« July 2010 | Main | September 2010 »

August 31, 2010

Kindle3 のモレスキン風革ケースと、LED 読書灯


Kindle Cover Arrived
Originally uploaded by digitalbear.

Kindle3 は極薄仕様。鞄の隙間にもスッと入れられる本体なので、クッションの良い鞄を使っている場合は、ケースに入れず使うのが良いかもしれない。メイン電源スイッチも本体底部にスライドスイッチとして配置され、移動中に鞄の中で不意に電源が入る心配も少ない。Kindle3 は裸のままで利用するのが一番快適、である。しかし、スリムに出来ている分、落下時の破損等の心配もある。軽量であるが故に持っている意識が薄く、落とし易いとも考えられる。当方も購入時に随分迷ったのだが、結局純正革カバーを購入する事にした。夜間読書に使える LED 内蔵カバーというのも選択肢にあったのだが、価格も高いので普通のカバーを購入。本体から遅れる事3日で到着した。本体と一緒に配送、というオプションも Amazon なので勿論あるのだが、本体を一日も早く手に入れたかった為、個別発送を指定。しかし米国からの商品輸入になるので、Handling Charge の20ドル余りは別々にかかってしまった。本体左側面の二つのラッチ穴を利用して、簡単に着脱出来る仕様になっていて、早速装着。
モレスキンのノートブックの様に、ゴムで右端を固定して蓋を閉めるデザインだが、ゴムを引き出し易い様に Amazon ロゴのノブが装着されて居り、使い勝手は良い。ゴムもモレスキンと比較するとしっかりと太い素材が使われていて、日々の利用にも耐えそうだ。表裏の皮革には、米国デザイン製品らしくしっかりとした、品質の高い素材が使われている。もうちょっと薄くするとケースを軽く仕上げられるのであろうが、落下時に本体のクッションになる厚み、としてはこれ位は必要なのだろう。装着し持ち歩くと、本体を裸で持ち歩く場合とは、安心感が全く違う。

LED 付きのケースを選ばなかった理由としては、価格もあるが、暗い場所での読書シーンが少ないから、という点がある。しかし、飛行機の中の読書には、LED もあると便利ではある。そこで引き出しの奥から引っ張り出したのが、クリップ型の LED ライト。これをカバーの上端に挟むと、簡単夜間照明付きカバーの出来上がり

iPad と同様に、今後 3rd Party から創意工夫あふれる Kindle3 用カバーやケースも多種登場すると思われるも、純正カバーもナカナカ悪く無い、というレビューでした。

August 31, 2010 in e-Gadget Cabin, eBook Cabin | Permalink | Comments (0)

August 30, 2010

第三世代 Kindle の、日本語表示とSocial Media 連携機能


iPhone4 vs Kindle3 vs iPad1
Originally uploaded by db.

新型 Kindle (Kindle3) は、日本語フォントを内蔵して日本語表示に対応した(日本語入力は、かな漢字変換の為の FEP (Front End Processor) が無い為に対応せず)。Twitter や Facebook 等、Social Service との連携もスムーズに行く様に設計されている。実際に利用して、その機能について試してみたので簡単ながら御報告。

まず日本語表示。PDF や Text ファイルは USB ケーブルで PC や Mac とKindle を直接接続すると、マスストレージ(大容量記憶デバイス)として認識され、Kindle 側の Document フォルダに Drag & Copy するだけで読めてしまう。これは非常に手軽。MS Word ファイル等の場合は、Kindle 側で設定される独自の Email アドレス (@kindle.com) に、Kindle で読みたいファイルを添付し、接続設定したメールアドレスからメール送信するだけ。送信後、Kindle をネットワークに繋げると、Kindle で読めるフォーマットになって Home 画面にファイルが表示される。

Kindle では、“Collection" というサービスでファイルをフォルダ分け出来るので、転送したファイルは目的毎に Collection フォルダを作成し分類、保存すれば良い。第三世代ではメモリ容量も 4GB と大きくなったので、テキスト系ファイルは容量を気にせず転送出来る。(追記:佐々木俊尚さんから Twitter で質問を頂きましたが、ファイル名の日本語表示も問題ありません。)

複数フォーマット・ファイルの Kindle 転送を試して、日本語 PDF ファイルのみ、理由ははっきりしないのだがうまく表示出来ずフリーズ、やがて自動的に Kindle がリスタートしてしまうケースが度々あった。画像ファイルが含まれているせいか、フォントの問題なのか、理由は判然としないが、今後も試行錯誤をしながら原因を調べてみる事にしたい。

メール添付ファイルなら、JPEG 写真も送信出来、MPEG3 の音楽ファイルはUSB 経由で簡単に Kindle に送る事が出来る。マルチメディアプレイヤー機能はまだまだおまけで、シンプルな機能提供だけではあるが、第四世代の Kindle4 で、 e-Ink がカラー化、タッチパネル化すると、面白い事になって来るだろう。iPad のライバルは Kindle、という展開にも、小型さと価格の安さから、ならないとも限らない。

