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December 30, 2011

PentaxQ 用 D マウントアダプターで、小さくて深いレンズ沼へ

Small Cameras by Olympus E-P2 + m.zuiko 17mm f2.8

極小筐体ながら、ずっしり詰まった上級デジイチ譲りの多機能(この大きさで、RAW 撮影対応、プリプロセスの各種デジタルフィルター、シャッター内蔵の ND フィルターまで入っているんですよ、旦那!)としっかりした造り(マグネシウム合金製、ダイヤルのカチリとした動きも良)で、激烈なチーム内競争が続く電脳熊デジカメリーグ1軍の小兵ドリブラーとしての地位を確立した PentaxQ

Small Cameras by Olympus E-P2 + m.zuiko 17mm f2.8

単焦点標準レンズの StandardPrime 01 f1.9 が秀逸でこれを愛用して来たが、11月末読んだデジカメウォッチの記事「デジカメドレスアップ主義:Dマウントレンズ事始め」にふと目が止まった。PentaxQ に、auto110 レンズ群よりも小さなレトロ・アナログレンズが、マウントアダプター経由で装着されている!!

Small Cameras by Olympus E-P2 + m.zuiko 17mm f2.8

記事中の Keystone Elgeet F1.9 レンズは、焦点距離 12.5mm。PentaxQ では 35mm 銀塩換算 5.5 倍の焦点距離になるので、68.5mm、約 70mm の中望遠レンズとして利用可能となっている。銀色に光るレトロレンズと Q ボディとのコントラストもなかなかに素晴らしい。

Apple iPhone4S Photos

これは早速、Dレンズ沼に没入せねば、と思いつつ数日が過ぎ、ふと会社の帰りに寄った、恵比寿西口駅前の小型中古カメラに強い老舗、大沢カメラ。マイクロ 4/3 ファンがはまりつつある C レンズだけかと思いきや、D レンズと、そして Pentax Q 用アダプター迄在庫が有るでは無いか!さっそくお店の方に頼んで複数レンズを試着し、第一番目のレンズを物色する事に。

Small Cameras by Olympus E-P2 + m.zuiko 17mm f2.8

auto110 用レンズは既に4本持っているので、それを装着出来るアダプターの有無を尋ねてみたが、それはまだ無いらしい。

PentaxQ + D Mount Nikkor 13mm f1.9

そこで Kipon 製の D レンズアダプターとともに、まずは廉価な焦点合わせが必要無いパンフォーカスレンズを数本物色。それぞれかなり小型で魅力的ではあったが、モノによってはピントが微妙なずれで出ないものもあるので注意が必要、と。多少レンズのネジをアダプターがから緩めるとピントが合う、なんていうケースもあるらしく、これもクラシックレンズならではの、緩やかな楽しみ、か。

Pentax Q + Cine Nikkor 13mm f1.9 D Mount

パンフォーカス以外のレンズで、レンズが小型、シルバー金属製のものを、と探すと、目に留まったのは Cine-Nikkor C f1.9/13mm。13mm なので、PentaxQ に装着すると、銀塩35mmカメラ換算 71.5mm の中望遠レンズになるのだが、意外にも近距離での焦点も合う。背景ボケも十分確認出来る。これは面白い、という事で早速一本購入。フォーカス、絞りリングそれぞれが極小レンズに内蔵された Nikon 製レンズもあるところが 8mm 用 D マウントレンズ、なかなかの味がある。製造後数十年は経っているはずだが、問題無くレンズのリングも動いてくれる。

Pentax Q + Cine Nikkor 13mm f1.9 D Mount

Cine Nikkor "C" の C とは、Color 対応のコーティングが施されたレンズである、という事が、こちらの D マウントカメラに大変詳しい方のサイト ksmt.com から判明。同サイトによると、「露出目盛はF値の他に、DULL/HAZY/BRIGHT, SUMMER/WINTERなど季節と天気で合わせることもできます」と有り、自動露出が無かった時代の露出合わせの工夫がレンズに刻印されている事がわかり、再び感動を覚える事に。1955年、昭和30年頃の国産初の 8mm カメラにも装着されていたレンズ、という事で、5−60年前のレトロレンズであるところにまたグッと来た。21000円で購入。オークションでなく、レンズ現物を試してから買いたい方は、恵比寿大沢カメラを強くおすすめ。お店の方も大変親切で、PentaxQ ボディをまだ持っていない場合でも、お店常備の PentaxQ に試着させてくれるサービスも有り。

