June 01, 2008

本日の中古カメラ:Contax T2 チタン新同品


  Contax T2 Titan Color 
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世界の中古カメラフェアに出掛ける前に、使用頻度の低い中古カメラを処分しようと中野の F 店へ。ただ売却するだけのつもりだったが、査定の間にショウケースを見回っていると、Contax T2 チタンの新同(A クラス)品を発見してしまった。ケース付きはこれ以外にもプラチナカラーやゴールドがあるが、いずれも AB / AB+ の良品。新同品はチタンだけである。見せてもらうと確かに使用形跡が無い。しかも2万円台半ば。発売時は定価12万円だった商品が、未使用品のまま、ほぼ5分の1の価格になっているのである。査定が終了すると、5千円ほどの差額で購入出来る事がわかり、早速入手。(追記:ポジフィルムの Velvia 50 で撮影した昨日の作例はこちらの flickr からどうぞ。)

説明書やストラップ類も開封形跡が無く、まさに極上品であった。これを12万円で購入したらキズを付けない様にかなり丁寧な扱いが要求されるが、2万円台なら気軽に散歩カメラとして持ち出せる。 先に購入した Contax Tvs より前の1990年、今から18年前に発売された製品だが、保存状態が良かったのか全く古さを感じさせない。Tvs との違いは、単焦点で明るいレンズであること。38mm f2.8 の、Carl Zeiss T* Sonnar レンズが装着されている。

後継機の T3 ではレンズがより広角な 35mm となり、最短撮影距離がさらに短く、筐体もよりコンパクトになっている。しかし、価格も新同品で3倍程度になってしまうので、とりあえず T2 から始める事にした。

375g のTvs と比較して、T2 はかなり軽量な 295g。携行性はより高まる。スナップカメラとしても、スイッチオンから撮影可能になる迄が迅速。右上のメインスイッチをオンにすると、素早く内蔵レンズバリアがスライドし、沈胴レンズがにょきっと現れる。Tvs ではレンズ蓋を外して、ズームレバー兼用のスイッチをオンにして、と二段階必要なので、速写性なら T2 に軍配が上がる。 露出補正ボタンも、T2 ではアナログ・ダイヤル表示が背面に現れ、デジタル表示の Tvs よりもむしろ使い易い様に思われた。

T2 は T3 が2001年に登場する迄10年以上のロングセラー・カメラだったとの事だが、各部の使い勝手の良さからその理由もわかる気がする。 ひんやりとするチタンボディに触れていると、T2 を連れてふらりと旅に出たくなる。美しい風景と出会う為の、美しく俊敏な、アナログ・コンパクトカメラを手に入れる事が出来た。

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本日の中古カメラオプション:Contax Tvs 用メタルフード


  Metal Hood for Tvs 
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本日は遂に、念願の渋谷東急東横店西館8階で開催中の「世界の中古カメラフェア」会場へ。有名中古カメラ店がデパートの催事場に集結、硝子ショウケースの中はクラシック・カメラファンの目を惹き付けるお宝レンズ/ボディで一杯である。集まっているのは殆どが中高年の中古カメラファン。ライカやハッセルブラッド等高級カメラが並ぶ中で、当方の目当ては Contax の予備部品。くまなく見回していると....あった!そう、Contax Tvs 用のメタルフードを探していたのである。

今回見つかったのは、Contax Tvs II 用の新品メタルフード。中古ではない Dead stock。現役時は2500円だったものが3500円だが、製造中止品なのでまあ仕方無い。Tvs II 用だが、Tvs でも同じ口径で利用出来る。本フードに丁度口径が合うメタルキャップの在庫は見当たらなかったが、こうした製造中止のオプション品を探す苦労もまた、中古カメラの楽 しみだ。