Social Media 連携は、設定 (Settings) の3ページ目、"Social Networks" の管理画面から、まずは Twitter と Facebook のアカウントを設定(本日現在、Kindle3 上から設定出来る Social Service はこの二つのみ)。それが済んだところで、ネットワークでつながる友人にシェアしたいと思う Kindle コンテンツを開き、Menu ボタンから、"Add a Note or Highlight" という機能を呼び出す。引用したいテキストは、4方向ボタンと決定ボタンを利用してHighlight し、キーボードから自分のコメント (Note) を入力した後で、“save & share" というボタンを押すだけで Twitter / Facebook に自分のコメントと引用がシェアされる事になる。

Twitter では自分のコメントがツイートされ、Amazon Kindle の HP にある、当該ユーザーのコメント/引用/コンテンツ紹介ページにリンクされる。Facebook のストリームには、文字数の余裕がある為か、コメントと引用の両方が表示されている。コメントや引用に興味を持ったユーザーは、オリジナルコンテンツへのリンクをクリックしてコンテンツを購入、そういう流れになっている。Kindle HP の Social Networks 連携ページには、新聞記事や雑誌記事、書籍へのコメントがユーザー毎に時系列に蓄積され、外部からの閲覧も可能となっている。

以上の通り、現状、端末から日本語入力を行えない欠点はありつつも、Kindle3 は日本語コンテンツの閲覧、ソーシャルメディア上での(英語による)記事評、書籍評の共有をすぐに行える設計がなされている。ここまで完成度が高いと、完全に日本語メニューや文字入力に対応したKindle 日本語版登場と、日本語コンテンツの Kindle Store 登場も遠くない気がするのだが。というか、出来るだけ早期にお願いします、Amazon.co.jp 関係者の皆様。

August 30, 2010 in e-Gadget Cabin, eBook Cabin | Permalink | Comments (0)

August 29, 2010

Kindle3 WiFi ファーストレビュー。外見通り、電子書籍リーダーの黒船だ。


Kindle Sleep Mode
Originally uploaded by db.

専用デバイス、なるものは余程の事が無いと買わないし、Kindle も第一世代、第二世代は気になったものの、見送って来ていた。しかし第三世代の Kindle は、即購入を決めた。それにはいくつか理由があるのだが、最大の理由は、汎用スレート端末代表格の Apple iPad で長い文章を読む事に、やや目が疲れた始めていた事にある。iPad は Web ブラウズをしたり、Email を読んだり、綺麗な写真入りの雑誌を眺めたり、という用途では良いのだが、長い文章を読むとバックライトが明る過ぎて目が疲れてしまう。バックライトの輝度を落とすと今度は暗過ぎてコントラストが失われ、それはそれで見辛い。iPad の筐体は重量があるので、iPad で電子書籍を読む場所は何故か、いつも深夜、自宅の机の上が定位置。その状況を、新たに日本語対応になった Kindle3 が改善してくれるのでは、と期待を抱いた事が最大の購買動機となった。

そして、WiFi 対応と筐体小型化、処理速度アップ等、新 Kindle は注目すべき機能アップが複数図られている。重量も 240g 程度と、iPad と比較し 1/3 近い軽量さ。iPhone よりはもちろん大きいが、iPad のサイズと比較すると格段に小さい。これなら鞄に放り込んで、通勤電車内で片手で読む事も出来る。製品発売がアナウンスされた直後、米国 Amazon.com サイトで予約・購入手配していたら、昨日遂に国際宅急便で本体が届けられた。早速使ってみる。

包装は非常に簡素。開けると、梱包されているのは Kindle 本体、充電用 USB ケーブルとアダプター、薄い説明書のみ、である。詳細な説明書は Kindle 本体内に電子格納されているので、これで問題無いし、殆どの操作が直感的に行える様になっていて、基本的にマニュアルを読む必要も無い。アダプターは超小型で、旅行時等の使い勝手にも配慮されている。

しばらく充電し、起動すると、まずは WiFi 設定。そして、 Amazon.com の ID/Password を尋ねられる。それを入力すると、即 Kindle Store から直接、書籍・雑誌・新聞等を購入出来る様になる。このあたりの設定導線はスムーズで、迷いが無い。しかし、当方の環境では、WiFi 設定が鬼門だった。自宅のメインの WiFi アクセスポイントが、Kindle 側から見えたり見えなかったり、という不安定な状況が、何度か試したが改善されなかった。当方の固体特有の不具合かもしれないが、内蔵 WiFi アンテナが弱いのかもしれない。今後 Firmware Update 等で改善されるのか、WiFi 不具合はしばらく注視してみる事にする。

