May 15, 2012
東芝 FlashAir WiFi SD カードで iPhone4S に写真転送
以前から注目していた東芝の WiFi サーバになる SD カード、FlashAir が、ちょっと目を離した隙に発売されていた。そうか、2ヶ月も前(3月10日)の発売だったのか。これはぬかった。競合製品の Eye-Fi カードによる iPhone への転送機能がやや手間だったので、もうちょっとシンプルなソリューションを探していて、FlashAir が良さそうだと思っていたのである。
Eye-Fi カードは、WiFi をつなぎに行くところで迷ったり、転送処理に時間がかかる事が多かった。当方の使い方では、手持ちのデジカメ(RICOH GR Digital IV) から iPhone4S に、数枚の写真を転送出来れば良いので、WiFi のセッションで毎回待たされるのには閉口していた。iPhone4S で専用アプリを立ち上げねばならない、というのも、アプリをその度に探すのでやや面倒だった。FlashAir の場合には、SD カード側が WiFi のファイルサーバになる。iPhone からは特殊な専用アプリを使う必要無く、サファリブラウザでアクセスするだけで良いのである。
SSID/Network Key をそれぞれ最初の接続で設定してしまえば、あとはそれを入力する必要も無い。指定の URLを選んでブラウザでカードに接続すると、DCIM のフォルダが見える。後はそれを展開して、サムネールを高速表示させ、必要なファイルだけ該当サムネールから写真を表示、ブラウザ上で写真を長押ししてiPhone4S の写真フォルダに保存する、これだけで WiFi 無線経由、デジカメ内の FlashAir SD カードから iPhone4S への写真転送が完了、となる。シンプルで、直感的な操作だ。
最近は Canon IXY1 等、スマートフォンとの WiFi 接続機能が最初から内蔵されているデジカメも発売される様になった。しかしその場合でも、カメラ側での転送設定、そして iPhone4S 側での専用アプリの立ち上げ、その上で接続が完了する迄少し待つ必要があったのだ。
これまでのどの Solution よりも、東芝 FlashAir は、一度設定してしまえば、軽快にファイル転送が行えるのである。デジカメ内の写真を一括で iPhone / iPad 側に転送したい、といったニーズには不向きだが、フォト SNS アップロード用に良く撮れた写真を数枚だけ、 iPhone へ転送したい、そういうニーズに最も向いている。そして構造がシンプルなので、よほど電波状況が悪い場所でなければ、接続を失敗する事も殆ど無い。セッションがうまくいかないストレス、というのは意外に大きいので、それが無いだけでも非常に有り難い。
FlashAir 内に置いておくべきファイルの関係で、デジカメでのカードフォーマットが出来ない点は少し残念だが、それも必要ファイル以外を PC/Mac 上やデジカメ上で選択消去する、という事で補う事が出来る。
第一製品で、コストを抑える為に Class 6 である点など、まだまだ改良の余地はあると思われるが、iPhone だけでなく WiFi / ブラウザを備えた製品なら、PC や Mac, Android でも特殊なアプリをインストールする事なく使える手軽さも評価出来る。デジカメとスマホをつなぐ、サクサク感覚の無線転送ソリューションを探して居た方、お試しあれ。
きっと近い将来には、iPhone4S とデジカメを Bump させるだけで無線写真転送が完了、なんていう誰でも使えて直感的な操作のソリューションが生まれてくるのでしょうけれど、それまでは FlashAir の様な設定は必要だが比較的シンプル、というソリューションを使って待っているとしましょう。
May 15, 2012 in Digicame Cabin, e-Gadget Cabin, WiFi Cabin | Permalink
March 12, 2012
Canon PowerShot G1X はコンデジのフロンティアを超えたのか、確認レビュー