Pentax Q + Cine Nikkor 13mm f1.9 D Mount

先述のデジカメウォッチ記事によると、D レンズのレンズ周辺の絵が流れてしまう様なボケを、「ぐるぐるボケ」と言うらしい。Nikkor 13mm でもそのぐるぐる味が非常に良く出ていて、他のレトロレンズとの違いを楽しめる。元々、画像についてもシャープさを強く要求しない 8mm フィルム向けのレンズなので、ピントのシャープさは求められないのだが、撮り進める程に不思議にノスタルジックな、淡い発色と緩いフォーカス世界に没入する事に。これをレンズ沼に沈んだ底から眺めた光景、と言わずして何と表現すれば良いのだろう。シャープな画像が売り物のデジタルカメラ全盛時代に、こんな画像を拝めるなんて。味がある、ありすぎて楽しい。(笑)

Pentax Q + Cine Nikkor 13mm f1.9 D Mount

PentaxQ で撮影する場合、カラー画像の方が、昔のレンズコーティングによる淡い色を楽しめるのでおすすめ、という事が、作例から判明。

Pentax Q + Cine Nikkor 13mm f1.9 D Mount

一方で、白黒画像も、ノスタルジックさに拍車がかかるのでこれまた別の趣向で楽しめる訳ですが。

Pentax Q + Cine Nikkor 13mm f1.9 D Mount

以下、PentaxQ + Cine-Nikkor C f1.9/30mm の作例をお楽しみ下さい。より多くの作例は、こちらの当方 flickr set で御覧下さい。多少大きめ画像のスライドショーは、こちらからどうぞ。

Pentax Q + Cine Nikkor 13mm f1.9 D Mount

Pentax Q + Cine Nikkor 13mm f1.9 D Mount

Pentax Q + Cine Nikkor 13mm f1.9 D Mount

最後に、これを購入すべきかどうか?「それは貴方が決める事です」(家政婦のミタ風)


December 30, 2011 in Analog Camera Cabin, Pentax Cabin, PentaxQ Cabin | Permalink | Comments (0)

December 19, 2011

Jawbone Up を1週間利用してみてのレビュー

Up by Jawbone

前回米国訪問時に、在庫が無く入手出来なかった iPhone とシンクし運動・睡眠状態測定する電脳ブレスレット、Jawbone Up (ジョーボーン・アップ)を、米国からの出張者が買ってきてくれた。ありがたや。とりあえず利用開始し1週間が経過したので、簡単ながらレビューを。Hardware の初期不良が頻発(こちらの TechCrunch US 記事御参照)し、米国では現在も入手困難アイテムになっている Up だが、とりあえず当方のモノは運良く1週間経っても動き続けている。L/M/S の3サイズ中(その上の XL はこれから発売予定)、L を買ってきてもらったが、どうやら当方の腕には XL の方が合う様だ。しかし、L でもなんとか使える。(サイズチェックは、Jawbone のサイトのこちらから可能。)

Up by Jawbone

プラスチックケースを開けると、Jawbone Up の本体構成は非常にシンプル。ブレスレット(バンド)本体、Sync の為のオーディオジャックを覆うキャップ、充電の為の USB コード。これだけだ。説明書も非常に簡単なものだけが同梱されている。iPhone 用のアプリを、米国 AppSrore (iTunes) から入手し、準備完了。(現在の英語版 Up アプリ入手には、無料アプリではあるが英語版 iTunes アカウントが必要となるので注意)



Canon PowerShot S100

まずはダウンロードした iPhone アプリと、ブレスレットの Sync。オーディオ端子につなぐので、接続は簡単だ。しかし、最初は Sync がうまくいかず焦る。音量を大きくした方が良い、というのでそうしたが、最初は何度も Sync に失敗。一度成功するとその後は Sync がズムーズになった。このあたりの理由は不明。Sync は iPhone だけでなく、iOS 4.1 以上を導入した iPad や iPod Touch でも可能。詳細はこちらの Jawbone FAQ を参考にして頂き度い。

Sync Jawbone Up with iPhone4S (Roberu x Blue Horizon Case)

Sync により、現在時刻、起床用振動アラーム時刻、一定時間動かなかった場合に、運動せよと促す振動アラームのインターバル、開始時間、終了時間...そういった情報が読み込まれる様だ。細いバンドの中に、高精度の 3D Motion Sensor (MotionX) が内蔵されていて、これが身体の微妙な動きを測定してくれる。Sync により測定結果が iPhone アプリに反映される仕組みだ。親しい友達とは、アプリ経由で情報をシェアすることも可能だが、とりあえずは自分だけで測定を開始してみた。