会場では Contax 系の T シリーズや G シリーズカメラボディも各所にあったが、当方が知っている新宿、中野界隈の中古カメラ店よりやや高めの値付けだった。渋谷までの運送コストがかかるのでそ うなるのだろうか。当日に商品が選ばれる格安10900円均一コーナーはしかし、かなりの賑わいだった。恐らく各ショウケース内の目玉商品は sasurau 師匠が言う通り、初日で殆ど姿を消したに違いない。次の中古市では初日を攻めたい。しかし、激安商品も見つけた。Etsumi 製の、電池/AC 両駆動の超小型ライトボックス。ポジフィルムをちょっと見るにはぴったりな製品だが、その価格が5百円。AC アダプターは3百円。カメラフェアに来た甲斐有り。

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本日の中古カメラ:Contax Tvs


  CONTAX TVS 
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Contax G1, G2 Black と、このところ Contax 中古カメラ収集を開始していたのだが、本日からはよりコンパクトな Contax T シリーズ沼に足を踏み入れてみる事に。単焦点とズームレンズの2種類のラインナップがあるのだが、G1/G2 で単焦点レンズを各種揃えてしまったので、T シリーズではズームを備えた Tvs のラインナップから試してみる事にする。

ちなみに G シリーズ用にもカールツァイス・ズームレンズの Vario- Sonnar は存在するのだが、中古でも6−8万円程する。内蔵型の Tvs シリーズでまずは試写してみる方が良さそうだ。かつて Contax Tvs デジタルという500万画素の Vario-Sonnar レンズを備えたデジカメを所有していた事はあるのだが、不覚にも手放してしまった。後悔しきり。Tvs デジタルのコントラストの高いレンズ描写力を再度手に入れる為に、今回はアナログフィルムカメラを選択する事にした。

Tvs II, Tvs III といった後継機種の方が性能は高そうだが、初代 Tvs のズーミング・レバーが気に入ってしまい、Tvs II よりピント精度は悪いという評判を知りつつも Tvs を入手する事に。ちなみに Tvs III はよりコンパクトなサイズだが、電動ズームなのでこれもパス。中古カメラを楽しむには、アナログな機械の感触を楽しみたい。発売された1993年には定価 17万円というコンパクトカメラとしては驚くべき高価格設定がされていたのだが、当時人気だった単焦点の T2 のサイズそのままにズームレンズを載せたので、その部分価格が上乗せ(T2 は 1990 年発売、定価12万円)となった様だ。

しか し、高品質なチタン外装、精密機械感が高い Carl Zeiss T* レンズの駆動メカ、ずっしりと重量感のある本体に触れると、価格相応の価値が15年の時を経ても伝わって来る様だ。殆どキズもなく、使用感の薄い中古良上 品が、ケース、フィルター付きで2万円台前半で手に入った。Pentax auto110 Marron とともに、今日は中古カメラ掘り出しモノが続く日となった。

より上級な、コレクター度の高いクラシックカメラの楽しみ方については、田中長徳氏の日経 TrendyNet 特集「クラシックカメラの真髄」が面白いので、興味のある方は是非。

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本日の中古カメラ:Pentax auto110 Marron


  Pentax auto110 Marron Color 
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昨日から渋谷の東急で中古カメラ市が開催されているという sasurau 師匠情報で、新宿西口の中古カメラ屋トライアングル巡礼は相場の下調べが目的だったのだが、歩き回っているうちにいくつか探していた商品を見つけてしまった。結局当初目的だったはずの渋谷には時間切れで到達出来ず。本日の戦利品は2品あるのだが、まずは Pentax auto110 マロンカラー。

どちらかと言えばカーキ色に近いのだが、あくまで Pentax のネーミングは栗色。ブラックカラーのスタンダードモデル、 auto110auto110 Super はコレクション済みで、auto110 に関してはズームレンズ以外はほぼ全て集めた気分でいたのだが、全く違うカメラの様な外見に仕上がったカスタムカラーを見つけたからには、黙って通り過ぎ る訳にはいかなくなった。

ネットを見渡すと驚く様な価格で売っている事もあるマロンだが、委託品だったせいか価格も 50mm レンズ、フラッシュ、オリジナルストラップ付きで1万円台半ば。auto110 コレクターとしては良い買い物だった。