1ヶ月前にパシフィコ横浜で開催された最新デジタルカメラの展示会、CP+ で当方が注目したカメラのひとつが、Canon PowerShot G1X。外観は PowerShot G12 をひとまわり大きくしただけに見えたが、中身は大きく進化した。マイクロフォーサーズカメラよりも大きな、1.5 インチ、1500 万画素 CMOS の搭載。レンズこそ交換では無く固定式だが、Canon がそろそろミラーレスカメラを出す前夜の動きではないかと、注目が集まった。当方がこのカメラが気になったもう一つの点は、それだけ大きなサイズの CMOS を導入した割には、レンズが沈胴式で、電源オフにすると通常の m4/3 カメラにパンケーキレンズを装着した程度の全体サイズになること。過去多くのカメラ/ボディの組み合わせを試して来て、当方がパンケーキ的なレンズ形状に固執(そういえば、以前レビューした、Panasonic の 14-42mm 標準 X レンズもこのジャンルに当てはまる)するのは、鞄への収納性の良さが大きい。
撮影を職業とはしていない当方にとって、デジタルカメラは他の荷物とともに通常の鞄に入れて持ち運ぶ、仕事用ツール、スマホ等に次ぐ、言わば「第三の道具」。できるだけかさばらずに鞄に収まって欲しいのだが、大口径ズームレンズ等になるとどうしても大きく、重く、カメラに装着してもフロントヘビーで重心が悪くなる。鞄への収まりは、真ん中が飛び出した凸型になって、最悪。結局入れるのが面倒くさくなってしまい、やがて持ち運ばなくなってしまう。
G1X は、その沈胴メカニズムの固定レンズで、28-112mm相当、f2.8-5.8 という、広角端が明るいレンズを搭載しながら、レンズ収納時のフラット化に成功している。ここが当方の日常カメラとしては重要ポイントなのである。そして G1X の魅力はそれだけに留まらない。撮影で多用する機能は、可能な限りアナログのボタンやダイヤルで操作可能となっている。モードダイヤルに重ねた露出補正+/-専用ダイヤルは非常に便利。更にグリップ部、背面の二つのダイヤルにはカメラメニューからの機能登録、そしてショートカットボタンへの機能登録で、多くの機能をカスタマイズして割り当て可能だ。当方は、Pモード時の前面ダイヤルにはステップズーム、背面ダイヤルには全モード共通でホワイトバランス調整(背面液晶を見ながら赤み/青みをダイヤルで細かく調整可能)、ショートカットボタンに 1.5/1.9 倍ズームのデジタルテレコンを当てているが、非常に便利である。通常のコンデジでは実現しにくい、ユーザー毎のニーズに合わせた細かい操作感調整が、G1X では可能となっている。
最近は軽さを追求するあまり、プラスチック外装多用のコンデジも多いのだが、G1X はその外観の無骨さ以上に、ずしりと重い。その重さ感覚は、Nikon1 V1 にパンケーキレンズを装着した状態に似ている。金属外装を多用している事もあって、濃密な重量感がある。バリアングル液晶で柔軟に撮影ポジションを選べるのも便利。オマケの様についている光学ビューファインダーも、その精度はかなりざっくり(実際の撮影範囲はかなりズレるし、画面の左下にはレンズがあり視野を邪魔する)だが、被写体の中心を合わせれば速写には非常に便利。小さいがズームにも連動し、視度補正ダイヤル迄備える。購入したての状態ではバッテリが未充電で、背面液晶撮影ではバッテリ不足で撮影続行不可能になったが、液晶を消して光学ファインダーだけで利用するとその後もしばらく撮影が可能となった。電池を長持ちさせる上でも、光学ファインダーは有効だ。勿論 Fujifilm X-Pro1 ほどの実用性は無いが、このコンパクトサイズに頑張って装備した OVF としては十分評価出来る。コンデジだから当たり前、かもしれないが、フラッシュもポップアップ式で装備。意図しない発光をさせない上でも、手動ポップアップ式であることは望ましい仕様である。
以上の通り、G1X は普通のコンデジより大きく重いが、デジイチよりは勿論軽く、そして鞄に収まり易い。操作性はデジイチ並みの専用ボタンやダイヤルを備え、ボディの物理的な面ではかなり高得点だ。さて、その撮影性能はどうだろうか。早速昼、夜と作例写真撮影を試みる。その結果は、こちらの flickr セットで御覧頂きたい。やや大きめ写真のスライドショーは、こちらからどうぞ。作例写真の一部は、以下にも掲載。
G1X の購入は、いつもの「近所のカメラ店」、中野フジヤカメラ本店で。購入前には、店頭でしっかり触って、納得してから Go! とした。
工事が進む、中野駅北口前で 28mm の広角端でスナップ撮影。
