December 30, 2011

PentaxQ 用 D マウントアダプターで、小さくて深いレンズ沼へ

Small Cameras by Olympus E-P2 + m.zuiko 17mm f2.8

極小筐体ながら、ずっしり詰まった上級デジイチ譲りの多機能(この大きさで、RAW 撮影対応、プリプロセスの各種デジタルフィルター、シャッター内蔵の ND フィルターまで入っているんですよ、旦那!)としっかりした造り(マグネシウム合金製、ダイヤルのカチリとした動きも良)で、激烈なチーム内競争が続く電脳熊デジカメリーグ1軍の小兵ドリブラーとしての地位を確立した PentaxQ

Small Cameras by Olympus E-P2 + m.zuiko 17mm f2.8

単焦点標準レンズの StandardPrime 01 f1.9 が秀逸でこれを愛用して来たが、11月末読んだデジカメウォッチの記事「デジカメドレスアップ主義:Dマウントレンズ事始め」にふと目が止まった。PentaxQ に、auto110 レンズ群よりも小さなレトロ・アナログレンズが、マウントアダプター経由で装着されている!!

Small Cameras by Olympus E-P2 + m.zuiko 17mm f2.8

記事中の Keystone Elgeet F1.9 レンズは、焦点距離 12.5mm。PentaxQ では 35mm 銀塩換算 5.5 倍の焦点距離になるので、68.5mm、約 70mm の中望遠レンズとして利用可能となっている。銀色に光るレトロレンズと Q ボディとのコントラストもなかなかに素晴らしい。

Apple iPhone4S Photos

これは早速、Dレンズ沼に没入せねば、と思いつつ数日が過ぎ、ふと会社の帰りに寄った、恵比寿西口駅前の小型中古カメラに強い老舗、大沢カメラ。マイクロ 4/3 ファンがはまりつつある C レンズだけかと思いきや、D レンズと、そして Pentax Q 用アダプター迄在庫が有るでは無いか!さっそくお店の方に頼んで複数レンズを試着し、第一番目のレンズを物色する事に。

Small Cameras by Olympus E-P2 + m.zuiko 17mm f2.8

auto110 用レンズは既に4本持っているので、それを装着出来るアダプターの有無を尋ねてみたが、それはまだ無いらしい。

PentaxQ + D Mount Nikkor 13mm f1.9

そこで Kipon 製の D レンズアダプターとともに、まずは廉価な焦点合わせが必要無いパンフォーカスレンズを数本物色。それぞれかなり小型で魅力的ではあったが、モノによってはピントが微妙なずれで出ないものもあるので注意が必要、と。多少レンズのネジをアダプターがから緩めるとピントが合う、なんていうケースもあるらしく、これもクラシックレンズならではの、緩やかな楽しみ、か。

Pentax Q + Cine Nikkor 13mm f1.9 D Mount

パンフォーカス以外のレンズで、レンズが小型、シルバー金属製のものを、と探すと、目に留まったのは Cine-Nikkor C f1.9/13mm。13mm なので、PentaxQ に装着すると、銀塩35mmカメラ換算 71.5mm の中望遠レンズになるのだが、意外にも近距離での焦点も合う。背景ボケも十分確認出来る。これは面白い、という事で早速一本購入。フォーカス、絞りリングそれぞれが極小レンズに内蔵された Nikon 製レンズもあるところが 8mm 用 D マウントレンズ、なかなかの味がある。製造後数十年は経っているはずだが、問題無くレンズのリングも動いてくれる。

Pentax Q + Cine Nikkor 13mm f1.9 D Mount

Cine Nikkor "C" の C とは、Color 対応のコーティングが施されたレンズである、という事が、こちらの D マウントカメラに大変詳しい方のサイト ksmt.com から判明。同サイトによると、「露出目盛はF値の他に、DULL/HAZY/BRIGHT, SUMMER/WINTERなど季節と天気で合わせることもできます」と有り、自動露出が無かった時代の露出合わせの工夫がレンズに刻印されている事がわかり、再び感動を覚える事に。1955年、昭和30年頃の国産初の 8mm カメラにも装着されていたレンズ、という事で、5−60年前のレトロレンズであるところにまたグッと来た。21000円で購入。オークションでなく、レンズ現物を試してから買いたい方は、恵比寿大沢カメラを強くおすすめ。お店の方も大変親切で、PentaxQ ボディをまだ持っていない場合でも、お店常備の PentaxQ に試着させてくれるサービスも有り。

Pentax Q + Cine Nikkor 13mm f1.9 D Mount

先述のデジカメウォッチ記事によると、D レンズのレンズ周辺の絵が流れてしまう様なボケを、「ぐるぐるボケ」と言うらしい。Nikkor 13mm でもそのぐるぐる味が非常に良く出ていて、他のレトロレンズとの違いを楽しめる。元々、画像についてもシャープさを強く要求しない 8mm フィルム向けのレンズなので、ピントのシャープさは求められないのだが、撮り進める程に不思議にノスタルジックな、淡い発色と緩いフォーカス世界に没入する事に。これをレンズ沼に沈んだ底から眺めた光景、と言わずして何と表現すれば良いのだろう。シャープな画像が売り物のデジタルカメラ全盛時代に、こんな画像を拝めるなんて。味がある、ありすぎて楽しい。(笑)

