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July 19, 2010

Sony NEX-5 とライカマウントレンズ : Voightlander Super Wide-Heliar 15mm f4.5


Sony NEX-5 + Voightlander SWH
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NEX-5 用レンズ、Sony純正 E マウントレンズ2本と、Leica M マウントアダプター(三晃精機)を介して 35mm レンズを2本、合計4本で使って来たが、そろそろスナップ写真用に小型の広角レンズが必要となって来た。中古レンズを物色しながら出物を探していたが、18mm / 21mm の Cosina Carl Zeiss レンズは中古でもそれほど安くはならない。しかし本日、新宿の Map Camera 地下で、Voightlander Super Wide-Heliar (SWH) 15mm f4.5 の型落ち L マウントレンズが、廉価で売られている事を知った。新型 SWH は M マウント化したが、レンズ自体も大型化してしまい、ちょっと残念に思っていた所だったので好都合。しかも、マウントアダプターの銀色にお似合いのシルバー色の新品在庫があるとの事。早速利用頻度が落ちたレンズとカメラを放出して、SWH を手に入れた。以前黒色の SWH を所有していたが手放してしまって、これが二台目の SWH となる。Sony NEX-5 には初めて装着したが、小型レンズでボディとのバランスも絶妙である。リングに刻みが入ったデザインは、マウントアダプターのデザインとも共通でマッチしている。本日早速撮影した作例は、こちらの flickr セットにて。(やや大きめ画像のスライドショーは、こちらからどうぞ。)

15mm レンズは、NEX 上では 1.5 倍の換算 22.5mm となる。広角レンズとしては、16mm E レンズの換算 24mm に近く、使い勝手の良いレンズだ。開放 f 値は 4.5 だが被写界深度が深いので、パンフォーカスレンズの様に使えるところがミソだ。2m 位のフォーカス位置にセットしておけば、開放 f4.5 でも約 1m - 無限遠までほぼピントが合うので、クローズアップ撮影の時以外は焦点合わせの労力が要らない。NEX-5 の様に小型でスナップに向いたカメラでは、マニュアルレンズでありながらフォーカシングの手間が必要無くなるのは非常に便利である。

本レンズのクセとして、開放 f 値で明るい空をバックに撮影すると、周辺部に紫色が出る場合がある様だが、これは絞りを調整する事で回避出来そうである。もう少しそのあたりは研究してみよう。

購入前の予想通り、街撮りでは C-Biogon 35mm より、焦点合わせが必要無い分、軽快に使える。気になった風景を、パンフォーカスで自在に切り取って行く。f4.5 から始まる、コーティングもしっかりしたレンズなので、太陽が眩しい夏日でも、太陽光の反射を最小限に抑えてくれるのは有り難い。

レンズ前面が球状で、フィルターを装着出来ない形状故レンズは剥き出しなので扱いにはそれなりの注意が必要だが、トータルなデザインも美しく、愛着が湧くレンズである。

July 19, 2010 in Bear's Leica Mount Lens, Sony NEX-5 | Permalink | Comments (0)

July 18, 2010

iPhone4 と Suica で改札を通りたい


DSC00706
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iPhone ユーザーの悲願、それは iPhone で、携帯電話のモバイル Suica の様に改札を通り抜ける事。ソリューションはしかし、非常にシンプルだった。iPhone 用ケース内側に、Suica もしくは Pasmo カードを挟み込めば良い。3G / 3GS の時代から先端ユーザーはこうして iPhone を定期券がわりに改札を通り抜けてきたはずだ。そして iPhone4 になり、底面がフラット化して、Suica / Pasmo カードの挟み込みは更に容易になった。いつも取り出し易い位置に携行している iPhone4 は、IC カード定期券との相性も良いはず。早速シリコンケースの内側、iPhone4 の底面側に Suica カードをセットして、通勤時混雑する改札口へ。当然すっと通れると思いきや、カード読み取りエラー。何度やってもうまく行かない。これは一体どうした事か、と試みに iPhone4 を取り外し、しかしSuica カードはケース内側にセットしたままで再度読み取り機にかざすと、今度はうまく行った。どうやら、iPhone4 本体が何らかの形で、IC カードを読み取る際に干渉している様だ。何とかならないかと Web 検索すると、あった、ありました。これを使えば大丈夫らしい。CloseBox and OpenPod さんのブログに解決策が。