ハードウェアキーボードは小さなキーだが押し易く、見かけよりは使い安い印象だ。しかし小型化で数字キー等が廃止されたので、数字・記号入力には Sym(bol) ボタンを押してソフトウェアキーボードを呼び出す必要がある。数字入力機会は多いので、出来れば Alt Key + 英字キー等での入力を用意しておいて欲しかった。(追記 : と思って試したら、キーボード付近に記載は無いが、Alt + 一番上の列の英語キーで左から順番に1,2,3...と数字が打てるのだった!さすが。)まあ本件は、今後の Firmware Update でいかようにも改善され得る要素ではあるが。

e-Ink の液晶表示は、高精細で美しい。第三世代 Kindle ではフォントも三種類使える様になり、 Aa 表示のテキストメニューボタンを押すと、表示文字サイズも8段階と細かく設定を変えられる。スリープ時に表示される絵柄も、人物(作家)の肖像画や鳥の絵等複数有り(e-Ink では、一度表示されると保持の為の電力が必要無い為、絵柄はずっと表示され続ける事になる。)、その表示精度の細かさとともに楽しめる。使い始めてまだ一日だが、電子デバイスというよりは、アナログとデジタルのハイブリッド端末的な使用感、馴染み感を覚えるのは、紙の様に表示される e-Ink 液晶の効果が非常に大きい。

e-Ink 液晶の表示速度の問題で、WiFi 経由 Web ブラウズをすると、日本語 Web ページ表示はフォント内蔵で問題無くこなすものの、画面書き換えに時間がかかる点は要注意だ。Web ブラウズの機能はあくまでおまけ的要素で、その部分を中心に使いたいなら iPad を選ぶ方が良い。ブラウズ速度は比較にならない。日本語入力の為のかな漢字 FEP も無いので、日本語入力も出来ず、日本語文章は Web やコンピューターファイルを「読むだけ」の端末に(少なくても現時点では)なってしまう点も要注意。勿論、本体のメニュー表示も英語である。

WiFi を利用しても2-3週間は充電せずに使え、WiFi を使わねば1ヶ月も電池が持つという本端末の使用感は、毎日充電を気にする iPhone, iPad 等とは別次元のものとなる。電源性能では、電子書籍リーダーとして非常に優れたパフォーマンスを示す様である。スペックの数値と実利用に差があるかどうか、今後確かめてみるとしよう。

電子新聞もかなり Kindle Store のメニューにあり、2週間無料お試しが可能というので、朝日新聞英語版他いくつか申し込んでみたが、購読解除を能動的に行わないと自動課金される仕組みとなっていた。購読解除はやや深い階層に入らないと行えず、表示も不親切なので、とりあえず新聞購読はやめにして、雑誌や書籍をいくつかダウンロードしてみる。キンドル・ストアはシンプルなナビゲーションで、処理速度が iPad 程早くは無い Kindle からでも目当ての本は探しやすく、購入もスムーズだった。

購入した本を読む時に、便利なのは Text-to-speech 機能。以前のロボット然とした Text 読み上げ機能と比較すると、発音もずっとこなれていて、違和感が無い。というより、ここまで読み上げ精度がアップしたのか、と驚くほど。目で Text を追いながら、耳で読み上げられる英語を聞くという作業をこなすと、ヒアリングの練習にもなる。難しい単語が登場したら、内蔵の Oxford 辞書が活躍。わからない単語の左側にカーソルを移動するだけで、画面下部に Oxford の英英辞書で意味が示される。これも英語の勉強にはもってこいの機能で、家族にいかに素晴らしい端末であるかを説明していると、英語学習に興味を示しつつある長男が、早速これを使いたいと言って来た。

目新しい機能として、本機は Twitter / Facebook などソーシャルメディアとの連携機能も持っている。読書中、気になる内容が出てきたら、メニューボタンを押し、Add a note を選択する。コンテンツへの注記や感想を記入したら、入力画面下部の「save & share 」ボタンを押せば良い。事前に Twitter, Facebook のアカウントを Kindle で登録していると、Kindle 上で記入した内容が、Twitter, Facebook 上でコンテンツへのタイトル、内容へのリンクとともに表示される。この機能はユーザーにとって便利というより、Kindle コミュニティ内外で面白いコンテンツをシェアし、コンテンツ販促をユーザー同士でさせる、という意味で設定されている様である。なにしろ、コンテンツそのものは Kindle Store 経由購入しないと読めない為。

以上の通り、ともかく薄く、軽く、高機能で液晶も見易く、今のところ WiFi がつながりにくい以外に特段の欠点も見つからない。あとは Kindle WiFi 側でのメニューや FEP の日本語対応、そして Kindle Store での日本語コンテンツ販売を、一日も早く実施して頂きたい。コストパフォーマンスに優れる(WiFi 版は US$ 139)本機を、英語電子書籍コンテンツの消費に使うだけでは、実にもったいない!!!

August 29, 2010 in e-Gadget Cabin | Permalink | Comments (0)

August 27, 2010

西新宿「凪」:ブレードランナー時空の路地裏で、極上の煮干ラーメンを


Canon PowerShot S95 test photos
Originally uploaded by digitalbear.