Pentax Q + Cine Nikkor 13mm f1.9 D Mount

PentaxQ で撮影する場合、カラー画像の方が、昔のレンズコーティングによる淡い色を楽しめるのでおすすめ、という事が、作例から判明。

Pentax Q + Cine Nikkor 13mm f1.9 D Mount

一方で、白黒画像も、ノスタルジックさに拍車がかかるのでこれまた別の趣向で楽しめる訳ですが。

Pentax Q + Cine Nikkor 13mm f1.9 D Mount

以下、PentaxQ + Cine-Nikkor C f1.9/30mm の作例をお楽しみ下さい。より多くの作例は、こちらの当方 flickr set で御覧下さい。多少大きめ画像のスライドショーは、こちらからどうぞ。

Pentax Q + Cine Nikkor 13mm f1.9 D Mount

Pentax Q + Cine Nikkor 13mm f1.9 D Mount

Pentax Q + Cine Nikkor 13mm f1.9 D Mount

最後に、これを購入すべきかどうか?「それは貴方が決める事です」(家政婦のミタ風)


December 30, 2011 in Analog Camera Cabin, Pentax Cabin, PentaxQ Cabin | Permalink | Comments (0)

May 04, 2011

Pentax auto110 Digital への序章、m4/3 アダプターで超小型デジタル一眼システムを構築

Pentax Auto110 - m4/3 Adapter

常時持ち歩く超小型コンデジが Canon IXY 410F に落ち着いた所で、解決されるべき次の課題は、「常時持ち歩ける超小型デジタル一眼レフカメラ」。デジイチボディだけに注目すると、Sony NEX シリーズ、Panasonic GF2、Olympus E-PL2 あたりの小型化が進み、超小型、軽量デジイチ時代は到来したかに見える。だが早まってはいけない。複数レンズを携行し、撮影シーンにより付け替えてレンズそれぞれの利点を活用してこそのデジイチ。レンズの軽量化、小型化に注目すると、パンケーキ型の小型広角レンズ以外のレンズの大きさ、重さは、常時複数本を携行するにはまだまだ問題が大きい。

Pentax Auto110 - m4/3 Adapter

当ブログでは何度かその解決可能性を取り上げているが、アナログ一眼レフ全盛時代に、その解決を試みたチャレンジングなメーカーがあった。旭光学、そう、現在の  Hoya Pentax である。1979年、今から30年以上前に、110 フィルム規格で、超小型のレンズ、ボディを追求した auto110 シリーズを完成していた。

発売時の価格や、110 フィルム自体の存亡から、現在は中古カメラ屋で珍品的に取引されているニッチなカメラに過ぎないが、auto110 が与えたインパクトは、32 年後の今、中古として残っている製品を見ても衰えていない。ボディだけでなく、レンズそのものも極限まで小型化。絞り等は結果省かれているが、より大きなレンズ同様のレンズデザインが施され、きちんとフォーカシングも出来る auto110 レンズは、21世紀の今触ってみても、凄まじい職人の技が感じられる、高級工芸品である。

噂レベルでは、Pentax はデジタル時代の auto110 を商品開発中という事で、そちらにも大きな期待を寄せているのだが、新たなプラットフォームが発表される前の現在でも、Digital auto110 の夢に近づける組み合わせが登場している。auto110 のオールドレンズを、マイクロフォーサーズカメラに装着する為のアダプターが、発売時されているのである。

Pentax Auto110 - m4/3 Adapter

海外製で、通販や一部カメラ店でしか手に入らない商品だが、これを手に入れると 110 フィルム入手が難しくなって引き出しの奥に眠りがちだった、auto110 の f2.8 と明るく小さなレンズ群(当方はズームレンズ以外の単焦点、18, 24, 50, 70mm を保有)をマイクロフォーサーズカメラで再活用出来るのである。

当方はアダプターをまず手に入れて、程度の良い m4/3 カメラボディを物色していたのだが、中古 A クラス品(新品同様レベル)で格安の Olympus E-PL1 を発見し、これで auto110 レンズを活用する事とした。本日亀戸天神に出かけて撮影した作例は、こちらの flickr set で御覧下さい。やや大きめ写真のスライドショーは、こちらからどうぞ。

Pentax Auto110 - m4/3 Adapter

感心したのは、E-PL1 に XZ-1 と共用可能な EVF を取り付けてフォーカシングすると、開放 f値が 2.8 と明るい auto110 レンズは全てピントの山が掴みやすい、という点。マニュアルフォーカスだが、サクサクとスナップ撮影も可能である。画質的には、中古レンズで入手したので個体の問題もあるのかもしれないが、18mm, 70mm レンズの描写が当方は気に入っている。30年以上前に発売されたオールドレンズだが、単焦点ということもあり、カリッとした描写になる。

