« October 2009 | Main | December 2009 »
November 19, 2009
投稿テスト。
November 19, 2009 | Permalink | Comments (0)
November 14, 2009
RICOH GXR 銀座レビュー、50mm マクロは素晴らしい
リコーの新デジカメ GXR は、レンズと撮像素子が一体化し、レンズ交換の際には CMOS or CCD 迄取り替えるという独自の仕様で12月上旬から発売開始となる。新システムの使い勝手を体験すべく、実機の先行展示が行われている銀座三愛ビル9階の RICOH ショールーム、RING CUBE へ。狭い場所なので混雑を心配したが、土曜の夕刻は幸いにも空いていて、GXR 実機をしばらく触る事が出来た。鳩居堂/三越前の交差点を見下ろす場所で、新技術を堪能。本機で一番気になるのはやはり、横にスライドさせて脱着するカメラユニット。回転させてねじ込むという従来のレンズシステムとは全く異なる感覚。しかし想像以上にスライドマウントはしっかりしていて、初回から不安感無くユニットの脱着が可能だった。グリップの上部にあるレバーを押す事でユニットを外せる。これなら、暗い場所やホコリが気になる場所でも Speedyに、間違い無く脱着出来るだろう。端子部は多少デリケートかもしれないが、ガイドレールに沿って付け外しする事で確実な場所に収まる感覚だ。ユニットは今後外部 Partner と協力しながら、オープン思想で開発が行われる事になる、との係員さん御説明。残念ながら Web で一部に情報が出回っていた m4/3 マウントユニットは現在まだ予定は無い様だが、今後の可能性としてはゼロでは無い、とも。
ユニットを装着してカメラを構えると、GR Digital シリーズ操作に慣れた人ならすぐに機能を理解出来る。細かいところではマクロが独立ボタンになっていたり、4方向キーが8方向対応になっていたりとあるが、ほぼ同じ感覚で使えるのは有り難い。電子水準器もほぼ同じ表示方式だ。ホールド感覚は、GR Digital が分厚くなりずしりと重みを増した、というもの。GF1 や PEN はデジイチから降りて来たカメラだが、GXRはあくまでハイエンド・コンデジからの継続進化の延長にある。
@shiology さんがブログで指摘されていた通り、シャッター音はレンズシャッターで静か。これなら確かにブレも少なかろう。ただし、一眼レフ的な、重厚なシャッター音を求める向きには、音質的には満足出来ない可能性もあるので、その点はこのカメラへの正しい理解が必須となる。本機は前述した通り、コンデジからの進化機なのである。
液晶ビューファインダー VF-2 の画像は、92万画素なので 20万画素のGF1 のそれよりも見易い感じだが、GH1 (そして Olympus EP2も?) の144万画素の素晴らしい EVF にはやはり敵わない。GXR + 50mm だったらむしろ、汎用の 50mm 用光学外部ファインダーのクラシックなものを探して来て装着した方が良いかも、とふと思ってしまった。ズームレンズユニットを装着するなら勿論、常に視野率 100% の VF-2 の方が良いと思われるが。
悩ましいのは、GF1 + 20mm f1.7 パンケーキ + 45mm f2.8 マクロレンズ、そして GR Digital III の 28mm f1.9 と Canon PowerShot S90 のコンパクトズームで相当満足出来るマイクロカメラ環境を手に入れている当方として、本システムにも踏み込むべきか否か、という点。今回、GXR + 50mm f2.5 レンズの描写は、強い説得力を持ってアピールする美しい画質(メーカー作例は、こちらにて)であった。一方、マクロ撮影時のフォーカシング速度は、やや迷いがある様にも感じられた。最近のマクロ AF レンズがそうである様に、マクロ含む全域/マクロを含まない限定焦点距離をマクロボタンで切り替える必要があったのかもしれず、その点は再度チェックが必要か....12月の発売まで、更に悩める日々は続く。@shiology さんは購入決定の様なので、背中を押されますが。
November 14, 2009 in Digicame Cabin | Permalink | Comments (0)
神田川沿い写真散歩ノススメ