以 前は中古カメラ店各所で見かけた auto110 各シリーズだが、時の経過とともに最近は玉数が少なくなった気がする。110 フィルムもまだ入手、現像(時間はかかるが)ともに出来るので、良い出物を見つけたら足りない周辺機器を揃えた方が良さそうだ。あとは、ガングリップの様 なワインダーかな。

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May 19, 2008

Contax G2 と Sonnar 90mm ブラック・カラー入手


  Contax G2 Black + Sonnar 90mm 
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G1 を購入してから、中古カメラ屋の Contax 製品陳列棚の巡回頻度が高まったが、箱入りの新品同様 G2 ブラックに遭遇した。値段が値段なので迷う。しかし、G1 で撮影した写真の現像結果を見て、ピント精度が高い上級モデルの G2 にいつかは移行しようとハラを決めていて、そのタイミングが思いの外早く訪れてしまった訳だ。G1 は 1994 年 9 月に発売開始され、2年後の1996 年 9 月には生産終了、同年の 10 月からは後継の G2 が発売となってその後2005年に製造終了となる迄、10年近く G2 時代が続く。(詳細は Wikipedia で。)G1 が短期間で京セラに見切られてしまった背景には、フォーカシング機能の弱さが響いた、という事もあるのだろう。同じ棚に A ランク中古のブラックレンズ Sonnar 90mm f2.8 も展示されていたので、あわせて購入する事に。迷った末ではあったが、使ってみると G1 よりずっと軽快な操作感。メインマシンを G1 から G2 乗り換える決心をさせるのに十分な心地よさだ。

G1 より重量は増えるが、シャッター速度は最速 1/6000 秒となり、秒間4コマの連写も可能との事。基本となる能力も相当上がっている。sasurau 師匠によると、京セラによる修理/部品保管も2015年迄続くとの事で、既にその期間が終了している G1 と比較し、保守の点でも安心感がある。

Contax G2 用の黒色レンズの在庫が中古カメラ屋で希少となっていて、在庫を見つけてもチタン・カラーのオリジナル・レンズと比較し相当値が張る点は頭が痛いが、 Biogon 28mm ブラック等も、出物があれば少しずつ揃えて行きたい。先日購入した Hologon 16mm f8 は、殆ど胴体が無いに等しいレンズで前面の黒色部分が目立つため、こちらは G2 ブラックに装着しても違和感が無いのは良い。

レンジファインダー型のデジカメというと、Leica M8、Epson RD-1s 等しか現在は見当たらず、Contax G3 デジタルを開発してくれるはずだった京セラもカメラ事業を中止。Contax G マウント対応の、小型・高品質 Carl Zeiss T*レンズ資産の将来へ向けての保証は無いが、それだけに生産数が限られるアナログ Contax G マウントシステムの相対的価値は、今後高まるのかもしれない。

Leica の M マウント用レンズ1本を買う様な値段で、カメラ本体から必要なレンズ数本迄レベルの高いシステムを全て揃えてしまえるのは、嬉しい限り。G2 では白黒フィルムとポジフィルムで撮影してみる事に。写した写真の仕上がり具合を、現像に出した後であれこれ想像する事が出来るスローな時間もまた、アナ ログらしい贅沢な楽しみ方なのです。

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May 18, 2008

日常を非日常に変える、Carl Zeiss Hologon 16mm f8


  CONTAX G1 + Carl Zeiss Hologon 
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CONTAX G1 にホロゴンを装着し、街へ。ホロゴンの画像の歪みを抑えた 16mm 超広角と、レンズ構造から引き起こされる顕著な周辺減光(四隅の光量が弱まる)は、日常の営みを非日常世界に、シャッターボタンひとつで変えてしまう。画面中央に主題のある構図や、極端な近接撮影が特に面白い画面効果を生む様だ。早速作例を flickr フォトアルバムにアップロードしたので、興味有る方はこちらからどうぞ。(スライドショーは、こちらで。)

