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February 27, 2011

Nintendo 3DS は AR (拡張現実)ゲームが面白い、というレビュー


Nintendo 3DS, AR Games
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長女は誕生日に Nintendo 3DS が欲しいと言う。しかし、気付いたら量販店も Web Shop の予約も全て終了済み。さてどうするか、と、とりあえず発売日の昨日、地元の中野、新宿、そして秋葉原のショップを歩いてみた。予想通り、地元の小規模ショップには数台規模しかニンテンドー 3DS フリー在庫は入らなかった様で、早朝に並んだお客さんが購入。新宿量販店街は11時過ぎ現在ではどこも Free 在庫は無く、予約販売のみ。千台のフリー在庫が朝にはあったという秋葉原のヨドバシ Akiba に希望を繋ぐも、お昼前ではこちらも Sold Out。さて困った。どうしようと途方に暮れつつ帰宅。ダメもとで、地元の小規模店で「予約は出来ないですかね」と大手量販店では受け付けてくれなかった予約について聞いてみると、「そういえば一台、予約キャンセルが出て...」とブラック 3DS の箱が奥から突如出現!あきらめかけていた夕刻、やっとの事で1台無事確保したのでありました。ふう。


自宅に戻り箱を渡すと、長女は驚喜。午前中にはまず無理だ、と伝えていたので、喜びもひとしおだった模様。長女の笑顔で、探した苦労も吹き飛ぶ、と。さて、長女が一通り使ってみたところで、興奮気味に当方の書斎にやってきて、「これ凄い」と教えてくれたのが顔シューティングと AR ゲームズ。当方は 3D 酔いが強い方で、映画も 3D は出来るだけ避ける方だったのだが、とりあえずは機能チェックを兼ねて...と少し触るつもりが驚きのあまり長々とプレイしてしまった。Nintendo 3DS は3次元表示機能も凄いが、実は現実世界とゲーム画面を合成する AR (Augmented Reality - 拡張現実)機能がもの凄い。Nintendo の底力を感じる仕上がりに、しばらく言葉を失ってゲーム画面に集中してしまった。まずは簡単ながら動画、静止画で見た方が理解し易いので、未体験の方はこちらの flickr スライドショーを御覧下さい。いや本当に、すさまじい。


顔シューティングでは、カメラで一度だけ、顔の取り込みを行うのだが、2次元の顔から3次元の顔モデルを短時間で生成し、更に表情の変化までつけてしまう。怒ったり、驚いたり、舌を出してみたり、という表情が、あっという間にモデリングされ、その顔をめがけて単純なシューティングを行うデモ的なシンプルゲームに仕上がっている。超高速な CPU を備えた PC や XBOX, PS3 あたりで実現しても驚かないが、超小型の 3DS で何なくこれを実現されてしまうと、言葉が出なくなる。

しかし、驚きはそれでは終わらない。箱に同梱されているトランプ形状の AR カードから、「?」マークを机に置いて、35cm 離れてそのカードをカメラで写すと、立体の箱が机の上からニョキニョキと出現する。そのひとつひとつがゲームになっているのだ。

冒頭にお見せした写真はその中で、Nintendo のキャラクターを当該絵柄の AR カードを写す事でカード上に出現させ、ポーズを取らせて写真に収めるというもの。先のビデオでもお見せした通り、カードをカメラフレーム内に移動すると、カードに描かれたキャラクターがこれもシュッと 3D モデルで出現し、フレーム外にするとシュッといなくなる。そのスピード感に違和感が無く、リアルタイムに動作する拡張現実、なのだ。Wii 等でおなじみの Nintendo のアバター、Mii を 3DS 上で作成し、それをモデルに使う事も可能だ。複数のキャラクターを表示しても、処理が遅くなる事も無く、それぞれ稼働する。カメラの位置を移動すると、キャラクターを色々な確度で眺める事が出来る。小さなお子さんならきっと、本当に動くキャラクターがお家に現れたと勘違いして、大喜びされるに違いない。

ゲームとしての完成度が高いのは、ビリヤードゲーム、そして釣りゲーム。ビリヤードは、カメラで写している机などの模様をそのままテクスチャーマッピングして、立体的な玉突きクエストを作り出してしまう。机が盛り上がる様は圧巻だ。

一方で釣りゲームは、机の上に波がたち、浅いところに大小様々な魚が泳ぎ始める。釣り糸をうまくたらすと、引きがあって、あとは 3DS を上に引き上げると釣れる、という仕組み。タイミングがちょっと難しく、かつ「?」マークのカードをカメラフレーム内に収めたままで竿を上げるという動作に慣れが必要だが、これもそのうち出来る様になる。「?」マークのリアルカードを回転軸の中心に置いて、3DS を持った人間自身が手や身体を動かす、という全く新しい動きをもたらすゲームなのである。