「神田川逍遥」という素晴らしい手作りサイトに見惚れてから、二回目の神田川沿いフォト・ウォーク。高田馬場駅付近から出発した小さな旅の終わりは江戸川橋。日も暮れかかって夕闇迫る都市河川の川面に、小さな影が動いている。スズメにしては大きく、カラスにしては小振り。Canon PowerShot S90 のデジタルズームでかろうじて寄って見ると、頭が青い。家に戻ってあれこれ東京に来る鳥を Web で調べてみると、どうやら「ゴイサギ」であろうとの結論。餌を待ってじっと佇む姿は、小型デジタルカメラでもブレずに数ショットを捉える事が出来た。コンクリに囲まれた小さな川の散歩カメラマンには、いつもこうしたサプライズが用意される。先週の高田馬場〜江戸川橋の写真はこちらの flickr アルバムで。(スライドショーはこちらからどうぞ。Canon PowerShot S90, Panasonic Lumix GF1 + 45mm f2.8 で撮影)先月行った隅田川河口〜秋葉原迄の写真はこちらのアルバムで(スライドショーはこちらからどうぞ。Panasonic Lumix GF1 + 45-200mm f4-5.6 及び 20mm f1.7, RICOH GR Digital III で撮影)御覧頂きたい。流れる場所により、神田川は全く異なる表情を見せる。神田川中流となる高田馬場から江戸川橋迄は、川の両岸に遊歩道が整備されて居り、明治通りと交差する場所以外はほぼスムーズに川沿いの道を辿って行く事が出来る。途中の見所は、神田川の守り神の水神社、新江戸川公園、椿山荘の庭園等。この区間には川の中に設けられた、渡り鳥が休める擬似的な岩や魚道(勾配のある階段状の場所を斜面にして、魚が遡れる様にした場所)もあり、バードウオッチングを楽しむ事も出来る。神田川初級者には、このコースがイチオシ。
一方、中・上級者向けには下流コースがおすすめ。井の頭公園の池や善福寺池を水源とする神田川が海近くに辿り着く場所は、JR 両国駅近くの隅田川沿い。下町風情を楽しむなら、両国〜秋葉原ルートが面白い。両国駅から数分歩くと、河口近くの隅田川に掛かる両国橋に到着。まずは隅田川近辺のパノラマ撮影を楽しんで、河口付近から神田川を上流に向けて遡って行く。浅草橋近辺までは少しだけ川沿いの道がある。河口近くの柳橋近辺に係留された屋形船を撮影するも良し。柳橋の勇壮な姿を収めるも良し。
浅草橋を過ぎるあたりで、川沿いの道は無くなる。川からちょっと離れるが並行に走る道を歩いては、橋のある所で神田川風情を愉しみつつ秋葉原を目指す。昭和通りを交差した後で是非体験して欲しいのは、山手線/新幹線の橋梁手前にある、歩行者用の「神田ふれあい橋」。小学生の頃からラジオの部品を買いに秋葉原に通っていたが、この橋の存在は全く知らなかった。その橋から見える柳森神社も、小さなお社だが、「こんなに落ち着いた場所が秋葉原の街に」的な面白さがあるので是非お寄り頂き度い。そして、秋葉原のゴールは万世橋。夕暮れ時の万世橋は、川面に電気街のネオンが反射し美しい。f1.x の明るめの標準〜広角レンズを忘れずに。そしてしっかり歩いた後は、橋の近くの「肉の万世本店」で万世牧場直送のステーキやハンバーグを頂く、というのがおすすめである。
いつも目にしながらその全容を知らなかった神田川。井の頭公園から隅田川まで歩いても全長は約25km。冬が近づくと渡り鳥の姿も増える様なので、カメラ好きな方は散歩がてら是非お出かけ下さい。広角〜標準レンズで狙う画角が多いのですが、野鳥撮影用には 300mm 以上の望遠レンズも携行出来ると良いでしょう。中流の川沿い遊歩道は自動車侵入禁止の場所も多いので、お子さん連れの休日散歩やちょっとしたサイクリングにも好適、です。
November 14, 2009 in Bear's Diary | Permalink | Comments (0)
November 08, 2009
Canon PowerShot S90、操作性には辛口評価、画像は上質