通常の一眼レフで、f2.8 と大口径に近いレンズを4本も携行すると、かなり重量的に厳しい結果になり、2本程度に減らそうか、あるいは画質を犠牲にはするがズームレンズ1本に抑えるか、という事にアマチュアレベルではなりがちなのだが、auto110 のレンズは4本でも「信じられないほど」超軽量である。そう、これこそが、一般ユーザーが求めるデジイチの未来、なのである。

Auto Focus を内蔵する、といった展開になるとレンズはそれでも多少大型化してしまうかもしれないが、レンズをマニュアルフォーカスにしてでも、超小型軽量を貫いて欲しい、と個人的には思う。Pentax auto110 Digital の登場を待つ気持ちが、m4/3 カメラでこのレンズ群を利用して高まった。Pentax の英断に期待したい。

May 4, 2011 in Analog Camera Cabin, Digicame Cabin | Permalink | Comments (0)

March 06, 2011

FUJIFILM FINEPIX X100 初撮りレビュー


FUJIFILM FINEPIX X100
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Leica X1 は良いカメラだった(当方のブログレビューは、こちらのエントリーを御参照)。バルナック型ライカを彷彿とさせるボディ形状、そして焦点距離 36mm 相当の明るいエルマリート f2.8。高級コンデジはこれで決まり、と思っていた。

しかし突然、フジフィルムがレンジファインダーカメラの様なボディ形状の新しいアナログ・デジタルハイブリッド・ビューファインダーを備えたファインピックス X100 を登場させる、との情報。比較せずにはいられない。早速、某中野のカメラ店の、日本で一番早いかもしれない(何しろ、価格も発売時期もわからないうちに予約を受け付けてしまう)予約システムで手続き完了。CP+ の展示会での予備チェックを経て、ようやく実物が手に入った。恒例の昼夜の作例写真はこちらの flickr アルバムからどうぞ。より大きな画像のスライドショーはこちらから。全ての写真、JPEG/Fine/Standard (フィルムシュミレーション Provia)の撮って出しで、RAW はまだ使っていません。いやしかし、f2.0 の明るさを誇る、35mm 相当の単焦点フジノンレンズの実力はなかなかのもの。開放絞りでのボケにも味があります。作例からじっくり御覧下さい。


さて次は、機能面のお話。注目の光学/電子式を前面のレバーひとつで切り替えられるファインダーは実用になるのか。しばらく使ってみての感想は、「これなら実用に耐える」というもの。最初の製品なので、完璧を求める事は出来ないが、最初の製品にしては大変頑張って作られた「フジフィルム技術者のデジアナハイブリッド機への想いが伝わるファインダー」という印象。詳しい仕組みは X100 の商品説明ページを御覧頂き度いが、液晶シャッターの開け閉めで面白い様に瞬時に EVF - OVF が切り替わる。普段の撮影では液晶表示でフレームと撮影情報のみが投影された明るく見易い光学ファインダー (OVF) を利用し、マクロ撮影や、ホワイトバランス、被写界深度を確認したい撮影シーンでは電子式ファインダー (EVF) を利用、と用途別に使える所が素晴らしい。そして、EVF のクオリティも素晴らしい。144万画素だけあって、非常にクリアで美しい画像を楽しむ事が出来る。撮影画像も EVF で確認出来るので、OVF で撮影し、撮影後の再生画像は EVF に自動で切り替わって、すぐにまた OVF での撮影に戻る、という使い方が可能なのである。この手順の中では、レバーにより手動で OVF - EVF を切り替える必要すら無く、全ては全自動で行われる。

そしてこの高級コンデジの真骨頂は、堅牢なボディの細部へのこだわり。既報が多数あるので、説明を繰り返す事はしないが、ともかくも本製品は、実物に触れて頂き度い。日本の技術者達が真面目に取り組むとここまでの質感になる、という良い例であろう。

当方が本カメラで一番気に入っている点は、レンズ周囲に絞りリングが有り、シャッターダイヤルは天井部に有って、絞り値とシャッター速度をクラシックカメラ同様の操作で決定出来る点。X1 でも、独立アナログダイヤルは存在するが、絞り値は天井部で、シャッターダイヤルの隣に位置する。当方的には、絞り操作ダイヤルはレンズ周囲にある方が安心出来るので、X100 の方に食指が動いてしまう、という訳だ。

一方で頂けないのが、背面の4方向ダイヤルボタンと OK ボタン。他のアルミ製ダイヤルのデザインで力尽きてしまったのだろうか、と思わせる程(いや、背面を出来るだけフラットにしたかったのかもしれないが)、4方向ダイヤルの中心にある OK ボタンが押しにくい。多用する部分なので、近々この上に丸くて厚手のシールを貼ってしまおうかと思う程、押しにくく、どうも周囲の4方向ボタンを間違って押してしまうのだ。CP+ で確認出来たわずかな欠点だが、やはり製品版でもそれは改善されていない様だ。ほんの数ミリ OK ボタンを高くする、或は回転ダイヤルの直径を少し広げるだけでも操作し易くなるのだが。他の出来が良い分、この部分は残念である。もうひとつ挙げるとすると、左側面の MF / AF-S / AF-C 切り替えのスライドスイッチもちと小さく、押しにくい。真中の AF-S に設定しておいたはずが AF-Cモード になっていた、という事も撮影中にあった。こちらもちょっとだけ、大きくして欲しい。