112mm の望遠で寄れるのはここまで。丸井中野本店(本店は中野駅南口側)と、その南側に建設が進む高層マンション。
1.5倍のデジタルテレコンを、背面左上のショートカットボタンに設定したので、そのボタンを一回押す事で即時稼働させる。
もう一度押すと、1.9倍に。望遠機能もそれなりに活用可能だ。
望遠撮影を継続。ビルの上にもグッと寄れる。中野北口の、NTT ビル。
夜景撮影、新宿西口広場を、28mm で定点撮影。
望遠撮影に切り替える。この場所から、背景の docomo ビルの暗い部分と、中景の少し明るい京王新宿駅の看板、そして前景のかなり明るい照明灯が、すべてここまでしっかりと写し分けられるとは。DIGIC5 恐るべし。
小田急デパートの陸橋から定点撮影。28mm 広角。
遠くの看板も、通常のズームでこの通りくっきりと。
望遠気味で撮影すると、背景ボケもしっかりと出る。この描写感は通常のコンデジの小さな CMOS では出しづらい。
新宿西口、思い出横町の風情も、提灯の明かりと路地の暗さのコントラストを、風情を残して描写してくれる DIGIC5。
撮影者泣かせの、夜の闇にそびえる黒塗装の NTTビルと、その裏に建設中の、キリンビール本社が入居予定の四季の街内、中野セントラルパークビルディング。営業前の今は肉眼ではかなり暗い場所なのだが、自動露出のISO感度を1600の上限に上げて、手持ち 1/8秒シャッター、f2.8 でこの写り具合。夜景撮影は、さすが Canon のカメラらしい得意ワザを連続して出してくれる。
いつもの、居酒屋ウロコ、ISO800。電飾で明るいので、シャッター速度も 1/30 を稼げた。手ぶれ補正効果は4段分、ということなので、夜景には強い G1X。
最後に、これも暗さと明るさのコントラスト撮影に利用する、裏路地の立ち呑み居酒屋の提灯。ISO800、1/20秒 f2.8で、広角端撮影。
とまあ、こんな具合で作例写真からも良くわかる、通常のコンデジを超え、デジイチに迫る画質と、感度性能。デジイチを持ち歩くのは面倒だけど、普通のコンデジまでは落としたくない、クールなハイクラスコンデジが無いか、というニーズにピタリとはまる一台。各所のレビューで言われている通り、最大の欠点は CMOS を大きくしながらもレンズを大きくしすぎなかったせいか、接写で寄れない事。その部分を他のカメラで補える、という人で、マクロ撮影を中心に置いていない方に良いかも。Canon らしくソツ無く完璧に仕上げた、ツウ好みのスナップカメラであると確信した次第。
March 12, 2012 in Canon Cabin, Digicame Cabin | Permalink
March 11, 2012
Canon IXY1 と iPhone や iPad を WiFi 無線接続する愉しみ
3月9日から、内蔵 WiFi でスマホに無線写真転送が出来る超小型コンデジ、Canon IXY1 (米国名 PowerShot ELPH 530HS) が発売開始された。CP+ で展示されていたコンデジの中で、機能性の高さと筐体の小型さが光った一台だ。ボディカラーは残念ながら、兄弟機 IXY3 のメタリックブルーやメタリックレッドが断然美しく、白と黒しか選択肢が無い IXY1 は地味に見えるのだが(何故上級機にメタリックを設定しなかったのか非常に不思議)、WiFi 内蔵は IXY1 の方なので発売をずっと待っていた。
超小型だが、12倍光学ズームを内蔵する筐体。メモリカードはその分、通常の SD カードではなく、microSD カードになっている。電池も、四角いものではなく、かまぼこ型だ。中央にレンズユニットを置いて、残りのスペースを有効利用しつつ筐体をクレジットカードサイズにするには、こうするしか無かったのであろう。メイン電源スイッチがやや押しにくく、ピアノブラックな黒は指紋も付き易いが、外装の品質感は高く、所有満足感は高い。
12倍ズーム、電源オンの 28mm 広角端にすると、これしか筐体からレンズが出ていない。
驚くのは、12倍の望遠端。通常光学10倍以上のズームレンズだと、望遠端にするとかなり銅鏡が長く突き出るのだが、IXY1 の場合はたったこれだけ。フルサイズ換算 336mm 望遠を使っている様には見えない短さだ。MVZ、Minimum Viable Zoom なカメラと呼びたくなる。