西新宿の「凪」は、淀橋浄水場跡とお寺に挟まれた、飲み屋がぽつぽつと並ぶ暗い路地にひっそり存在する。このあたりは、西口線路沿い「思い出横丁」と並び立つ、ブレード・ランナー的近未来世界が広がる一角だ。昭和風情漂う焼き鳥屋の赤提灯の向うに、無機的な新宿摩天楼が威圧する様にそびえている。

火事があって改装されたという凪の店先はしかし、ピカピカだ。暗い通りで、そこだけが光って見える。カウンターだけの狭い店内、入口の券売機で特級中華そば、卵入りのチケットを購入。大盛にするか迷うも、ぐっとこらえて普通盛。

7ー8分で出来上がったラーメンは、その外観からして食欲をそそる。卵は 1.5 個が奢られ、チャーシューももっちり肉厚だ。そして、そして!当方的に最も嬉しかったのは、八王子ラーメンみんみんで体験して以来の、刻みタマネギがスープ中央に鎮座していた事。嬉しすぎる。

一口スープを頂くと、煮干醤油だが、魚の臭みは全く感じられない。味は少し濃い目だが、しつこくなく、舌に残らない。そして、待望の刻みタマネギ!八王子ラーメン同様に、甘みがあり、刺激を排した優しい風味だ。店員さんに伺うと、八王子ラーメンの流れの店ではしかし、無いとの事。確かに、八王子ラーメン特有の、スープ表面の油は無い。油が無い事で、あっさり飽きずに頂ける。

肉厚チャーシューは、絶妙な歯応えの柔らかさ。しっとりとしていて、それでいて弾力がある。理想的な出来栄えである。もうひとつの衝撃は、ワンタン皮の様なものが添えられている事。麺そのものも、和風な食感のある個性的なものだが、つるしこのワンタン皮が面白いアクセントになっている。

普通盛を頼んだのだが、想像よりずっと量があり、おなか一杯に。大盛は、相当な大食漢でないと、無理そうな大きさであった。私でも完食難しいかもしれぬ。最後まで、タマネギの刻みが沈んでいるスープを堪能しつつ、完食。そして完食後30分が過ぎても、何か感動の余韻が残っている。

小滝橋通りで食べ尽くしたとすっかり思っていた新宿ラーメンだが、奥まったところに真打が隠れていた。また来よう。

August 27, 2010 in Bear's Diary, Gourmet Cabin | Permalink | Comments (0)

Canon PowerShot S95 ファーストレビュー。Panasonic Lumix LX5 との使い勝手の違いなど。


Canon PowerShot S95
Originally uploaded by digitalbear.

f2.0 の明るいレンズを有するコンデジ第一世代、PowerShot S90 から1年を経て、PowerShot S95 が登場。S90 も良いカメラで愛用していたが、S95 は細かい所がユーザーの使い勝手に合わせて改良されている。手に取ってすぐに気付くのはマットで握りやすくなったボディ塗装。初代はツルツルの表面で美しくはあれど滑って落としてしまうのでは、というボディ材質だったが、二代目は持ちやすいザラザラ感のある塗装に変更されている。これで小さくても良いので前面にグリップ部品があれば完璧なのだが、今回も残念ながらそれは見送られた。DP1/2 用には 3rd Party から高品質な後貼りグリップが発売されているので、S95 にもそれを期待したいところではある。外装で目に付く変化は、RING Function ボタンと ON/OFF 電源スイッチ位置の左右変更。手前に電源スイッチが来た事で、電源オン時の間違いが激減。ユーザーの声に応えた良い変更である。そして、良く見ないと気付かないのだが、S95 では 首からストラップをかけて使い易い様に、天板左右両方にストラップ穴が開いている。更にボタン類を使い始めると、初代で使いにくかった背面回転ダイヤルのクリックが少しだけ固めになって、メニュー操作時に目的項目を通り過ぎてしまうミスが出ない様になった。等々、小さいが重要な改善が、各所に見られるのである。S90ユーザーにとっても、注目すべき後継機である。本日短い時間で撮影した夜景作例は、こちらの flickr set を御参照。やや大きめ写真のスライドショーは、こちらからどうぞ。
作例からもおわかり頂けると思うが、暗所を明るく撮影出来る映像エンジンは、S95 で更に強化が図られている。あえて言うなら、レンズの差なのか、Panasonic Lumix LX5 の方が暗所撮影でも画像のキレはより感じられるのだが、非常に暗いシーンで感度を上げて、ノイズを押さえ、画像の明るさを電子的にゲインする高感度機能は、Canon が優れている様だ。普通ならフラッシュ無しの手持ち撮影がほぼ不可能な程暗いシーンでも、ここまで撮れてしまうのか、と驚かされる事もしばしばだった。

S90 でそうしたのと同様に、レンズ周囲の前面リングには、露出補正機能を割り振った。ズームレバーはシャッター周囲に付いているし、ISO や White Balance は比較的動かす機会が少ないので、最も頻繁に撮影時に変更する露出補正を前面リングで操作すると具合が良い。フラッシュ・ユニットの上げ下げは、S90 と同様にモーター駆動となっているが、LX5 の様にバネ式にして跳ね上げる簡単な仕組みでも良いのに、と再び思ってしまった。高速でフラッシュの出し入れを行う事が出来るので、ギミックとしては面白いのだが...あまり電子的に操作する必然性を感じない部分である。