しかし、これら以外では、ボディもレンズも高品質、後は価格の高さを除いては欠点は少ない。オプションの専用ケースも少々高いが、マグネットで開閉が楽な速写ケースになって居り、クラシックカメラ用ケースの様なデザインも見事だ。ケースは同時購入アイテムとして、おすすめ出来る。非常に趣味性が高いカメラでユーザーを選びそうだが、クラシックな風貌、明るい 35mm 単焦点レンズに惹かれるなら、迷わず買い、の優れた日本製ネオクラシック・カメラである。

機種変更が短期間で、滅多にカメラ用液晶保護シートを買わない当方が、本製品用に関しては保護シートを買った、という点を付け加えて置く。

(追記:その後使い込んでみたところ、OVF で現れるフレームに水平を合わせると画像が傾くという問題(EVF では問題無し)、確かに当方の機種でも見受けられます。これはソフトウェア的に直るのか、直らないのか。メーカーの対応を見極めねば。良いカメラだと思うのですが、これが直らないと厳しい。)

(追記その2:OVF 使用時に、DISP ボタンの設定から常にフレーム上で水準器を表示する設定にすると、当座は水平がずれる問題を克服出来そうだが、ノウハウ的な克服であって、実体的な問題の解決にはならない。解決には、ソフトウエア的に、OVF に現れるフレーム自体を水準器の水平に合わせて傾ける、といった処置が必要となりそうだが、OVF の見た目は悪くなる懸念も。フジの対応はどうなるだろう。)

(追記その3:X100 は、OVF-EVF 角度ずれ問題がありつつも、トータルではデジカメの新たな地平に挑んだ勇気ある機種。OVF 内のデジタルフレーム角度をユーザーが個々の視線位置にあわせて水準器を見ながら微調整出来る機能を付加すると、緩やかには問題を解決出来そうな気がします。フジの対応に期待。トータルでは良いカメラなので、対処を急ぐと吉となりそう。)

March 6, 2011 in Analog Camera Cabin, Digicame Cabin | Permalink | Comments (0)

July 03, 2010

Sony NEX-5 とライカ M マウントレンズ : Carl Zeiss C-Biogon 35mm f2.8


Sony NEX-5 + Carl Zeiss C-Biogon
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Sony E - Leica M マウントアダプターで繋がる NEX-5 と Leica レンズ、第二回は Cosina 製 Carl Zeiss T* コーティングのコンパクト・レンズ、C-Biogon 35mm f2.8。先にレビューした Leitz Elmar 35mm f3.5と比較し、焦点距離は同じで換算 52.5mm と標準レンズ相当だが、開放絞りは f2.8 と明るくなる分、レンズ径も多少大きくなる。しかしそれでも、NEX-5 の広角単焦点レンズ E 16mm f2.8 より口径は小さい。(レンズ長は C-Biogon の方が長くなるが)

C-Biogon は Cosina が各種開発している Biogon レンズの中でもコンパクトサイズで、35mm の他にも 21mm があるのだが、まずは標準レンズ相当の 35mm のテストから。作例写真は、こちらの flickr set 御参照。(大きめ写真のスライドショーは、こちらからどうぞ。)
Sony といえば Carl Zeiss レンズの長期ライセンシー。最近登場する交換レンズは自社製 G レンズが増えて来ている様だが、NEX に組み合わせるには Carl Zeiss ブランドの方がしっくり来るから不思議である。Panasonic が担ぐ Leica ブランド・レンズよりもマッチする事は無論そうなのだが。

作例写真の通り、本レンズのボケ味は大変素晴らしい。暗所でのボケも綺麗な円形になる。先の中古 Leitz Elmar と比較し設計やコーティングも新しいので、発色も深みを感じる仕上がりとなっている。マニュアルレンズの中では NEX のオフィシャル標準レンズ、と呼びたくなってしまう程、カメラボディとのバランスも良い。(兄貴分の Biogon 35mm f2 を装着すると、レンズ長がもう少し間延びしてしまうのである。)

f2.8 の明るさで、焦点合わせも f3.5 の Elmar より楽に出来る。普段使いには、これが良い、と思わせてくれるレンズなのである。金属外装の高い質感も所有満足感につながる。

Sony NEX にはボディ手振れ補正が内蔵されないので、夜間撮影が f2.8 で厳しいのでは、と思ったが、それを補う機能として「手持ち夜景」撮影機能(NEX のシーンモードのひとつ)を活用出来る。6枚の映像を高速連写して、それぞれの映像を自動補完するのだが、数枚撮影してみてその効果は HX5V 同様になかなか使えるという事がわかった。野良猫の写真等は、手持ち夜景機能が無ければ相当暗い場所だったので撮影不可能だったと思われる。