ホロゴンの撮影には今回、ASA 400 の FUJI SUPERIA Venus ネガフィルムを利用。28mm f2.8 のビオゴンではポジフィルムを試したが、やはりポジの方が面白い色が出る様だ。アナログフィルムのスキャニングには、Canon か EPSON か店頭で迷ったが、最終的に白色 LED 利用でスタートが早く、一度に最大12コマ迄のスキャニングが可能な6400dpi 機、EPSON GT-X770 を使用。このスキャナーがあると、中古アナログカメラ+中古レンズ試写を各種試したくなってしまう。禁断のツールをまたひとつ、揃えてしまった。

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May 15, 2008

Carl Zeiss T* Hologon、宝石の様な超薄型・広角レンズ


  Carl Zeiss Hologon T* 
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CONTAX G1 の中古カメラ、レンズの収集を始めた時、G ユーザーのサイトを巡回しているうちに衝撃的に美しいレンズに遭遇してしまった。G Mount 用の Carl Zeiss T* Hologon (ホロゴン)。先に購入した 28mm Biogon 同様レンズを対称に配置し、広角レンズで起こりがちな歪曲を出来るだけ防ぐレンズ・デザインなのだが、本レンズは魚眼に近い超広角 16mm。デジカメの焦点距離換算 x 1.5 / x 1.6 / x 2.0 とは違い、35mm 銀塩なのでこのままの焦点距離である。そして Biogon 同様、後玉がマウント部後方に深くカメラボディ内に潜り込む、一眼レフには真似の出来ない構造を持ったレンズである。その結果、Body 外部に露出するのは、ふくらんだシャボン玉の様に見事な半球形の、宝石の様に輝く極薄レンズ。まさかこの希少レンズに、こんなにも早く中古カメラ屋で出会えるとは、嬉しい誤算だった。

当方の G1 に装着してみると、ボディ前面にせり出すレンズ部分は超極薄。パンケーキレンズを一眼レフでかなり収集した当方でも、こんなレンズはこれまで見た事が無い。 食べ物メタファーで恐縮だが、パンケーキというよりも、ゴーフル並みの薄さである。実際の撮影前から、眺めているだけで幸せになれるレンズというのは、そ うそう有るものではない。箱/ケース完備の新品同様の美品が手に入ったのは、本当に幸運だった。当方の写真師匠、sasurau さんは Leica M マウント用に改造済み。(写真)かつて M マウント用に製造されたオリジナルの Hologon は製造数が希少で、今ではものすごい値段になっている、との事。

尚、購入前に参考にさせていただいたのは、以下のサイト。

(1)17% Gray さんの、Hologon 解説ページ

ホロゴンレンズの全てがわかる、詳しい情報満載。

(2)Daily Focus さんの、Hologon 作例写真

ホロゴンで撮影した、美しい超広角写真が多数掲載。

い ずれのサイトからも、「ホロゴン愛」を強く感じる事が出来る。グリップにかけた指が下手をすると写り込んでしまう程の超広角、絞りは f8 固定、フォーカスもマニュアルのみ、四隅は思い切り光量不足という事で、撮影にはそれなりの気合いが必要そうなレンズだが、週末には早速使い始めてみよ う。

超広角シリーズでは、先日購入したアナログ魚眼のトイカメラ lomography fisheye 2 や、GR Digital II 用の 21mm コンバージョンレンズ等と撮り比べをしてみると、これまた面白そうだ。

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May 10, 2008

Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8、後ろ姿が美しい広角レンズ


  Carl Zeiss Biogon 28mm f2.8 
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CONTAX G1 用レンズに、待望の 28mm 広角レンズを追加。当たり前だが、デジタルと違い G1 は銀塩フィルムカメラなので、28mm レンズはきちんと 28mm 画角で撮影する事が可能だ。程度良の中古レンズを、1万円台で手に入れる事が出来た。そしてこのレンズ、後ろ姿が美しいのである。

Carl Zeiss Biogon レンズは、前玉と後玉レンズを対称形にすることで、歪曲を抑える設計になっている。ミラーアップが無いコンパクトカメラだからこそ出来るこのデザイン。な にしろ、マウント部よりも遥か後方迄、後玉が出っ張っているのである。パンケーキレンズと呼んで良い薄さで CONTAX G1 の機動性を上げてくれる小型広角レンズだが、カメラに装着する前にまずこの背面の美しさに打たれてしまうのである。