多くの人が指摘している通り、ある程度の時間使うと、目が疲れて来るのだが、3次元酔い、という程ではなかった。また、上蓋右手の 3D スライドスイッチで、3D 効果を簡単に弱める事が出来る。AR 系のゲームは、3D でなく 2D にしても、カメラとゲーム画面のミックスが重要なので、あまり問題無く楽しめた。3DS は、2D 画面に切り替えても、AR の効果で十分楽しめるのである!これは予想外の驚き、だった。

3DS 本体に Nintendo がプリインストールしたゲームはベーシックなものばかりだが、これがそれぞれ新しい機能として、今後の各種新ゲームに導入されて行く事になるのであろう。いやほんとに凄い体験をした。手のひらに、21世紀がやって来た。是非皆様、実機でお試しを。

February 27, 2011 in Bear's Diary, Entertainment Cabin | Permalink | Comments (0)

February 21, 2011

Olympus XZ-1 アートフィルターの、ドラマチックトーンは夜間撮影でも有効


Olympus XZ-1
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Olympus E-5 で初採用されてから、E-5 オーナーさんのブログ等で見て良いなあ、と思っていたデジタルフィルターエフェクトは、「ドラマチックトーン」。名前の通り、普通の風景のコントラストを非現実的に変えて、明るい部分を暗くし、暗い部分を持ち上げて、HDR ともちょっとまた違う「嵐の前の様な」色調に変えてくれるフィルターである。それが E-PL2 に導入され、さらにコンパクト機である XZ-1 にも導入された。XZ-1 を購入した理由のひとつは、ドラマチックトーンを実際に体験してみる、という事でもあったのだ。

利用当初は空の薄い雲を浮き立たせてみたり何気ない昼間の風景を印象的なものに変える為に利用していたが、夜間撮影時にも暗部を上げる機能が有効で、面白く使える事がわかった。見た目とはかなり違う画像に仕上がるのでエンタメ要素が強いフィルターだが、特徴を解って使うとなかなかに面白い。とりあえず、ドラマチックトーンを中心に、XZ-1で使えるアートフィルターの作例を flickr セットに集めてみたのでこちらを御参照。やや大きめ画像のスライドショーは、こちらからどうぞ。


E-30 から利用し始めたアートフィルターは、ポップアートとラフモノクロームを多用する事が多かったのだが、ドラマチックトーンが最近は最もお気に入りのデジタルフィルターになりつつある。

α33 の所でも書いたが、基本機能がしっかりしているデジカメだからこそ、こうした応用機能も質が高いものになっている。XZ-1 は、明るいレンズでそのまま撮影してもコンデジとしては驚く様なシーンを撮影出来る訳だが、アートフィルターで更に、クリエイティティビティの翼を広げる事が出来る、という寸法だ。

XZ-1、とりあえず2日半ほど利用してみたが、なかなかにエッジが立った、意欲的技術導入が図られた面白いコンデジだ。Digital Bear's1軍カメラとして、利用頻度が高まる事になりそうだ。

February 21, 2011 in Digicame Cabin | Permalink | Comments (0)

February 20, 2011

Sony α33 で、Carl Zeiss Vario-Sonnar 再始動


Sony α33
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良いレンズを手にすると、撮影した時期がかなり前であっても、レンズの描写力そのままに、鮮やかにイメージを回想出来る事がある。自分の目で見た印象そのままに、そして時にはそれを越える程、艶やかな景色が眼前に蘇る。当方にとって、Sony - Carl Zeiss Vario-Sonnar DT 16-80mm f3.5-f4.5 レンズは、そういうレンズだった。2008年の夏は北海道を訪れ、携行したカメラは α350、そしてレンズは Vario-Sonnar だった。その時のブログエントリー作例がこちらにあるので、よろしければ御覧頂き度いが、2年半を経ても色褪せないビビッドな色彩が、作例アルバムに残っている。

もともと Carl Zeiss レンズの発色が好きで、Cosina の M マウント用 Carl Zeiss レンズも各種試して来ているが、Sony A マウント用の Vario-Sonnar はオートフォーカスに対応する点が嬉しい。マニュアルフォーカスもじっくりと撮影する時には良いのだが、街中で瞬間的に現れるスナップシーンには、高速な AF が欲しい。今回たまたま、手頃な価格に下がった透過ミラー一眼、α33 に遭遇した。一度手放した Vario-Sonnar も、売却時と殆ど変わらない価格の、多少難アリ中古を発見。もう一度、美しい描写のレンズ世界に遊ぼう、と、これはかなり衝動的にこの組み合わせを手に入れた。(そして勿論その代償として、相当数のレンズとデジイチが当方の手元を離れて行った訳ではあるが。)早速撮影した作例は、こちらの flickr アルバムで御覧頂き度い。やや大きめ写真のスライドショーは、こちらからどうぞ。