以上の通り、なかなかに素晴らしい NEX-5 と Leica マウント・マニュアルフォーカスレンズの組み合わせなのだが、連続して二度落ちる様なフィーリングのシャッター音にだけは、未だに違和感を感じる。中上級機として登場が噂される NEX-7 では、是非そのあたりの改善をお願いしたい。


 尚、次のレビュー・プロジェクトとして、C-Biogon の美しいボケ味を活かした動画撮影のテストも行いたいと考えている。頭部に NEX 用のステレオマイクロフォンを装着し、金属グリップを底部に取り付けると、NEX-5 はユニークな動画撮影仕様に早変わり。こちらの写真を参照頂き度い。

July 3, 2010 in Analog Camera Cabin, Sony NEX-5 | Permalink | Comments (0)

Sony NEX-5 とライカ M マウントレンズ : Leitz Elmar 35mm f3.5


Sony NEX-5 + Leitz Elmar 35mm f3.5
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世界最小クラスの APS-C CMOS レンズ交換一眼システム、Sony NEX-5 と三晃精機マウントアダプターと組み合わせた Leica M Mount レンズ・レビューの第1回目は 1930年 - 1950年にかけて発売されていた Leica 製オールドレンズ、Leitz Elmar 35mm f3.5から。(正しくは Leica L マウントレンズだが、L-M アダプターで M マウント化して使っている。)正確な製造年はわからないが、2010年発売の Sony NEX よりは、60歳以上年上のレンズ、という事になる。中古品としてはそれほど程度は高く無い B-C クラスで購入したものなので、レンズ内曇りも有り、撮影現場の光線状態によっては、特に f3.5 開放絞りで多少ぼやっとした写りになってしまう。しかしある程度絞って撮影すると、単焦点らしいシャープな画像を結像してくれる、侮れないレンズでもある。レンズサイズは超小型でありながら、ヒヤリとする金属の重量感が有る事も嬉しい。年齢60以上とはいえ、今でも十分現役で活躍してくれる、機動的な 35mm レンズだ。早速撮影したサンプルは、こちらの flickr set から御覧下さい。(やや大きめ写真のスライドショーは、こちらからどうぞ。)

Micro 4/3 のプラットフォームでは、70mm 中望遠の換算焦点距離になってしまう為、スナップ写真主体の当方の使い方ではそれ程出番が無かったレンズだが、Sony NEX との組み合わせでは、換算 52.5mm の標準レンズになる為、活用機会が増えそうである。開放 f 値が 3.5 から、ということで、焦点合わせはそれほど明るく無い液晶画面上で行う必要が有り、その点は注意が必要である。

日中、曇天で撮影すると、f3.5 開放絞りでもそれなりのボケ味を見せてくれる。絞り調整は前面のレンズ外周の小さなレバーで行う必要が有り、操作感が良いとは言えないが、これが Elmar 35mm L の味でも有り、それを楽しむ姿勢が大切である。

エントリートップに置いた写真の、iPhone4 との対比で、このレンズ交換カメラシステムのサイズがいかに小さいか、おわかり頂ける事だろう。金属レンズで見かけより重量感がずしっとあるが、文字通り「手のひらに収まる」常時携行用スナップシステムとして、重宝する組み合わせである。

July 3, 2010 in Analog Camera Cabin, Sony NEX-5 | Permalink | Comments (0)

May 15, 2010

CONTAX G レンズとマイクロフォーサーズのマウントアダプター、28mm Biogon にも対応


CONTAX G Lens 28, 35, 90mm
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先日購入した、京セラ Contax G Carl Zeiss レンズとマイクロフォーサーズ・カメラを組み合わせる為のマウントアダプターは、アナログ G1/G2 で気に入っていた Biogon 28mm f2.8 に対応していない点が残念だった。すると、先週のデジカメ Watch に、タイムリーな記事が。記事で登場した中国 CoYo 社製アダプターは、カメラ側が Panasonic でなくオリンパス製であれば Biogon 28mm にも対応し、しかもフォーカス・ダイヤルもアダプター外周沿いにリングを回す方式で大型化し、使い勝手も大幅に向上している様だ。大江戸線若松河田駅から近い中古コンタックス専門店、「極楽堂」に在庫があるというので、早速購入。これで 28mm Biogon, 35mm Planar, 90mm Sonnar と、手持ちの3本の ContaxG Carl Zeiss レンズが Olympus E-P1 で利用可能となった。追加作例写真については、28mm Biogon はこちら(大きめ画像のスライドショーはこちら)、90mm Sonnar はこちら(大きめ画像のスライドショーはこちら)で御覧頂き度い。

CoYo 製の新アダプターを利用すると、E-P1 での焦点合わせは格段に楽になった。大きなダイヤルは少しだけカメラ底面をはみ出すサイズになっていて、指へのかかりも良い。縦位置に構えた際には左右からダイヤルを操作出来、非常にラクに操作出来る。

