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October 31, 2009
マジックマウスは、指先に無重力空間を創り出す
CPU、HDD、液晶パネル...急速に進歩を重ねるパーソナル・コンピューター構成部品、キーボードやマウスといった入力インターフェース部分における進歩は意外に保守的だ。ざっくり言ってしまうと、10年前と現在と、それほど大きな変化がある訳ではない。周辺機器メーカーの Logitech(日本ではロジクール)や Kensington が時々ユニークな製品を出す事はあるものの、メーカー純正の入力デバイスの変化度合いは、ゆったりとしたものだった。しかし、その中でも Apple は入力インターフェースの改革に熱心なメーカーだ。iPod Touch / iPhone で好評だったフリックやピンチ等の指先による操作を、MacBook のトラックパッドに採用する等、ユーザー利便性に配慮した取り組みを続けている。その最新の応用例が、10月の新製品ラインナップとともに発表されたマジックマウス。極薄の Bluetooth マウス表面を指先でなぞる事で、多くの操作を行える仕様となっている。発表されてすぐにアップルオンラインストアに申し込んでいたところ、先日配送された。システム環境設定中のマウス・コントロールパネルをマジックマウス対応にすべくソフトウェア・アップデートを行うと、即利用可能となる。その操作感は、悦楽の極み。もう以前のマウスには戻れなくなってしまう程の使い心地の良さだ。上下/左右のスクロールは、指先ひとつで OK。ブラウザのページを前後に Navigate したり、iPhoto で写真を前後に送る操作は、二本指でスワイプ(横に払う動作)する動作が利用出来る。画面のズームイン・アウト操作は、指定したキー(Control や Command 等)の押し下げを行いつつ、指を上下にスライドさせる事で実施可能だ。
ボタン操作は、前機種のマイティマウス同様、独立した物理ボタンは存在せず、マウス・トップカバーを押し下げて左右クリックする仕様。副ボタンを右にするか左にするかは、コントロールパネルでカスタマイズ可能だ。
コントロールホイールやトラックボールによる操作と比較して、滑らかな表面加工のトップカバー上で指を滑らせて操作するのでラクチン。その変化は、地球上の重力空間から無重力空間に、指先部分だけが移動した様ですらある。ツイッタータイムラインの縦スクロール、Google RSS Reader のスクロール、なんでもござれ、である。
iPhoto 内でも、前述した通り二本指スワイプ動作による写真送りが可能だが、iPhone の様な二本指ピンチイン、アウト動作が出来ないので、画像の拡大縮小操作は結局画面右下部のスライダーで行う事になる。Control ボタンと組み合わせて指を上下する拡大/縮小は、結局画面全体の拡大/縮小になり、写真画像だけの拡大/縮小にはならないのだ。この点は改善が欲しいところ。しかし、スライダーで一度拡大してしまうと、現れる小さなナビゲーション小窓を見ながら、指先操作で画面全体を移動する事が出来る。この点は良い。
マイティマウスと比較すると、エクスポーズやダッシュボード操作を行うにはキーボード上のファンクションボタン操作に頼る事になってしまうので、これらの機能を頻繁に使うユーザーは、その点も注意が必要だ。
マジックマウスの薄い筐体は、重量感が丁度良く調整されている。あまりに軽いと動きすぎるし、重すぎると文鎮になってしまう。その中間程度の、ある程度の存在感を感じるモノに仕上がっている。
日々Macを利用する方なら、選択肢として十分アリだと思います。
(追記)
その後 iTunes のカバーフロー画面で左右にフリックしてみた結果、慣性スクロールの加速度の凄さを思い知る事に。左端のアルバムカバーから、右端のアルバムカバーへ、フリック一振りで瞬間移動。必見です。
(さらに追記)
フリックによる慣性スクロールは、Firefox ブラウザ上部の横にずらっと並んだタブを、画面に見えていない部分も含め左右に即座に移動させるにも大変便利。タブの上にマウスカーソルを置いて、高速フリック!
