« December 2009 | Main | February 2010 »

January 25, 2010

RICOH GXR と GR LENS A12 50mm f2.5 MACRO レビュー


RICOH GXR with GR 50mm f2.5
Originally uploaded by digitalbear.
11月半ば、RICOH の銀座ショウルームで GXR に初めて対面(その際のファーストレビューは、こちらのエントリーを御参照)したのはもう2ヶ月前の事。その後12月に予定通り発売され、カメラ店店頭で何度も手に取って試用した本機だが、購入決断には2ヶ月を要した。きっかけは最近になって Panasonic GF1 + 20mm パンケーキレンズを手放した事。これにより、GXR と競合するカメラが手元に無くなった為、晴れて導入する運びとなった次第。2種類あるレンズから、各所で評判の良い APS-C サイズ受光素子を備えた 50mm f2.5 カメラユニットを選択。本日試写したサンプルは、こちらの flickr set 御参照。(スライドショーは、こちらからどうぞ。)兎に角軽快で、スナップ専用機には最適の重量感とシャッター感覚。ショウルームで気になった AF の遅さも、マクロ領域や暗所での撮影以外では、それなりに使える、という事で納得。堅牢なマグネシウムボディと精密なスライド・メカ二ズムは、使う程に手に馴染む。

ここ最近、GR Digital III を手に外出する機会が micro 4/3機より多くなり、筐体のコンパクトさが一番の理由であるものの、どうもその理由の一部は操作性の良さにもある、と気付いた。CX や GRD シリーズで共通する直感的にわかり安いオペレーション、特に右親指位置にある ADJ レバー操作に、指が馴染んでいるらしい。個人的には、4方向ボタンと一体化され、スティック部が太い CX シリーズの UI が一番気に入っているのだが、GXR のそれも使い易さは共通する。

GXR では、背面左上の DIRECT ボタンも加わり、各種設定をこのボタン一つでコンパネを表示し、変更する事も可能となった。デジタル一眼レフ的な一覧性のある設定と、従来からの ADJ ボタンによるクイックな設定、どちらも自由に使う事が出来るのは良い。

CX や GRD、GX シリーズユーザーであれば、全くマニュアルを読まずに GXR の機能の殆どを理解する事が出来る。GR Digital シリーズと比較すると大きさ、厚みともに一回り大きくなるが、男性の手には握り易いグリップ・デザインもあり、丁度良いサイズである。

A12 カメラユニットをスライド装着すると、ズシッと重いが、撮影する気にさせるバランスの良さも前面に出ている。第一印象は四角四面で特異なデザインという感もあったが、使い込む程にそれが愛着に変わるから不思議である。

このカメラを手にしたら、後は GR Digital III 同様、ひたすら気になった被写体をスナップするべし。一眼レフを持つ時の様な気構えは必要無く、コンパクトカメラの様な気後れも無い。重過ぎず、軽すぎず。合計500グラムちょっとの重量は、携帯ツールとして丁度良い。速写対応とする為、ネックストラップは採用せず、三脚穴にねじ込むエツミ製ストラップを着用。レンズキャップを外す手間も避けたいので、フィルターでレンズを保護するのみ、とした。

撮影結果は、評判通り、背景ボケが美しく画像にもキレがある。マクロ撮影でも、ラーメンに浮かぶチャーシューのシズル感迄描写され、すっかり感心した次第。先日購入した Nikon D3000 は、いかに小型とは言えやはりデジイチ、常時鞄に入れて置くには一回り大きい。しかし、GXRなら、利用しないかもしれないがちょっと持って行くか、という気にさせてくれる。そんなバランス感覚の高さが GXR の、最大の魅力なのかもしれない。

最近手に入れたデジタルカメラの中では、最大級の賛辞を送る事とします。今後発売が噂される、Panasonic GH2 あたりも気になるのではありますが。

January 25, 2010 in Digicame Cabin | Permalink | Comments (0)

