July 18, 2007

「巨大地震の日」の警告と、中越沖地震

7月16日、3連休最終日の朝10時過ぎ、震度6強となった新潟県中越沖地震が発生、その時当方は休暇で長野県を訪れていた。滞在場所の震度は4程度で被害は無かったが、長時間に及んだ揺れと、その後のテレビニュースで映し出された震源地近くでの被害の大きさには強いショックを受けた。直前に読了していた「巨大地震の日」(集英社新書、高嶋哲夫著)で発せられていたいくつかの警告が、柏崎で現実のものになっている状況を目の当たりにしたからでもある。

以下、本書から具体的な記述を引用すると、原子力発電所の耐久性の問題に関しては、

「現在の原発設計、建設の基準とされている「発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針」は二○年以上前に作られたものである。その間、地震に関しても様 々なことが分かったし、原子炉建造技術も進歩している。老朽化問題も含めて、抜本的に見直す必要があることは確かである」(Page 111-112)

と指摘があり、倒壊する家屋の現状に関しても、

「日本木造住宅耐震補強事業者協同組合の調査によると、「耐震基準が強化された1981年以降の住宅でも、60%に倒壊の危険がある。震度5強以上の地震を想定した危険度評価で、「倒壊、大破壊の危険あり」は約50%。「やや危険」を含めると74%にのぼる」とある」(Page 169)

と日本国内の木造家屋倒壊の危険性を指摘し、強度補強対策の重要性を説いている。

過剰気味のマスコミ報道合戦に関しても、

「せめて各社報道合戦は自粛して、できる限り重複を避け、情報を共有しましょうということはできないのだろうか。....被災者の心情を考慮しながら、被災地の真の姿を全国に伝える方法も今後、確立していかなければならないのではないか。ただ、東京から大挙して押し掛け、遠慮会釈なく、何の展望もなく、やみくもに被災地を歩き、被害者に何の遠慮もなくマイクを向けるだけでは賛同は得られない。」(Page 85)

と、災害時、マスコミ間の情報共有を更に進める事の重要さ、日頃からの防災・減災啓蒙により重心を置く必要性を指摘している。


筆者は本書で、巨大地震が都市部で発生した場合の官公庁によるシュミレーションの不確かさについても多くの問題点を指摘しつつ、独自のシュミレーションを行い、最後には地震予知と並行した減災への取り組み強化、統合的な地震対応政府組織の立ち上げを求めている。柏崎で今起こっている災害は、時期に関する予測は難しいが近い将来、都市部でも更に大きな規模で発生し得る。テレビを漫然と眺めるだけではなく、新潟県の被災地に対して今自分で出来る事、そして将来に備えた自身の災害対策についても、きちんと考えねばならない。柏崎の状況は、マスコミの視点だけでなく、レスキューナウ x ココログで発信されている、現場情報がリアルタイムに伝わるブログの内容も参考になる。

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November 08, 2005

災害心得本としての、さいとうたかを「サバイバル」

Survival1976年〜1978年、少年サンデーで連載。当方が小学6年生〜中学2年生の時の人気漫画。当時から劇画ゴルゴ13で有名だったさいとうたかを氏が、少年漫画誌に連載した事でも話題を呼んだ、「サバイバル」。巨大地震や大津波により日本が海中深く沈んでしまった世界を一人生き抜く少年の物語。大人になって再度読み返してみると、この作品の行間には現実世界に実際に起こりつつある各種天変地異や自然破壊、大災害に対する、さいとうたかを氏の深い洞察力があった事が読み取れる。立ち読みは、リイド社の立ち読みページにて。Vol 1Vol 4Vol 7Vol 10 の中身をそれぞれちょっと見る事が出来て、なかなか便利。

巨大地震による世界の崩壊という非常にセンセーショナルな舞台装置を使いながらも、その中に描かれている個々の事件・事象は、怖い程の現実味を帯びている部分がある。巨大な街を一瞬で破壊する大地震と大津波、突然襲うインフルエンザに似た謎の疫病、地球温暖化による大干ばつ.....これらは近年実際に起こった世界的な大災害を、30年前に予測してしまった様ですらある。厳しい環境の中、原始人の様なたくましさと現代人の知恵を駆使して生き残ろうとするサトル少年には、約30年前の連載であった事をまったく意識させない様な、新しい発見を覚える。普段からの、予期せぬ災害や大地震への心得本として、そして小学校高学年の息子に読ませる、強い男の子である為の指南書のひとつとして、なかなかに役立つコミックと言えるかもしれない。サバイバルに当時の連載の懐かしさを覚える方にも、初めて手にする方にも、オススメします。

かくいう当方も、24 Season IV の全巻視聴終了後は、この漫画にすっかりハマってしまいました。最近はすっかり御無沙汰していたコミックですが、ストーリーや作画がしっかりしている本書は、時代を超えて、読み応えがありますね。

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September 07, 2005

9月4日の雨による、東京都中野区内のその後の状況

去る9月4日夕刻の降雨量は、1時間に 100mm を超えてしまった。中野区内を流れる善福寺川、妙正寺川周辺の状況はその後3日を経て、かなり詳細に判明、中野区が収集した情報は、ここにまとめられている。

中野区内だけでも、617件の床上浸水を含み、1225件もの浸水被害が起きている。たまたま河川近くに居住していない当方は今回被害を受けなかったが、同じ区民として他人事とは思われない。

調べてみると、東京都では今回氾濫した妙正寺川、善福寺川の間の環状七号線の地下に、豪雨の際の水を逃がす巨大な地下の調節池工事を行い、ちょうどその二期工事も完成したところだった。しかし、今回の豪雨は、その大規模災害対策工事をもってしても、抑えきれないものとなってしまった様だ。

中野区でも、地域毎の洪水ハザードマップを作成するなど、平時から災害への備えを行っているが、実際の豪雨が起こると、その後詐欺まがいの業者が被害地域に出没するなど、新たな被災後の問題も生じている様だ。こうした弱みにつけ込む悪徳業者への対策も今後厳重に行う必要がある。

東京都、そして中野区の防災部門には、同じ中野区民として、更なる具体的な予算を含めた、水害対策をお願いしたいと、切に思う。

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July 24, 2005

昨日の震度5の地震と、直後の通信状況

昨日夕刻の、千葉県北西部を震源とするマグニチュード 5.7 (その後 M6 に訂正)の地震が起きたその瞬間、当方は新宿駅に到着、エスカレーターを下っているところだった。エスカレーターというのは通常、上下・前後の動きしか無いはずなのだが、小刻みな想定外の横揺れが大きな音とともに襲った。ロンドンのテロ事件直後でもあり、たまたま新宿というターミナル駅でもあったことから、スワ、これは駅構内で爆破でも起こったのかと身構えたが、横揺れの時間が長い。エスカレータを下りつつこれは地震に違い無いと判断、地下コンコースに到着するやすぐに上りエスカレータで再びホームへ。地震直後に地下に潜る、というのは、万が一の火災の可能性も考えられるし、多くの状況は地上にいないと読みづらい。再び新宿駅の中央線ホームに上がって周囲を見ると、線路上の架線部分や信号機の柱がまだグラグラと揺れている。360度視界に見える電車は、ホームに入ろうとしていた車両も含めて、全てが停止状態。周囲の人もいったい何が起こったのだろうかという表情で顔を見合わせていると、やがてアナウンスが入り、関東地方で大きな地震が発生し、安全確保の為全ての車両を停止したとの知らせが。乗降客が居なくなった新宿駅のホーム上は地震発生直後、不思議な静寂に包まれた。揺れは程なく収まって、それほど混乱もない。落ち着いて、次は連絡。さて、大きな地震発生直後、携帯は普通に使えるのだろうか。