Vario-Sonnar は以前の通り、ズームながらキリッとした描写力を見せてくれるのだが、今回の注目は Body 側のα33。小型軽量ボディなので、445g とガラスが重い Vario-Sonnar は少しフロントヘビーなバランスになるのだが、全体重量が少なくて済むのは嬉しいところ。

Sony の一眼は、α350 の後は NEX-5 だったので、A マウントカメラは久しぶりなのだが、小型ながら機能が凝縮されていて驚く程。Sony が開発した先端技術が、惜しげも無く投入されている。透過ミラーでの秒間7コマ高速連写は、モードダイヤルの「連続撮影優先AE」からすぐに選択する事が出来る。通常のデジイチとは違い、透過ミラーのおかげで画像消失が無く、動きのある物体をしっかりと EVF で確認、追従しながら撮影出来るのは、光学ファインダーより優れた部分が多いと感じられた。コンマ何秒かの Delay は EVF なのであるのかもしれないが、普段使いでは全く気になる事は無い。144万画素で高精細液晶を備えた EVF は、視認性も高く、撮影される画像のイメージを予め把握出来るという点でも、光学ファインダーより優れていると言えるだろう。露出補正や、WB 補正の結果を、リアルタイムに反映するファインダーになっている。

そしてα33 には、Sony らしい遊べる便利機能も。Sony の最近のコンデジ CyberShot を利用したユーザーならお馴染みの、高速連写の合成で手ぶれを補正する手持ち夜景撮影機能や、カメラを上下左右に振るだけでパノラマ撮影が可能なスイングパノラマ機能も備わっている。基本機能が既に高いデジカメなのだが、応用機能も忘れてはいない。

兄貴分のα55になると CMOS の大きさがアップしたり、GPS が内蔵されたり、高速連写が秒間10コマになったりするのだが、価格差で考えると、α33 でも通常利用には全く支障が無い。

ボディ形状も、グリップがラバーの様な質感で、エルゴノミクスの作り込みも良く握り易く、撮影スタイルが安定する。ボタンやダイヤルも最小限、必要なものは全て揃っていて、シンプルで判り易い。価格から考えると、非常にコストパフォーマンスの良いカメラで、驚く程。

今回は曇りの日の夕方〜夜の撮影が中心になったが、次回作例では昼間のコントラストが強い画像も撮影してみるとしよう。なかなか良いですぞ、この組み合わせ。

February 20, 2011 in Digicame Cabin | Permalink | Comments (0)

February 19, 2011

Olympus XZ-1 超明るいズームレンズで夜間撮影レビュー


Olympus XZ-1
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CP+ でやや青みがかった有機 EL ディスプレイのオリンパス XZ-1 を見てから、フジヤカメラで本機発表当初から予約をしていたものの購入すべきが最後まで悩んでいたのだが、本日購入直前チェックで、その回避策を発見した。それは比較的単純な解決方法だったのだが、有機 EL画面を斜めから見るのではなく、真っすぐに覗くと、青色が見えなくなるのである。根本的な解決では無いが、これで撮影時に色味がズレすぎる事が無くなる。それでも有機 EL に我慢出来なければ、E-2 や E-PL2 と共用出来る 144万画素 EVF (VF-2) を購入する事やむなし、という覚悟で、XZ-1 の購入を決定した。

そして直後に夜景撮影を行ってみて、その決断は間違っていなかった、と納得出来た次第。f1.8-2.5 の4倍ズーム (28-112mm 相当)の i.Zuiko レンズは、期待通り美しい夜景写真を仕上げてくれる。広角端だけでなく、望遠端まで明るい、という点がこのカメラのミソである。早速撮影した作例は、こちらの flickr set にて。やや大きめ写真のスライドショーは、こちらからどうぞ。


夜景ではそれほど際立った効果が出る訳ではないが、アートフィルターのドラマチックトーンも、早速試してみる。普通に撮影するより、ドラマチックトーンに設定すると、夜景写真が明る目に仕上がるのは予想外だった。(こちらと、こちらと、こちらと、こちらの写真を御参照。)

CP+ で試して設定が少し面倒、と感じたマクロ設定も、マクロボタン→info ボタンの操作よりも、OK ボタンを押した先のメニューから方向キーで選ぶ設定ならそれほどストレスが無い事が判明した。マクロは二段階用意され、スーパーマクロは 1cm 迄寄れるということなので、重宝しそうだ。