背面液晶は、46.1 万画素の 3.2 型タッチ液晶。当方は以前、タッチ液晶のカメラはあまり好まなかったのだが、iPhone4S や GF3 で背面液晶シャッター撮影に親指が慣れ始めてしまい、IXY1 も液晶によるシャッター、を活用すると面白いと思える様になってきた。ただ、IXY3 は物理的なボタンが付く。このあたりも操作感の好みが分かれそうなポイントだ。
さて、そして本機の目玉機能、WiFi による写真転送を活用してみよう。再生画面で、液晶左上にある無線ボタンを押すと、WiFi で接続する機器を選択する画面に変る。iPhone や iPad の場合には、接続相手となる端末側から、IXY1 で設定(横長タッチ液晶を活用し、QWERTY ソフトキーボードで名前を入力出来る)したカメラのニックネームを選択、カメラ側の液晶で表示された数字を iPhone / iPad 側で打ち込めば、ペアリングは OK。あとは Canon CameraWindow なる独自ソフトを AppStore から iPhone / iPad 側にダウンロードすると、iPhone / iPad 側から WiFi 経由で IXY1 側の写真ファイルのサムネールをリモート閲覧出来る様になる。必要な写真をクリックし、保存ボタンを押すだけで、必要な写真ファイルが IXY1 から iPhone/iPad に高速転送される事になる。
最初は接続設定が多少面倒だが、一度つながってしまえば後の動作のサクサク感は高い。以前 EyeFi カードで、iPhone とハンドシェークされるまで相当待たされた上に、全部の写真をバッチでしか転送出来なかった状況に比べると、かなり具合は良いかもしれない。WiFi 接続中は、IXY1 側でブルー LED が点滅する。これにより動作状況も確かめる事が出来る。
一方で、Mac mini との接続は、説明書の通りに行ったのだがどうもうまくいかない。Canon の読み込みソフトの無線モジュールが何か悪さをして、iPhoto への iPhone からの写真読み込みまで(これは有線接続)何か邪魔されてしまい、困った状態になったので、結局 Canon のアプリを一旦全削除。iPhoto と iPhone の接続は回復したが、せっかくの無線で Mac に写真アップロード、機能が試せずややストレス。これは追々、再設定してみるとしよう。ただ、iPhone / iPad へ無線写真転送することが第一目的だったので、それは十分果たされた。iPhone のカメラだけでは撮影出来ない様な画角の写真を、今後は Path や Twitter、Facebook に iPhone/iPad 経由投稿可能になった点は、嬉しく、便利で実用的だ。
ちなみにこの、IXY1 を底部三脚ネジで取り付けると、桃から生まれた桃太郎、的にぱかっとケースを開いて IXY1 を取り出せる Canon 純正ケースは、スナップ用には意外に便利でおすすめだ。開くと、ケースが底部に折り畳まれ、ちょうどグリップの様な役割を果たして、カメラポジションも安定する。せっかくのカードサイズがひとまわり大きくなってしまう、というのはあるが、便利さは高い。黄色の内部カラーリングもアクセントになっていて良い。
同じく9日に発売となった PowerShot G1X とは、実は補完的なカメラになる。マクロ撮影や、5倍以上の望遠撮影を行い度い時、身軽に出かけたい時には IXY1。美しく高精細な画像(G1X の作例は、こちらの flickr アルバムで)を楽しみたい、屋外撮影や暗い場面での撮影が多い時には G1X。たとえ両方を持って出かけても、Boxy 筐体のキャノン大・小コンデジは鞄への収まりが良い。レンズ交換が出来ないカメラの組み合わせとしては、なかなか究極と言えるだろう。
さて、実際の写りはどうだろう。色々なシーンを試してみて、12倍望遠時の絵が当初の予想よりずっとシャープで驚かされた。小型カメラだが、感度を上げる設定と秀逸な手ぶれ補正の組み合わせで、300mm を越える望遠撮影時でもあまりブレずに撮影し易い、というのは立派である。この写真は駅前整備が続く JR 中野駅北口の全体像を 28mm の広角でスナップしたもの。
同じ場所から、中野駅のプラットホーム上の駅名表示看板をズームインすると、336mm でもこんな具合だ。勿論手持ちによる撮影だが、曇天の夕刻というコンディションで、なかなかちゃんと写っている。