January 17, 2010

NIKON D3000 で小型デジイチ環境再構築


NIKON D3000
Originally uploaded by digitalbear.
昨夏に発売されたばかりなのに、あれよあれよと低価格化が進んだエントリーデジイチの代表がこの、Nikon D3000。現在でも Body 価格はエントリークラス最安機のひとつ、では無いだろうか。しかしエントリークラスと行ってもそこは日本光学、手抜きは無い。AF も速いし、シャッターも静音で上品。外装のエンジニアリングプラスチックの質感も上々、だ。そして最大のアピールはやはり、小型軽量、これに尽きる。中・上級機のごつごつとした重さでデジイチの外出頻度が減っているが、マイクロフォーサーズ機やコンパクトデジカメ程小さいカメラどうも...という向きには、手のひらに収まりが良く、そして邪魔にならない大きさと言えるだろう。D3000 に付属のキット・レンズもそこそこ写る様だが、せっかくなので D90 に標準だった 18-105mm f3.5-5.6 ズームレンズと、35mm f1.8 レンズを装着し気軽にスナップ撮影。本機による作例は、こちらの flickr 写真セットにて。スライドショーは、こちらからどうぞ。

AF-S NIKKOR 18-105mm f3.5-5.6 ズームレンズは、D3000 に装着すると、まるで小型バズーカ砲の様なスタイルになる。決して大きなレンズでは無いのだが、カメラボディが極小なので、こういうバランスになる様だ。フロントヘビーにはなるが、グリップはし易いので撮影のリズムはつかみ易かった。ズーム倍率に無理が無いので、仕上がり画像も無理していない感じで、トータルバランスが良いレンズ。昼間出掛ける場合には、このレンズ一本で殆ど全ての撮影シーンに対応出来る。

外出が夕方〜夜にかかる場合には、小型で明るい AF-S NIKKOR 35mm f1.8 レンズも持って行く事になる。室内撮影の際も、f1.8 の明るさは魅力。ポートレート撮影では、背景ボケを活かした撮影が可能となる。そして D3000 に装着すると、このレンズはベスト・バランス。換算焦点距離も標準レンズ(1.5 倍で 52.5mm) に近いので、こちらの登板回数も増える事になりそうだ。

年末年始は、m4/3 でじっくりマニュアルフォーカスレンズによる撮影を続ける日々が続いたが、D3000 並みに小型であれば、これに AF レンズを装着して気軽に街角スナップを写すのもまた楽し。動画機能も無いシンプルなデジイチだが、それだけに気負いが無くてシンプルに使えるのが良い様だ。

January 17, 2010 in Digicame Cabin | Permalink | Comments (0)

January 11, 2010

マイクロフォーサーズ - ライカ M マウントアダプターによるマニュアルレンズ遊びまとめ(追記2010年1月)


m4/3 - Leica M mount adapter
Originally uploaded by digitalbear.

Panasonic Lumix G1 & GH1、Olympus PEN E-P1、Lumix GF1 と m4/3 デジイチ4機種で、10数本のライカ M / L マウントレンズを試して来たレンズ沼レビューの、2010年1月現在のアップデート版リスト、です。Leica から Voightlander、Carl Zeiss 、Rollei 迄、新旧小型マニュアル・レンズを色々試して居ります。マイクロフォーサーズカメラ+マウントアダプターで、レンズ沼に浸かってみたい方に、浸かりたくはないが怖いもの見たさな方(笑)に、御参考まで。

ちなみに、レビューでは拝借レンズも数本有りますが、当方が現時点で売却せず所有しているレンズは、Summilux-M 50mm f1.4 と、Elmar-L 35mm f3.5の最新二本のみ。最近はこのあたりに落ち着きつつあります。12-15mm 広角と、90mm 望遠は追加で欲しいところですが。Summilux のボケ味にはしかし、惚れ惚れしますね。


* Panasonic Lumix GF1 との組み合わせ *

- Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8 ZM

- Leitz Elmar-L 35mm f3.5 (追加)

- Leica Summilux-M 50mm f1.4(追加) 