大口径レンズなのでレンズキャップも都度着脱が必要だが、レンズキャップは付属ストリングでストラップ穴と結ぶ事が出来るので、これなら無くす事は無い。また、万が一キャップを外すのを忘れて起動しレンズがせり出しても、キャップがレンズ伸張により外れる構造なので、速写には意外に便利であるという事がわかった。

レンズ周りのクリック感のあるリングダイヤルで、モードにより ISO、シャッター速度、絞りを変更する。露出補正は、四方向キーの周りのジョグダイヤルでプラス、マイナス設定を行う。この二つのダイヤル操作は、直感的にわかり易く、秀逸だ。左手で親指と人差し指でレンズ周りの大径リングダイヤル、右手親指で小径のジョグダイヤルを操作する事になる。願わくば小径ダイヤルの直径をもう少し大きくしてもらった方が使い易くなるのだが、筐体サイズからは仕方ないところだろう。

今日はまず夜景撮影のテストを行ったが、明日以降は日中の撮影テストも行う予定。傑出して明るいズームレンズは、他全ての欠点を覆い隠す説得力がある。1000万画素で、画素数的に無理をしていないところも良い。夜間や室内の撮影が多く、重くかさばるデジイチを携行するつもりが無いユーザーには、嬉しい一台となるはずだ。

February 19, 2011 in Digicame Cabin | Permalink | Comments (0)

February 17, 2011

電気自動車日産リーフは、小型スポーツカー並みの加速性能


Apple iPhone4 Photos
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生まれて初めての 100% 電気で動く自動車(EV = Electric Vehicle) 試乗機会は、思いがけず訪れた。銀座で日産リーフ試乗会があるよ、とは聞いていたのだが、平日のみ、ということであきらめていたら、突然 iPhone の SMS で呼び出しが入り、ブロガーの知人が見せてくれる、と。それならば、とビルの下に降りてみると、メタリックブルーの美しく、グラマラスな車体を発見。日産の小型車、マーチやティーダのイメージは少しあるものの、ヘッドライトも大型で、リーフ向けの全く新しいデザインとの事。充電は家庭用 200V 電源で8時間、今後日産の販売店等に設置される急速充電器なら、30分で容量の 80% 迄充電出来てしまう由。電動アシスト付き自転車の充電時間に、少しだけプラスする程度なのか、とまずは驚かされる。ボンネット前部、日産ロゴ下の蓋をあけると、コンセント差し込み口が普通充電と急速充電用に二つ出現。世界市場では、前方から駐車する事が殆どなので、この様な配置になった、との説明を受けた。少し走っても OK、との事だったので、短時間、近所を走ってみることに。


スタートはプリウスの様にスイッチを入れるのだが、全く音がせず、ダッシュボードだけがオンになる。パーキングの解除は、スイッチのみ。全く機械的な荷重は無く、電気的に解除される。次に丸みのあるシフトノブを Parking から Drive モードへ入れるのだが、これも操作感が軽く、航空機のインパネのスイッチを変えているといった風情。さて、出発準備は整った。

電気自動車的異次元世界は、アクセルひと踏みで訪れた。全く音がしない様な静かさ(とはいえ、時速 30Km までは安全の為、外部では音がする仕掛けになっている模様)の中、するするっと、まるでワープ速度に突然移行したかの様にスピードが上がる。通常のトルキーなガソリンエンジンとは違って、直線的に、鋭角かつ急激に速度が上昇するので、はっと気付いてスピードメーターを見ると、「えっ、もうこの速度が出ているのか!?」と驚く次第。まさに羊の皮を被ったオオカミ。スタートダッシュはスポーツカー並みと言えるかもしれない。

ガソリン自動車的なエンジンブレーキは無い訳だが、ブレーキが良く効くので不安は無い。コーナー前の減速も、通常の運転感覚とのズレを感じさせない安定感だ。ともかく、全体に走りがキビキビしていて心地良い。

一回の充電での走行可能距離は 140km 程度ということで、テスラの 300km には及ばないが、今後急速充電スタンドを増やす事で補って行くとの事。まずは近距離で乗るクルマ、というのが、充電スタンドが限られる現在の利用シーンとなる。

しかし、限定的な走行距離を、実は常時接続の、内蔵された 3G 通信機能が補っていると聞いてまた驚いた。日産 LEAF には、グローバルデータセンターとの通信機能が常備され、それにより近郊の急速充電スタンドをマップ上に表示する事も可能との事。充電完了を、メールで知らせてくれる機能や、リモートでエアコンのオンオフを行える機能も、この通信機能により実現されているとの事。単に電気モーターで走る、というだけではなく、リーフは電脳に直結するテクノロジービークルだったのである。21世紀が、やっと自動車にもやって来た感満載、なのだ。