最近各所から PowerShot S90 が良いらしい、という評価が聞こえて来る。当方は量販店店頭で発売直後に試用してみて、本体天板側の感触がプラスチックで重厚感が無い、レンズまわりのコントローラーリングによる操作の必要性を感じなかった事で、とりあえずは購入予定リストから外していた。しかし最近のブログや Web レビュー記事を読むと、低照明下での撮影性能が良いとの情報。常時携行カメラの RICOH CX2 は、28-300mm の高倍率ズームが売りだが、それ故にレンズは明るく無く、室内・夜間撮影では役不足気味だった。PowerShot S90 は暗所に強い広角端 F2 レンズと、ノイズ除去が得意な DIGIC4 映像エンジンを備えている。これまでは暗い場所での撮影が必要な時には常用の CX2 を F1.9レンズのGR Digital III にスイッチしていたが、S90 があればこれ1台で日常的な撮影には対応出来そう、そういう期待から採用する事にした。本日神田川沿いを高田馬場から江戸川橋まで写真散歩した際に S90 初撮りを実行。作例はこちらの flickr set にて。(スライドショーは、こちらからどうぞ。)半日利用してみた結果、操作性部分の難点から満点とは言えないが、優等生カメラである事は良くわかった。午後の日差しが川面に反射する為、露出は結構難しいシーンが多くなるのだが、S90 の Auto (全自動)モードは光の強い部分と暗い部分の両方を天秤にかけつつ、なかなか良い仕事をしている。殆どの撮影は、Auto のままで大丈夫だった。ただ、太陽光が強すぎる場面や、夜景で一部のイルミネーションの光が強い状況では、P モードから露出を 2/3 - 1段程度マイナス補正した方が美しい発色になる様だった。
当方の使い方では、コントローラーリングでのズーム操作は必要無かったので、リングには露出補正を割り当てた。1/3 ステップずつ、実際に画面の写りを背面液晶で確認しながら露出補正出来るのでこれは具合が良い。
しかし、操作性でやや当惑したのは、背面右下にあるコントローラーホイール。4方向キーが内側に有り、外周は軽いタッチで回せるホイールなのだが、ホイールが回りすぎて選択したいモードのアイコンを通りすぎてしまったり、4方向キーを誤って押し下げてしまったり、どうも操作性がカチッとしていない。CX2 ではこうした操作は背面右上のジョイスティックの様なレバーに集約していて、操作性の観点からは CX2 の方がメニューもすっきりしていて使い易い、と感じてしまった。Canon も最近のデジイチ EOS 7D ではコントロールホイールとジョイスティックをそれぞれ独立させた、複合的なユーザーインターフェース(UI) となっている。7D の UI は非常に使い易く、操作もわかり易い。ホイールもクリック感があり、必要な設定項目できちんと止められる。コンデジでも上級機種にはジョイスティック型インターフェースを追加して欲しいものである。
もうひとつアレッと思ったのは、サーボモーターで上下するフラッシュ・モジュール。フラッシュ設定を ON にするとモーターが駆動してサッとフラッシュが現れ、OFF にすると本体に格納される。ギミックとしては面白いが、フラッシュ駆動部に使うコストは、出来れば先程指摘した、より利用頻度の高い UI 部分の改善に使って頂きたい気がした。暗所撮影に強い本機では、モーター制御する程実利用頻度は高く無い部品のはずである。格納時にグッと指で押し下げてしまって故障原因に、というのもあるのではないだろうか...と余計な心配をしてしまう。
そして本機の最大の欠点、はグリップ部。Canon は IXY Digital 等でもデザイン優先で同じ事をしがちであるが、金属製でツルツルとして居り、前指を引っかける部分が何も無い。グリップが安定しないので、これは非常に困る。GR Digital III や CX2 のグリップが非常に安定していて握り易いので、好対照となってしまう。そもそもコントローラーリング部がフロントに出っ張っている本機は、グリップ部を多少盛りつけても邪魔にはならない空間が確保されている。ここには、自前で何らかのグリップとなるものを両面テープで貼付けたい、と考えている。来週はホームセンターで手頃なものを探してみよう。
以上、物理的な UI についてはやや辛口の評価となってしまう S90 だが、Canon 技術陣への期待の裏返し、という事で。DIGIC4等、内部のソフト的処理は秀逸で、レンズや絞りの設計も本格的に出来ている。その Team Work で結実する1千万画素の静止画は、作例の通りコンデジとしては上質。
S90 は、Canon の高級コンデジ新ラインナップとしては初号機なので、次の S100 (?)あたりは、かなりブラッシュアップされて登場する事を、更に期待して待つとしましょう。