Apple iPhone4S Photos

Jawbone Up 利用の際に、注意しなければならないのは、小さなプラスチック製キャップが外れ易い点。利用数日で近所の中華料理レストランに忘れてしまったが、親切な Twitter ユーザーの店員さんがこの小さな忘れ物を見つけ出してくれたので事なきを得た。米国ではキャップ3本セットで送料込み15ドル程するそうで、単なるキャップだが落とすと高くつく。このあたりは注意が必要だ。

Apple iPhone4S Photos

一応簡単な防水機能があるという Jawbone Up だが、キャップがなくなるとこの通り端子がむき出しに。本体保護の為にも、キャップはスクリュー式でもうちょっときちんと閉まるものに作り替えて欲しいものだ。ちなみに、キャップと逆側の端は、Up のモード切り替えのスイッチになっている。基本は寝る前に長押しでスリープモードにするのだが、運動毎に Activity 測定を分けたい時には、少し慣れが必要なダブルクリックで Work-out 単位で計測する事も可能だ。当方は基本、睡眠計測と歩数計測にしか本機を利用していないので、Activity - Sleep モードの切り替えだけで利用している。

Apple iPhone4S Photos

利用してみて意外に面白いと気付いたのが睡眠計測。濃い青が深い眠り、薄い青が浅い眠り、オレンジが覚醒状態を示すのだが、深い青が増える程に睡眠ポイントが 100 に近づく様だ。

Apple iPhone4S Photos

当方は深い/浅いが交互に来るパターンが多いのだが、忘年会で深酒をした後はぐっすり眠れていて 100 ポイントに。しっかり寝るには多量のお酒を飲んだ方が良い、という、健康器具で不健康な発見をするに至った次第。(苦笑)

Jawbone Up Activity Log for today

Activity Log は、シンプルに歩数を計測してくれる。本日は五反田から渋谷まで目黒川沿いをフォトウォークしたので、19,000 以上の歩数、9km の歩行距離になり、1800kcal 以上、と消費カロリーも大きくなった。五反田のランチで食べた、ミート矢澤 Holiday Lunch の、A5 黒毛和牛分のカロリーはしっかり消費された様で、ひと安心。

以上の様に、睡眠/歩行といったライフログを、軽量ブレスレットを腕にはめているだけで手軽に計測してくれる Jawbone Up、利用開始1週間で既に生活の一部になっている。身体のリズムを知るには良い手段だ。将来の新製品では恐らく、脈拍測定や、GPS 内蔵、Bluetooth による無接続データ転送を可能にしてくれる事だろう。時計スタイルにするなら、歩数や睡眠状態を iPhone 無しでも表示出来る様になるので便利かもしれない。Healthy Gadgets という製品ジャンル、Up の登場でより広がって行きそうだ。


December 19, 2011 in Bear's Healthy Gadgets | Permalink

December 09, 2011

Canon PowerShot S100、夜景の DIGIC5 レビュー

Canon PowerShot S100

米国で先行発売されていた Canon PowerShot S100 が、遂に本日、日本市場でも発売となった。PowerShot S90, S95 と愛用して来た Canon 上級コンデジの、最新機種である。その売りは、より薄型化されたボディに新映像エンジン DIGIC5、24mm 超広角から始まる5倍ズームレンズ、そして S シリーズ初の 1.7 インチ CMOS の採用、と話題には事欠かない。歴代Sシリーズを使って来た当方からすると、前面グリップデザインの新採用は有り難い。フラットサーフェースは確かにケース等への収納性は良いのだが、撮影時の安定感は今ひとつだった。ミニマムなグリップだが、十分実用になると感じた。

Canon PowerShot S100

Sシリーズの特徴となっている、レンズ周りのコントローラーリングの操作感覚も、カチッとした剛性の高いものになった。それ以外のパーツでも、モードダイヤルのクリック感、背面ダイヤルについても、それぞれ安心して利用出来る、好ましいものになった。現在S95 のオーナーでも、十分そのアップグレード感を味わう事が出来るだろう。



Canon PowerShot S100

ざらついた表面のブラックにするか、つや消しチタンのシルバー色にするかは、最後の最後まで実物を見ながら迷ったが、結局シャッターボタンの銀色との整合性でシルバーを選択。ここが S95 の様に黒であれば、黒でも良かったのだが。シルバーは、アナログ時代にヒットした IXY の様な色と金属質感で、新しい S シリーズの誕生を強烈にアピールしてくれる。