Flux Pit Mobile という、シールを一枚 iPhone4 の裏に貼れば全て解決、との事。早速 Amazon で取り寄せて試すと、実に快調・快適。全く問題無く、iPhone4 で JR の改札を通れる様になってしまった。

同製品は、単なるシールでは無く、HP の説明によれば「ひとことで言えば非接触ICカードが2枚重なった場合に起こる“干渉エラーを防ぐ製品” です。電磁波(磁束)を制御する特許技術を用い、非接触ICカードを重ねた場合に発生する誤作動を防ぐ磁性フィルター製品です。」との事。

確かに、誤作動しなくなっただけでなく、JR 改札での読み取り精度迄上がってしまった。これまではかなり読み取り機に接近させて通っていたのだが、5cm ほど浮かした状態でも、カードの指向性がはっきりしたせいか問題無く認識してくれる。カード本来機能である非接触で使える様になって、衛生上も非常に具合が良い。iPhone をモバイルSuica 化したい方は是非、お試し下さい。

July 18, 2010 in Bear's Apple Products | Permalink | Comments (0)

西麻布豚組で、1Q84 な3cm 極上ロースカツ世界に迷い込む


Apple iPhone4 photos
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西麻布交差点近く、渋滞する首都高がその上を走る六本木通りから、表参道方向に抜け道となっている路地を1分ほど、徒歩で奥へ。木造二階建ての一軒家を現代風に改築した建物へ近づくにつれ、三日月模様にくり貫かれた、ひときわ目立つ黄色い外壁が目に飛び込んで来た。入口までたどり着き、夕闇に呼応し蒼味を帯びる空を見上げると、小さく明るいもうひとつの三日月が、外壁の月と二つ仲良く並んで浮かんでいる。不思議な超現実感にとらわれつつ昭和風の木戸をくぐると、ヤナーチェックの楽曲こそ BGM に流れてはいないものの、某小説世界の様な、小さな時空の歪曲が起こった空間に迷い込む。赤坂の姉妹店となる立ち飲みバー、壌に通ずるレトロな内装デザインの階段を昇り(実は西麻布の豚組を訪れるのは初めてのことだ)、二階の個室風空間に案内される。そして食事が始まると、「ほうほう」と感心せざるを得ない光景が眼前で展開し始めた。そう、そんなはずは無い。もうキャンペーン期間を過ぎ姿を消したはずの、3cm という想像を超える厚みを持った、幻の断崖絶壁ロースカツが3枚、忽然と姿を見せたのだ。 


小説の表現を借りると、@hitoshi がマザであり、この 3cm の美しきものはドウタ、という事になるのだろうか。空気の様に見えたとんかつさなぎ、いや 3cm カツへの要望が強く、ついにレギュラーメニューになってしまったとの事だが、どのような力が、このとんかつを可能にしたのだろう?そして何のために?僕にわかるのは、このとんかつは今夜、僕に用意されたかけがえのないものであるということだ。ふと窓の外に目をやると、そこには月がひとつだけ、漂う様に浮かんでいた。そう、これは2010年夏の、疑う事無き現実世界の夕食なのだ。

恐る恐る、最初の一切れを箸で手繰り寄せる。文字通り、口の中でとろける様な脂身の甘さを引き出す塩を頼りに、3cm の絶壁に一歩を踏み出す。脂身のやわらかさと、しっかりした豚肉のハーモニーが、口中に広がる。そして、しつこくない。何という事だろう。西麻布の裏道を通り抜けるタクシーが一台も停車する事は無い「豚の町」に辿り着いてしまったという事なのだろうか。声が出ない。そう、この旨みの感動で、僕は言葉を失ってしまったのかもしれない。