28mm Biogon 装着が Olympus でのみ可能なのは、カメラ側でレンズの後玉保護用プラスチック部分が接触しない微妙な空間的余裕を、Panasonic 製フォーサーズカメラの CMOS 周囲には確保出来無いからの様だ。Olympus 製カメラでも、乱暴に取り付けるとカメラ内部の塗装に傷が付く危険も有り、注意が必要である。

さて、2種類の中国製 Contax G - m4/3 マウントアダプターを利用してみて、利用開始時に実は大変苦労した。特殊なマウントに対応させねばならない為、ちょっとした部分が、使い勝手の悪さにつながってしまう様なのだ。例えば、最初に購入した、ダイヤルが小さい初期型アダプターは、レンズ接続は容易だが、マウントアダプターからレンズを外す際にはコツが必要だ。最新版の CoYo 製アダプターも、試さずに買ったら最初のものは不良品で、ダイヤルリングが固くて回らない。取り替えたらやっと普通に使える様になった。しかし、最新型のものでも、装着時にはレンズ側を微妙に回転させて焦点合わせの軸部分の凹凸を合わせる様にする等、職人技的なノウハウが必要だ(装着方法は、極楽堂のマニュアル御参照)。

これから購入する方は、購入前に是非店頭に G レンズとカメラ本体を持ち込み、実際にレンズアダプターを介して取り付けて、レンズ着脱動作、フォーカシング動作に問題が無い事を十分確かめてから購入する事をおすすめしたい。かなりクセのあるマウント・アダプターなので、装着方法含め、カメラ店員さんの指導を受ける方が良いだろう。

しかし、一旦工作精度の高いアダプターと出会ったら、非常に重宝する。Biogon, Planar, Sonnar といった Carl Zeiss ブランドの明るい(f2 - f2.8) 高性能 T* コーティング・レンズが、中古良品でも1−2万円ちょっとで買えてしまい、フォーサーズデジタルカメラで枚数を気にせず利用出来てしまうのである。Contax G1/G2 といったアナログカメラで使う場合とは、焦点距離が倍になってしまう点が異なるが、それでも 28mm Biogon なら 56mm とほぼ単焦点標準レンズとして活用出来てしまう。Cosina 製の M マウント Carl Zeiss レンズ1本を買う値段以下で3本購入出来てしまうのはオールドレンズならではの楽しみである。

若松河田のコンタックス中古専門店「極楽堂」には、非常に多数の Carl Zeiss レンズ在庫が揃って居り、マウントアダプターも様々な種類から選択可能だ。Contax カメラ・レンズ好きの方には既に聖地と思われるが、そうでない m4/3 カメラ用オールド・レンズ好きユーザーにも、是非一度足を運んで頂きたいマニアックなお店である。

May 15, 2010 in Analog Camera Cabin, Digicame Cabin | Permalink | Comments (0)

May 09, 2010

ContaxG カールツァイスレンズを Olympus E-P1 に装着するマウントアダプター


ContaxG - Micro 4/3 lens adapter
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偶然、探し歩いていた希少なマウントアダプターを発見した。35mm アナログカメラの名機、京セラ CONTAX G1 / G2 用に製造されたカールツァイス T* レンズを、デジタルの世界で蘇らせる、マイクロフォーサーズ (M4/3) ボディ用マウントアダプター。CONTAX G1/G2 で精緻な描写のカールツアィス T* レンズに惚れ込み(アナログ時代の作例はこちらこちら)、その後 LEICA M マウント - M4/3 アダプターを利用してコシナ製のカールツァイスレンズは Olympus / Panasonic の M4/3 カメラ上で各種試して来たのだが、CONTAX G レンズの味とは微妙に違う気がして、マウントアダプターが登場する日を待ち望んでいたのだ。灯台下暗し。頻繁に寄っていた中野フジヤカメラが、中国のメーカーに発注する形でそのアダプターを取り寄せていたのである。Contax G レンズの中でも、レンズ後部に出っ張りが無い 35mm, 45mm, 90mm レンズのみ使用可、という事で、残念ながら 18mm Hologon, Biogon 21mm, Biogon 28mm, ズームレンズは使えない様だ。28mm Biogon 等は名レンズだったので惜しい限り。35mm f2 あたりが M4/3 の宿命である焦点距離2倍にした場合でも 70mm f2 の中望遠レンズで使い易そうだったので、新宿の中古カメラ屋でそのレンズを探し出し、早速 Olympus E-P1 に装着。G レンズはシャンパンゴールド、E-P1 は光沢シルバーだが、組み合わせ配色は想像以上に馴染んでいる。E-P1 の大きさや形状が似ている事から、まるで CONTAX G1/G2 がデジタル対応になって現代に蘇った様な、そんな錯覚すら覚えるコンビネーションだ。早速撮影した作例は、こちらの flickr set にて。大きめ写真のスライドショーは、こちらからどうぞ。

