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April 30, 2010
LEICA X1 と出会った黄金週間初日。早速レビューを。
デジタル一眼レフを持ち出せば、満足行く写真を間違い無く撮影出来る。最近のデジイチは機能・価格競争が烈しくなった事もあり、どのメーカーのものを選んでもほぼ満足出来る。しかしその重さ、大きさで登板頻度が段々と低くなるのも常。最近 680g の iPad を常時携行荷物に加えた事で、これにデジイチが追加される可能性は、当方の場合はほぼゼロになってしまった。iPad に似合うスリムな鞄を見つけてしまった事も有り、デジイチはもう、物理的にも日常鞄に入らなくなってしまったのだ。デジイチに代わり、登板回数が最近最も増えたのは Sony Cyber-shot HX5V。25mm の広角から 250mm の望遠まで良く写る。動画機能もフルHD対応で、夜間撮影も得意なコンデジ。普通のスナップ撮影ならなんら不満も無い。しかし、背景ボケを活かしレンズの味を楽しもう、という事になると話は別。SIGMA DP2 の活躍余地はここにある。小型筐体ながら APS-C サイズの CMOS を備え、コンデジの大きさでデジイチ・クオリティの写真撮影を楽しめるのである。当方も DP2 を愛用、クリエィティブな撮影をこなせる良きパートナーとなっていた。しかし当方の目の前に本日突然現れたのは、DP2 のコンセプトを更に昇華させた様な仕上がりの、LEICA X1。品薄でカメラ店には発売以来在庫が殆ど無く、恵比寿の大沢カメラでお会いした菊池さんに実機を見せて頂いたきりだったのだが、本日偶然中古カメラ屋で、美麗新同品を発見してしまったのである。利用頻度が激減していた某デジイチとのトレードを決行し、僅かな支出で手に入れる事が出来た。本日撮影したサンプルは、こちらの flickr アルバムを御参照。(大きめ画像のスライドショーは、こちらからどうぞ。)フルオート露出と、絞り優先露出で手軽にスナップ撮りしただけなのだが、ELMARIT 24mm f2.8 レンズと APS-C サイズ CMOS センサーの威力を感じられる仕上がりに。
LEICA レンズはこれまでにも数本購入し、Micro 4/3 カメラで利用してきたが、カメラとしては実は My First LEICA となったのがこの X1。Panasonic 現行品の OEM ではない LEICA 製品として、面白い位置づけのカメラである。
ボディ造形は M9 には及ばないが LEICA らしいかちりとした品質感がある。描写性能良好な ELMARIT 24mm f2.8 レンズが付いて来る、と考えると、コストパフォーマンスは良いと言えるだろう。そしてボディ・レンズ込み 286g (電池別)という重量なら、iPad と合計しても 1kg 程度なので、日々携行する事が可能になるのである。この身軽さが、X1 最大の武器である。
実際に利用してみて、メニューのフォントの適当さや、電池を入れると電池蓋が多少浮き上がるデザイン等に外国メーカーらしい味が残るものの、撮影時の操作性は申し分無い。ISO, White Balance, 露出補正, AF-MF モード変更等多用する機能は物理ボタンとして独立して居り、即座にアクセス、設定変更が可能。MF によるピント合わせも、背面のダイヤルをグリグリ回して行える(合焦時には画像は自動拡大される)ので直感的だ。そして何と言っても、シャッター、絞りがそれぞれ独立したダイヤルとして存在するので、かつてのアナログカメラの様な露出設定が楽しめる。この2ダイヤル操作が、「写真を撮っている」という気持ちを高ぶらせてくれるのである。普通のコンデジではあり得なかった使用感である。
円筒形デザインのフラッシュも、頭面をクリックするとすぐにポップアップするので、思いの外使い易い。SDカードへの書き込み速度が遅い時がある、AF 合焦動作がもう少し速くならないか、というのが、今のところの少ない不満点だろうか。
新宿の夜景を撮影するだけでも、これまでよりビビッドに夜景が浮き上がって来る様だ。ピンぼけ失敗写真も、当初想像したよりずっと少なく、AF 精度も高い。Auto White Balance (AWB) も適切に作動している。オプションパーツも豊富に揃った LEICA X1 だが、当方的なおすすめは A&A (ARTISAN & ARTIST)製の X1用カメラケース。A&A らしくピタリと装着出来る様に正確に型取りがされて居り、カメラグリップにもなるので、別途グリップを買う必要も無くなる。満足感が高い一品だ。光学 ビューファインダーは、以前入手した Canon のレトロな 35mm 用を流用しているが、丸いデザインが X1 には似合っている様だ。
ゴールデンウィーク中は諸事情で長い旅行等は出来ないのだが、ちょっとした東京都内手ぶら撮影散歩には LEICA X1 の身軽さが嬉しい。このカメラに出会ったおかげで、楽しくクリエィティブな黄金週間連休となりそうだ。April 30, 2010 in Digicame Cabin | Permalink | Comments (0)
April 17, 2010