この大きさで、MPEG4 (MOV ファイル)の動画撮影が出来るというのも S95 の良い部分であろう。Mac を母艦に使っているユーザーなら、AVCHD 動画ファイルと違って、iPhoto で直接動画ファイルを読み込める点がメリットになるはずである。PCM ステレオ録音に対応している、という点も見逃せない。

本カメラのオプションで、迷ったが購入して良かったと思えるのは専用ケースの PSC-2900。首にかける革ストラップが付属し、スナップ時にすぐに開けるマグネット開閉のケースとセットになっている。前面の蓋には、S95 のレンズがちょうど隠れる丸く薄い溝が切ってあり、蓋をするとフラットに携行可能となる点も味噌だ。これは中々良い。

1週間前に発売された Lumix LX5 とどちらにするか迷っている方も多いと思われるので、両方を使っている当方の主観的感想をお伝えすると、画像の美しさ、明るさ重視なら、テレ端のレンズも明るい LX5 をお勧めする。ライカレンズの画像のキレは、好みはあろうが、Canon レンズに勝っている様に思える。EVF を装着出来る点も、LX5 のメリットであろう。

しかし、携帯電話や初級コンデジよりも美しい画像が撮影出来るアッパー・コンデジを毎日鞄に1台は入れて置きたい、というニーズには、PowerShot S95 のコンパクト・ボディがしっくり来る。この大きさ、重さなら、常時鞄に入れて置いても邪魔にならない。そして様々な撮影シーンをそつなくこなす映像エンジンのおかげで、それなりに満足できる写真が撮れるはずだ。

アーティスト志向なら LX5、気軽な街角スナップ派なら S95、いや、もっと端的に言うなら、気合を入れて綺麗な写真を撮影する LX5、気合を抜いて撮影してもそこそこ綺麗に写る S95、というのが当方が両機を使って得た感触である。当方的には、撮影ニーズに合わせて両方必要、というのが正直なところなのではあるが。

August 27, 2010 in Digicame Cabin | Permalink | Comments (0)

August 23, 2010

出社すると机の上にガジェット雑誌が!!!

flick! 有難うございます。楽しみに拝読します。おお先日の tweetup の模様も出ている。

August 23, 2010 in e-Gadget Cabin | Permalink | Comments (0)

Panasonic Lumix LX5 に電子ビューファインダー (EVF) という、コンデジの未来形


Panasonic Lumix LX5
Originally uploaded by digitalbear.
前機種の Lumix LX3 を購入したのは二年前の夏だった。新機種の Panasonic Lumix LX5 では、24mm f2.0 から始まる LEICA Vario-Summicron レンズの高い描写能力は継承し、望遠側は 90mm まで(LX3 では 60mm) 伸ばしている。そして望遠側でも f3.3 と明るい点がポイントだ。レンズ内部を見ると、LX3 では6群8枚だったレンズ構成が、LX5 では9群10枚となっている。レンズの変更が一番大きいが、LX3 → LX5 で、スペック上から理解し易い機能アップとしては、連写速度が秒間6枚→ 10枚に増加した事、動画が AVCHD Light 対応となった点、アスペクト比に 1:1 が追加されレンズ外周部のハードウェアボタンにも 1:1 の正方形が加わった事、HDMI 出力対応、ISO 感度上限アップ、露出補正が上下2段階から3段階に、などなど。細かい点ではこれ以外にも多数の機能アップが図られているが、当方として最も注目したのは、実は micro 4/3 機の GF1 のオプションとして発売された電子ビューファインダー (EVF) の DMW-LVF1 が利用出来る点だった。このクラスで、外付け EVF に対応するコンデジは、RICOH GX 以来だろうか。物心ついた頃から携帯カメラ液晶画面で撮影して来た世代は違うのだろうけれど、アナログカメラから出発していると、どうしてもファインダーを覗いての撮影スタイルにノスタルジーを感ずる。それを叶えてくれるのが LX5 + EVF なのである。中野フジヤカメラで本機を入手し、夕暮れの吉祥寺・井の頭公園を訪れて、早速撮影した作例は、こちらの flickr set 御参照。少し大きめ写真のスライドショーを御覧になる場合は、こちらからどうぞ。

画像の美しさは LX3 同様、落ち着いた発色の中にキレがあって、Vario-Summicron らしさがしっかりと出ている。今回は夕方から夜に至る時間帯での撮影で、本機では裏面照射型 CMOS 等は採用されていないが、手ぶれは予想より少なく、f2.0 の明るいレンズの強みを十分感じさせてくれた。井の頭公園池周囲の歩道は、木に隠れて照明を頼りに撮影する様な場所も多いのだが、しっかり撮影出来ている。池の上に浮かび上がる月の描写も、コンデジにしてはなかなかのもの。無理に多画素化せず、そして 1/1.63 インチという大型サイズの CCD を LX3 から LX5 に継承しているだけでなく、更に中身と周辺を新設計にして、明るさを確保しているとの事だが、それは撮影しながら実感出来る。