October 31, 2009 | Permalink | Comments (0)
October 25, 2009
Panasonic MW-10 は iPhone でも使えるマルチメディアクレードル
それは、珍しくウチの奥さんの小さな要望から始まった。「iPod のクレードル、ラジオも聞けるのが欲しい...」。滅多にガジェット購買を口にしない妻からの要望に、当然夫は量販店に急ぐ、と。それも夕刻を過ぎてから(笑)。当初は簡単なラジオ+目覚まし付き iPod クレードルでいいかな、と思っていたのだが、偶然発売されたばかりの多機能新製品を発見。Panasonic MW-10。説明では iPod に対応、という事なのだが、試しに手持ちの iPhone 3GS を差し込んで見ると問題無く作動。これ一台で、iPod/iPhone/CD/SDカードからの音楽再生、iPod/iPhone からの動画再生、FM/AM ラジオ、SD カード対応静止画再生写真立て、時計、カレンダー、タイマーの機能を果たす。しかも全ての機能が多機能リモコンで操作可能。いつくか制約はあるものの、想像を越える機能が詰まったリビング用ガジェット発見に大満足。iPhone も対応、というのはメーカーでは公表していないので、自己責任の範囲で試して頂きたいが、当方の 3GS はほぼ問題無く動作している。
一方で、MW-10 には制約有り、というのは、例えば iPod/iPhone からは音楽と動画は本機で再生可能だが、iPod/iPhone メモリ内の静止画は再生出来ない。動画も、iPod / iPhone の内蔵カメラで撮影した動画は再生出来ず、iTunes で購入した Music Video やテレビドラマ等なら再生出来る。また、SD カードの場合には、写真と音楽ファイルの一部は再生出来るが、動画の再生は出来ない。
FM/AM ラジオに関しては、アンテナはコード式。ロッドアンテナを付けてくれれば良いのだが、昔のラジカセの様に長いアンテナコードを2本、背面端子に接続する必要があり、家庭内で各所に移動させるというよりは、リビングのどこかに定位置を決めてアンテナを固定する、という仕様だ。これもまた、気軽なデジタル写真立てやスピーカーと比較して、ユーザーを選ぶ仕様と言えるかもしれない。
以上の点で問題無いユーザーなら、このマルチメディア・クレードル端末を楽しむ事が出来る。iPod / iPhone にはステレオスピーカーだけを接続している方は多いと思われるが、CD+FM/AM ラジオが付加され、しかも9インチの液晶ディスプレイを備えた BGM 付き写真立てにもなってしまう。その割にはフットプリントが小さい点が嬉しい。最近流行のデジタル写真立ての奥行きがちょっと増えた、程度のサイズなのである。そして、内蔵メモリは 4GB と大容量。SD カードを差し込むだけでなく、内蔵メモリからの写真ファイル再生にも余裕がある。
スピーカーサイズの制約から、BOSE の様な迫力あるサウンドは望むべくも無いが、イコライザーやサラウンド設定が出来るのでまずまずの音を楽しめる。
個人的には、米国 iTunes ストアで購入したドラマの「24(Twenty Four)」を見る為の小型ビデオ的な使い方も出来て大満足。勿論クレードル機能も有るので、電源オフにしても背面に iPod/iPhone が挿入されていれば、自動的に充電が始まる仕様になっている。
と、気がつけば当方の iPhone 接続実験を種々進めてしまったが、基本はリビングに置く、奥方+子供用iPod クレードル端末。複合機能リモコンの操作も直感的にわかり易く、マニュアルを読まずとも操作は十分可能だった。画面が大きいので、少し離れた場所からリモコンで操作する場合も、文字がちゃんと読める点もミソ。写真立て液晶が前にパカッと開いて、背後に CD 挿入部が現れるギミックも面白い。iPod/iPhone や SD カード対応デジタルカメラの楽しみを広げるファミリー・ガジェットとして、クリスマス商戦イチ押しの逸品ですな。
October 25, 2009 in e-Gadget Cabin, Entertainment Cabin | Permalink | Comments (0)
超スリム Windows 7 ノート PC、Sony VAIO X の実用性をチェックする
Sony VAIO X
Originally uploaded by digitalbear.
そして土曜朝に到着した当方の VAIO X。VAIO P をかつて所有していた当方でも実機の薄さと軽さには改めて驚かされる。VAIO Owner Made のカスタム仕様で注文したスペックは、ソニスタオリジナルのプレミアムカーボン色、Atom Z 550 (2GHz) プロセッサ、128 GB SSD (市販品の 64GB より高速動作と聞いたので)、Bluetooth 内蔵、L サイズバッテリー(X サイズは20.5時間駆動で魅力だが、外付けとなり筐体に厚みを持たせてしまうので今回は購入せず、本体内蔵可能な L サイズを選択) 。
プレミアムカーボンは光沢のある表面仕上げで美しく、この色を選択して良かったと納得。蓋を閉めた厚みが iPhone よりちょっとあるかな、程度と、恐るべき極薄仕上げの VAIO X だが、液晶画面、本体側ともに剛性が有り、これなら持ち運ぶ気にさせる。パームレストの広さも十分で、Netbook との違いは液晶画面が大きいだけでなく、ゆったりと手を置けるパームレストにもある、と感じた次第。そして、HDD を内蔵しない為、パームレストの発熱も殆ど感じられない。ただし、キーボードの左下側は多少の熱を帯びる。それを冷やす為の冷却ファン音は静かな場所ではやや響くので注意が必要だが、我慢出来る範囲内ではある。