* Olympus E-P1 (PEN) との組み合わせ *

- Voightlander Nokton 50mm f1.1

- Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8 ZM


* Panasonic Lumix GH1 との組み合わせ *

- Carl Zeiss Biogon T* 35mm f2 ZM


* Panasonic Lumix G1 との組み合わせ *

- Leitz Summaron L 35mm f3.5

- Rollei Sonnar 40mm f2.8 HFT

- Carl Zeiss C Sonnar T*1.5/50 ZM

- Summicron 50mm f2 沈胴 L マウント

- Panasonic ルミックス G1 とズマロンの白黒写真作例

- Voightlander Color-Skopar 35mm f2.5 PII

- Voightlander Nokton Classic 40mm f1.4

- Leitz Summaron 35mm f3.5

- Voightlander Super Wide-Heliar 15mm f4.5

- Leitz Elmarit-M 28mm f2.8

- Leitz Summicron-M 35mm f2

- ライカマウントレンズ沼への、怪しき案内人達

- Carl Zeiss Biogon 21mm f2.8 - Panasonic Lumix G1 にライカ M マウントレンズを装着 (初回記事)

....初回記事は昨年の1月半ば。1年で結構な数をレビューしましたね。我ながら驚きました。(苦笑)

January 11, 2010 in Analog Camera Cabin, Bear's Leica Mount Lens | Permalink | Comments (0)

January 10, 2010

2010年の中野フジヤカメラ福袋と、中古 MINOLTA CLE


MINOLTA CLE
Originally uploaded by digitalbear.
中野フジヤカメラ恒例の新年福袋が2年ぶりに復活。摂氏3度と冷え込んだ朝なので、並ぼうかどうしようかと悩んだものの、今年は長男がやる気を見せた為、1月3日朝6時前にフジヤへ。途中コンビニで朝食を買ったので予定より少し遅れて到着したが、スーパーの入口前あたりで列に入る事が出来た。300名限定の福袋、その後配られた整理券を見ると170番。とりあえず今年は堅実なポジションを確保出来た様だ。それからは開店まで2列になって寒空の下で待つ訳だが、もう慣れたもので長男は携帯ゲーム機、当方は iPhone で時間潰し。防寒対策もしっかり出来ている。午前7時前には夜明けを迎え、周囲が明るくなって来る。並んでいる地味なダウンを着込んだカメラマン男子達は、黙々とその時を待つ。2年前は10分前には列が動き始めたが、今年は8時きっかり。長男は小サイズ、当方は大サイズの袋と役割分担を決めて、1万円の福袋を2つ購入。絶対に損はしないお得なフジヤの福袋、さて今年の成果は....。

こちらの写真の通り、残念ながら今年は当方も長男も、3名に当たる10万円券、15名に当たる3万円券、デジカメに 8GB SD カードも全て外れ。しかし1万円のフジヤ商品券に、ロゴ入りメーカーグッズ多数。お決まりの Nikon ようかんもしっかり入っている。当方には、マクロ撮影用のミニ三脚が実用的で嬉しい収穫であった。世の中全般不況の年明けだが、2010年もフジヤ福袋の顧客本位の中身に変わりは無いと知って、ほっと一安心。

そして迎える午前9時。これまたいつも通り、フジヤ恒例新春・新品セールが始まり、複数の最新カメラ、レンズの箱がずらりと並べられた。フジヤ商品券をどう活用するか、悩んだ末に当方が手に入れたのはしかし、新品カメラでは無くずっと探し続けていた MINOLTA CLE の中古美品。AB ランクだが、目立つキズも無く、問題無く動作。先日購入した Leica Summilux-M 50mm f1.4 レンズの焦点距離がそのまま使える、約30年前に発売の製品を格安で手に入れ、カメラ初めとシャレ込む。その後 KONICA - MINOLTA Web 上で取り扱い説明書の PDF も発見し、久しぶりのアナログ・フィルムカメラの感触を楽しむ事に。

本機のレンジファインダー内で見えるフレームは 28/40/90mm 対応だが、50mm レンズなら 40mm より一回り小さい画角、35mm ならちょっと広い画角と思って使えばほぼ問題無さそうだ。

アナログカメラならではのしっかりしたシャッターの感触と音が素晴らしい。ミノルタらしく測光はシャッター押し下げ方式では無く、軽くシャッターボタンにタッチするだけで開始される。30年前のカメラとは思えない、細部まで堅牢な仕上がり。

という具体にアナログカメラで開けた2010年は、オールドレンズ、オールドカメラ収集をゆるゆると続けて行ければ、と思っています。最近は筆の進みが遅い当ブログですが、Twitter の @digitalbear アカウントともども、本年も宜しくお願い致します。

January 10, 2010 in Analog Camera Cabin, Bear's Leica Mount Lens | Permalink | Comments (0)