Canon PowerShot S100

初日なので、ともかくフルオートモード固定で気軽にスナップを撮影。夜道の撮影で、飲み屋の明かりに助けを得て、東京・中野の裏路地を歩きながら全て手持ちで撮影を続ける。DIGIC5 のノイズリダクションは強力で、f2.0 レンズとともに真っ暗な路地を見た目よりも明るく撮影出来るその実力は、さすが Canon とうならせる。これまでなら EOS 等デジイチの力を借りないと撮影出来なかった暗がりでも、見事に描写してくれる。これほど強力な映像エンジンをコンデジに惜しげも無く採用する Canon のおおらかな姿勢も、素晴らしい。

Canon PowerShot S100

先日、2011年度のカメラ・オブ・ザ・イヤー上位5機種を選定したのだが、このカメラを使いながら「選考・発表時期を早まってしまったか」とつい、考え込む程であった。それほど、小型なボディにぎっちりとデジタルの旨味が凝縮された一台、なのである。一眼レフ、コンデジを各種使って来た中上級ユーザーを楽しませるだけの技術と仕掛けを、数多く内包している。

Canon PowerShot S100

色々な焦点距離での撮影を試してみるが、S90, 95 では味わえない、24mm 広角端 f2.0 での描写が本機種の醍醐味だ。既に IXY 410F でコンデジで 24mmからの5倍ズームを使える、超広角スナップの楽しさは知って来たつもりだったが、S100 でレンズ、CMOS、映像エンジンの全てが強化され、より味わい深い画像が生み出される様になった。今後しばらく、鞄の中に常駐するカメラとしては、間違い無く S100 が居座る事になるだろう。

Canon PowerShot S100

PowerShot S100 のサンプル画像は、こちらの flickr set から御覧頂きたい。より大きな画像で楽しめるスライドショーの場合には、こちらのリンクからどうぞ。今日は小雨がぱらついて、ややライトの光が細かい雨に当たって拡散する傾向があるので、その点は割り引いて見て頂きたいが、ズームコンデジでここまで写るのだね、という画像に仕上がっているのをおわかり頂けるはずだ。

本日は PowerShot S100 導入初日でレビューはここまでだが、今後は動画撮影や GPS 性能等、順を追ってレビューを進めてみる事にしたい。しかしここまで小型コンデジが機能進化してしまうと、マイクロフォーサーズ・サイズ程に小型化したデジイチでも、外に持ち出す機会が減少してしまう。小型化万歳ではあるが、より大型サイズのカメラを使う機会が年を追う毎に少なくなって、ちょっと寂しくもある、複雑な心境の今日この頃、なのである。




December 9, 2011 in Digicame Cabin | Permalink

December 04, 2011

Sony Reader、Amazon Kindle、そして紙の書籍で Steve Jobs 伝記を読み比べる

Sony Reader vs Amazon Kindle

スティーブ・ジョブズ氏の伝記を、電子書籍、紙の本、日本語、英語...様々な形で読める時代になった。とりあえずはそれぞれ入手して、その Pros & Cons (長所と短所)を確かめる良い機会でもある。まずは、入手に関して。今回最も早く入手が可能となったのは、Amazon Kindle バージョンの、英語版ジョブズ伝。Amazon US Kindle Store から購入手続きを住ませると、順次ユーザーにファイルを送ってくれる。同時接続で回線混雑が生じてダウンロードに不具合が起こったりしない様に、サーバー側がトラフィックを順次捌くという、スマートな購入&ファイルデリバリーシステムとなっている。Kindle の最大のメリットは、Amazon での購入のし易さに加えて、複数端末で利用出来る点。Kindle 専用機で読むのが一番楽ではあるが、それを持っていなくても、iPad/iPhone 用 Kindle アプリで読む事が出来、しおりもネットで共有出来るので、どの端末からでも続きを読む事が出来る。わからない単語があれば、無料で配布される Oxford の英英辞典で、書籍内で意味を調べられるのも便利だ。電子ブックのトータルシステムとしてはやはり、電子書籍に早期から取り組んでいる Amazon に一日の長が有り、現状はこれが一番便利。