実質400万円程の車両価格だが、昨年度同様の補助金が適用されると、70−80万円程度の割引となり、ガソリン車と比較し月々の出費も安価な充電で抑えられる為、5−6年乗り続ければ、トータル的にはガソリン小型車を買う場合のコストに近づく仕組みである様だ。

正直、初めて乗る国産 EV が、ここまで良く出来ていると思っていなかったので、非常に驚いた。初期コストは安くは無いが、テスラ等と比較すると、我々でも手が届く価格設定となっている。電源が無いマンションの駐車場では充電は厳しいが、一軒家なら家庭用電源で一晩で満タン(満充電?)に出来るのは魅力的だ。

まだ軽自動車サイズかな、と思っていた電気自動車が、普段の生活で使えるサイズになって来た。連続走行距離が 300 - 500km になると文句無しだが、新規開発の第一号車で 140km というのは頑張っているし、Early Adopter なら購入しても近隣走行で実用的に使えるスペックに仕上がっている。

いやー、良いですね、EV。現在は自家用車を所有して居らず、そろそろ1台欲しいな、と思っていた心の琴線を、激しく揺さぶられました。日産のお店で試乗車やレンタカーがある様なので、気になる方は是非、お試しを。自動車の未来は、すぐ手の届く場所にあります。

February 17, 2011 in Bear's Car Cabin, Entertainment Cabin | Permalink | Comments (0)

February 16, 2011

秋葉原裏道、大人のラーメン店「粋な一生」


Apple iPhone4 Photos
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新しい街を訪れると、表通りだけでなく、必ずカメラ片手に裏道を歩いてみる事にしている。着飾ってきらびやかな街灯に照らされたメイン・ストリートでは見えないその街の普段の暮らしが、裏道には凝縮されている。そして今夜は、知人との会合で、秋葉原の裏道へ。そういえば、昭和通りの東側には、秋葉原訪問歴が30年以上になろうとしている当方も、あまり行った事が無かった。しかし、Tabelog の東京ラーメン・ランキングを眺めていたら、見つけてしまったのである。昭和通りから脇の裏道へ入った所にある、小さいながらも Top 5000 に入っているラーメン店を。それも店名が、「粋な一生」である。これは行かずにはいられない。

秋葉原駅の西側と比較し、昭和通りまで来ると、ここが世界の電気街の周辺なのだろうか、と思えるほど、照明が少なく、高速道路の陰ともなって暗がりが多い。脇道に入ると、尚更である。小さな問屋の様な店が多く、夜になると人通りも少ない。御徒町方向に、PowerMac G3 を使ったライトを設置している Bar を過ぎ、更に5分ほど北上、銀行の角を右手に入るとすぐ、「粋な一生」の明かりが見えた。狭すぎず、広すぎず、良い塩梅の大きさの店内。


ソファ型のボックス席も2つ有り、ビールを飲みながらラーメン、という楽しみ方も可能になっている。我々が到着したのは午後9時前、閉店は午後10時ということだが、他に客は2組程で空いていた。夜は閑散とする問屋、オフィス街にあるので、この時間に訪れたのは正解だった様だ。

ビールにおつまみメンマでスタート。細切りメンマは味付けも良く、杯が進む。次に小ぶりの餃子。5個入りなので、二人で分けると丁度良い前菜がわり、だ。こちらもまた、上品なしゃっきり味。

本日は塩ラーメン(これが一番人気らしい)は売り切れ、だったので醤油ラーメンを。あっさり醤油で、今時の魚粉系や煮干し濃い味系のスープとは異なる、東京ラーメンを彷彿とさせる懐かし味。しかし決して素朴すぎず、薄味ながらも深みとまろみのある、飽きがこないじんわりとした美味しさ。細い麺も、これまた当方好み。秋葉原にこれほど、大人の舌を満足させる、小粋なラーメン店があったとは。不覚であった。

秋葉原駅からは多少歩くものの、昭和通りの裏道には、面白い飲食店が多数あって、秋葉原の街を再発見出来る。筑波エクスプレス乗り場やヨドバシ Akiba に来たら、是非昭和通りの向こう側にも足を伸ばしてみて頂き度い。裏道の暗がりの明かりの中に、きっと大人の味覚を納得させる、コストパフォーマンスの高いお店を見つけられるはず、だ。

February 16, 2011 in Gourmet Cabin | Permalink | Comments (0)

February 13, 2011

CP+ 2011 初訪問記。雪のヨコハマが、熱く燃えた4日間!