つけあわせのキャベツも、切り置きせずに、注文が入る度に切って出すという。甘みのある、新鮮なキャベツだ。御飯もしっかりとコシの強い米で、とんかつとソースに負けない個性を放っている。感心したのは、秋田名産のいぶりがっこがつけあわせに出された事。大根嫌いの @nori_taka さんも、いぶされて大根特有の辛味が消えたこのいぶりがっこなら、きっと気に入るに違いない、そんな事を考えつつ 3cm の壁の頂上を目指す。

夜間の絶壁登頂が難しい人向けには、ランチでもカツカレーの中に、この 3cm カツを投入し始めたとの事。絶妙な脂の甘みを知るには単品かつ塩でまずは征服して欲しい 3cm カツだが、時にはカレーというのも良いかもしれない。

そろそろ時間は夜9時を回った。豚組を離れる時間だ、と僕は思った。「いろいろありがとう」と @hitoshi に礼を言って、まだ混雑する首都高の下、六本木通り方向に向かう。闇に浮かび上がる、黄色い豚組の建物を振り返る。月はまだ二つ浮かんでいる。しかし僕はそれを声に出さない。ただそう心に思うだけだ。僕たちは 3cm の豚を自分の内に吸収し、自らの生きた血肉とする事が出来たのかもしれない。僕らはこれから豚の町を離れる。そして、首都高の下で、ボルトの外れた金属板を探さねばならない。非常階段への入口は、見つかるのだろうか...

(とここまで読んで一体何!?、と思われた方は、村上春樹さんの 1Q84を御一読下さい。入口で見かけた二つの月、にインスパイアされてついつい。尚、豚組の 3cm カツが異常に美味しいというのはノンフィクションです。事実は小説より奇なり。w)

July 18, 2010 in Gourmet Cabin | Permalink | Comments (0)

July 04, 2010

Rboard for Keitai で、iPhone4 を超高速モバイル入力端末に


iPhone4 and iOS4 options - BT Keyboard
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iOS4 が発表され、念願の Bluetooth Keyboard 対応が開始された。早速iStand と Apple Wireless Keyboard の組み合わせで、iOS4 にアップグレードした iPhone 3GS を Bluetooth で無線接続、iPhone を小型・高速メモマシンとして利用開始する事に。これが非常に快適。実は iPhone4 にせずとも、3GS なら十分、BT キーボードによる入力用途には使えてしまう。iPhone4 にアップグレードしても、本機能ではそれほど使用感は変わらないので、3GS を古い OS で利用している方は、iOS4 を入れて、サクサクと使える無線キーボード入力を是非お試し頂き度い。iPhone の背中側に吸盤で装着する iStand は、手軽に iPhone を横位置・縦位置で机上で利用できる、手ごろで洒落たデザインのiPhone オプションである(iPhone に装着した様子は、こちらの写真御参照)。

純正の Apple Wireless Keyboard は、iPad で利用する場合と同様に、音声大小、画面輝度明暗、音楽再生停止、ソフトキーボードのオンオフといった制御をキーボード上段のキーから直接行えるので便利だが、一方で毎日持ち運ぶには少し重く大きい、携行中にキーに触れると iPhone の誤動作が起こる事がある(静かなエレベーター内でうっかり音楽再生キーに触れ、意図せずiPhone 内蔵の音楽全開になるケース等、当方も体験済み)といった小さな欠点がある。打鍵感は純正なのでこれが一番良いのだが、携行用には別の、コンパクトな折りたたみキーボードを揃える事にした。それが本日手に入れた、REUDO Rboard for Keitai RBK-2000BTII (ver. 2) である。7月から製造開始された Version 2 では、以前のモデルで生じた、「自動再接続が出来ない問題」も修正され、快適な使い心地になった。(まだ市場に多少 Version 1 の在庫が残っている可能性もあり、今後購入の際には必ず Version 2 のシールが貼ってある新モデルの入手をお勧めする。)
本キーボードは、iPhone を置く為のスタンドも内蔵されて居り、キータッチも非常に良い。本来 Windows Keyboard なので多少の制限はあるものの、慣れれば全く問題無く使いこなせるだろう。(詳細はこちらの「対応機能」御参照)電池も普通の単四電池2本を利用し、電力消費もミニマムなので、電源オンオフを行う必要も無い点も使い勝手にプラスに働いている。