Covia CMR-250 モバイル WiFi ルーターで PSP go と iPhone を Skype 端末に
iPhone、 PSP、PSP go とモバイル WiFi 対応端末が増えて来たので、携行可能なモバイル WiFi ルーターを物色していた。Emobile Pocket WiFi が軽量で最初に選択肢に上がったが、既存の USB Emobile から機種交換すると4万円近くを要する。他にも何か...と検索して複数発見した中から、一番ネットでの評判が高かったのが Covia CMR-250 Mobile WiFi Router。手のひらに乗る小型サイズで、Emobile 以外にも DoCoMo, Softbank、b-mobile と複数キャリアの USB 3G データ端末に柔軟に対応出来、充電池の交換も可能。連続利用時間は2時間だが、電池が小型なので複数持ち歩けば4-6時間は使える事になる。外出時に使うにはこれで十分だ。早速ネット経由で購入。価格は電池を2個余分に買っても1万5千円程度で、Emobile ユーザーが Pocket WiFi 端末を新規に買い足すよりは安く済んでしまう。さて、その使い勝手は。今回は、PS3 Torne の WiFi リモート設定端末として購入していた PSP go を CMR-250 に屋外で接続し、Skype Out で音声通話を行う事が最終目的。PSP go も小型サイズなので、これがうまく行くと手のひらサイズの無線子機・親機セット型携帯電話端末として使えるのである。
出発前に CMR-250 をまず、Mac で WiFi 接続し、WiFi ・ Emobile の設定を行う。Emobile 接続部分も詳細設定は事前に項目が入力されて居り、キャリアを選ぶだけの簡単な設定。あとは暗号化形式を設定すれば終了する。WiFi 機器は設定で悩む事も多いが、付属のマニュアルもシンプルながら親切に書かれていて迷いは無い。
無事設定が完了すると、早速 CMR-250 背面のスイッチを入れてみる。前面の青色 LED が点灯し、スイッチを入れてから約40秒で Emobile 経由ネット接続が完了した。PC/MAC に直接 Emobile を接続した場合より少しだけ多めにかかる程度で、接続完了までの時間も十分実用範囲である。
PSP go 側の WiFi 設定を終えると、いよいよ PSP go の「ネットワーク」アイコン下にある Skype (プリインストールソフト)を立ち上げてみる。Skype のインターフェースはかなりシンプルだが、Skype Out する為に「ダイヤル」アイコンをクリックすると、すぐに電話番号入力画面になる。
すぐ横の携帯電話との通話を実験してみて、わずかな音声のディレイがあり、通常より多少オーディオ品質は落ちるものの、音声電話として十分使える事を確かめた。PSP go にはマイクも内蔵されていて、特別な周辺機器を加えずにそのまま単体で Skype を使える点もポイントだ。
PSP go だけでなく、iPhone を WiFi モードにすると、3G では iPhone からの発信が規制されている Skype も WiFi 経由で通話可能となる。こちらも試してみたが、十分実用的に利用出来た。
CMR-250 は、電源を入れっぱなしにしていても、本体が発熱する事もない。接続した Emobile USB 端末はほんのり暖かくなるが、これも全く問題無い程度。これなら鞄の中に入れて利用しても大丈夫そうだ。
CMR-250 でWiFi を持ち出せると、Cafe でも電車の中でも、即座にその場が「ネット結界」になってしまう。これは想像した以上に便利であった。5月末に Apple iPad が国内発売されると、WiFi 版にするか 3G 版にするか悩む方が多いと思われるが、3G USB 無線端末を既にお持ちの方なら、WiFi 版+ CMR-250 での利用も十分可能である。立ち上げに40秒かかるので iPad を常時利用する方は即座に繋がる 3G 内蔵版の方が便利かもしれないが、iPad はその大きさから座れる場所でじっくり利用、というスタイルが多くなりがちなので、CMR-250 を机の上でまず立ち上げて、という利用方法が想定可能だ。
CMR-250 のハードウェア自体は汎用的なので、将来的に他のキャリアに USB 端末側を変更しても、柔軟に対応可能な点も良い。欠点があるとすれば、大きさがあと一回り小さくなって欲しいという事と、青色 LED が眩しすぎる明るさで点滅する事。照明を落としたカフェで利用するなら、LED の上にシールを貼って目隠しするか、鞄の中で使った方が邪魔にならず良いかもしれない。まあ欠点はそれ位なので、十分合格で、実用的に使える一台です。
April 17, 2010 in Bear's Apple Products, e-Gadget Cabin, Entertainment Cabin | Permalink | Comments (0)
April 11, 2010
iPad は極めて優れた HD ビデオ&デジタル写真のモバイル再生機である、というレビュー
Apple iPad
Originally uploaded by db.