CP+ 2011
Originally uploaded by db.

デジカメを収集する、というよりは、デジカメ新機種に搭載される先端技術評価を趣味とする当方だが、何故か国内最大のカメラ製品の展示会、CP+ (Camera & Photo Imaging Show) には行った事が無かった。パシフィコ横浜で開催、という事で、湘南新宿ラインに乗り、横浜経由でみなとみらい駅へ。横浜という場所は、どうも心理的に遠い場所という感じがあってあまり足を運んでいなかったのだが、東京の西部からは千葉の幕張メッセへ行くより気軽な距離だ。みなとみらい駅も東横線からは直通で、駅から会場への距離も遠く無い。国内最大イベントの割には、西独のカメラショー、フォトキナの方が開発の主眼となるせいか、新規に発表されるフラッグシップ級デジイチ等があまり無いのは残念だが、SIGMA SD1 は世界で初めて本展示会で触れるという事で、まずはこれが視察のターゲット。一方、コンデジ領域では新機種も多数で、その中から上級機種となる富士フィルムの FinePix X100Olympus XZ-1 が今回要チェック機種である。雪がちらつく午後に到着したせいか、入場登録ブースも込み合って居らず、会場も大きめである為か丁度良い程度の人の入り。まずは純白の SIGMA ブースへ。

尚、当日撮影した写真は、こちらの flickr set にまとめたので御覧頂き度い。(多少大きめ画像でのスライドショーは、こちらからどうぞ。)


SD1 は、世界初公開ということもあってか、稼働実機の展示は二台のみ。南京錠での本体施錠もあり、慎重な公開が行われている雰囲気だった。実機に触れると、大きさ程には重量感は無く、ホールディングもグリップ形状が良くしっかりと握れる印象だった。RAW 画像は最大画像サイズでは7枚までバッファされる、という事だが、データ記録にはひと呼吸待たされる感じもある。春の発売前には多少改善されると嬉しいと思える部分だが、Foveon ファンにはじっくり撮影派が多いと思われるので、多少 RAW 画像記録で待たされても SD1 の美麗画像を求めて買ってしまうのでしょうね、きっと。公開された SD1 のスペシャルサイトの作例には、息をのむ美しさがあるので、こちらも御参考頂き度い。発売日と価格はまだ未定だが、引き続き注目して行きたい。SIGMA ブースは、白を基調として、開放感にあふれる、大人のデザインという印象。山木社長も、現場一線で熱心に接客をしていて好感が持てました。(というか、当方が会場到着時に Tweet したら、それですぐに会場内で当方を発見する、という Twitter Savvy 度合い。さすが。)

そして次は、Fujifilm のブースへ。こちらでの目当ては、レトロデザインで話題を呼んだ FinePix X100。20分程列に並んで、実機を触る事が出来た。まずは View Finder。電子的な EVF と光学的なファインダーがレバー操作で切り替わる様子を体験。EVF は144万画素と解像度が高いが、それよりも光学ファインダーの見え方を好感。一眼レフと異なり、レンジファインダー型なので、撮影範囲よりも広い視野で被写体を眺める事が出来るので、情報量が非常に多い。その光学視野の上に違和感無い色とデザインで、電子的な情報(シャッター速度や絞り情報等)が撮影枠とともに表示される。これは新しいデジカメ撮影体験である。シャッターを切ると、光学ファインダーはシームレスに(レバー操作をする事無く)撮影画像をそのままファインダー内で確認出来る状態になる。ファインダー倍率から多少画像の大きさの変化は出るものの、チューニングはきちんとなされていて違和感は無かった。MFによる撮影は、レンズ周囲のリングを回して調整可能。細かいピント合わせは EVF で、画面中央を背面右上部のボタンを押して拡大し調整する事になる。UI は各種、直感的に理解し易く設定されている。ボディ質感の高さと合わせて、これはミドル世代以上の層に売れそうな気配。ひとつだけ惜しいのは、背面の OK ボタンの押しにくさ。もうちょっとボタンが大きければ押し易いのだが、良く出来たカメラだけにここは惜しい部分。

最後に、明るいズームレンズを備えた XZ-1。オリンパスが力を入れた高級コンデジという事で注目し、ブースで操作を重ねたが、当初の期待に反する部分が二点。まずは起動してすぐに気付くのだが、液晶の色味が良く無い。やや青みがかっていて、被写体の本当の色を反映してくれない。個体の問題や設定の問題かと思って複数機種を試してみたのだが、どうも同じ状態だった。某氏情報では、有機EL を奢った事が裏目に出ている様だが、撮影画像は液晶で見るよりずっと美しい、という事なので尚更惜しい部分である。発売まであと1週間なのですぐの変更は無いと思われるが、ここは改善を望みたいと感じたところだ。もう一点惜しいと感じたのは、マクロ設定操作がやや煩雑である点。背面十字キーを押してから、もう一回別のボタンを押して初めて、マクロモード設定が可能になる。マクロ撮影は機会も多いので、もうちょっとシンプルにして欲しい部分だ。