20.2 万画素しか無い為、GF1 に装着した時には、144 万画素の Olympus 製 EVF と比較し非力に思えた EVF も、コンデジに装着出来るとなるとむしろ有り難みが先行するので不思議である。勿論、EVF はもうちょっと多画素になった方が嬉しいのだが、このサイズで既存 EVF を付けられる発想をした Panasonic 技術陣には拍手を送りたい。レンズが明るいのでピントの山もまあまあ見えるし、撮影関連情報は EVF で全て把握出来る。暗所では両手+顔で3点支持になるので、EVF を使うと手ぶれも低減する。将来的には今のカメラの大きさのままで内蔵 or Pop-up 式になると一番良いが、現段階では外付けでも価値がある。実際、本日250枚近く撮影した画像の殆どは、EVF 経由であった。

EVF 利用のもう一つの利点は、90度持ち上げると、上からファインダーを覗き込む、クラシック2眼カメラ的な撮影ポジションを取れる事。1:1アスペクト比の正方画素に変化させ、白黒で撮影すると、アナログカメラで撮影している様な気分になれるというのも面白い。

本日はAVCHD Light の動画機能を試す時間が無かったが、キレの良い Leica レンズで撮影するビデオの出来も期待出来そうだ。次回はビデオ撮影に挑戦してみるとしよう。

ちなみに、前機種の LX3 を2年前にレビューした当方のブログエントリーはこちらを御参照。LX5 登場で LX3 は実売3万円以下に値下がりしているので、広角〜標準画角の静止画撮影メインなら、こちらもまだまだ現役で行ける。LX3 の作例アルバムを見ると、Vario-Summicron 24-60mm レンズの実力をおわかり頂けるはずだ。

August 23, 2010 in Digicame Cabin | Permalink | Comments (0)

August 22, 2010

東京西方の新たな林檎神社、 @kichijojistore で iPhone アクセサリを土産に。

ここの品揃えは趣味がいいね。

(Sent from iPhone)
--------------------------------

Kazuya Minami

August 22, 2010 | Permalink | Comments (0)

August 21, 2010

夏休みに父娘で行く、大阪 / 京都2日間の旅


Sony Cyber-shot HX5V Photos
Originally uploaded by digitalbear.
事情あって家族全員揃って旅行に出られない今年の夏休み、まずは父・長女の組み合わせで旅行をする事に。スケジュール調整から、期間は2日のみ。目的地を種々検討結果、関西方面への修学旅行が無い娘の為に、急ぎ足で大阪、京都を巡る事にした。本当は奈良にも行きたかったのだが、一日目が娘の希望で大阪の USJ (Universal Studios Japan) となった為、さすがに2日で3カ所は厳しい、と断念。2日目はじっくりと京の街を周遊する事にした。と言っても、当方も京都は中学の修学旅行以来、久しぶり。大阪は出張では時々訪れたものの、USJ は初訪問。インターネットで概要を調べるが、後は iPhone の道案内で何とかなるだろう、と軽装で長女と新幹線のぞみに飛び乗った。お盆休みの後だったので、自由席でも問題無く座る事が出来、ガイドブックをあれこれ読むうちに2時間半で新大阪着

さて、ここから父娘二人の珍道中の始まりである。到着は午後1時半過ぎ。まずは遅い昼食をとろうと、地下鉄御堂筋線でなんばへ。大阪のエスカレーターは左側で無く右側に乗るべし、といった基本ガイダンスは、実地に学ぶと娘もわかり易い様だ。関西訪問初の長女は、楽しげに雑踏を駆け抜けて行く。なんばの駅からは戎橋へ。おなじみのグリコのネオンサインが眼前に広がる。道頓堀は工事中だが、さっさと写真撮影を済ませて肝心のランチ場所探し。法善寺横町に旨い店が多い、という情報だけはガイドブックから得ていたので、戎橋から脇道を南下する。長女の希望は「二度づけ禁止を体験したい」。そう、大阪名物串カツ、である。何かないかな、と見渡すと、法善寺入口に串カツを両手に持った謎の人物像が。この近辺に店舗展開し、創業四代目の人気店、「だるま」がちょうど良く見つかったので、そちらでランチタイム。さくさく衣に長女も当方も満足。二度づけ禁止だが、どうしても追加でソースをかけたい時には、丸めのキャベツですくってかければ OK、という技も学んだのであった。

ランチの後阪神線で西九条経由、JRゆめ咲線に乗り換えると、すぐにユニバーサルシティ駅。ネットで予約した USJ 横のホテルに荷物を預け、午後3時から閉園の9時まで使えるサマートワイライトパスで入園。更に、エクスプレスパスを追加すると、指定された4つのアトラクションは待ち時間少なく乗れる(Disney Land のファーストパスが有料になった様なチケット)というのでそれも購入。午後4時入園なので、5時間で出来るだけ乗らねば、というあわただしいスケジュールである。