とりあえずは家族の安否確認ということで自宅や家族の携帯にかけてみるが、これが全く繋がらない。発信をしている様子はあるのだが、呼び出し音や話中音がするところまで到達しない。次はメール送信。何度かメール発信を試みるが、これもなかなかつながらない。au W21CA の Opera Browser によるサイト閲覧は、発生直後の5分くらいは(恐らく対応電話を持っている人が少ないせいか)使えたのだが、これも程なく使えなくなってしまった。

新宿駅という、限られた場所にかなりの数の携帯電話がひしめく地域だったせいもあるのかもしれないが、この状況は、地震発生直後の4時35分から、約30分程続いた。良く言葉は聞きながら体験したことが無かった、通信の輻輳状態、というのがこれなのだろう。

地震発生から30分以上過ぎてやっと、音声電話が繋がった。これで家族の無事が確認出来たのだが、より大きな地震で更に大きな混乱状況だったらどうなってしまったのだろう、と、災害時のコミュニケーションの核となるべき携帯電話網の信頼性に、やや疑問符がともってしまった出来事だった。新宿駅に発着する電車は、地震発生から30分過ぎても動く気配が無い。改札口付近では、電車運行の回復状況を尋ねる乗客が殺到、地震後の混乱も起き始めていた。

今回の地震発生で、八ヶ岳南麓天文台・地震前兆観測センターの串田氏は、今後の状況をどう見て居られるのだろう、とふと考えたのは当方だけではないのだろうが、EPIO のサイトが残念ながら閉鎖となってしまった今、もう Web 上でその最新情報を知る術は無い。多少の時期や規模のずれはありながらも、串田氏が大きな地震の前兆を実験の中で示唆された際には都度、この様に規模の大きな地震が発生している点は、やはり注目に値する。今後また、是非何らかの形で、EPIO の Web 上での発表が復活・継続される事を切に期待したい。

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May 28, 2005

EPIO 串田氏が HP 閉鎖を検討中

EPIO (八ヶ岳南麓天文台 地震前兆観測センター)の串田氏が、現在 Web 上で公開されている EPIO ホームぺージの閉鎖を検討中とのこと。今月末〜来月初めが言及された、No. 1375 の発表内容(こちらでの発表内容は、串田氏の地震前兆観測実験がまだ研究途上にある、という事を理解した上で、各自、自己責任にてお読み下さい。)が加工され、携帯メール等で伝えられた事が原因、とのこと。まだ完全に閉鎖を決定された訳では無い様だが、日々の防災を考える上でのヒントが多い串田氏の研究は今後とも、一部でも良いので Web で公開を続けて欲しいのだが。

(追記)その後、6月末での HP 閉鎖を決定されたとのこと。残念ではありますが、串田氏もかなりお疲れの様子で、今後は一般の反応を気にせず研究に没頭して頂き度いと思います。

今回の No. 1375 の発表内容も、串田氏の事、相当悩んだ上で公開に踏み切られたのだろう。10年間と限られた研究時間の中、過去の事例も少なく、可能性として否定出来ないものの、確証は無いということを、串田氏自身もその後言及している。EPIO の Web を閲覧する読者側でも、こうした前提の理解が大切で、あくまで今後の防災を考える上でのアドバイスのひとつとして真摯に受け止め、実際に災害が起こった場合でも具体的な対応が出来る様に日々の備えを行う、その姿勢を保ち続ける事が肝要なのだろう。まだ起こらぬ災害を、必要以上に心配しすぎる事は無い。例えば Web 上では、電波観測方法が異なる行徳高校自然科学部の日々の観測データ等、別視点からのデータを参照する事も可能で、複合的な推論を行う事も出来る。行徳高校自然科学部のブログ、ちきうの気持ちの中で、今回の EPIO 発表に関して独自に冷静な見解が述べられている事も、興味深い。

串田氏の研究手法が地震研究の中ではある種閉鎖的で、なかなかその中身が一般公開されない点も、周囲の研究者の方々から多くの支援・理解が得られていない理 由なのかもしれない。串田氏の側からも是非、これまでの Closed な研究の殻を破って、外部連携可能な研究者の方々と更にオープンな交流を続けて頂きながら、一部でも良いので研究成果の Web による公開を継続して頂ければ、と思う。(勝手なお願いではあるが。)

一方、串田氏の悩みの深刻さも理解出来る。EPIO が発信する情報が加工されて一部のみが伝わったり、メディアがややセンセーショナルに採り上げるのでは、串田氏が何故、本来 Closed な有料 Fax Network を利用して発信されている情報の一部を、あえて Web 公開しているのか、その意図が十分伝わらなくなってしまう危険性があるからだ。読み手の我々の側でも、こうした点に配慮しながら、Web で発信される内容の行間ににじみ出る、串田氏の情熱と研究意図を、深く・正しく読み解かねばならないのだろう。

地震予報に挑む

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January 03, 2005

津波直前、ゾウが高台へ

タイ南部のリゾート地カオラックで、大津波直前に観光用のゾウが高台に走り始めたというニュース。Asahi.com の「津波直前、ゾウが観光客乗せ高台に タイ南部で難逃れる」から。

カオラックの海岸で8頭のゾウを使うダンさん(36)によると、ゾウは地震が起きた午前8時ごろに鳴き声をあげた。「こんな鳴き方は聞いたことがない」と ダンさんは驚いた。1時間余り後、ゾウは再び興奮し、背中に観光客を乗せたまま近くの丘に向かって突進。なだめようと追いかけるうち、津波が海岸を襲うの が見えた。ダンさんの指示で、ゾウは、逃げまどう観光客を一人、二人と鼻で拾い上げて背に乗せたという。カオラックの浜辺には当時3800人の観光客らが いたが、ほとんどが波にのまれたという。

科学的に説明が付かない出来事は、この様に起こる訳ですが、「動物的に感じられるもの」にも多くの可能性が秘められている事を思い知らされます。一方で、こういう感覚を持つ優れた動物が、大災害前に身近に居るというケースは極めて限られる訳で、科学的手法で国際規模の防災システムを、具体的に整備する事が重要でしょう。非常事態が起こった際、通信ルートを柔軟に変更する機能を開発当時から(その生い立ちは戦時の通信網確保、ではありましたが)備えている、国境を越えるネットワーク、「インターネット」は、こういう目的にこそ適用して、グローバルな視野で利用すべきと思います。