iPhone 3GS の 1.5 倍と伝えられた処理速度は、画面表示サイズが大きい事もあってか 2倍程度に体感される時もあるほど、サクサクとした軽快な動作を見せる。処理を待つ時間、というのがほぼゼロであるかの様に、アプリケーションもブラウザもキビキビと動作し、必要な画面を提示してくれる。
それぞれのアプリを利用してみて、当方が最も評価したのはビデオと写真の再生機能。ビデオは 9.7 インチ液晶上で HD に近い解像度で再生されるが、iTunes で購入した HD ビデオを再生してもコマ落ちが全く無い。モバイル環境で、ここまで薄型大画面できっちりビデオ鑑賞が出来るマシンはこれまで無かったのではないか。このあたりは当方がこれまで利用していた VAIO Type X と大きな違いが出た。VAIO X では、ATOM CPU という事もあり、重いビデオ画像の再生は全く厳しかった。iPad の A4 CPU とビデオチップの威力を知るには、HDビデオが一番わかり易いだろう。米国 iTunes では、人気テレビドラマが一話3ドル、新作映画でも15ドル程度でオンライン販売されている。当初は 16GB で十分と考えた iPad だが、動画ファイルを溜め込む事を考えると 64GB が欲しくなる。
そして次に注目は写真関連の機能。iPad を立ち上げると、ログイン前の、ロック解除のスライドバー横に、見慣れた写真アルバムの花模様アイコンが最初から表示されている。これを押すと、即時にフォトアルバムのスライドショーが開始される。9.7 インチの液晶は、バックライトの輝度が高く明るく、非常に美しく写真を再生してくれる。もうこれより小さなデジタル写真立ては不要、と思える程。それだけでは無い。人物が写った写真は自動的に顔の部分がアップになる様に自動トリミングされ、次々に再生される。顔を自動検出するロジックを、スライドショー内でも上手に応用している。そしてスライドバーでロックを解除し、写真アプリをもう一度立ち上げると、画面上部には iPhone には無かった「写真」「アルバム」「撮影地」と3つのタブが並んでいる。そう、Mac の iPhoto 新機能 と同じく、GPS 情報が入った写真は、Google Map 上にピンを立てて、場所毎に自動でアルバム整理してくれる機能が、iPad でもデフォルトで装備されたのだ。地図の動作も軽快で、二本指でピンが立っている場所を拡大して行くと、その場所で撮影した写真が出て来る仕組みだ。GPS 内蔵 Cyber-shot HX5V で撮影した写真ファイルが、きちんとグルーピングされて表示された。
デジタル写真まわりの機能は非常に素晴らしいので、iPadカメラ接続キットという、USB や SD カードから直接 iPad に写真データを読み込めるオプションも必要という思いを強めた。
ライトな用途であれば、出張等でも十分使える、という思いを強めたのは使い易い付属電子メール機能と Keynote,(プレゼンソフト)、Pages (ワープロソフト)といったそれぞれ US$9.99 ドルと安価で買えてしまうアップル純正オフィスアプリの使い勝手の良さ。メール機能は基本は iPhone のアプリに近いが、広い画面を活かしてメールタイトルと本文が2画面に分離され、一覧性が高まった。メールソフトやワープロの Pages は、米国で既に利用されている方々の情報を参考に、Mac 用として発売された小型 Bluetooth ワイヤレスキーボード (JIS 配列でも可)を iPad に接続して使う事にした。内蔵ソフトウェアキーボードと比較し、NotePC の様に迅速で快適な文字入力が可能となる。キーボードのファンクションキーにある音量調節、音楽再生、停止、曲送り、画面輝度調整もそのまま iPad で使えるので、BT キーボードは小型なものも各種あるが、やはり純正を組み合わせるのが良さそうだ。
勿論、全てがバラ色では無い。Bluetooth ワイヤレスキーボードを接続すると電池の減りがやや早まる、内蔵ソフトキーボードでのブラインドタッチは難しく、両手人差し指で打つ必要有り、液晶面への指紋の付着は iPhone 同様顕著、といった点も見られたが、全体の素晴らしい仕上がりからするとマイナーな問題点である。
さて、最後に、モバイル環境では WiFi 版 iPad + モバイル・ルーター(Pocket WiFi 等)で利用するのか、既存機は居間専用機として、iPad 3G 版を新たに購入すべきか、という難しい次の選択肢は残っている。当方は普段 NotePC を持ち歩かず、モバイル環境では出来るだけ身軽でいたい、という希望があるので、あえて 3G 版を選ばず、iPad は WiFi 接続が出来る場所だけで使いたい、という方針なのだが、今後 iPad を継続利用して 3G の必要性については再検証してみたい。
米国では車移動が中心なので 3G 版 iPad 利用者が増えそうな気がするが、680g と小型一眼レフ並の重量の iPad なので、通勤/通学環境が厳しい日本国内では NotePC を日常携行しているユーザーか、出張時などでもなければモバイル環境では iPad「常時」携行派は少数となる可能性もありそうだ。(iPad - iPhone の中間の大きさの機種も将来用意されるという噂が有り、それが出るなら話は別だが。)通勤時の iPhone の優位性は、iPad と比較しかなり小型画面であるとしても、当面揺るがないのではないだろうか。まあ、こういう予測もモバイルに最適な新 iPad アプリの登場等で変化する可能性が強く、今後の推移をきっちりと見て行きたい。
当方は iPad を応接間、オフィス、カフェ、出張先等で活用することになりそうです。非常に気に入りました。
April 11, 2010 in Bear's Apple Products | Permalink | Comments (0)

