮影でも使える、と納得出来た。P6000 での、都内でなかなか衛星を捕まえられなかった苦労も、やっと報われた思いだ。やはりまだ、コンデジに乗せるには高感度な GPS チップはコストが高い、という事なのだろうか。
GP-1 の取り扱い説明書はやや不親切で、本格活用にはネットで関連情報を追う事が必要となったが、まずわかりにくかったのは半押しタイマーの有効・無効設定。それぞれどんなメリット/デメリットがあるのか取説には詳細記載が無いのだが、半押しタイマーとは最後にシャッター半押し動作をしてから一定時間でカメラをスタンバイ状態に変える仕組みの事。GPS 衛星捕捉動作リスタート(コールドスタート)には、都度ある程度の時間が必要となる為、GP-1 電源オンで捕捉継続状態(ホットスタート)にしつつ任意のインターバルで撮影を継続、正確な GPS 座標を記録し続ける為にはこのタイマーを無効にした方が良い様だ。
一方、GP-1 の衛星探索頻度は1秒毎と、専用 GPS ロガーの様に結構な回数で実行され、探索インターバルの変更は出来ない。捕捉動作を続けると電源消費も多くなるので、散歩をしながら時々しか GPS 撮影しない、という場合には半押しタイマーを有効にすると、電力消費を軽減出来る様だ。ちなみに当方は本日100枚程度の写真を撮影、GPS 設定で半押しタイマーを有効にして時々緯度経度を記録したが、D90 の電池メモリはひとつも減らなかった。しかし、緑色 LED 点灯の良好な GPS 衛星受信状態を得るまでにちょっと待つ事も多く、GP-1 の電源オンオフを繰り返していると、実際の撮影位置と GPS での取得ロケーションに多少の誤差が出るケースも散見された。これは都心ならではのビル陰の影響等もありそうで、一概に頻繁なオンオフのせい、とは言えないかもしれない。遮蔽物の無い場所であれば、より正確な座標表示が期待出来そうにも思う。
P6000 の前例もあったのでやや辛口気味なレビューとなったが、全般にはほぼ正確な場所を取得する事に成功し、気に入った。flickr の GPS 対応 map は日本の詳細地図対応が弱すぎる(Yahoo! Japan が US と協力して何とかして頂き度いものだが....)為、GP-1 の性能を活かしきれないが、Nikon が Net で無料ダウンロードを可能としている ViewNX という Photo Viewer には Mac 版もあり、1.2.0JP 版を使うと Google Maps と絶妙な連携が可能となる。読み込んだ写真の EXIF データに GP-1 で取り込んだ Geo Location が記録されていると、サムネールに地球マークが表示され、上部の GPS マップ表示ボタンを押すだけで Google Maps に該当場所が示されるのだ。これは便利。
今後は iPhoto や flickr でも、より高度な地図連携を行って欲しいのだが、GPS のデジイチ写真リンク機能を求めるユーザーは今年後半にかけて、益々増えるに違いない。GPS ロガーの併用と比べ、リアルタイムに EXIF に Geo Location が書き込まれる利便性はずっと高い。(後でマッチングさせる面倒が無い。)Nikon のライバルCanon のデジタル一眼レフでは、3rd Party 製の GPS ロガーを利用しないと GPS 記録が出来ない事もあり、当面は Nikon が GPS デジイチ写真市場をリードしそうな様相だが、競合他カメラメーカーにも新製品開発努力を継続頂き、この市場を広げてもらいたいものだ。
January 2, 2009 in Bear's GPS Gadgets, Digicame Cabin | Permalink
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