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October 30, 2004

携帯電話から、ココログ/レスキューナウの新潟中越地震情報

Rescuenow_logoTrackback を頂いて知ったのですが、ココログを携帯電話から見る事が出来る様に開発をされているココモブで、レスキューナウの新潟中越地震情報を見る事が出来る様にされたとの事。自動車や避難施設での生活を強いられ、携帯に情報を頼られている方も多いと思われる被災地では、役立つ仕組みと思われます。健康な生活を送ろう!、さんのところで開発して居られます。

ココモブはニフティとは直接関係無い個人サイト、との事ですが、ニフティからの要請で開発されたそうです。これも大変重要な、ネット上での災害ボランティア活動、ですね。

URL を再度書いておきますが、

http://mobile.nifty.com/rescuenow/

ということです。

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October 26, 2004

愛知ネットによる、全国ボランティアセンターDB

Aichi_net_logoNPO 愛知ネットの岡坂さんから、御連絡を頂いた。愛知の方なので、実はまだ一度も face to face でお会いした事は無いのだが、昨年来、災害時の Weblog の利用方法について情報交換を継続させて頂いている。NPO 愛知ネットでは、今回全国ボランティアセンターデータベースを立ち上げられたとの事。リンクから御参照頂き度い。今回の新潟中越地震以前の大型台風による大きなダメージ状況は西日本で続いて居り、こちらでの災害ボランティアも継続募集されている。今後とも、情報は更新されて行くとの事。

本データベースは、携帯電話に対応するページも用意されている。それぞれ御参照頂き度い。

草の根の災害復興支援ボランティア活動の状況が逐次データベース化されると、現在その情報を必要とする人に役立つばかりでなく、将来の災害時対応ノウハウ蓄積の DBにもなるはず。各地で災害が多発し愛知ネット内の方々も多忙を極めて居られると推察しますが、頑張って下さい!!!

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October 25, 2004

新潟中越地震 : レスキューナウがココログで情報発信

一昨日に発生した、新潟中越地震に関連し、ニフティ古河社長の Weblog で、「ニフティでもできることがないか検討してみたい。」というコメントが掲載されているが、調べてみると既にニフティとレスキューナウ社の提携により、地震に関連するボランティア関連情報や被災地での注意事項等が詳細にココログを通じて発信されている。通常のニュース・メディアの報道とは違って、被災地の状況を肌で知るレスキューナウ社ならではの現場視点からの記述が多い点は注目される。

マスメディアの第三者視点だけではない、被災者の立場に立った、現場が本当に必要とする情報をリアルタイムで発信する為にブログを役立たせるという事に就いては、実際の災害現場における NPO 愛知ネットによる活用事例等を通じてこれまでも考察して来たが、今回は BlogPeople でも関係情報の Trackback サイトが立ち上げられたり、同時並行的に多くのブログ関連の動きがある。

被災地の方々に対してはまずは水や食糧の供給、トイレや浴室設備の拡充、ラジオ、テレビ、電話による基本的なコミュニケーション・インフラの提供、ネットインフラの復旧が急務と思われるが、その次の段階では、必ずこうした被災地視点に立った草の根の情報発信が、被災者・国や県の救援組織・NPO支援者、全ての当事者にとって重要なものになるはずだ。

まだ試行錯誤が続く段階ではあるが、本当に役立つ現場主義情報を発信する手段のひとつとして、携帯電話からの Moblog情報発信を含め、多くの手段を各所からタイムリーに提供して頂ける事を願ってやまない。

長男の小学校では既に復興支援の為の募金活動が始まっているが、それ以外にも、自分の立場からも具体的に何が出来るのか、更に考えてみたい。

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October 07, 2004

関東地方に M5.8 の地震

Jishin_joho久しぶりに、強い揺れの地震が茨城県南部を震源に発生。強いだけでなく、揺れている時間がかなり長く、ゆらゆらと揺れて、ちょっと気持ち悪い地震でした。マグニチュードは、5.8。東京都心は震度3〜4だった様です。詳しくは、気象庁の地震情報のページで。以前は地震発生直後はアクセス殺到でなかなかつながらなかった地震情報ページでしたが、最近はかなり改善された様ですね。Net 上の災害対策も、きちんと進んでいる事を感じさせます。

行徳高校自然科学部の Weblog、ちきうの気持ち、を見ると、昨日夕刻のエントリーに、今回の地震と関連する様な書き込みが。さすが「データの後だし」を許さない、行徳高校自然科学部ですね。今後ともデータを積み重ねて頂き度いです。

10月7日0:34分 追記:気になって、浅間山のライブ映像リンクから、各ページを見てみたのですが、この写真、とか、こちらの写真を見ると、かなり爆発しているのでは!?

Asamayama1

Asamayama2

うーむ。今回の地震と関係無いことを、祈りたいが。

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July 19, 2004

新潟・福島地域集中豪雨災害とウェブログ

1年程前から、ウェブログを災害情報発信の現場で利用する事を実践して居られる NPO 愛知ネットの岡坂さんから、御連絡を頂いた。先週発生した、新潟・福島地域集中豪雨災害新潟県・三条市の災害ボランティアセンターの HP 立ち上げを、岡坂さんが担当して居られるとの事。現地でボランティアに向かわれる方向けに設定された モブログ・ページの運営も始められたとの事で、災害現場の状況が、マスコミとは異なる、草の根の視点から入り始めている。増水であちこちに漂流した自動車が散らばってしまった状況等、災害地の厳しさを伝える情報がリアルタイムでUpload されている。

岡坂さんから御報告頂いた、現地状況を知る為の HP や Weblog は以下の通り。

三条市災害ボランティアセンター
http://www.npo-aichi.or.jp/ssvc/
http://www.npo-aichi.or.jp/mt/k.cgi
http://www.npo-aichi.or.jp/ssvc_pics/

中ノ島町緊急HP
http://211.19.16.54/bg1/nakanoshima.php

行政のお立場からも、今回の様な災害現場でのウェブログ活用に対する関心は各所で高まりつつある様で、岡坂さんと Weblog で情報交換された茨城県議会議員の井出よしひろ議員の Weblog からも、当 Weblog に Trackback を頂いた。

今回の様な災害が発生した現場でのボランティア活動、そして将来的には事前の防災現場での利用等、Weblog / Moblog が地域情報を束ねるという使われ方をされるケースは、今後更に増えると思われる。Weblog が個人情報を発信するツールから、地域情報発信・共有の為のツールとして、利用目的毎に新たな機能付加が行われるケースも、出てくるのだろう。最近ビジネス・ユーザー向けにウェブログ・サービスの展開を開始された日立さんあたりも、地方自治体向けのシステム開発を担当されているケースが多いだろうから、自治体向け防災用途のウェブログ・システムの開発を検討をされる事になるのでは、と期待したい。

Nifty のココログ上でも、災害情報発信 Portal の Rescuenow.net 社Weblog を利用して今回の災害情報を発信している。各所で災害対策にウェブログを活用する試みが始まっている様だ。