November 8, 2009 in Digicame Cabin | Permalink | Comments (0)
November 07, 2009
16時間豚骨を煮込む、東高円寺の博多ラーメンばりこて
蚕糸の森公園に出掛けた帰りは、美味しい博多ラーメンを食べる、と相場が決まっている。丸ノ内線東高円寺駅から、にこにこロード商店街を北上。徒歩7−8分で、大久保通りの横断歩道を渡ったところにあるカウンター席だけの小さなラーメン店「ばりこて」。16時間、豚骨だけを煮込んだ、しかし脂身がほとんど無いスープは、博多ラーメン通の方の舌にはきっと合うはず。本日はネギラーメン+カタ麺を頼んで待つ事数分。伊達にtabelog 3.8 ポイントではないことが、一口スープをすすっただけでわかるはず。東京で食べられる豚骨スープ系ラーメンは様々にアレンジされていて、どれが本当の博多ラーメンなのか、当方にも良くわからないのだが、ばりこてでは関東風のアレンジは一切していない、との事。驚くのは、東高円寺にしか店舗が無かったこの店が、昨年春には博多長浜に「逆進出」している点。そのユニークさは、お店の HP からも伺える。
スタッフには、お店関係者のお子さんも登場、そして常連客の皆さんまで続々 HP に参加。ばりこてが、東高円寺だけでは無い、広いコミュニティを獲得している事実が、HP にも表れている。
ばりこての細麺は、生でも食べられるということで、麺の種類にも「なま」というのがあるが、まあ普通にはカタ、バリカタあたりがよろしいかと。当方も、カタ麺を替え玉して、満足まいう。
火曜日から土曜日は、午前2時迄営業しているので、東高円寺は遠いなあ、と思っている方は道が空いている深夜に車でお出かけ下さい。私は近所なので徒歩で行けますが。w
November 7, 2009 in Gourmet Cabin | Permalink | Comments (0)
LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm f2.8 の描写力に魅せられる
Panasonic Lumix GF1 登場とともに発表された、初めてのマイクロフォーサーズ規格対応ライカ・レンズがこの、LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm f2.8。明るくコンパクトなマクロレンズ。重量もわずかに 225g と超軽量。GF1 に装着した場合の銀塩換算焦点距離は 90mm なので、ポートレイト・レンズとしても活用可能なのではないか、と登場前から期待して待っていた。Panasonic-LEICA の単焦点レンズでは、Summilux 25mm f1.4 を以前使用していて、その描写力は感動的でさえあった。m4/3 用の、ライカ単焦点レンズの実力を試す為、本日は東高円寺、青梅街道の南に位置する蚕糸(さんし)の森公園へ。天気も上々、試写を繰り返す。出来上がる写真のクオリティは期待を裏切らなかった。ライカレンズらしい細部迄の解像力と、大人びて美しい発色。ボケの上品さ。マクロ撮影だけでなく、通常撮影でも実力高し。作例はこちらの flickr set にて。(スライドショーは、こちらからどうぞ。)尚、利用し始めてレンズを振ってみると、カタカタとレンズ内部から異音がしたので販売店に相談してみたところ、手ぶれ補正機構なのか、店頭在庫レンズも同様に音を発した。OIS の遊び部分なのであろう。OIS 機構が無い 20mm レンズは振っても無音だが、OIS を備えた 45-200mm レンズを振ってみると確かにカタカタ音がする。ただ、45mm マクロはそのカタカタ音が結構大きい為、知らないと不安になることもあるかもしれない。
AF 速度は、マクロ15cm から無限遠までピントが合う「FULL」モードにしていると、通常撮影からマクロに移行した時にフォーカシングに迷いが生じる。通常撮影で LIMIT モードにしていると、AF は高速で全く問題が無い。
マクロ撮影時、f2.8 開放絞りではかなり被写界深度が狭い為、その場合は AF だけに頼らずマニュアル・ピント・リングを回してピントを微調整した方が確実だった。カスタム設定メニューから「AF+MF」をオンにして置くと、AF で合焦した後、ピントリングで MF (マニュアル・フォーカス)を連続して使える。GF1 の場合は、ピントリングを回すと自動的に拡大画面になるので、焦点を合わせ易い。AF→MF の流れも途切れ無くスムーズなので、GF1 で 45mm f2.8 を使う場合には必須のメニュー設定項目と思われる。