中国メーカー製、という事で、マウントとレンズの装着感がややきつく、外す時は一苦労したりするので、万人に勧める事は出来ないが、素晴らしいのはピント操作がこのマウント内の小さなダイヤルで出来てしまう事。Contax G レンズのマニュアルピント操作は、G1/G2 のボディ側のダイヤルで行う仕組みだったが、その操作は実はレンズの小さなマイナス凹ネジに、ボディ側のマイナス凸ネジスクリュー部を差し込み、回転させる事で、ボディからレンズに伝達されていた。E-P1 ボディにはフォーカス・アナログ・ダイヤルが無い為、マウントアダプター内にフォーカス操作ダイヤルを埋め込んでしまう、というかなり高度な技が使われているのである。こういうニッチな商品に取り組んでくれる販売店、メーカー、感激モノである。多少装着動作が固い点は、この製品を作ってくれた尽力に感謝し、許してしまえる程だ。


小さなダイヤルによるフォーカシングなので、無限遠から最短距離まではかなり頑張って回してやる必要がある。焦点合わせには、はっきり言って時間がかかる為、Snap 用に利用する事は難しい。しかし、じっくり絵づくりをしようとするなら、CONTAX G レンズのボケ味やシャープネス、その両方をじっくりと楽しむ事が出来る。マウントアダプター内部にまで、こだわり道具としてのギミックが隠れている、という点で、かなりマニアックなツールと言えるだろう。

G1/G2 と G レンズのペアでもそうであった様に、凝縮された高品質な金属外装の重みを楽しむ、そういう組み合わせが、ボディ側を E-P1 や E-P2 とするなら可能だ。このマウントを利用する際には、是非そのコンビネーションにて、お楽しみ頂き度い。

May 9, 2010 in Analog Camera Cabin, Digicame Cabin | Permalink | Comments (0)

January 11, 2010

マイクロフォーサーズ - ライカ M マウントアダプターによるマニュアルレンズ遊びまとめ(追記2010年1月)


m4/3 - Leica M mount adapter
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Panasonic Lumix G1 & GH1、Olympus PEN E-P1、Lumix GF1 と m4/3 デジイチ4機種で、10数本のライカ M / L マウントレンズを試して来たレンズ沼レビューの、2010年1月現在のアップデート版リスト、です。Leica から Voightlander、Carl Zeiss 、Rollei 迄、新旧小型マニュアル・レンズを色々試して居ります。マイクロフォーサーズカメラ+マウントアダプターで、レンズ沼に浸かってみたい方に、浸かりたくはないが怖いもの見たさな方(笑)に、御参考まで。

ちなみに、レビューでは拝借レンズも数本有りますが、当方が現時点で売却せず所有しているレンズは、Summilux-M 50mm f1.4 と、Elmar-L 35mm f3.5の最新二本のみ。最近はこのあたりに落ち着きつつあります。12-15mm 広角と、90mm 望遠は追加で欲しいところですが。Summilux のボケ味にはしかし、惚れ惚れしますね。


* Panasonic Lumix GF1 との組み合わせ *

- Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8 ZM

- Leitz Elmar-L 35mm f3.5 (追加)

- Leica Summilux-M 50mm f1.4(追加) 

* Olympus E-P1 (PEN) との組み合わせ *

- Voightlander Nokton 50mm f1.1

- Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8 ZM


* Panasonic Lumix GH1 との組み合わせ *

- Carl Zeiss Biogon T* 35mm f2 ZM


* Panasonic Lumix G1 との組み合わせ *

- Leitz Summaron L 35mm f3.5

- Rollei Sonnar 40mm f2.8 HFT

- Carl Zeiss C Sonnar T*1.5/50 ZM

- Summicron 50mm f2 沈胴 L マウント

- Panasonic ルミックス G1 とズマロンの白黒写真作例

- Voightlander Color-Skopar 35mm f2.5 PII

- Voightlander Nokton Classic 40mm f1.4

- Leitz Summaron 35mm f3.5

- Voightlander Super Wide-Heliar 15mm f4.5

- Leitz Elmarit-M 28mm f2.8

- Leitz Summicron-M 35mm f2

- ライカマウントレンズ沼への、怪しき案内人達

- Carl Zeiss Biogon 21mm f2.8 - Panasonic Lumix G1 にライカ M マウントレンズを装着 (初回記事)

....初回記事は昨年の1月半ば。1年で結構な数をレビューしましたね。我ながら驚きました。(苦笑)

January 11, 2010 in Analog Camera Cabin, Bear's Leica Mount Lens | Permalink | Comments (0)