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January 28, 2004

HDD クラッシュ後のデータ復旧

友人から、今朝、緊急電話。彼の Computer が困った事になった、と。ここ数日、ネット上を流れるメールの12通に1通が感染してしまったというウィルス・メール MyDoom のことかな、と一瞬構えたが、良く聞いてみると Hard Disk がクラッシュした、という。投資の仕事を手掛ける彼にとって、重要なデータが詰まっている HDD のクラッシュは一大事。しかも、どうやら Hardware の故障というので、かなり傷は深い。彼が PC 購入先の D 社に尋ねると、HDD データ復旧には最大100万円(!)かかる、との返事があった、ということで困り果てての SOS コールだった。当方は別に PC トラブルサポート専門家でも何でも無いが、明日は我が身という気もしてこの種のサービスを探してみる。そういえばソフマップがウィルス除去サービス専門の店を過去に持っていたかな、と思って HP を探してみるが見つからず。Google で引いてみると、出ました、パソコン・レスキュー社のデータ復旧サービス。なんと本社は JT 城山トラストタワーだ。

米国の Data Recovery Group と提携している、日本で唯一の会社、との事である。費用も、決して安いとは言えないが、パソコンベンダーに友人 S さんが提示された価格よりはずっと お得に見える。彼はとりあえずここに持ち込んでみる決意をした様なので、追ってその成果を聞ける事だろう。いつ襲い掛かるかわからない HDD クラッシュ。こういうサービスの存在は平時から知っておいて損は無いだろう。

それにしても、D 社製パソコンの HDD が壊れた、という話は周囲で結構聞くことがある。コストを徹底的におさえて合理化し、安い価格でパソコンを供給できるのは素晴らしい事だが、アセンブルする部品の品質検査も、もう少しきちんとやってもらった方が良いのかな?自分は D 社製品を買った事が無いので、何とも言えませんが。

January 28, 2004 in Bear's Diary, Bosai Shelter | Permalink | Comments (2) | TrackBack

November 15, 2003

早朝の茨城県沖地震と、最近の関東の地震と、立川広域防災基地の安全性?

本日早朝、午前4時前頃にグラッときて起こされた。揺れの時間は比較的長かった様に感じたが、縦揺れでは無く横揺れで、直下型ではないと理解して、ネットで情報を調べるかどうしようか、と思っているうちにまた寝てしまった。目が覚めてから改めて地震関連情報を調べてみると、震源は茨城県沖、マグニチュードは 5.3行徳高校の電波観測を見てみると、昨日から観測された異常電波とこの地震の相関に関連し、早速緊急レポートが掲載されている。素早い対応で感心。EPIO ニュースでは、15日午前11時現在、南関東第二地震との関連性に就いてはまだ、発表されていない様だ。(16日追記:その後15日付けにて、No. 1175 として、今回の地震が直前に検知された旨が発表されている。南関東の第二地震との関連には、触れられていない。ファックスで配信されている地震予兆検知実験なので、深夜の場合は異常波形の検知があっても予測情報の配信はしていないとのこと。そろそろ行徳高校の様に、配信方法そのもののリアルタイム化、ネット対応が、八ヶ岳でも必要になるのではないか。地震災害は待ってくれないので。尚、No. 1175 では、12日に発生した紀伊半島の地震にも触れられているが、海深部のプレート地震に関しては、地震前の予兆観測が出来ないとの事らしい。) それにしても最近どうも、有感地震が頻度多く起こっている気がする。

検証の為、9月7日に、八ヶ岳南麓天文台で南関東の地震予測が発表されて以降に発生した、マグニチュード 5 以上で、東京で揺れを感じた地震を Bosai (防災) のカテゴリーの過去エントリーや、気象庁地震情報の震度1以上の最近の有感地震のリストを参照しつつ、列挙しただけでも、

・9月20日 震源 千葉県東方沖 マグニチュード 5.5

・10月15日 震源 千葉県北西部 マグニチュード 5

・10月31日 震源 福島県沖 マグニチュード 6.8

・11月12日 震源 紀伊半島沖 マグニチュード 6.5 (プレート伝播による、異常震域の地震)

・11月15日 震源 茨城県沖 マグニチュード 5.3

と続いていた。有感地震発生ペースは、間隔がせばまりつつある様にも見える。

火山国日本、地震は日常茶飯事と言ってしまえばそれ迄だが、防災への準備と心構えだけは、平常時からきちんと持っていた方が良いだろう。

かつて数年住んでいた事がある JR 立川駅の北口、国営昭和公園近くに最近行く機会があったのだが、以前から進んでいた、大地震等の災害の際の、首都機能移転場所としての機能がさらに増強されている事を知った。立川には、広大な基地跡を利用し、昭和公園と隣接する南北道路沿いに、立川広域防災基地と名づけられた、多数の防災対応官公庁施設が建設されている。

立川市の地図を見るだけでも、東京消防庁合同庁舎、海上保安庁、国土庁、警視庁第四機動隊庁舎等が建設済みで、大地震が実際に起こって東京都心の機能がマヒした時には、災害対応と復旧の為に有効に機能する事になっている。この周辺には、被災時の臨時的な食料供給源となる東京食料事務所立川政府倉庫、国立病院東京災害医療センター等も有り、災害時には非常に重要な東京都、そして国の活動拠点となる。

基地跡で広大な土地があったので、大規模な東京の防災基地がここに建設された訳だ。しかし、大地震が起こった時に、単純に東京の西、立川方面に逃げれば安全、という訳ではない。その後の調査で、立川地域には、活断層がある事が発見されている。その名もずばり、立川断層

被災すると、無線・有線ともにコミュニケーション・インフラが麻痺する可能性が高く、大規模な火事や津波が発生した場合、東京都心の住民はどちらの方向に避難すべきか。正しく判断する上では、やはり携帯ラジオ等を持っている方が安全かもしれない。

災害関連情報の、End User からの取得し易さに関しては、大災害時でなくても、ひとつ国に注文したいことがある。例えば気象庁の地震情報のページは、大きな地震の直後は非常につながりにくくなるケースが最近多い。災害時に大きくなる、インターネットのトラフィックへの対応も、国としてきちんと予算をつけて(我々の税金を正しい用途に使って)、対処して欲しいものである。

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October 29, 2003

地磁気嵐の開始を、国内の観測センターが報告

日本国内で、太陽の活動状況を観測している、通信総合研究所 平磯太陽観測センターにより提供されている、太陽地球環境サービスの情報ページ。その中の、太陽地球環境予報によると、既に地磁気嵐の開始が、午後4時50分発令の予報で観測されている。今後、最新の情報は、こちらに頼る事が出来そうだ。北海道では、低緯度オーロラが見られる可能性があると言う。

<午後11時45分追記>
北海道では、本日夜、オーロラが観測された。毎日新聞が、銀河の森天文台の写真を掲載。


<30日朝追記>
北米でも、昨晩各所でオーロラが観測された模様。CNN.com から。(Next ボタンを押す事で、複数の写真を閲覧出来ます。)その後の CNN.com の報道では、北緯32度のテキサス州エルパソでもオーロラが観測されたというから驚きだ。

<30日午後4時15分追記>
CNN.COM US 版 / CNN.COM 日本語版によると、日本時間今朝6時頃、再度大規模なフレアが発生した様だ。太陽地球環境予報によると、X10 クラスで、これも大きいものらしい。昨日の第一陣の磁気嵐による障害は最小限で済んだ様でよかったが、次はどうなのだろうか。