以上、限られた時間内での各社ブースレビューなので、ベータ機も有り、実際に発売される最終製品では改善されて来る部分も多いと思われるが、当方が感じたところを素直に書いてみた次第。

CP+、なかなか面白いです。新機種展示以外にも、今や世界的(!)iPhone 写真家の三井 (Sasurau) さんによる、iPhone 写真を Epson プリンターで印刷してみるワークショップも開催されていたのでありました。当方は時間が合わず見学出来なかったので残念。本年度は土曜日で閉幕しましたが、4日間で約5万人の来場があったとの事。まだの方は、是非来年、中華街での食事プランと合わせて行ってみて下さい。カメラ性能を理解させる為の撮影用アトラクション(BMX でのジャンプ披露や、超美技けん玉の実演等)も多数なので、家族皆で楽しめるイベントですよ。

February 13, 2011 in Bear's Diary, Digicame Cabin, Entertainment Cabin | Permalink | Comments (0)

February 12, 2011

RICOH CX5、パッシブ AF と超解像ズームのレビュー


RICOH CX5
Originally uploaded by digitalbear.

リコー CX4 は比較的早期に1軍カメラを離脱した(当方ブログでのレビュー記事は、こちらを御参照)ので、CX5 にも当初はあまり興味を持っていなかったのだが、関連情報を調べているうちにパッシブAF 性能や 600mm 望遠での超解像ズームを試してみたくなり、購入を決定。まだ数日使っただけではあるが、CX4 と比べて AF がスパッと決まる感覚が有り、普段使いの10倍ズームコンデジとして、1軍カメラに定着しそうである。AF は、確かに速い。Pentax K-5 を利用した後ではもの凄く速い、という事では無いが、普通に使っていて合焦速度が気にならないスピード、と表現したら良いだろうか。どんなシーンでも、今ちゃんと合焦したな、という事が感覚的にもわかり易いカメラになった。そして、パッシブ AF 効果で、突然現れた被写体に対しては、コントラスト AF 合焦を待つ事無く、シャッター押し下げですぐに撮影出来る。いわゆる「パシャパシャ」連写する、という事を、まるで AF 無しの無限遠トイデジカメの様に行い、それでいて AF も効いている、という芸当をやってのけるのである。街角スナップ派には、大変嬉しい機能である。

そして超解像。作例写真にもいくつか載せたが、10倍ズームを越えたところのデジタルズーム部分が、背面液晶で緑色表示 "SR" の超解像モード。10倍以下のズーム倍率でも超解像を活用したい時には、メニューから超解像オンにして強弱を選んで設定する事になる。600mm 相当の超望遠域での撮影になるが、明るい日中なら手持ち撮影でもこなせる光学手ぶれ補正もなかなかのもの。代官山のビル屋上から遠くの景色をいくつか 600mm 相当で作例に載せたのでそれを見て頂き度い。遠くの景色で霞がかった部分は差し引いて見て頂き度いが、コンデジで撮影したとは思えない様な画像に仕上がっている。

Flickr set の作例は、こちらから御覧頂き度い。やや大きめ画像のスライドショーは、こちらからどうぞ。


AF や超解像が本機の一番の売りと思われるが、CX4 からの細かい改善部分も評価したい。有り難いのはグリップ部。CX3 のギザギザグリップの持ち易さから CX4 ではツルツルグリップになり、ホールド感が低減したが、CX5 ではグリップとなる金属凸部の最下部当たりの膨らみが大きくなり、丁度中指を掛けるあたりの収まり感が高まった。たったこれだけの変更で、これほどグリップ感が変るのか、と驚く様な微細だが重要な変更。CX4 がもう手元に無いので正確な比較が出来ないが、Menu や Fn といった4つの背面ボタン部分も、表面の R 形状が出来て親指に優しく押し易くなっている様だ。こうしたちょっとした変更で、カメラの印象というのは大きく変わるものだ。

CX4 のサイズは、最近利用頻度が高まっていた Canon PowerShot S95 と比較しても、わずかに大きい程度。これで10倍ズームが収まっているなら、旅行時に持ち出すカメラとしては、最強レベルではないだろうか。

