July 02, 2008
HP2133 ミニノート PC、初日レビュー
話題の廉価でスペックが高いミニノート・パソコン、HP2133 ハイパフォーマンスモデルが宅急便で到着。なんとか初期出荷分予約に間に合った様でほっと一息。ハイパフォーマンスモデルは、メインメモリーが 2G と倍容量、電池は6セルの長時間電池も付属し2本、CPU も若干高速で HDD は +40GB 増量、 WebCam や Bluetooth も内蔵となる点がスタンダードモデルの仕様を上回る。これで2万円の値差なので、ハイパフォーマンスモデルが圧倒的にお得である。梱包を解くと予想以上に高品質な筐体が現れ、思わず表面を撫でてしまう。アルマイト仕上げのいぶし銀 Body は、言葉を失わせる美しさ。光の当たり方によっては、シャンパン・ゴールド色にも見える。Windows Vista の起動にはかなり時間がかかる(Vista Business 版は、XP にダウングレードも可能)が、一度立ち上がってしまうと 2G メモリのおかげか、想像よりサクサクと動作した。Web 上では今ひとつ評判が悪かったタッチパッドも、普通に使える感触だ。英語キーボードのみ、は好き嫌いが分かれそうだが、ローマ字変換主体の使い方なら違和感は無いだろう。最も素晴らしいのは、キーボードの感触。これは当方の Mini Note PC 利用経験史上、最高と言って良いかもしれない。
キーピッチが 17.5mm と大きめで、しっかりした感触のキーの打鍵感は、しばらく使っていると小型サイズの Mini Note である事を忘れてしまう程。1280 x 768 ピクセルとこのクラスでは最大級の液晶画面との相乗効果で、超小型パソコンを一周りも二周りも大きく感じさせてくれる。これを一度使ってしまうと、EeePC の小型キーに戻るのは難しい。(結局本 PC との交換で手放してしまったのだが。)なにしろ、打ち損じが殆ど無くなってしまう。文字主体の Mini Note の使い方をしている方には、非常に嬉しいキーボードと言えるだろう。
日本語キーボードの準備が無い為、最初は半角英語 / 全角カナ漢字の切り替えキー操作をする専用キーが見つからず戸惑うが、Net 上を調べると Alt キー + 左上方の「〜」キーの同時押しで切り替わる事がわかった。Mac で言うところの Command + Space 的切り替えが、上記キー操作で可能になる。これさえわかってしまうと、後はローマ字入力主体のユーザーなら困る事も少ないだろう。
本日は 初日で、セットアップ主体で終わったが、最後に PDAir 製のカスタムケースを装着。専用にデザインされただけあって、全てのボタン類やケーブル差し込み口が装着したままで問題無く利用可能なのは嬉しい。ただ、 ひとつ難を言うと、3セルのスタンダード電池を装着してならケースに収まるが、6セルの長時間バッテリーを装着するとケースがはまらなくなってしまう。あ くまでスタンダードバッテリ用と割り切るしか無い点はちょっと残念。蝶番部分に工夫があれば、両方対応出来たと思うのだが...。
それに しても、これほど高性能な Mini NotePC が8万円を切る価格で購入出来てしまうとは、嬉しい驚き。HP2133は、新時代の Windows Vista Mini NotePC のスタンダード、のポジションを切り拓く事になるのでしょう。HP 技術者のモノ作りへの執念を感じる意欲作、です。
July 2, 2008 in Bear's Windows PC | Permalink | Comments (2) | TrackBack
January 27, 2008
Eee PC 4G-X は21世紀の HP200LXかもしれない
ASUS Eee PC 4G-X を丸一日、使い込んだ。これ迄の NotePC には無かった様な不思議な魅力が感じられて、久しぶりにカスタマイズに夢中になった。この惹かれ具合は何なのだろう?、とつらつら考え続けていたのだが、どうやらそれは手軽さと難しさが混在している部分にありそうだ、と気づいた。5万円を切る価格、ゼロスピンドル(=回転するディスクが無い、シリコンディスクのみの仕様)で故障しにくい記憶装置、カチッと出来た920g の軽量筐体は、常時携帯したくなる気軽さを与える。一方その手軽さとは裏腹に、十分な使いこなしには、この前にエントリーした様な細かい工夫とノウハウが必要で、趣味人ゴコロをくすぐる。ずっと昔、これに似た面白さを備えた名機があった....そう、HP から1990年代初頭に発売され、熱狂的なマニア人気を呼んだ、HP200LX だ。
超小型でフルキーボードを備えるものの英語版しか存在せず、ハードウェア、ソフトウェア両方に制限が多かった人気モバイル機HP200LX を、開発コミュニティの力で日本語化も果たし、なんとか使えるレベルに仕上げた 1990年代初頭の「世田谷廃人サロン」系の流れ(詳細はこちらの、「HP200LX 日本語化キット開発秘話」御参照)を体験したユーザーにとって、Eee PC 4G-X はキーボードと液晶が大きく使い易くなり、高速大容量(4GB) シリコンディスク迄備えた「現代版 HP200LX」の様にも感じられるのだ。