以下、通信総合研究所 電磁波計測部門の太陽地球環境予報のページから。

No. 91 2003年 10月 29日 16時 50分 JST 発令

【地磁気嵐】
ACE衛星の観測によると、29日06時UTごろ惑星間空間衝撃波が観測され、太陽風磁場の急増が観測されました。これに伴い、06時11分UTに地磁気嵐の開始が柿岡地磁気観測所によって観測されました。28日0951UTに発生したX17フレアおよびそれに伴うCMEによるものと考えられます。X17フレアに伴うものであるとすると予想外に早い到来で、その速い伝播速度から擾乱規模がかなり大きくなる可能性があります。今後の推移状況によっては北海道などで低緯度オーロラが見られる可能性も考えられます。今後の推移情報にご注意ください。

October 29, 2003 in Bosai Shelter | Permalink | Comments (2) | TrackBack

太陽で大規模爆発、磁気嵐が地球に到達する危険性

たった今、Jim が教えてくれた情報。CNN のサイエンス・セクションから。日本時間の昨日午後8時10分に発生したとのこと。この影響は、地球に対してはこれから現れる様だが、具体的にはどの様な影響が想定されるのだろう。1989年に発生した時には、米国の一部で停電という事態もあった様で、アンテナや電線を利用する通信機器への何らかの影響もあるのかもしれない。要 Watch。

スラッシュドット・ジャパンに、その予兆が取り上げられていましたね。27日の Entry。

米国の Slashdot からリンクされていた、爆発の様子を示すムービーの Page はこちらに

NASA のページでも、ピックアップされている。

本日17時半に、本情報が Asahi.com に掲載された。観測を始めて25年で最大級の太陽フレアと。

1999年11月の Wired News の記事も、参考になる。

2000年8月の毎日新聞記事で、天文衛星あすかが、フレアの影響で故障した事に触れている。フレアが起こると、多い場合で1億キロワット、大型原発100基分程度のエネルギーが、数時間から1日にわたって地球に降り注ぐという。今回も、故障する衛星が出て来るのだろうか。

2000年5月の読売新聞によると、1989年の大規模なフレアが生じた際には、カナダ・ケベック州で停電が発生、600万人が影響を受けたとのこと。

ここまで過去記事をサーチしてみると、今回も何らかの影響が地球上であるのは、フレアの規模から考えても、避けられないのかもしれない。

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南関東第二震の予測と、今後の観測体制についての私案

これはマグニチュード7以上の予測の公表、とは異なるものだが、南関東の複合地震予測のフォローアップの意味ということであろう、「No.1057-1 推定:第二地震について」も昨日、EPIO ニュースで、発表された。詳細に就いては、必ずこちらの串田氏本人による発表内容を確認願い度い。

今回の予測によると、推定発生時期は11月3日プラスマイナス3日、推定規模はマグニチュード 5.3 プラスマイナス 0.5、推定領域は南関東の2海域のどちらか、ということである。これは規模的にも小さいので、防災という意味では大きな心配はしなくて良さそうだが、串田氏の地震予測の精度確認、という意味では、昨日 Entry した釧路沖地震の発生予測と同様、重要な意味を持つ予測発表になるだろう。

昨日は、串田氏の研究スポンサーに国や地震研究機関がなってもらえないか、と述べたが、それは簡単には進まない可能性がある。その場合のもう一つの選択肢としては、串田氏にそのおつもりがあれば、であるが、この実験の延長で地震予測を専門に行うベンチャー企業の起業を考え、出資者を募るという方法もあるのかもしれない。

現在串田氏が行われている様に、ファックスの有料配信のみとなると、情報発信手続きの煩雑さによるリアルタイム性の欠如や、受手側を限る事にもつながってしまうので、今の最小限の研究体制を支える程度の資金が得られるのみになってしまうのだと思われるが、観測手法そのものに就いては特許申請もされている様だし、インターネットによる有料情報配信を効率的に行う様に出来れば、事業化も考え得るだろう。串田氏の文体は科学者調で、技術用語が多すぎてわかりづらい部分も、失礼ながら多いと感じられるので、プロの編集者を雇い入れる必要もありそうだ。

このベンチャーの位置付けとしては、お金儲けよりも、社会的に広く情報を伝播する為の研究基盤を整備する事がまず第一義となる。だが、短期間での効率的な資金集めの方法のひとつとして、ベンチャー型の運営資金獲得手法、これも考えられるのではないか。地震予知情報を、たとえ精度に就いてはまだ、情報量の限定により不確かだとしても、例えば携帯電話でメール等により受信する形で得られるのなら、お金を払っても良い、と思う人は、潜在的にかなり多いだろう。串田氏が提唱している、「エリート情報にならない、広範なユーザーを対象とする地震予報」の最初の形は、携帯電話への有料配信というやり方ではないだろうか。EPIO 応援班のページのアクセス・カウンターの総数が、事業化も可能である事を告げている。最初の地震予測発表があった9月7日直前まで13万だったものが、本日は150万アクセスを超えている。勿論全ての人がお金を払う訳ではなく、一部でしかないだろうが、EPIO 応援班のページの存在があまり広く知られていない、という事実を考え合わせても、事業として十分検討に値する潜在顧客数である。

勝手な考えだが、そういう形で、民間から資金を募って、観測継続の為の研究資金を短期で増加させ、観測人員・観測ポイントの強化を行って予測精度を上げていく事も、検討しても良い段階に入ったのではないだろうか。

いずれにせよ、今回の二つの予測に就いて、今月末から来月初めにかけての、それぞれの推移を今後も注視したい。今回の公表もまた、静かな公表ではあるが、いろいろな意味で串田氏の勇気ある決断だと思う。その点には敬意を表したい。

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October 28, 2003

釧路沖、再度の大型地震発生可能性についての観測

八ヶ岳南麓天文台の串田氏は、南関東での地震予測の後、マグニチュード7以上の地震に限ってのみ、地震発生可能性の観測情報を EPIO ニュースに掲載されているが、最近は釧路沖での再度の大型地震発生の可能性に言及されている。初報から、既に続報3までが、掲載されている。南関東での地震予測に続く、大型地震発生可能性の公表で有り、ちょっと気になる内容だ。詳しくは、EPIO ニュースのページで御覧頂き度い。

ただ、串田氏自らも言われている通り、「変動形態が過去例に無いタイプであり、信頼性は乏しく、あくまでも可能性が否定できない」というベースの公表なので、その点は十分理解した上で、冷静に本情報を判断することが、情報受信者たる我々に求められている。

<10月31日朝追記>
EPIO ニュース No.1171 によると、データの読み方によっては、11月下旬発生の可能性もある様だ。過去のデータ蓄積が限られている為、予測が難しい部分もある様だ。

前回の地震で、釧路や十勝地方の方は、震災への備えをかなりきちんとされている事がわかったので、万が一の事があっても大事にはならないのだろうが、津波の可能性等を含め、とりあえずその地域の方は用心をされた方が良いのかもしれない。