中野サンプラザを広角 28mm で捉えるとこんな具合。
その屋根部分を望遠 336mm 撮影するとこんな具合である。
広角側は結構寄れる。寄れない事が残念な PowerShot G1 X と、良い対象をなすカメラとして活用可能だ。
望遠側にすると、遠くにいる野良猫もこんな具合で撮影可能。路地裏で光線状態も十分では無いが、しっかり顔にピントが合っている。
春が来て、梅も咲き始めた。IXY1 が活躍する場も増えそうだ。撮影していて少し惜しいのは、強い光源があると、スミアの様な横に長い光が発生すること。これは結構顕著なので、今後 Firm-up で直ると嬉しいのだが。ここ2日ほどで撮影した作例写真は、こちらの flickr アルバムで御覧頂き度い。やや大きめ写真のスライドショーは、こちらからどうぞ。
さて結論。では IXY1 は、買い、なのか。もし WiFi にこだわらないのであれば、当方としては筐体色がより美しく、アナログボタン操作が可能な IXY3 の方をおすすめしたい。ブルーは特に、コンデジ史上当方的に最高、と思えるほどに美しい仕上がりだ。女性であれば、レッドの輝きも良いだろう。外見で買うなら、IXY3 だ。レンズやカメラの性能は IXY1 と同等なのだから。
しかし、iPhone / iPad と出先で簡単無線接続したい、という、やや特殊用途には、IXY1 は良い仕事をしてくれる。iPhone で液晶画面を直接押すタッチフォーカスやタッチシャッターに慣れている人なら、こちらだろう。IXY1 / IXY3 ともに、常時鞄に入れておくスナップカメラとして、良いパートナーになってくれるはず。当方はかなり、気に入りました。
March 11, 2012 in Canon Cabin, Digicame Cabin | Permalink
February 22, 2012
Nikon1 V1 のスナップ性能を中心にファーストレビュー
勝手に師と仰がせて頂いているカメラ業界の喪黒福造、笑ゥかめらまん、S師匠から最近、新たなプッシュがドーン!、と来た。相当カメラにウルサイ皆様が集まって話し合った結果、これから自腹で買うカメラを新たにひとつ決めた、というのだ。CP+ 2012 開催直前の事だったので、当方がまだ知らない新機種に違いないと思うとさにあらず。それが実はニコイチこと Nikon1 V1 だったのである。
昨年10月に発売開始された当初は、m4/3 システムや PnetaxQ を中心にミラーレスカメラを利用していた事で、レンズキットの実売9万円台、店頭で持ち上げてみたところかなりの重さの Nikon1 V1 は、当方が購入する対象外リストにすっと入ってしまっていた。ところが S師匠に言われて最近の店頭価格を再確認してみると、なんと半値近くに下落しているではないか!しかも純正アダプターを使えば、豊富な NIKKOR レンズ群が、特に望遠系で活用出来る(Nikon1 はフルサイズ換算焦点距離 2.7倍なので、広角系は辛い)という。これは試さずにはいられない、と早速導入、試写を試みる。
ここ数日での撮影結果は、こちらの flickr set を御覧頂き度い。CMOS の大きさは APS-C や m4/3 より小さく、1インチだ。しかし、その小ささを感じさせない表現力に作例写真で驚かされた。より大きめ写真のスライドショーは、こちらを御参照頂き度い。
P/S/A/M といった撮影モード切り替えがメニュー内に隠れてしまっている点はやや残念だったり、ストロボ取り付けの為の左肩のホットシューのカバーが外れ易い、といった細かな問題点も散見されたが、天板にマグネシウム合金が採用されていて、かなりしっかりした造りの良さが感じられる。レンズキットのパンケーキ 10mm f2.8 も小さく薄型で、鞄に入れる際にかさばらない点も評価出来る。
まずはISO400 位を上限感度に ISO 設定して夜景撮影を試みる。このカメラは MPEG4 ベースで、最大秒間 1200フレームの高速ムービー撮影機能、フル画素60コマ/秒の高速スチル連写機能、等ハイスペックな機能を内包していて凄いのだが、まずはカメラとしての基本動作をチェック。スイッチオンからの起動も高速だ。