Eee PC 4G-X は、OS こそ windows XP を積み立派になり、日本語化も既に実施済みだが、素性は HP200LX のシンプル・マシンの流れに近い気がする。限られたマシン・リソースをいかにシェイプアップして使い易いマシンに仕立て上げ得るのか、ユーザーそれぞれの カスタマイズ方法が、今後とも Web 上で各種発表され、コミュニティで共有されて行くのだろう。米国ではもう、液晶画面のタッチパネル化や、Mac OSX の導入等、様々な試みが行われている。米国モデルは Linux OS ベースでUS$ 199 - 299 というさらに手頃な価格なので、多くの試行錯誤を誘発している様だ。
台湾メーカーの ASUS 自身はそこまで考えずに、単なる廉価版 NotePC としてこの Eee PC を開発したのかもしれない。しかし、HP200LX に目を輝かせていたモバイル・ガジェット廃人(ちなみに「廃人」とは、何かに夢中になる余り、廃人になる寸前の入れ込み度合いになってしまった達人の総称です。念のため。)たちにとってこの Eee PC 初期型は、得難いカスタマイズ用ガジェット・プラットフォームになった。
今後は SSD の大容量化、液晶の大型化等で、Eee PC もより普通の NotePC のスペックに近づくのかもしれないが、低スペックの初期型は、アンバランスさ故の魅力を備えて居り、今後とも人気が高まるのかもしれない。
と書いたところで、引き出しの奥にしまってあった懐かしい HP200LX を取り出し、もうダメだろうなと思いつつ単三電池2本を入れると....まだきちんと動作した!感激。HP200LX もゼロスピンドルで消耗部分が少ない為に、長持ちするのだろうか。
January 27, 2008 in Bear's Windows PC | Permalink | Comments (2) | TrackBack
January 26, 2008
EeePC の WinXP スリム化と各種動作の高速化作業を実施
EeePC 利用二日目。Windows Update をかけると、SSD で使える残りのスペースが数百 MB まで減ってしまった。さすがにこれでは使いにくいとネットに情報を求めた結果、以下の記事が EeePC の Windows XP をスリム化させる上で最も詳細で、かつ深い技術知識が無くても出来る様に丁寧に記述されている。まずはこの記事に従って XP のスリム化にとりかかる事に。(尚、以下は Windows の標準利用からは外れるので、実施される方はあくまで「自己責任」でお願いします。)
参考記事:4Gamer.net 「Eee PC発売記念(?) この小さいマシンでゲームを動かしてみよう——その1:Windows XPを頑張って小さくしてみる」
当方は、ドライバファイルを外部 SD にコピーする事はせず、Adobe Acrobat も必要なので残したが、後はほぼこの通りに実施した。
更に、同じ記事の続編で、起動の高速化等を実現する方法も説明されている。
参考記事:4Gamer.net 「Eee PC発売記念(?) この小さいマシンでゲームを動かしてみよう——その2:Windows XPを頑張って軽快にしてみる」
レジストリをいじるのは多少ためらいもあったのでパス、最初のみてくれの調整の部分と、起動オプションの変更のみを実施する。
以 上の結果、SSD は再び 1.5GB の容量を確保。特筆すべきは、スリープからの復帰速度が調整前より若干スピードアップされたこと。もともと SSD で起動速度が高速な EeePC は、ノーマル状態でもスリープへの入り、復帰に要する時間は7秒弱程度だったのだが、調整後はスリープ入りは4秒弱、スリープからの復帰は6秒弱になった。外出 先などで電池を持たせるには、利用していない時に液晶点灯をさせない事も重要なのでこのサクサク度合いは非常に嬉しい。
スイッチオフからの起動時間39秒は、起動調整してもそれほど大きくは改善されなかったが、30秒台で Windows PC が立ち上がる、という事自体かなり高速なので、これは良しとしよう。
最 後に、標準で 512MB のメモリを 1GB にアップ。本体購入時、同時にメモリを購入しようとも思ったのだが、もしやと思い家に戻って確かめると、iBook で以前利用していて売却時に抜き出したメモリ Buffalo A2/N667 が、PC2-5300 200pin SO.DIMM でEeePC 用メモリと同じ規格。Buffalo のサイトで対応表を見ると EeePC 用としては推奨されていないが、これも自己責任にて差し込むと、問題無く動作した。これでメインメモリも増強され、Web ブラウジングが快適に。(これから新たに買う方は、Buffalo の場合推奨型番は D2/N667 なので、その 1GB や 2GB のメモリを買うと良いはず。)