一つ気になったのは、微妙なピント調整が必要なマクロ撮影の場合、GF1 の20万画素オプション EVF (電子ビューファインダー)の小さく解像度が低い液晶画面では、やや焦点合わせが厳しい、という点。45mm f2.8 マクロレンズを最大限利用するには、GH1 あたりの 144万画素の高精細な EVF の方が、潜在能力を使い切る事が出来そうな気がする。
マクロ撮影ではなく通常撮影であれば、GF1 + EVF でもほぼ問題無く利用が可能だ。ほぼ、と書いたのは、白トビの度合い等が EVF 画面上ではアバウトに見えるので、背面液晶で都度仕上がりを確認した方が、確実な撮影が可能となる為。それにしても、45mm f2.8 が映し出す絵の落ち着いたコントラスト、色合いには惚れ惚れする。このレンズは、購入して正解だった。
20mm f1.7 パンケーキ、そしてこの 45mm f2.8 マクロはともに小型軽量なので、GF1 の軽いボディとともに二本携行しても全く問題無い。この二本はマイクロフォーサーズ・スピリットを反映した、楽しみが広がるレンズである。
November 7, 2009 | Permalink | Comments (0)
マッチョなデジイチ、Canon EOS 7D レビュー
長男のクラブ活動の卒業集合写真、長女の初めてのピアノ発表会、仕事のイベント記録写真、と失敗出来ない写真を撮影する機会が3連続であったので、やや衝動的に Canon EOS 7D を手に入れた。操作性に関しては、全ての動作が機敏。連写が最速秒間8コマと機関銃の様に出来てしまうのは、動きが俊敏な武道の試合撮影で大変役立った。シャッター音は Nikon や Pentax の重厚な音と比較すると、弓を放つ様な軽快さ。好き嫌いはあるかもしれないが、速写マシンには似合っている。暗所でも ISO 3200 辺り迄自動増感され、ほぼ問題無く撮影出来てしまうのは立派。ピアノ発表会や屋内イベントでは、ローライト撮影に強い EOS 7D は非常に有り難い。ISO 3200 迄なら、ノイズもそれほど気にならない。キットレンズの EF-S 15-85mm f3.5-5.6 ズームレンズも全長抑え目で 7D とはバランスが良い。3週間程の間に撮影した作例は、こちらの flickr set にて。(スライドショーは、こちらからどうぞ。)その後、中古の 24mm f.1.4L も手に入れて夜間のスナップ撮影も試みた。その時の作例はこちらの flickr set にて。(スライドショーは、こちらからどうぞ。)24mm は絞り開放だとやや描写が甘く出る事もあるが、レンズ手ぶれ補正が無い環境下でもそれなりの撮影が出来た。作例には入っていないが、室内でのフラッシュ無しのグループ記念撮影も無事にこなし、さすがは Image Monster の称号を持つ最新機種、と感心。ともかくソツ無く、どんなシーンでも優等生的な腕を発揮してしまう中級者向けデジイチである。
競合する Pentax K-7 と Nikon D300s の中間に位置する様な価格設定だが、100% 視野でかなり明るい光学ファインダー、マグネシウム製でしっかりとした防塵防滴ボディ、見易く大きな背面液晶、フル HD で MPEG4 対応の動画撮影機能等、ユーザー視点に立った隙のないスペックに仕上がっている。
細かい設定が色々出来る本機で、設定をビジュアル化してくれているのが背面左上の Q ボタン押し下げによるクイック設定。これを一押しすると背面液晶パネルで現在の設定状況の確認、変更が容易に出来る。撮影時にこのボタンは多用した。
ボディ重量は本体のみで 820gと軽くは無い。大きさも、初心者向けのデジイチよりは一回り大きくなる。従い、アマチュア・カメラマンにとっては常時持ち歩く為のカメラとするには厳しいが、ここ一番の、重要な撮影機会で引っぱり出される事になる、信頼の置けるデジタル一眼レフ、そういう位置づけならピタリと来る。