こうした串田氏の、ある意味切実な、研究者人生を賭した様な地震予兆発表の内容を見る度に、考える事がある。実際に大型地震が起こるのだろうかという不安もさることながら、もう少し国や研究機関が、串田氏の観測を具体的にサポートしてくれないものだろうか、という気持ちになってしまう事が最近多いのだ。

マスメディアに載りにくい、地震予測関連情報だけに、水面下でもしかすると支援の動きもあるのかもしれないが、情報として伝わって来ないので、国や研究機関の動きが見えない。奥様との二人三脚で、ここまで実験を続けて来られた串田氏の努力をもう少し評価して、より観測精度を上げて頂く為にも、人的・資金的な支援があっても良いのでは無いだろうか。人手と資金が増えれば、観測ポイントの増大と、膨大なデータを検証する人の数の増大が、望めるはずだ。

EPIO を通じてのネット公表二回目となる、今回の釧路地震に関する発表は、八ヶ岳南麓天文台の今後を考える上でも、かなり重要な意味を持っているかもしれない。この予測と合致する様な場所・日時で地震が実際に発生した場合には、世論も反応し始めて、さすがに国や地震学者の一部からもサポートを検討する動きも出て来るかもしれない。一方で、全く予測と合致しなかった場合は、それとは逆に、地震学権威の方々から揚げ足取りの様な観測手法否定発言が出て来る可能性も、あるのかもしれない。(実際、地震学の権威の方々の中には、電波観測と地震の関連性を否定されている方も多いと聞く。)今回の釧路地震の予測は、串田氏の研究の今後の方向性に就いて、影響を与え得るものになる様な気が、個人的にはしている。だからといって、大きな地震は出来れば起こって欲しくない、という気持ちが勿論強いのだが。

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October 15, 2003

千葉県北西部震源の、地震

ちょっと前に地震が。気象庁のサイトにアクセスしてみるが、つながらず。毎日新聞の速報から知る情報の方が早かった。震源は千葉県北西部、マグニチュードは5か。当方のビルでは、縦の震動がまずダダダッと来る地震だった。最近はついつい地震に敏感になってしまう。

<以下、2項目追記あり>

<追記>

早速震源から近い千葉県の電波観測拠点、行徳高校の地震前兆電波観測ページでの観測記録を、この1週間分ほど遡って見てみるが、素人目には異常な電波が計測されている様には見えず。うーむ、やはり相関関係は完全では無いのか。どうなのだろう。

もうひとつの注目点は、八ヶ岳南麓天文台の串田氏が予想していた、No. 1057①の複合地震予測の第一余震、との関連。当初は第一余震は10月末という予測だったが、その時期が早まって、さらに小さな規模でこの地震が起こった、という事なのだろうか。であれば、前回の9月の千葉県東方沖震源の地震同様に、予測程大きな地震にはならずに済んだ、という事で、予測は外れるものの関東地区住民としては喜ばしい結果な訳だが。EPIO のページに記載された通り、串田氏はマグニチュード7以下の地震予知は行わない方針となったので、この地震のことはページでは触れられないのだろうが、Fax で情報を受信している実験参加者達には、この地震の前兆情報は何か届けられたのだろうか。

ちなみに、Joi は引っ越したばかりの千葉県の自宅で、この地震の感想を Weblog に書いている。そうか、Joi が千葉に移ったのは、万が一の関東震災対策もあったか.....


<午後6時20分、さらに追記>

行徳高校での地震前兆電波観測のページで、地震発生前のデータを見るとあまり異常値が無い様に見えていたのだが、地震発生からしばらく経過後、再度同ページを眺めてみると、本日午後の地震発生直後から、今まであまり見た事が無い波形の、高いレベルの電波波形が、南・東方向に継続して観測され始めている。一体これは、何かを意味するのだろうか、それとも全く地震とは関係が無いものなのだろうか。よくわからないが、ちょっと気になる。Watch してはおこう。

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October 02, 2003

串田氏によるコメント「一般公表したことと、今後について」

一連の出来事を経て、やっと時間の余裕を持たれたのだろうか、本日 EPIO 応援班のページで、串田氏の新しいコメントが掲載された。

1057①の、複合型の地震に就いては EPIO のページを通じて一般公表したため、今後は最後まで内容が公表される、との事。時々は EPIO のページの更新状況を見ていた方が良い様だ。一方で、それ以外の地震予測に就いては、マグニチュード7を超える規模の地震予測に就いてのみ、公表されるという情報発信ポリシーに今後は変わる様なので、その点は注意しておく必要がありそうだ。

現在は地震予測に関するデータ解析を2名のみで行なって居られるとの事で、今後リアルタイムで広い地域をカバーする、安定した地震予兆検知情報発信の体制を築かれる迄には、かなりの時間と費用を要する事になりそうだが、大型地震を検知した場合の情報発信体制を整える方向に進まれる決意もここで、表明されている。

企業や国によるスポンサーシップ、リソース提供の強化への訴えが、八ヶ岳の麓の天文台から発信されている。串田氏の訴えに、真剣に耳を傾けている人の数は、企業にも、官公庁にも、そして彼の情報を得る我々の中にも増加している事だろう。今は、串田氏をサポートするアクションを起こす時、だ。誰にでも出来る事として、まずは、串田氏の著書、PHP新書の「地震予報に挑む」を購入するところから、始めてみよう。

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September 26, 2003

北海道釧路沖で M8.0 の地震

今朝、テレビをつけると、釧路沖でマグニチュード 7.8 の地震(追記:その後 M8.0 に訂正。seki さん、情報 update、ありがとうございました。)が発生している、というニュースが。(ちなみにこの気象庁の地震情報のページの「次の情報」というボタンを押して行くと、午前7時を過ぎた現在に至る迄、釧路沖では次々に余震が起こっている様子が伺える。北海道方面に居住されている方は、きっと不安な朝を過ごされている事だろう。一部地域では停電も生じている様だ。)北海道東部沿岸や東北地方には、津波警報・注意報も発令されて居り、すでに 1mほどの津波が押し寄せたという。八ヶ岳南麓天文台には、北海道にも観測点がある様だ。ここでは、どの様なデータが事前に出ていたのだろうか。この点も、是非 EPIO のページを通じて、串田氏には公表して頂き度い。おそらく全ての地震を予知する、というのは非常に難しいのだろうが、EPIO を通じては、南関東の地震予測についての情報開示はあったが、北海道の可能性には触れられていなかった。果たして、この地震の予兆は、何らかの形でとらえられていたのだろうか。その点についても、是非情報開示して頂き度いと思うのだが。(追記:その後、串田氏は本地震について、EPIO のトップページ下部でコメント発表。kwmr さん、コメントでの情報ありがとうございました。)

Weblog 上でも、この地震に関連したエントリーが増えている。リンクは以下。

NPO 愛知ネット+rescuenow.net の北海道釧路沖を震源とする地震の情報ウェブログ

Joi Ito Web "Strong quake hits nothern Japan"

Going My Way 「北海道で震度6の地震発生

<北海道在住の方のウェブログからの情報>

シャーリー C.G.I 「おぉーわ

Elephantlogicthirty 「震度6でした。頭に CD が・・・

SGN::BLOG 「 おいおいおい!!!!