January 10, 2010

2010年の中野フジヤカメラ福袋と、中古 MINOLTA CLE


MINOLTA CLE
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中野フジヤカメラ恒例の新年福袋が2年ぶりに復活。摂氏3度と冷え込んだ朝なので、並ぼうかどうしようかと悩んだものの、今年は長男がやる気を見せた為、1月3日朝6時前にフジヤへ。途中コンビニで朝食を買ったので予定より少し遅れて到着したが、スーパーの入口前あたりで列に入る事が出来た。300名限定の福袋、その後配られた整理券を見ると170番。とりあえず今年は堅実なポジションを確保出来た様だ。それからは開店まで2列になって寒空の下で待つ訳だが、もう慣れたもので長男は携帯ゲーム機、当方は iPhone で時間潰し。防寒対策もしっかり出来ている。午前7時前には夜明けを迎え、周囲が明るくなって来る。並んでいる地味なダウンを着込んだカメラマン男子達は、黙々とその時を待つ。2年前は10分前には列が動き始めたが、今年は8時きっかり。長男は小サイズ、当方は大サイズの袋と役割分担を決めて、1万円の福袋を2つ購入。絶対に損はしないお得なフジヤの福袋、さて今年の成果は....。

こちらの写真の通り、残念ながら今年は当方も長男も、3名に当たる10万円券、15名に当たる3万円券、デジカメに 8GB SD カードも全て外れ。しかし1万円のフジヤ商品券に、ロゴ入りメーカーグッズ多数。お決まりの Nikon ようかんもしっかり入っている。当方には、マクロ撮影用のミニ三脚が実用的で嬉しい収穫であった。世の中全般不況の年明けだが、2010年もフジヤ福袋の顧客本位の中身に変わりは無いと知って、ほっと一安心。

そして迎える午前9時。これまたいつも通り、フジヤ恒例新春・新品セールが始まり、複数の最新カメラ、レンズの箱がずらりと並べられた。フジヤ商品券をどう活用するか、悩んだ末に当方が手に入れたのはしかし、新品カメラでは無くずっと探し続けていた MINOLTA CLE の中古美品。AB ランクだが、目立つキズも無く、問題無く動作。先日購入した Leica Summilux-M 50mm f1.4 レンズの焦点距離がそのまま使える、約30年前に発売の製品を格安で手に入れ、カメラ初めとシャレ込む。その後 KONICA - MINOLTA Web 上で取り扱い説明書の PDF も発見し、久しぶりのアナログ・フィルムカメラの感触を楽しむ事に。

本機のレンジファインダー内で見えるフレームは 28/40/90mm 対応だが、50mm レンズなら 40mm より一回り小さい画角、35mm ならちょっと広い画角と思って使えばほぼ問題無さそうだ。

アナログカメラならではのしっかりしたシャッターの感触と音が素晴らしい。ミノルタらしく測光はシャッター押し下げ方式では無く、軽くシャッターボタンにタッチするだけで開始される。30年前のカメラとは思えない、細部まで堅牢な仕上がり。

という具体にアナログカメラで開けた2010年は、オールドレンズ、オールドカメラ収集をゆるゆると続けて行ければ、と思っています。最近は筆の進みが遅い当ブログですが、Twitter の @digitalbear アカウントともども、本年も宜しくお願い致します。

January 10, 2010 in Analog Camera Cabin, Bear's Leica Mount Lens | Permalink | Comments (0)

July 07, 2008

Contax G2 をブラックからチタン色に


  Contax G2 + Carl Zeiss lenses 
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当初ブラックカラーでコレクションを始めた Contax G2 だが、やや光沢のあるボディは汚れが目立ち易い事、ブラックレンズは(限定色である為)同じ性能で非常に高値である事もあり、路線を変更。ブラックボディを下取りに出して標準的なチタン・カラーに変更。このチタン色も、Contax のコンパクトカメラに一貫した、落ち着いて大人びた発色で、味がある。コレクションアイテムとして大切に保管しすぎてしまい、出番が少なかった黒色筐体よりも、出動回数が大幅に増えそうだ。

G2 チタンを頻繁に利用し始めると、前モデル G1 よりパッシブ(三角測距)、アクティブ(赤外線照射)の組み合わせでフォーカスが速く安定している事から、撮影のリズムが高まる。動作のキビキビ感が全体に向上するので、撮影のプロセスがより楽しめる事になる。

G1 と比較して設定位置の違いが目立つ、ボディ前面のマニュアル・フォーカス・ダイヤルも、実用の是非はともかくコレクター的には、クリック感がダイレクトに伝わるアナログ機構満載で操作が愉快な機能のひとつ。このダイヤルを活用するマニュアル・フォーカス設定にすると、背面のフォーカス・ロックボタンを押し続けてフォーカスを固定した際、ファインダー内で被写体迄の距離をコンマ2桁 m 迄の詳細デジタル表示で確認出来る機能も有る。1996年10月に発売開始(2005年3月に生産終了)されたモデルにしては、アナログ - デジタル機構の連携も絶妙だ。最近のデジカメは、アナログ的手触りのマッシュアップが上手で無い機種も目立つが、アナログ後期のカメラは、デジタル機能の取り入れ方を心得ていた様に見える。

G2 チタン導入により、G1 チタン出動の機会もかなり減ってしまいそうだ。2015 年の京セラによる補修サービス期間終了まで安心して使える G2 を、より使い倒す事にしよう。

July 7, 2008 in Analog Camera Cabin | Permalink | Comments (0) | TrackBack