当方の様に、マイクロフォーサーズ規格の軽いデジイチを並行利用していると、時間が経過するにつれてどうしても軽いカメラの方が頻繁に利用される様になってしまう。高性能だが重いカメラが家に鎮座する状況が続くと、それなりの投資をしたオーナーとしては、デジカメは流動資産とはいえ稼働率の低さで多少の残念感も生ずる事に。EOS 7D 並の性能を備えた m4/3 デジイチ並の軽さのカメラの登場を、今後1年以内に期待してしまう次第。
November 7, 2009 in Digicame Cabin | Permalink | Comments (0)
November 01, 2009
大人の科学付録の、二眼レフカメラと過ごす休日
なにしろ2500円の雑誌に、実利用出来る 35mm 二眼レフカメラが付録で付いているのである。ネットの情報で知ってはいたものの、たまたま長女と訪れた書店の平積みを見つけ、「初版はすぐに売り切れてしまうのでは!?」という心理から即購入。翌日、日曜の朝に箱を開け、プラスチック・トイカメラの製作開始。それにしても、「付録を作る」なんて、いったい何年ぶりの事だろう。学研の「学習と科学」が毎月届く日を楽しみにしていた世代としては、製作前からノスタルジックな気分になる。セメダイン(って今でも呼ぶのだろうか)で部品同士を接着するのかと思っていたら、キットの中には親切にも小型プラスドライバーが1本。他に特殊工具類を必要とせず、これだけで組み立て可能。構成パーツも全て独立仕上げとなって居り、プラモデルの様にいちいち枠から外す手間も無い。小さなネジは製作に必要な本数しか入っていないので、落とさぬ様に机の中央に集めて作業に入る。自作カメラが、着々と組み上がって行くのを見るのも面白い。約1時間15分の工程は、こちらの flickr set にて。雑誌の組み立て説明書は、図解が多く、迷わずに作り上げる事が出来る。ただ、小さな金属バネと特殊なプラスチック・パーツを多用するシャッターまわりの組み立てには多少の注意が必要だ。これで本当にシャッターが動くのだろうか、と多少疑問を持ちつつも各部品を差し込み、ネジ止めすると、最後はちゃんと作動してくれる。
レフレックス・ミラー部分は、表裏に注意しながら両面テープで貼り付けるのだが、表部分に2枚あるという保護テープは、当方の場合は一度にはがれてしまった。はがした後にミラー部を触ると指紋等が付き易いので、注意した方が良いだろう。
最後に、4方向にパタンパタンと開くトップカバーにもなるファインダーフードを組み上げ、プラスチックレンズ2枚をビューファインダー、撮影レンズ用それぞれ取り付けると完成。縦長の筐体は、小さな筆立てサイズで、非常にコンパクトだ。そして超軽量。
デジカメ利用頻度増により、しばらく使わずにいた 35mm ISO 400 のカラーネガフィルムを探し出し、裏蓋を開けて装填。勿論電動機構は皆無のエコロジー・トイカメラなので、手動で巻き上げる事に。フィルムカウンターの様な洒落た部品も無く、半周するとフィルム一枚分を送ったとわかる指標となる円形部品が側面に有り、それで巻き上げ量を調整する、超アナログ仕様である。
絞り調整部品も無いが、撮影用レンズの後ろに装着するワッシャーの様な部品の口径を多少いじる事で、絞りを変える事は出来る。しかし、実際には取り外しが大変なのでこのまま撮影を行う事に。
ファインダーに浮かび上がる、左右逆となった画像は、慣れるまで対象を定めるだけでも苦労する。周辺部のボケや光量落ちは非常に大きく、ファインダーのピント確認も細部迄はわからない為、アバウトなフォーカシングが主体となる。自動巻き上げで無い事を忘れるとすぐに二重露光、三重露光写真の出来上がり。まあ、トイカメラなので仕方が無い。
本日早速現像・焼き付けしてみたが、一見すると失敗写真のオンパレード。しかしよくよく見ると、24枚中に1−2枚だけ、ピントぴったりの美しい写真が。このカメラで撮影したとは思えないシャープな写真も有ったのだ。気を取り直してもう一度見返すと、他のソフトフォーカス・エフェクトがかかった様なショットや、巻き上げ忘れ多重露光写真にもそれなりの味がある。偶然が創り出す、計算出来ない愉快さこそが、「雑誌の付録カメラキット」ならではの魅力なのであろう。デジカメの技術進歩で、フォーカスも露出も計算され尽くした美しい写真が当たり前となった昨今、アナログの付録カメラは、デジカメへのアンチテーゼ的に面白いのである。
November 1, 2009 in Entertainment Cabin | Permalink | Comments (0)