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September 22, 2003

串田氏による、千葉東方沖地震後初の正式報告と、今後の展望

今朝になって、EPIO 応援班のページで、一挙に3枚のレポート(1153-1 から 1153-3 迄)が掲載された。串田氏による可能性1の予測と、20日に発生した千葉東方沖地震の関連がこの報告の中で言及されている。串田氏のレポートは、研究者らしく技術的な用語が多く、あまり読み易いとは言えないのだが、この3枚のレポートで串田氏が伝えようとしている事は、今回の千葉東方沖地震が、同氏が予測した No. 1057-1 の複合地震の第一地震に適合するものであった事と、過去例が少ない事から発生規模(マグニチュード)に大きな読み違いがあり、それについては謝罪する、という内容だった。詳細は、実際にレポートを読んで頂き度い。

串田氏が本レポートの最後に、追伸として書かれている以下のコメントがある。

「本観測研究には先駆的な専門家が存在せず、教科書も参考書も無く、ただ自然だけが先生であり、私達は大先生である自然に教えて戴いて参りました。しかし、少しずつ出される応用問題ができず、いつも落第生の様な状態であり、本当に情けない次第であります。」

串田氏の現在の心情としてはこういう部分もあると思われるが、12日の討論会に多数集まった方々の反応から、次のステップに進める大きな手応えもきっと感じられたはずだ。

以下は当方の個人的な感想になるのだが、これまでの人生を振り返って、ある時期にある場所で地震が起こるので注意されたい、という地震予知情報を受けたのはこれが初めての経験であり、時期のずれや規模の小ささはあったものの、実際に相当する地震が起きた、ということも初めての経験であった。これは、偶然と片付ける訳には行かない、科学的研究による重要な発見であると思っている。8年の観測実績はあるものの、実際の巨大地震の前兆として参照可能な過去例が少ない事から、予測精度を突き詰めるには更なる研究人員の増強と、観測地点の増大、公的研究予算の増加、継続研究への国内外の取り組みも今後大きな課題となるだろうが、地震予知研究や防災に関わる多くの方々が、今回の一連の出来事によって串田氏の研究手法に更に注目し前向きに発展させる方向に、進めて頂き度いと考えている。

串田氏のレポートの内容を見ていると、当方の経験分野と照らし合わせると、新進技術系ベンチャー企業の Lead Scientist のレポートを読んでいる様な気持ちになる事がある。ある日偶然発見した事実を突き詰め、それを徹底的に信じて探求して行く姿勢、これはベンチャー企業の初期の Founder に重なる部分がある。

規模の予測が外れた事で、串田氏への逆風も一部あるかもしれないが、実際に地震が起こったという事実が、その逆風を覆して、順風になるのでは、という予感もある。今回の観測中は不眠不休で頑張って居られた様なので、とりあえずじっくりと休まれて、今後への鋭気を養って頂き度い。

ここ数日、心無い一部の人やマスコミによる間違った報道等から、情報公開に対する懸念を串田氏が持たれたところもあり、今後の情報公開についてはどうなるかは約束されていないが、ある程度重要な情報公開は継続して頂き度いと願っている。今回の件で注目を集めてしまった串田氏には、継続した情報公開に対する社会的責任も生じていると思う。そして、継続しての情報公開について串田氏が社会的責任だけでなくインセンティブを感じて実施して行けるだけの十分な環境整備と、予算整備を、国や地震関連研究学会、そしてマスコミにも、真剣に考えて頂き度いと思う。

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September 21, 2003

行徳高校による、千葉県東方沖地震と前兆電波の考察報告

先のエントリーで触れた行徳高校自然科学部が、同校の観測で20日の千葉県東方沖地震の直前まで捉えていた電波異常と地震の相関に関する考察を、「行徳高校地震前兆電波観測センター・センターだより 2003.9.21発行No.6」という題名で本日公開した。南方向のアンテナに現れていた電波異常は、警戒値とされる 600mV に達してはいなかったが、今回の地震では、グラフの数値そのものよりも、電波波形の異常や、深夜から直前まで続いた継続時間といったことを考慮する必要があった点が、わかり易く解説されている。こちらも一読された上で、今後の動きが気になる場合は、一日に一回程度、同校で公表されているデータを見る事は参考になりそうだ。

串田氏による地震予知の「可能性1」すなわち「本震+余震」の複合の可能性の期限は21日まで、つまり本日までということだったが、昨日20日の千葉東方沖地震がその中でどう位置づけられるのか、21日午後10時現在ではまだ正式なコメントは EPIO 応援班のページ上では発表されていない。深夜を過ぎれば、きっと何らかのコメントは発表されると期待したい。

FM 電波による地震観測のいわば本家である EPIO のページでの追加情報発表前の情報として、行徳高校の発表はわかり易くまとまって居り(技術的な専門用語をできるだけ省いて、初心者でも理解しやすく説明されている点は、やや専門的な技術用語を多用しがちな串田氏+EPIO にも参考にして欲しい、と思える位。)、情報の出し方もタイムリーだ。注目に値する。この研究は顧問の先生と同校の自然科学部所属の高校生のチームで行っていると思われるのだが、休日も含め非常に精力的に活動されている様で、その努力には感心させられる。

より多くの首都居住者からの注目を集めている EPIO は、社会的責任感を強めて、発表の方法・タイミングに、より慎重になって居られるであろうことは容易に推測出来るのだが、可能性2や3に今後前兆観測のフォーカスが移るのか、或いは可能性1、つまり直近の地震の可能性もまだ継続しているのか、その点についてのコメントを伺い度いと思っているのは、当方だけではないはず。過去例が少ないので、そのあたりの判断はかなり難しいのだろうか....

本日夜、チャンネルを回していたら、午後7時から2時間ものの特番として、テレビ朝日が 「緊急サバイバル特番!巨大地震は必ず来る!! 」 という番組を放映して居り、串田氏も証言者の一人として登場した。(ちなみに、その2時間は、地震関連の検索をサーチエンジンで行った人も多かったのか、番組を見終わってから当方サイトへのアクセス・ログを見ると通常の10倍以上になっていて驚いた。)予知情報を詳細に説明された訳ではなかったが、過去の大きな地震を事前予知した事例を説明されていた。マスメディアも、本地震前兆観測手法への関心を、少しずつ高めている様ではある。実際に地震が起きた場合にどういう対処をした方が良いのか、現実的な視点から番組が組まれていた事は、万が一の場合に備えるという意味で良かったのでは、と感じた。

冷静な防災の視点から、地震専門家同士の公開討論、科学的な多方面からの分析、こうした事がもっと広く行われて欲しいと思う。21日が過ぎれば、観測で多忙な串田氏にもそれを行う時間ができるのでは無いだろうか。地震が来るのがいつになるかはわからないが、少しでも地震予知手法を前進させる為の多角的な討議は、今からでも活発に行われていても良いだろう。勝手なお願いではあるのだが。