Sony Reader

米国出張に行ったので、紙版のオリジナルのジョブズ伝も空港の書店で手に取って、迷った末に購入した。アメリカのハードカバー本は重くてかさばるのだが、表紙の内側の写真など、本ならではの味わいあふれる部分もあり、これは読書用というよりは、ジョブズ本だけに永久保存用として購入した。この重さと大きさでは、さすがに持ち歩く気にはなれない。しかし、表紙に色付けをして、上下に分けた日本のジョブズ伝よりも重厚感はあり、Steve のシンプルな美を求める気持ちが結実したデザインになっている。日本の Amazon からも買えるので(実は米国の空港で買うより、価格も安いと後から発見...)電子書籍で読んだ方でも、手に入れる価値はありそうだ。



Sony Reader

英語版ジョブズ伝をしばらく iPhone + iPad の Kindle アプリで読んでいたのだが、バックライトが強い通常の液晶画面では、電子書籍の長時間読書はやはり苦しい。英語版 Kindle 端末の、目に優しい電子インクディスプレイで読む方が、読み進めるにはずっと目に良いし、疲れが少ない。

電子書籍リーダーとしては、Sony Reader の5型液晶の前機種 PRS-350 (青)を持っていて、これでも読んでみる事にしたのだが、紙版と全く同じプライスで日本語版ジョブズ伝を販売している点でまず、購入ボタンを押すまでに相当悩む事になった。ジョブズ伝は保存版だし、どうせなら日本語紙版書籍を買おうか、という気持ちと行ったり来たり。書店店頭でも書籍を眺めてみて、それでやっと電子版の購入、という時間のかかり様だった。

しかし、購入ボタンを押す勇気を振り絞って日本語電子版を購入してしまうと、電子書籍を日本語で読める喜びはひときわだ。Sony Reader も購入後読みたい本がストアに少なく、長期間放置状態となっていたが、最近やっとコンピュータ側も Mac OS 対応となり(それまでは、Windows PC 経由でなければ、WiFi もついていない前機種 Sony Reader では電子書籍を買えなかった!)、使い易くなった。タッチ液晶は前機種からの Sony Reader の利点で、液晶画面を指でなぞってページをめくる様に次のページに行ける UI はいい。WiFi で書籍購入することもこれならあるだろうか、という事で、Sony Reader の新型 PRS-T1 (黒)もジョブズ伝の下巻から導入。操作感はより軽快になり、何と言っても WiFi があればどこでも新刊本を購入出来るネット対応が良い。おまけでついている Web Browser も、Kindle 端末内蔵のブラウザより出来が良く、まあまあ使える(勿論 iPad2 等には敵わないが、非常用として)。3G 通信対応の上級機種もあるが、当方は WiFi ルーターの IDEOS もあるのでとりあえずは WiFi 対応のみの機種とした次第。

PRS-T1 は、前機種 PRS-350 と電子書籍コンテンツの共有も出来、これまでの投資も無駄にならない。6型画面なら、5型画面では画面が小さく読む気にならなかった漫画コンテンツ(Sony Reader Store では、コミックコンテンツも充実しつつある)も、読み易くなる。筐体重量は、5型の PRS-350、6型の PRS-T1 で実はあまり変らないので、それならより大きい画面でも良いだろう、という事になった。二本指タッチが出来る様になった点も、新型の特徴。Kindle を意識してか、辞書も内蔵し、読書中に意味を調べられる様になった。WiFi 接続環境下なら、Google, Wikipedia による単語検索も書籍読書中にダイレクトに出来て便利。

かくして、現状複数ある読書ツールの中では、Sony Reader PRS-T1 が一番バランスが良いということになり、これで最後迄快適に、通勤鞄に常時端末を忍ばせてジョブズ伝を読了した。さて、残る問題は電子書籍の価格体系。Amazon がその壁を破るのか、日本市場から改革者が登場するのか。早急な革新を望みたい。ユーザーはもう皆、待ちきれなくなっている。



December 4, 2011 in Bear's Diary, Bear's E-book | Permalink

ヤマハの iPhone と iPod 用小型目覚ましスピーカー、PDX-13

Yamaha iPhone Speaker

前のエントリーで iPad 用スピーカーをレビューしたので、今度は iPhone 用スピーカーの話題を。iPhone4S に機種変更してから、iPhone を充電可能な小型目覚まし兼スピーカーをしばらく探していた。しかし、どうもプラスチッキーな、あまりデザインには気を配っていない、多少気を配っていても音が良く無い商品が多く、どれにするか決めかねていた。そこで発見したのが Yamaha PDX-13