CONTAX G 対応 Biogon レンズは、28mm の他、更に超広角の 21mm f2.8 レンズも存在する。そして、さらにその先には、16mm Hologon という、幻の超々薄型・究極レンズが。CONTAX G レンズの目玉中古を探すカメラ屋の旅は、当面終わりそうも無い。

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May 07, 2008

メカニカル・チタン外装の誘惑、CONTAX G1 & Carl Zeiss T* 45mm f2


  Kyocera CONTAX G1 
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CONTAX G1 が発売されたのは、今から14年前、1994年。Carl Zeiss T* レンズを装着可能な、レンジファインダー・カメラ的外観を持つ 35mm オートフォーカス・アナログフィルム・カメラ。発売当初は Body が 14万3千円、45mm f2 Carl Zeiss T* Planar レンズが3万7千円で、合計18万円。なかなか手が出ない、憧れの高級カメラだった。その後オートフォーカス精度を高めた後継機 Contax G2 が発売となり、更には Kyocera がカメラ事業撤退で製造中止となってしまった。今はもう、中古でしか手に入らない。ここ数年、中古カメラ店のショウケースを眺めては、程度の良い G1 を探していた。そしてやっと巡り会えたのがこのボディ。本体+DATA BACK GD-1+レンズ合計で3万円ちょっと。カメラ側面には多少の傷はあるが、レンズは美品で、発売当初の価格と本カメラの工作精度を考えると、良い買い物だった。

赤いロゴマークが印象的な Carl Zeiss T* レンズは、コンパクトカメラの Tvs Digital (実は本ブログ左上の時計塔+青空はこのカメラで撮影したもの)や 45mm パンケーキレンズを愛用して来たが、カチッとした精緻な描写が出来る為、大変気に入っていた。CONTAX G シリーズ用 T* レンズは、対応するカメラが G1 / G2 しか無く汎用性が薄く、カメラボディ側でのフォーカシング操作(フォーカスリングは、レンズ側には無い)という特殊仕様の為か、その性能の割には中古レンズが安く手に入るのが嬉しい。今回入手した T* Planar 45mm f2 も、美品の割には1万3千円程度であった。

渋目の光沢を放つチタンボディは、最近のコンパクト・デジカメ の外装とは比較にならない程重厚な造り。購入した瞬間に、「これは永久保存の固定資産とせねば」と実感させる質感の高さ。発売開始14年を経ても、シャッ ター機構、AE やカメラ内/外液晶表示も問題無く作動し、発売当時は合焦速度が遅いとされた AF も、ジーッという機械音で稼働する様子がむしろアナログカメラらしく、微笑ましい。大きめのアナログ・ダイヤルの操作感も、いまどきのデジタルカメラが忘れか けていた、精密機械らしい微妙なクリック感を指先に思い出させてくれた。

基本操作は、レンズ側の絞りダイヤルを設定する事による絞り優先 AE 撮影。明るいファインダー下方には、自動設定されるシャッター速度と AF 測距した距離が液晶上に表示される仕組み。Auto モードを解除すると、シャッター/絞りを自分で設定するマニュアル撮影も可能だ。

1/4000 シャッターを備える上級機 G2 と比較し、最速シャッターは 1/2000 秒だが、スナップ撮影主体の当方にはこれで十分実用的。少し時間がかかる AF 動作も、動かない被写体であれば問題無し。最近のデジイチとも異なる、跳ね上げミラーが無い静かなメカニカル・シャッター音は、背中に寒気を覚える程心地 よい。

発売から14年を経て今なお新しさと懐かしさの両方の香りがするレトロ・モダン・デザイン。やっと入手し、感激もひとしお。今後もまた、28mm Biogon Gレンズの美品を求めて中古カメラ店巡りを行うとしよう。