さて、注目はキーボード。個々のキーの大きさも十分あり、そしてキー間の幅がしっかり取ってあるので打ち間違いも殆ど無い。打鍵感もしっかりしていて、全体的にはかなり気に入った。漢字変換で多用するスペースバーが短めで、手前のボディー凸部と右親指の側面がやや干渉する様な感覚がある点と、トラックパッドの2ボタンの押し下げ感が固い点が気になったが、これはしばらく使っているうちに慣れてしまった。欠点よりも利点が際立つ、良く作り込まれたキーボードだ。
より処理速度の速い CPU のノートパソコンや、Apple MacBook 等から乗り換えると、Atom Z はやや非力さを見せる瞬間もある(ブラウザの挙動が不安定になる時等)が、当方の様に Netbook のより小さい機種から乗り換えると、十分なパフォーマンスと感じる事が出来る。Winows 7 のレジューム速度も高速で、Vista よりずっと使い易い印象。
薄さを実現する為にイーサネットのコネクターを開閉式にしているのは立派。この薄さで、USB 端子も二つ、ディスプレイ出力用の VGA ポートも本体側面に備わっている。Sony が時々小型機で採用する、ポートリプリケーターも必要無い All in One 機だ。AC アダプターも小型だが、モバイル環境での可搬性を上げる為には、この写真の様なメガネ型プラグに対応する小型のプラグを別途購入して利用する方が良いと思われる。
いやしかし、VAIO X は隙が無い、入念にデザインされた Sony らしい Note PC だ。5万円の Netbook では不十分、かと言って世代交代が早い Note PC に20万円近くもかけたくはない、というユーザーニーズにぴたりとマッチしているので、今後もシェアを伸ばしそうな予感。購入満足感が極めて高い、優良ノート PC です。
October 25, 2009 in Bear's Windows PC | Permalink | Comments (0)
October 04, 2009
湯河原 アンリ エルルカン (Henri Herlequin) で五感に訴える「和フレンチ」を堪能
金曜から土曜にかけ、仕事がらみで湯河原へ。このあたりの温泉地では熱海、伊東には何度も出掛けたが、実は湯河原は初訪問。1日半の仕事を終え同僚数名とともに、ランチの為奥湯河原へと向かう。歴史と風情のある川沿いの温泉旅館をいくつか眺めているうちに、注意しないと通りすぎてしまいそうな、入口が目立たない一軒家のフランス料理店に到着。Henri Herlequin、日本語読みでは「アンリ・エルルカン」。元は恵比寿にあったレストランとの事だが、オーナーの伊東さんは湯河原に引っ越され、1店目の「エルルカン ビス」の後、2店目を1年ほど前に始められた、との事だった。レストランに入ると、白い壁、木製の大きなカウンター席。背後の特別大きい窓の向こうには竹林と古民家という、豊かな緑の陰影が織りなす借景。こじんまりとした店内なのだが、近隣の自然を活かしたインテリア設計に、まずは魅了される。そしていよいよ、和を巧みに取り入れたランチ・コースの開始。近海ものの魚介類が、伊東シェフの手により、眼前のキッチンでクリエィティブに色づけられ、味付けされ、手際良く次々にサーブされる。それはまるで、芸術作品の製作過程を見る様な。静寂な和の空間で頂く、複雑で奥深いフレンチ・ソースと、新鮮な和の素材。これは、たまりません。お店の雰囲気とコース料理は、こちらの flickr 写真集でどうぞ。(Panasonic Lumix GF1 + G20mm f1.7 による描写も注目、です。)スライドショーは、こちらから。
簡単にランチ・コースを解説すると、
1. 焼きトウモロコシのソースに車エビとイクラの前菜
2. 地鶏と温泉玉子
3. バジル風味の香味野菜と白身魚のサラダ
4. 栗のラビオリ秋風味
5. のどぐろのソテーに万願寺唐辛子のソース
6. 子羊のモモ・ニンニク風味
7. きのこと栗の混ぜご飯
と秋らしい素材と彩り。
伊東シェフとも楽しくお話が出来、ワインも頂きながら奥湯河原でのゆったりと流れる時間をしばし満喫。最後には勿論デザートがあるのですが、新幹線の時間の都合でそれは食べずにお店を後にしたのでした。
いや本当に、満足。東京に戻っても、目を閉じるとまだ、眼前にうっそうとした竹林が広がっている様な錯覚を覚えます。視覚、触覚、味覚....五感に訴える素晴らしいお店なのでありました。次回は是非、更に時間の余裕を持って伺い度いものです。都会生活で急がせすぎた心と体が、このお店でリフレッシュされました。
食べログの評価は、こちらを御参照下さい。
October 4, 2009 in Gourmet Cabin | Permalink | Comments (0)
October 02, 2009
TypePad クイック投稿を試してみる
湯河原町のピンポイント天気 - 日本気象協会 tenki.jp.これは気軽でいいかも。TypePad アップデート後のテスト完了。
October 2, 2009 | Permalink | Comments (0)