まず心打たれたのは、その AF スピードの速さと正確さ。直前に利用した FUJIFILM X-Pro1 の AF 速度・精度にやや満足出来なかった事もあり Nikon1 の動作軽快感にまず心打たれる。それもそのはず、新開発の CMOS はセンサーの中にフォーカス用の素子も埋め込まれている、というのである。スイスイと決まるフォーカスは、そのおかげなのである。最近 m4/3 カメラでも世界最高速AFを謳う機種が続々登場しているが、Nikon1 も体感速度でなかなか負けていない。
スナップカメラとして嬉しいのは、背面液晶と EVF (電子ビューファインダー)の画像の美しさ。背面で92万画素、EVF も 144万画素と、このクラスでは最もきめ細かい液晶が設定されている。街角スナップ写真を一義とする当方の撮影スタイルとして、構えて、撮影して、そして EVF/背面液晶で画像確認、この一連の動作のリズム感、軽快感が最大の評価ポイントとなるが、Nikon1 V1 はかなり高次元にその期待に応えてくれるのである。
これは実際に使ってみないとわからないな...と自分の無知を恥じた次第。こちらのニコン技術者・設計者の方々による Nikon1 開発ストーリーのインタビューを一通り読むと、このカメラにエンジニアが賭けた情熱がヒシヒシと伝わる。そして、その情熱が、ストレートにカメラの利用体験に跳ね返っている様に感じられた。
機械式、電子式の切り替えが可能なシャッター機構を持つが、機械式を選択した際のシャッター音がまたしびれる。小さいながらもニコンらしい音がするのである。こういう細部へのこだわりが、ミラーレス機の中でも群を抜いている様に感じられるのだ。大型デジイチの弟分としてではなく、全く新しい映像体験をする小型機としての強烈な個性が、シャッターを押す指先から伝わって来る。
利用を重ねるうちに、いくつか改善して欲しい部分も出て来る。第一は背面のモードダイヤル。まずはロックが無いので設定したモードがズレ易い。先進機能を出来るだけ使ってもらおう、という開発陣の割り切りなのか、一般の P/S/A/M ではなくモーションスナップショット(撮影する静止画前後の動画を自動撮影)、スマートフォトセレクター(20コマ高速連写から良く撮れた1+4コマを自動選択)、それに静止画、動画の4択になっているが、Nikon1 の第一世代は過渡期にある事もあり、モードはもう少し普通の設定でも良かった気がする。
そして、これはユーザーにより意見は分かれるかもしれないが、EVF を設定したからか、或は別売りのバウンス型フラッシュをオプションで買わせたいのか(そのフラッシュは小型ながら出来は良いのだが)、真意はわからないが、フラッシュが無いのは旅行用カメラ的には厳しい。小型フラッシュを内蔵にしても良かったのでは無いか。Olympus も E-P2 から P3 へのグレードアップ時にそれを実践している。レンズが明るいのでフラッシュを使う機会は殆ど無いのだが、どうしても、という時の保険に内蔵フラッシュはやはり有り難い。モダンなミニマルデザインにしたので無くなってしまった、いや、あえて無くしたと思うのだが、Nikon1 のユーザー層には内蔵フラッシュがあっても良いのではないだろうか、と勝手な心配をしてしまう。
まあ、当方の不満はそんなところ。ややずんぐりむっくりで、石の塊の様に重さを感じる筐体への不満もあるかもしれないが、当方はこのサイズでズシッと機能性を感じる重さは、嫌いでは無い。最後に改善要望をしたが、多くの点はプラス評価だ。というか、今迄ニコイチの良さを見いだせていなかった自分の見識の足り無さを後悔した次第。
Nikon1 の大きさは、鞄に入れてどこにでも持って行きたくなるぎりぎりのサイズ。通勤鞄にかさばらず入り、しっかりとした写真が撮れるデジカメは、現状限られる。CMOS サイズが小さい上級コンデジよりも質感が高い写真を撮ろうとした場合、携帯出来るミラーレスとしては最良な選択肢のひとつ、と言えるのでは無いだろうか。
ともかく、明日もまた何かをスナップしたくなる、そういう一台だ。10mm f2.8 のレンズ描写は相当当方の好みだったので、次は小型でフルサイズ換算望遠端が 300mm となる 30-110mm ズームレンズが導入予定候補である。このカメラのもうひとつの売りである高速静止画・動画撮影も、徐々にテストしてみたい。しかしこのカメラが、レンズ付きで4万円台。気になる方は、是非実利用をお勧めしたい。スタイリッシュで丸みを帯びた愛らしい筐体に、質実剛健で真面目なニコン技術者の魂が封入された好カメラである。ドーーン!!