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September 20, 2003

地震予知から2週間目の、千葉県東方沖地震

そろそろ地震関連のエントリーはしなくて良いかな、と若干安心しつつあった本日の昼過ぎ、午後0時55分。千葉東方沖で、マグニチュード 5.5 の地震があった。千葉県なので、関東の南東、とした方が良いのかもしれないが、震源や発生時期については、串田氏が予測したものに近い。当方も外出先のビルの2階で地震を体感したが、揺れの時間も短く、東京都心部では大きな被害は無かった様だ。一方で、マグニチュードは、M7.2 +/- 0.5 とされたものよりは弱かった事になる。EPIO のページでは、この地震に対するコメントが20日午後5時現在では掲載されていないので、以前の予測の地震がこの程度のもので収まったのかどうかは報告を待たねばならない。いずれにせよ、この地震の発生を「偶然」としてしまうには発生時期、震源等予測情報に注目すべき点があったと思うので、是非 FM 電波による地震予測の手法を更に発展させて頂き度いと思う。

串田氏手法の地震予測に近いところで本当の地震が発生した事実にも驚いたが、もう一点、今回の地震を機会に再注目したのは、Web 上で公表されている地震予知ツール。千葉県行徳高校自然科学部が地震前兆電波観測のページで毎日、Web 上で FM 電波による地震予知情報を公開している。本日の地震と直接の因果関係があったのかどうかは、これも行徳高校自然科学部自身による詳細な報告を待ちたいが、昨日(9月19日)から南方向のアンテナに強めの、そして東方向に若干の電波ノイズが現れていた。それまで数日眺めていて、ちょっと様子が違うので、当方も以前の地震関連エントリーの下方にコメントを昨晩加えた程だった。このグラフの見方は、ここに説明されている通りで、方位毎のアンテナの場合は 600mv (ミリボルト)超、全方位アンテナの場合は 1500mv を超えた場合が警戒水準とのことで、昨日のレベルはそれを超えてはいなかったのだが、電波異常がグラフに現れ、そして本日の地震が発生した。この連続性は興味深い。

注意したいのは、本日もまだ、電波異常が南方向に強く現れ、そして昨日は無かった西方向にも現れ始めている事。千葉県東方沖の地震で、大きな地震については一段落したという事なら良いのだが、行徳高校の電波異常を示すグラフはまだ、警戒した方が良い、とアドバイスしてくれているのだろうか。いずれにせよ、しばらくは通常よりも、用心レベルを上げておく事にしよう、あくまで個人的判断では。

串田氏+EPIO の発表の難点は、発表に注目が集まり過ぎて(本日現在、アクセス・カウンターは80万を越えている)、そしてマスメディアでの取り扱いに問題があったことなどから発表者側も相当慎重になっているのか、発表の頻度が高く無い事。それを補完するという意味でも、行徳高校の数時間前のデータで更新されている、Web 上に公表されているデータは注目して良いだろう。

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September 14, 2003

地震予知発表から、1週間が経過

9月7日EPIO 応援班のページ(公開直前までは13万超のアクセス・カウンター数だったが、本日0時現在では、41万を超えている。)を通じての、八ヶ岳南麓天文台串田台長による南関東を中心とする地震予測の公表から、本日で1週間が経過したことになる。その間のマスメディアによる報道や Web 上での News は、こちらのリンク集に詳しいので御参考頂き度い。アシスト社が東京近郊でのセミナーを地震の可能性に配慮して16日~19日は延期・中止した事や、12日に八ヶ岳山麓のホテルで元東大学長・現参議院議員の有馬氏の呼びかけで行われた討論会に就いての毎日新聞の報道等が、目立った動きと言える。1週間の動きを整理すると、以下だろうか。

(1) 大手メディアは、本件に関連し小規模な報道はするものの、論評を加えず静観。

(2) 従い、本情報の伝播は限定範囲に留まっている。(知らない人は全く知らない。)

(3) 地震予知の既存の権威の方々は、どうやら公式・直接に串田氏と議論することは避けている様子。
    (12日の討論会はオープンに参加者を募っていたはずだが、その席での予測の信憑性についての議論は行われず。)

という中で、本日14日からは八ヶ岳南麓天文台が予想する16日~17日 +/- 2日、というレンジに突入してしまう。今の平穏な環境からは、起こらないと思いたいし、串田氏が直接マスメディアに姿を現さない現状、Web からだけでは串田氏の人物像や研究成果を理解するのもなかなか大変。予測の確実性が測りにくい中でマスメディアが間違った角度から本件を採り上げて杞憂を広めるべきではないが、いろいろな角度から本件がもう少し Public に議論され、論評されて欲しいと感じているのは、自分だけだろうか。

串田氏や地震学の権威の方々が、マスメディアを通じてならテレビの長時間の討論、ネットを活用するならそれぞれの個人・法人ページや掲示板、或いは Wiki、Weblog 的なものを持っていて、開かれた形で徹底的に議論してもらえれば、もう少し本件に就いての理解が深まると思うのだが。今は、本人の肉声に近いものは EPIO のページを通じて、串田氏サイドからのみ伝えられていて、その後1週間経過しても串田氏本人による Update は9月9日の No.1150 というファックス1枚の発表しか無い状態なので(つまりは、7日の予測の内容に、大きな変化は無い、という意味ではあるのだろうが。)、本件について、真剣に、立場の違う人の意見も参考にさせて頂いた上でより深く・正しく理解し度いと思う一般の人(自分を含む)が置き去りにされている様に感じてしまう。

地震が実際には来なかった場合に、本研究が継続しにくくなるかもしれない、という研究者リスクを冒しても本件を公表された串田氏、そしてそのサポーターの方々の防災意識の高さ、真摯でストレートな公表内容については高い評価をさせて頂いているのだが、出来れば予測日が近づいているので、もう少し Web を通じてのやりとりを増やして頂ければ、と思う。

実際にはこの予測が外れて、大きな地震は来週は到来せず→一方この予測のおかげで普段ほとんど気にしていなかった防災用具を準備し万が一に備えた人が増え→予測精度がより高まる様に公的予算が FM 電波による地震予知研究を行う八ヶ岳南麓天文台他の民間研究機関に供与される、以上が個人的には一番望ましいと思う今後の仮想シナリオなのだが、果たして明日以降、どういう展開になるのだろう。こればかりは全く予想が出来ないし、情報が少ない中で、どれだけ本情報の確度を見る事が出来るのか、それを判断できないジレンマに陥る事はあるかもしれない。

EPIO のページや、マスメディア報道の今後の推移を含め、しばらくは Watch を続けて行きたい。

まぁ、関東大震災クラスの大きな地震は、ある周期では再度起こると言われている。それが100~200年かかるものなのか、来週なのか。わからない今杞憂を持っても仕方無いので、防災意識を高めるという現実的な手段のみで、とりあえずは対応しておこう。ミネラルウォーターや乾燥食料を予備で買っておくとか、携帯電話の予備電池や乾電池を揃えておく、とか。身近な防災対応を今始める事が出来れば、それだけでも本件を知って良かった、と思えるのかもしれない。

情報というのはやはり、全く知らないよりは、知った上で自己判断する時間を与えてもらえる方が有り難い。串田氏の1週間前と時間を置いた公表は、そういう意味でも、防災対応を始めるきっかけを作ってもらった出来事として、前向きに受け止めている。

September 14, 2003 in Bosai Shelter | Permalink | Comments (7) | TrackBack