May 7, 2008 in Analog Camera Cabin | Permalink | Comments (4) | TrackBack

January 14, 2008

Canon AE-1 Program アナログ一眼レフに、四半世紀を経て出会う


  Canon AE-1 Program body 
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学生時代、最初に手にしたアナログ一眼レフは、この AE-1 プログラム(1981年発売)ではなく、その前の初代 AE-1 (1976年発売)A-1 (1978年発売)だった。AE-1 / A-1 の中古美品で価格が手頃なものを、中野フジヤカメラ、新宿カメラのキムラ中古館で探し続けていて、本日やっと見つけた、お眼鏡にかなった中古がこれだった。ファインダーのホコリが殆ど無く、外部のキズも目立たない。AE-1 プログラムは AE-1 の軽く小さな筐体と、A-1 のフルオート露出、両方の長所を兼ね備えたハイブリッド製品。発売後四半世紀以上が経過したというのに、美しい筐体デザインと高い機能性は、21世紀に手にしても色褪せていない。

Canon のカメラ・デザインは、EOS シリーズでの流線型を取り入れたカーブより、この時代の直線的デザインの方が当方的には好みだ。直線が随所に取り入れた男らしいプロ機、F-1 は当時憧れの的だったが (QuickTime VR による 3D View も必見。)
、さすがに中学・高校時代の自分には手が届かなかった。AE-1 P は AE-1 のコンパクト・フォルムを踏襲しながら、A-1 で好評だったグリップデザインを取り入れる等、随所に革新が見られる。

AE-1 P のファインダーを覗くと、広く、明るい。右上にプログラムモードを示す緑の P マーク LED。そして、自動露出数値は赤い LED でやはり右側に表示される。巻き上げレバー横のメインスイッチを S に入れると、電子音が鳴ってセルフタイマーモードになる。世界で始めてマイコンチップが内蔵された一眼レフ、AE-1 の血筋を継ぐ後継機は、80年代初頭の発売でも、各所が電子化されている。

アナログフィルムカメラの醍醐味は、手動でのピント合わせと、 レバーによるフィルムの巻き上げ。New FD 標準 レンズ 50mm f1.4 を装着した明るいファインダーを見ながら、上下がずれた像をレンズ側のピントリングであわせてピント合わせを行う。巻き上げレバーの機械的な感触も心地よ い。

そしてとどめは、アナログカメラらしい機械シャッターの動作音。この心地よい動作音を聴く為に、AE-1 P を購入したのかもしれない。新発売当時の 1/3 以下の価格は、本機の保存状態の良さから考えると申し訳ない位である。これは固定資産として、永久保存する事としよう。New FD 24mm f2.8 レンズも1万円以下で良品を見つけたので、同様に永久保存決定。

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December 16, 2007

Pentax auto110 SUPER をコレクションに追加


  Pentax auto110 vs auto110 SUPER 
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先日シリコンバレーで、往年の名機 Pentax auto110 はデジタル一眼レフ化すべき、という議論を某所でして来たのだが(同じ考えの方が居られて非常に嬉しかった。)、ずっと探していた程度が良い auto110 SUPER を、新宿の中古カメラ屋で発見した。前機種の auto110 と比較し、フィルム巻き上げ動作が、(当たり前といえば当たり前だが)2回巻き上げでなく1回で済む様になり、セルフタイマーにも対応。ペンタ部の、セルフタイマー用の赤い LED が auto110 SUPER を外観から判断するポイントだ。セットで3−7万円する中古は多かったが、SUPER の単体中古は意外に多く出回って居らず、今回はそこそこの品質のものをフラッシュ、レンズ込み 14,700 円で入手。

以前手に入れた auto110 より、むしろファインダーを覗いた際のホコリは少ない。比較的程度の良い出物だった。フラッシュの AF130P も電池の液漏れ等もなく、きちんと動作した。本体のコンパクトさと比較し、あまりに大きいフラッシュ部だが、0.8m - 4.6m 迄自動調光してくれる。