唯一文句を言うとしたら、本体内蔵式のスタンドがやや華奢な作りという点。安定度を高める為には、iPhone 用スタンド、iZel (商品詳細はこちらの iZel サイト御参照)等の利用もおすめしたい。携行時はフラットな形状だが、利用時は簡単な組み立て作業で、横置き縦置きそれぞれに対応可能な安定したスタンドになる。背面のバーを伸縮させる事で、画面角度を自由に変えられる設計で、何より背面から見た時のデザインが未来的である。iPhone4 なのだから、背中側迄クールさを徹底したい、というデザイン志向の方には良いスタンドであろう。

という事で試行錯誤の末に、iPhone4 + iOS4 + Rboard for Keitai Bluetooth キーボード + iZel スタンドによる最強・最小の iPhone メモ取りシステム完成。iPad のモバイル利用頻度がますます落ちる今日この頃、です。この環境は、高速入力しすぎると、ひらがなが意図せず漢字の後に付け足されるマイナーな問題点はあるものの、普通に使うとツイッターや SMS、email の高速入力でも大活躍するのでお試しを。

July 4, 2010 in Bear's Apple Products, e-Gadget Cabin | Permalink | Comments (0)

July 03, 2010

Sony NEX-5 とライカ M マウントレンズ : Carl Zeiss C-Biogon 35mm f2.8


Sony NEX-5 + Carl Zeiss C-Biogon
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Sony E - Leica M マウントアダプターで繋がる NEX-5 と Leica レンズ、第二回は Cosina 製 Carl Zeiss T* コーティングのコンパクト・レンズ、C-Biogon 35mm f2.8。先にレビューした Leitz Elmar 35mm f3.5と比較し、焦点距離は同じで換算 52.5mm と標準レンズ相当だが、開放絞りは f2.8 と明るくなる分、レンズ径も多少大きくなる。しかしそれでも、NEX-5 の広角単焦点レンズ E 16mm f2.8 より口径は小さい。(レンズ長は C-Biogon の方が長くなるが)

C-Biogon は Cosina が各種開発している Biogon レンズの中でもコンパクトサイズで、35mm の他にも 21mm があるのだが、まずは標準レンズ相当の 35mm のテストから。作例写真は、こちらの flickr set 御参照。(大きめ写真のスライドショーは、こちらからどうぞ。)
Sony といえば Carl Zeiss レンズの長期ライセンシー。最近登場する交換レンズは自社製 G レンズが増えて来ている様だが、NEX に組み合わせるには Carl Zeiss ブランドの方がしっくり来るから不思議である。Panasonic が担ぐ Leica ブランド・レンズよりもマッチする事は無論そうなのだが。

作例写真の通り、本レンズのボケ味は大変素晴らしい。暗所でのボケも綺麗な円形になる。先の中古 Leitz Elmar と比較し設計やコーティングも新しいので、発色も深みを感じる仕上がりとなっている。マニュアルレンズの中では NEX のオフィシャル標準レンズ、と呼びたくなってしまう程、カメラボディとのバランスも良い。(兄貴分の Biogon 35mm f2 を装着すると、レンズ長がもう少し間延びしてしまうのである。)

f2.8 の明るさで、焦点合わせも f3.5 の Elmar より楽に出来る。普段使いには、これが良い、と思わせてくれるレンズなのである。金属外装の高い質感も所有満足感につながる。

Sony NEX にはボディ手振れ補正が内蔵されないので、夜間撮影が f2.8 で厳しいのでは、と思ったが、それを補う機能として「手持ち夜景」撮影機能(NEX のシーンモードのひとつ)を活用出来る。6枚の映像を高速連写して、それぞれの映像を自動補完するのだが、数枚撮影してみてその効果は HX5V 同様になかなか使えるという事がわかった。野良猫の写真等は、手持ち夜景機能が無ければ相当暗い場所だったので撮影不可能だったと思われる。