ライバル機としては、同日発売された Sony CyberShot HX7V が有り、GPS の搭載やフルハイビジョン動画撮影機能等では優位性を持っているが、HX5V を使っていたユーザーなら、CyberShot は3月発売の光学16倍ズーム機、CyberShot HX9V を待つ方が良さそうだ。

今年はコンデジ10倍ズーム機の機能アップも目覚ましい。こうなると、ますますデジイチを持ち歩く時間が限定的なものになりそうである。

February 12, 2011 in Digicame Cabin | Permalink | Comments (0)

SIGMA DP2s 、DP2x 発売前レビュー


SIGMA DP2s
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ずっと6万円前後で販売されて来たシグマ DP2s が新型カメラ展示会の CP+ の直前、5万円前後に値下がり。これはきっと新型の発表があるだろうなといぶかしみつつも、安さに負けて購入。そして CP+ では案の定、AF 性能を改善し、DP1x や SD15 で導入された AFE (アナログフロンエンド)を備えた DP2x が発表された。新製品発表周期1年、という事では順当な発表ではあるが、購入直後に旧製品になってしまった DP2s。新製品の DP2x は勿論良いだろうと思うも、一世代前の DP2 を利用していたので、DP2s も性能的には満足出来る。春頃、発売当初の DP2x の値引きは渋いはずなので、Foveon X3 センサーの精緻な描写を楽しみたい場合には、値ごろな DP2s を購入するのも手だ。DP2 利用時は、現像の手間を省く為に JPEG 撮って出しが主体だった(DP2 のレビューと作例はこちらのエントリーにて)が、DP2s では撮影時の光を全て取り込む RAW で撮影し、SPP (SIGMA Photo Pro、製品同梱のメーカー純正 RAW 現像用ソフトウェア) で展開する事にした。東京、ニューヨーク、サンフランシスコと動く機会があったので、その際に撮影した RAW - SPP - JPEG 作例はこちらの flickr set にて。(より大きな画像で御覧頂けるスライドショーは、こちらからどうぞ。)JPEG そのままとは明らかに異なる精緻で美しい画像を、御確認頂きたい。


SIGMA は、たまたま大学のゼミが同じだった山木さんが経営している会社、と昨年判明した事から、ついつい親近感が湧いてしまうのだが、当方はデジタル製品全般、自腹購入による評価を続けているので、後輩の会社の製品といえども厳しい評価も忘れずに行い度い。

ハードウェア面では、再生系のボタン機能表示が赤い色の塗り分けで行われる様になった点は評価出来る。AF 動作も、DP2 より明らかに速くなっているのでストレスは減ったが、それでもまだ、一般のコンデジよりは一息遅い合焦だ。スポーツ等、被写体の動きが速いシーンでの撮影には向かない。後継機の DP2x では、それがどこまで高められているか、が注目されるが、CP+ で展示されていた製品は、当方がブースに寄った際には電池が切れていて、確かめる事が出来なかった。また別の機会にこれは試す事としよう。

グリップ部が平面で滑り易い点は DP2x でも改善が見られていない。製品形状の大きな変更は判断が難しいのかもしれないが、普段使いのツールとして、このグリップ形状は惜しい。グリップ付きケースや、サードパーティ製のグリップを装着して何とかする事になってしまうが、このあたりはメーカーとしてより真剣な形状変更を考えて欲しい部分だ。この後に Review する RICOH CX5 等でも、グリップ形状への研究は前世代機から進んでいる。

同様の問題で、改善が進まないのはレンズキャップ。一部愛好家たちは、RICOH の花形のキャップを改造して装着しているが、レンズ保護部分を自動化する仕組みも是非欲しい。これは DP2 のレビュー時でも指摘した点。普段使いの道具、としていかに手に馴染むか、というのは、こうした細かい点の改善にもある様な気がしている。

ハードウェア形状は解決すべき問題を抱えているが、それ以外の部分は洗練されている。SPP を利用して RAW 現像を行う手順もスムーズで、無駄が無い。自動現像を行ってから、各種パラメーターをスライド操作で変更すると、それぞれの写真に最適な調整を直感的に行う事が可能となっている。RAW による撮影は、一枚一枚を RAW 現像後の姿を想像しながら行うので、アナログ時代に慎重にシャッターを切っていた頃の感覚を思い出させる。これが Foveon センサーという類い稀なる高密度で澄んだ眼を備えた SIGMA カメラの楽しみ方だ。

CP+ で実機にも触れられる様になった、APS-C サイズのセンサーを備えたフラッグシップ機の SD1 では、Foveon の性能の高さを使い切る工夫がなされいるはず。製品の登場がこちらも楽しみだ。

 

February 12, 2011 in Digicame Cabin | Permalink | Comments (0)