24mm レンズはこれで2本目、となってしまったが、標準レンズ故消耗品扱いで使い倒して行くのが良いだろう。純正のストラップも付属していたが、あまり汚れていない。以前のオーナーは、大事にタンスの奥にしまって居られたのではないだろうか。

110 フィルムの現像サービスがいつまで続くのだろうか、という不安はあるものの、Palm Size の一眼レフが他に無い以上、コレクターとしては必要オプションを含 めて集めて行きたい。ほぼ必要なものは揃ったが、手元に無いのはズームレンズ。これも中古カメラ店各所を見回りつつ探して行くとしよう。

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January 08, 2007

Pentax auto 110 用広角 18mm f2.8 レンズを追加


  Pentax-110 18mm f2.8 wide lens 
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Pentax auto 110 関連の中古商品探し、四半世紀前発売の商品で難航するのでは、という予想が良い方向に裏切られた。偶然入った中古専門店、日東カメラ(中野)で今度は広角 18mm レンズを発見。箱・プラスチック・ケース、レンズキャップに、専用スカイライト・フィルター付きで6000円。28年前の新品で7500円なので、その後の物価上昇を勘案すると悪く無い中古価格だ。標準・広角レンズが手に入り、超小型一眼レフ・システム価格は合計13350円也。

カメラ店御主人によると、auto 110 関連アクセサリでは専用フラッシュ、オートワインダーは不良・故障が多く、入手しづらくなって来たとの事。あと一つ揃えるとしたら、70mm 望遠レンズでしょうか。中古店を巡る楽しみがひとつ、増えました。

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January 07, 2007

Pentax auto 110 の中古を発見


  Pentax auto 110 and 24mm lens 
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昨日レンズを発見した Pentax auto 110、果たして 28 年前の 1979 年に発売された本機の中古はあるだろうかとフジヤカメラに行ってみたが、本日は残念ながら在庫無し。以前時々見かけたが、どうやら今回は売り切れ。次は、もしやと思ってカメラのきむら新宿店、中古カメラ館へ。こちらは年代モノの珍しい中古機が時々あるので行ってみると....有りました。それも在庫が3台。

14,000 円、15,000 円の二台をショーケースから出してもらいファインダーを覗くと、さすがに古さのせいで、ホコリがピントグラスにいくつか見える。一番安い 7,350 円のものを見ても同様。7,350 円の最安値のものは、 Body 傷はそれほどないが、レンズ装着感がやや固い。でもまあ、コレクション用に買うので一番安いものでいいや、と最後に見た一台を購入。

家 に戻って LR44 のボタン電池を二つ入れると、露出計は問題無く点灯(LED が黄色なら手振れ警告、緑なら OK)し、シャッターもきちんと切れる事が確認出来た。手のひらに収まる極小筐体だが、ペンタプリズム内蔵のせいか、ずしっとした重さがある。普通の Pocket 110 カメラとは違うのだぞ、と主張しているかの様。小型 Body で短いストロークしか取れない為、巻き上げレバー(懐かしい!)二度の操作でフィルム1コマ分が巻き上がる。面倒な様だが、これも auto 110 らしく楽しい部分。何より、アナログ・カメラの大きめのシャッター音が心地良い。こんなに小さいのに、クイックリターン・ミラー迄装備された、本格一眼レフ 仕様なのだから恐れ入る。シャッター速度は1秒〜 1/750 秒。

かくして、四半世紀以上の時を越えて、ミニチュア・アナログ・カメラ Pentax auto 110 は息を吹き返した。驚く事に、滅多に見かけなくなった 110 Pocket Film も、Fujicolor Super G 仕様があり、24枚撮りを400円で購入。中3日程度でカメラ屋で現像もしてもらえるとの事。四半世紀を経ても、実用的なアナログ・カメラとして、ちゃん と使えるのである。

Pentax がデジタル仕様の auto 110 を新規開発してくれるまで、とりあえずは久しぶりのアナログの世界を、ミニチュア・一眼レフで満喫するとしましょう。

January 7, 2007 in Analog Camera Cabin | Permalink | Comments (0) | TrackBack