以上の通り、なかなかに素晴らしい NEX-5 と Leica マウント・マニュアルフォーカスレンズの組み合わせなのだが、連続して二度落ちる様なフィーリングのシャッター音にだけは、未だに違和感を感じる。中上級機として登場が噂される NEX-7 では、是非そのあたりの改善をお願いしたい。


 尚、次のレビュー・プロジェクトとして、C-Biogon の美しいボケ味を活かした動画撮影のテストも行いたいと考えている。頭部に NEX 用のステレオマイクロフォンを装着し、金属グリップを底部に取り付けると、NEX-5 はユニークな動画撮影仕様に早変わり。こちらの写真を参照頂き度い。

July 3, 2010 in Analog Camera Cabin, Sony NEX-5 | Permalink | Comments (0)

Sony NEX-5 とライカ M マウントレンズ : Leitz Elmar 35mm f3.5


Sony NEX-5 + Leitz Elmar 35mm f3.5
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世界最小クラスの APS-C CMOS レンズ交換一眼システム、Sony NEX-5 と三晃精機マウントアダプターと組み合わせた Leica M Mount レンズ・レビューの第1回目は 1930年 - 1950年にかけて発売されていた Leica 製オールドレンズ、Leitz Elmar 35mm f3.5から。(正しくは Leica L マウントレンズだが、L-M アダプターで M マウント化して使っている。)正確な製造年はわからないが、2010年発売の Sony NEX よりは、60歳以上年上のレンズ、という事になる。中古品としてはそれほど程度は高く無い B-C クラスで購入したものなので、レンズ内曇りも有り、撮影現場の光線状態によっては、特に f3.5 開放絞りで多少ぼやっとした写りになってしまう。しかしある程度絞って撮影すると、単焦点らしいシャープな画像を結像してくれる、侮れないレンズでもある。レンズサイズは超小型でありながら、ヒヤリとする金属の重量感が有る事も嬉しい。年齢60以上とはいえ、今でも十分現役で活躍してくれる、機動的な 35mm レンズだ。早速撮影したサンプルは、こちらの flickr set から御覧下さい。(やや大きめ写真のスライドショーは、こちらからどうぞ。)

Micro 4/3 のプラットフォームでは、70mm 中望遠の換算焦点距離になってしまう為、スナップ写真主体の当方の使い方ではそれ程出番が無かったレンズだが、Sony NEX との組み合わせでは、換算 52.5mm の標準レンズになる為、活用機会が増えそうである。開放 f 値が 3.5 から、ということで、焦点合わせはそれほど明るく無い液晶画面上で行う必要が有り、その点は注意が必要である。

日中、曇天で撮影すると、f3.5 開放絞りでもそれなりのボケ味を見せてくれる。絞り調整は前面のレンズ外周の小さなレバーで行う必要が有り、操作感が良いとは言えないが、これが Elmar 35mm L の味でも有り、それを楽しむ姿勢が大切である。

エントリートップに置いた写真の、iPhone4 との対比で、このレンズ交換カメラシステムのサイズがいかに小さいか、おわかり頂ける事だろう。金属レンズで見かけより重量感がずしっとあるが、文字通り「手のひらに収まる」常時携行用スナップシステムとして、重宝する組み合わせである。

July 3, 2010 in Analog Camera Cabin, Sony NEX-5 | Permalink | Comments (0)

Sony NEX-5 と Leica M レンズで極小一眼システムを構成する、職人芸マウントアダプター


Sony E - Leica M Mount Adapter
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精密で高性能で極小。最新デジタルカメラ開発の方向性は常にその三要素が交わる中心点に向かって突き進んでいる。デジイチのダウンサイズが著しい昨今、更なる小型/高性能化を求めるエッジ集団はまず、マイクロ・フォーサーズ規格カメラに特殊なマウントアダプター経由で Leica M マウントレンズ(当方のオールドレンズ纏めレビューはこちらのエントリー御参照)、Olympus PEN 用オールドレンズ、本来ムービー撮影用の C マウントレンズといった超小型交換レンズを装着する方向に突き進んだ。その結果、エッジ・ユーザーが集う趣味人の店、中野フジヤカメラ1階では、Micro 4/3 用アダプターや 4/3 中古/新品カメラの陳列棚が店入口に近いより良い位置に移動する等の変化が顕在化しつつある。(同店のマウントアダプター在庫は異常な程豊富かつ全て実際に装着して試せるので、エッジな方は是非訪問頂き度い