75分〜90分待ちといった、長い待ち時間のアトラクションにエクスプレスパスを利用すると、たしかにほぼ待ち時間無くいきなり先頭に出て参加出来てしまう。逆にこれが無いと、夏休み期間中は夜もそれなりの入場客なので、暑い中で長時間末のは結構つらそうだ。いくつか長女とアトラクション体験結果、ハリウッドドリーム・ザ・ライドは音楽と遊園地の夜景を楽しみながら乗れるジェットコースターで二重丸、そしてジュラシックパーク・ザ・ライドは最後に水をかぶるものの(USJ は水をかぶるライドがこの他にも多いので、夏向き)、大きな恐竜のロボティクス+最後の急降下で楽しめるという評価に。本当はフロリダで一番面白いと思えたターミネーター2・3D のショウを最後に楽しむ予定だったのだが、これは閉園時間よりもかなり早く終了してしまい、今回は見逃してしまった。残念。次回はもうちょっと早い時間に見るとしよう。忙しく回ったが、5時間で全アトラクションの半分は回る事が出来た様だ。残り半分は、次回ツアーの楽しみにとって置くとしよう。

USJ は、アトラクション以外にも、サンフランシスコのフィッシャーマンズワーフそっくりに作られた建物や、NY のマンハッタンを再現した地区等もあり、LA ハリウッドのスタジオだけでなくアメリカの多くの場所を一カ所でバーチャルに体験出来る様になっている。まだの方は、こうして夕方からでも楽しめるので、弾丸ツアーで楽しまれるのも手かと。

閉園後の夕食は、USJ からユニバーサルシティ駅までの間に広がる、ユニバーサル・シティ・ウォークというレストラン&ショッピング・モールが遅く迄開いているので色々選択出来る。エビ好きな長女は、ババ・ガンプ・シュリンプというアメリカンレストランを選択。東京にもあるけどまあいいか、と父もそれに同意して、エビとハンバーガーで大阪の夜を終えたのでありました。

USJ 横のホテル12階の窓からは、USJ 園内と、大阪の皆と風景が広がる絶景。ほら、見てごらん、と教える間もなく、遊び疲れた娘は先にスヤスヤ。一日目は USJ で遊ぶうちにあっという間に終了。

さてそして二日目。朝食を簡単にホテルで済ませて、ゆめ咲線→大阪環状線経由で大阪駅。ここからは在来線の快速で京都へ。ユニバーサルシティを出てからほぼ1時間で京都駅到着。

荷物は駅構内のロッカールームに預けて、まずは東寺の国宝、五重塔を目指す。地図で見ると近そう、ということで徒歩で歩いて行くと、途中AEON MALLで一休みしたものの、灼熱の太陽の下を歩いて行くには距離が有り、朝の10時過ぎから父は汗だくモードに。娘はそれでも元気一杯で、東寺着。広い構内を歩き回り、仏像拝観して五重塔の記念撮影を済ませると、今度はタクシーで金閣寺へ。遠いかと思うと、それほどでも無く、短い旅ではタクシーも効率的に利用せねば、とここで悟った次第。

娘は乗り付けないタクシー利用に反対したが、全行程の半分はタクシーで移動する事に。金閣寺への移動の後は、寺社の間は比較的近いので、ワンメータープラスアルファで移動出来る場合が殆ど。クーラーも効いているので、真夏はこれを利用しない手はない。途中で市バスも使ってみたが、待ち時間が結構あるので、たった1日で京都を回ろうとしている場合には効率的な移動手段では無い様だった。

世界遺産を出来るだけ回ろう、ということで金閣寺から北野天満宮を経て二条城と回る。当方修学旅行時代の懐かしい記憶が去来する。娘は京都の寺社の歴史に裏打ちされた荘厳さと美しさを、彼女なりに受け止めている様だ。昨日の USJ にいた時とは違う、神妙な表情を時折見せる。

さて、そして二日目もお楽しみのランチへ。先斗町の狭い路地を歩いて、ガイドも iPhone も見ずに美味しそうなお店の中を数件覗いてみる。最後にここだ、と決めたのは、有喜屋(うきや)先斗町本店。鴨川をどりの演舞場のすぐ横の落ち着いた蕎麦屋だ。エビ好きの長女は天ざるセット、当方はヘルシー志向で京豆腐の冷やし蕎麦。時間はもう午後3時、炎天下での移動の疲れをしばし休める。それにしてもこの店のせいろ蕎麦は美味しい。満足。

さて、この後はこの二日間の旅のクライマックス。祇園を抜け、京都霊山護国神社の坂本龍馬の墓、そして清水寺へ。夕方にもなりつつあったのでタクシー移動かと思いきや、娘は徒歩を希望。鴨川から祇園の裏道を歩き、八坂神社から坂を上り始める。特に、京都霊山護国神社への上りはかなりの傾斜。これは高尾山並みだと観念し、汗を流しつつ歩き続ける。スポーツ万能の娘は疲れを見せず、元気に坂を上って行く。父は後を追う様に急勾配を上る。