使うほどにそのサクサクとした動作と軽さ、筐体のしっかりした作りが嬉しい EeePC。5万円の Mobile PC でここまで楽しめるとも期待していなかったので、意表を突かれた様な不思議な満足感。
普段持ち歩き用に2月初旬購入を考えていた MacBook Air もとりあえず予約を一旦キャンセル、実物を見てから購入を考える作戦に変更。EeePC でしばらくは、モバイル・ライフを楽しむとしましょう。
January 26, 2008 in Bear's Windows PC | Permalink | Comments (0) | TrackBack
ASUS EeePC 4G-X と Apple MacBook Airの間で悩む
全く異なるジャンルの製品なのだが、Macworld San Francisco で MacBook Air が発表されてから、悩んでいたのが EeePC とどちらをプライベート用の常時携行 NotePC として利用するか、という事。スペックだけを見れば勿論 MacBook Air の方が多くの点で勝るし、デザインも極薄になった Air が頭ひとつ抜けている。
一方、視点を変えて、毎日気軽に持ち歩けるかどうか、価格性能比はどうか、と考え直すと、本日1月25日発売の ASUS EeePC 4G-X も悪く無い。しかし、工人舎の SA1F00D を以前使っていて、横幅 800 ドット液晶の使い勝手がやや中途半端である事も十分理解していたので、Air を Apple Store でオーダーした後は、一旦予約した EeePC をキャンセルしてしまっていた。将来機種で液晶が大型化されて、横幅 1024 ドットになってから買えば良い、と思っていたのだ。しかし、実物を見て、触って、考えを変えた。EeePC は予想していたより堅実な作りの、カチッとした Mobile PCだったのである。
発売初日に新宿の量販店に行くも、最初の店では黒色ボディは売り切れ。デモ用展示品はあったので触れてみたが、ボディの塗装も高品質。10万円以上する 様な NotePC と比較しても、筐体の仕上がりは負けていない。液晶は7インチで確かに小さいが、両脇がステレオ・スピーカーになっていて、それなりの音が出ている点も好 感。そして、気に入ったのはキーボードのタッチ。工人舎の小型 NotePC と比較し、もうちょっと打鍵感があって、ThinkPad の打鍵感をミニチュア化した様な、そういう質実剛健さが伝わるものだったのだ。これには激しく心を揺さぶられた。そして、USB スロットが3カ所あること、SD カードスロットがあること、Ethernet や VGA 端子がボディ内蔵であること。WinPC としてはあたり前のスペックだが、MacBook Air にはこれらが本体では一部省略されてしまっている。EeePC は、単なる廉価 PC というのではなく、WinPC としてこれだけは必要という仕様は、きちんと保持しているのである。
そして最大の魅力は重量。 MacBook Air は 1.36kg、EeePC は 0.92kg。Air は 1.5 倍の重さになる。毎日気軽に持ち歩くには、1kg 以下、というのは腰痛持ちの当方には必須条件。EeePC ならその条件に叶う。小型で小さな鞄にすっと入れられる、というのも日本の通勤電車環境には適している。
MacBook Air と EeePC を同列に比較するのは、そもそも馬鹿げた事かもしれない。ターゲットとする顧客層が全く違うだろうし、価格もEeePC は Air の 1/4 以下だ。しかし、普段の作業がブラウザーで 利用出来るアプリケーションに移行すればする程、EeePC の様な「実用的 Thin Client」マシンは評価出来る。
充電後やや 底面が暖かくなる事、4GB SSD の容量の限界、そして最初に上げた横幅 800ドットという狭い画面の制限。メインマシンとして使うには問題となる点も多い。しかし、モバイル用サブマシンとして使うなら、その潜在能力の高さに は、モバイル用 Note PC 試行錯誤歴が長い人ほど、打たれるものがあるだろう。MS Office は 4GB SSD には重いから、互換性があって無料の OpenOffice を導入するか...等と工夫をするのがまた楽しいのである。
EeePC が快適に使える事がわかる程に、当方の NotePC 利用目的では MacBook Air は最適解では無いのでは、と、新しい悩みも生まれつつある。Macintosh は Mac mini があるので、それで十分という気もしてきた。Air 発売迄しばらくまだ、悩む事になりそうだ。新宿量販店2軒目で無事、EeePC 4G-X (49,800 円でポイント 5%)の黒色を入手。まずはこれを使いこなしてみるとしよう。
January 26, 2008 in Bear's Windows PC | Permalink | Comments (3) | TrackBack