そして、新しい流れは6月初旬、Sony NEX-3/5 の登場。カメラボディはより小型化され、一方で CMOS サイズは APS-C とやや大きくなった。これにより、従来の Micro 4/3 ではレンズ焦点距離が換算2倍(例えば、35mm レンズは 70mm 換算)となっていたところが、APS-C に対応して 1.5 倍で済む様になった。特に広角側で、15mm レンズが換算 22.5 mm で、35mm レンズが換算 52.5 mm の標準レンズとして使えるというのは嬉しい。

それを可能とするのが、Sony E マウント(NEX-3/5 カメラの新マウント名称) と小型レンズをブリッジするマウントアダプター群だ。マウントアダプターメーカー各社により開発が進んで来たが、まずは三晃精機から第一弾となる Leica M マウント対応アダプターが発売された。

同社製アダプターは、職人の手による工芸品、と表現したくなる美しさ。工作精度の確かさは勿論だが、Swarovski のクリスタル装飾もあり、好みの色を注文時にオーダー出来る。現在のところ通販でしか買えない様だが、先進デザインの NEX ボディにもベストマッチなので、Leica M マウントレンズ所有の方には強くおすすめしたい。

少しキツめのレンズ、マウントフィッティングだが、緩めに出来ていてぐらつく様なアダプターよりずっとしっかりと出来ている。マウント色はシルバー、ブラックの二色で、当方所有の NEX は黒色なのだが、マウントの色にあわせてシルバーを選択した。

実際にレンズを装着してみると、この組み合わせは、小さいが濃密に凝縮された質量を感じさせるずっしり感を併せ持つ。所有満足感も極めて高い。この小型パッケージなら、これまで Micro 4/3 ですら携行しなかった様な日常のシーンで、常時携行する事も可能となるだろう。交換レンズシステムに対する概念を一変させる程のインパクトを持つ、極小一眼システムが完成してしまった。この宝飾品のブレスレットの如く美しい光を放つマウント・アダプターのお陰で。

そして、実際の利用レビュー。数百枚をテスト撮影し、意外だったのは、NEX と MF (手動フォーカス)レンズの組み合わせの撮影は、事前の想像程悪く無かった事。メニュー→セットアップの設定から、MF アシストをオンとし、レンズなし時のレリーズを許可すると、これで設定は完了。

後は撮影モードを A (絞り優先)とすると、レンズ側で設定した絞りに応じてシャッター速度が自動決定される。四方向キーを兼ねたダイヤルキーの下方向を押し下げると、露出補正もダイヤル操作で行える。しかし、もっと面白いのは M (マニュアル露出)モード。この撮影モードにすると、レンズ側で絞りを決めた後、ダイヤルキーを利用してシャッター速度を決定する。液晶下部の表示から、露出の +/- をデジタル表示で正確に把握出来るのである。

MF アシスト機能は、背面の3ボタン中の下のボタンを押す事で即利用可能。一度押すと7倍、もう一度押すと14倍の画面拡大モードとなるので、手動による焦点合わせも問題無く行える寸法だ。

NEX と Leica M レンズの組み合わせ、当方がまず試したのは標準レンズとして使える、35mm レンズ。Cosina Carl Zeiss C-Biogon 35mm f2.8 と、Leitz Elmar 35mm f3.5 を装着した。それぞれのレビューと作例写真は、この次のエントリーを御参照頂き度い。

いやしかしこのアダプター、素晴らしいです。M8 や M9 を持っていなくても、ライカ M マウントレンズの味を、超小型システムで堪能出来ます。アナログレンズ一眼デジカメ、ここに極まれり。

July 3, 2010 in Bear's Leica Mount Lens, Sony NEX-5 | Permalink | Comments (0)