Yamaha iPhone Speaker

まず目を引くのは、デザイン家電の様な美しいフォルム。角に丸みをつけて、シックなベージュ、グリーンに、ダークレッドというカラーバリエーション。当方はベージュを入手したが、落ち着いた色で白い壁紙の部屋に具合よく収まる。目立たないが輪郭が見える内部スピーカーまで同色に塗装されているのは立派。そして何より嬉しいのは、音量調節のアナログつまみがある事。最近のオーディオ機器全般にそうなのだが、音量調節を二つのボタンで上げ下げする機種が多い中、昔ながらの音量ダイヤルは UI としても素晴らしい。音量そのものはつまみの回転に従い、デジタル表示される。



Yamaha iPhone Speaker

その音量表示と、時間表示は、最近流行の明るい LED。就寝後の夜間でも一目で時間がわかるので便利である。明るさも三段階に調節出来るので、暗い部屋で光り過ぎるという事も無い。シンプルな小型カードリモコンも付属、リモートでアラームのオンオフ、音楽選曲も自由に出来る。

Yamaha iPhone Speaker

音響メーカーの雄、Yamaha の製品なので、音の良さは群を抜く。低音から高音まで、しっかりと再現してくれる。低温での迫力もなかなかのもの。筐体サイズの制約からステレオでなくシングルスピーカーなのだが、音の広がりがあるのでそれでも十分に楽しめる。気になる方は是非店頭で試聴して欲しい。

感心するのは、目覚まし音に iPhone の曲を利用する場合。アラームセット時間の少し前からかすかな音量で、iPhone で最後に聞いていた曲が流れ始める。音量は少しずつ上がり、起床予定時間に最大になる。この上がり方が、はるか遠くから夢の中に入り込んで来る様で、具合良い感じなのである。音楽だけでは気持ち良すぎて覚醒出来にくい場合でも、最後は設定時間に電子アラームが鳴るので安心だ。

デザイン流麗、音質も豊かで、操作性抜群かつ機能的にも不満無し。Yamaha PDX-13 はこれだけプラスポイントが揃って9千円弱。良い時代になったものだ。

December 4, 2011 in Bear's Apple Products, Bear's Audio Visual Cabin, iPhone Cabin | Permalink

December 03, 2011

iPad2 の枕、ロジクールのタブレットスピーカー

LogiCool/Logitech Tablet Speaker with iPad2

そう、Logicool Tablet Speaker は iPad2 がやすらかに寝る枕の様な形状。大型クリップ式の爪で液晶部を固定し、枕上部のゴムがしっかりと本体を受け止めて、iPad2 利用中にもスピーカー位置がずれる事は無い。普段は眼鏡ケースを枕にして、傾斜をつけて使っていたが、タブレット・スピーカーがあれば iPad2 は机上で丁度、液晶画面が見やすい角度になる。

LogiCool/Logitech Tablet Speaker with iPad2

スピーカーは、スティック状の枕両端に。ここから広がる音が、机上で更に反射して、なかなかの音場を作ってくれる。低音はさすがに迫力あるものにはならないが、高音には伸びがある。アコースティックな曲や、バラードに向いているかもしれない。(それは当方的にはスイートスポットだ)



LogiCool/Logitech Tablet Speaker with iPad2

一見マイクの様な少し太めのスティック状筐体。iPad2に接続するケーブルは、本体にきれいに内蔵出来るので、移動時に邪魔にならない点もポイントが高い。

LogiCool/Logitech Tablet Speaker with iPad2

すすっとケーブルを引き出して、オーディオジャックに接続するとそれで準備完了。充電は USB 経由で5時間、それで8時間連続利用が出来る。iPad2 とフルフルに一日の稼働時間で付き合える枕型スピーカーである。

LogiCool/Logitech Tablet Speaker with iPad2

充電が終わると赤色 LED が消灯。操作も、至ってシンプル。スイッチは On/Off ボタンがあるだけ。スイッチを On にすると、緑色 LED が点灯。これだけ、である。音量は iPad2 側を操作するのみ。オーディオジャック接続なので、iPad でも、iPhone シリーズでも、勿論他のタブレットでも利用出来る。出張時に、Macbook Air につなぐことだって勿論可能だ。汎用性の高さがいい。そしてこの性能とフォルムで、価格は3千円を切る。シンプルだが使い勝手の良いスピーカー、

9月にこんな良いものが発売されていたとは、全く気付いていませんでした。iPad2 でのプレゼンにも、よりよい音を出したい時に便利。ともかく、iPad2 ユーザーへのクリスマスプレゼントに、好適です。私は自分で買いましたが。(苦笑)


December 3, 2011 in Bear's Apple Products, Bear's Audio Visual Cabin, iPad Cabin | Permalink