そしてたどりついた坂本龍馬の墓は、京都の街を見下ろす高台にあった。隣には中岡慎太郎の墓。京都の近江屋で刺客に教われた二人の墓は並んで立っていた。娘とともに、日本の恩人に深く感謝を示す為、しばし黙祷。体力のある娘は、山の一番上の桂小五郎(木戸孝允)の墓も見学すると上り続ける。父は龍馬の墓の前で一休み。龍馬由来のゆずソーダ水を飲んで、次に目指すのはゴールの清水寺。

京都霊山護国陣社のすぐ隣なのだが、一度山を下らねばならない。しばし、下り、そして今度は、ゆるやかだが長い、土産店が立ち並ぶ道を上って行く。娘は時折土産店に吸い込まれるが、すぐ出て来てはまた先を急ぐ。清水寺の入場は午後6時半迄。それまでに到着しなければならない。

到着は午後5時半。最後はゆっくりと、清水の舞台から京都の街並を見下ろす事が出来た。空も橙に染まり始める夏の夕刻。たった1日だが京都の大切な場所を巡る事が出来た喜びで、父も娘も感無量状態。記念写真を撮影し、清水寺に別れを告げる。

京都駅まではさすがに疲れてタクシー。修学旅行時の記憶には無かった、巨大な京都駅ビルにはデパートも入っていて、地下の食品街で京都料亭の特製弁当を買い込み、家と会社用の土産を買い込み、上りの新幹線に飛び乗る。午後7時16分発のぞみ号。平日なので、新大阪からの出張客が多かったが、無事自由席を確保。午後9時半過ぎに東京駅に戻り、2日間の夏休み父娘修学ツアー全行程終了。帰りの中央線内でも楽しかった旅行の思い出を語りつつ、帰路についたのでありました。

(長くなってしまいましたが、娘がいつか将来、このエントリーを読む時が来るかもしれない、という事でやや詳細な旅行記となりました。旅行写真の flickr set はこちら。最後までお読み頂いた方、是非関西弾丸ツアーへ!二日間でも、かなり回れますよ!)

August 21, 2010 in Bear's Diary, Entertainment Cabin, Gourmet Cabin | Permalink | Comments (0)

August 20, 2010

Sony NEX-5 とライカマウントレンズ : Voightlander Ultra Wide-Heliar 12mm f5.6 Aspherical II


Sony NEX-5 + Ultra Wide-Heliar 12mm
Originally uploaded by digitalbear.
夏休み最終日、中野フジヤカメラで掘り出し物を見つけてしまった。比較的新しいので中古の玉数が少ない Voightlander Ultra Wide-Heliar (UWH) 12mm f5.6 Aspherical II15mm f4.5 の Super Wide-Heliar を持っていたので目が向いていなかったレンズだが、造形美に惹かれて購入を決意。使用頻度が激減しているカメラ・レンズと引き換えにキャッシュを使う事なく、新品同様 A グレード品を手に入れる事が出来た。カメラ・リサイクル・エコノミー、今のところは順調に回っている。実際に利用して驚いたのは、焦点距離は換算 18mm の超広角、開放絞りは暗めの f5.6 でありながら、スナップ・レンズとして非常に使い易い事。焦点距離を 1m に合わせると、最短距離の 0.5m から無限遠までピントが合うので、パンフォーカス・レンズの様に利用出来る。面白い撮影シーンに出会う事が多い街中スナップ向きのレンズである。魚眼レンズではないので、歪みも殆ど無い。開放絞り f5.6 ではあるが、夜景撮影でも力を発揮してくれる事もわかった。暗所に強い NEX-5 との相性が良いのかもしれない。気がつくと短時間に100枚以上を撮影していた。作例写真は、こちらの flickr set を御参照。やや大きめ写真のスライドショーは、こちらからどうぞ。

旧型 UWH レンズが一回り小さかったので、取り外せない金属製フードの本レンズは NEX-5 に装着するとやや大きく見える。外観はクールなのだが、全体的なコンパクトさは損なわれてしまうので、小型指向の方は旧型を探した方が良いかもしれない。しかし、新型はアダプターを使う事なくフィルターを装着出来る。これはプラス点である。

作例を見ながら、以前愛用していた、Contax G 用の 16mm f8 Hologon レンズの事を思い出した。Hologon の外観はずっと薄く、さらに美しいスタイルだったが、UWH の換算 18mm 超広角で 121 度をとらえる画角は、 Hologon レンズ的面白さをデジタル画像で再現してくれる。

NEX-3/5 用 Eマウントレンズ 16mm f2.8、換算 24mm の描写では物足りない、と感じる方には、マウントアダプターで是非試して頂きたいレンズである。当方としても、街歩きには当面重宝するレンズとなりそうです。

August 20, 2010 in Bear's Leica Mount Lens, Sony NEX-5 | Permalink | Comments (0)