February 22, 2012 in Digicame Cabin, Nikon Cabin | Permalink
February 20, 2012
フジフィルム X-Pro1 は隅々まで美しく撮影出来る、というレビュー
先日パシフィコ横浜で開催されたカメラの展示会、CP+ (当方のブログ記事はこちらを御参照)で見て触って試した、FUJIFILM 社謹製のレンズ交換式でレンジファインダーライク(OVF/EVF 切り替え機構を内蔵)な外観の新カメラ、X-Pro1 が発売になった。CP+ では、大きく伸ばされたNYの地下鉄が夕闇に浮かび上がる写真の美しさに心を打たれ、登場を心待ちにしていた新機種である。ローパスフィルターが無く、そして X-Trans という APS-C サイズ(16百万画素)の新しい CMOS を心臓部に持つ、フィルムメーカーが自信を持って送り出したフラッグシップ機である。最近はあまりに新しい機構のカメラは登場後しばらく店頭で触る等して様子を見る事も多かったが、X-Pro1 は CP+ で丁寧な操作説明を頂いていた事もあり、事前予約をして発売後すぐに手に入れる事になった。レンズはとりあえず、標準(フルサイズ換算52.5mm)レンズの XF 35mm f1.4R を。早速夜景と、昼のスナップを flickr set に上げて見ると、48時間で set のトップページが flickr 内部からのトラフィックを中心に 5000PV を越えてしまい、世界中から注目されていた機種なのだと思い知る。flickr set のスライドショーは、こちらからどうぞ。
ボディ操作を試して、計算されたボタン配置にまず感心。デジタル時代に多用する、露出補正がまず一番使い易い右上ダイヤルとして鎮座。絞りは、これもデジタルカメラ時代には有りそうで無さそうだった、レンズ側の絞りリングで設定。A マークがロックされないので、撮影中に Auto にしておいたはずの絞りがズレて f16 あたりになってしまった事が何回かあった、というのは少し残念だったが、アナログカメラライクに絞り設定出来るこの仕組みは、かつてのレンジファインダーカメラファンには嬉しいところだろう。スイッチオンはシャッターボタン周囲のリングで。これもスナップには最強。シャッターダイヤルの A マークは、ちゃんとロックが効く。内蔵視度補正が無いところは、このカメラのユーザー層を考えると残念だが、これは外部の視度補正レンズで調整することになる。ボタン配置で、ひとつだけ違和感があったのは、OVF/EVF を切り替える前面のレバー。前機種の X100 (当方の昨年のレビュー記事はこちらからどうぞ)と異なり、レバーが下側を向いて上に支点がある。これは X100 と同じで良かった気がするのだが。いずれにせよ、本体を操作するとわかるが、起動も比較的クイックで、スナップには好適なカメラである。
グリップの具合も良く、当方の様に手が大きいとちょうど良いサイズだが、カメラボディの大きさから、手が小さい女性にはホールドは少し大変かもしれない。見た目ほどには、ボディも、レンズも重く無い、というか、軽さに驚く程だ。これだけの機構を内蔵して、この重さに抑えた点は評価したい。一方で、日々持ち歩くスナップカメラとしては、X100 程度の大きさが上限となるので、その点は今後の機種の小型化は進めて頂き度い様にも感じた。ライカサイズを意識した大きさなのかもしれないし、OVF がスライドで切り替わる物理機構は、とりあえずこの大きさでないと収められなかったのかもしれない。内蔵フラッシュが無い位なので、見えないボディ内部は相当細かく作り込まれているのだろう。ただ、個人的には、もう二周り程小さいカメラの方が持ち歩く気にさせるので好きなのである。
X100 同様、OVF/EVF がサクサクと切り替わる仕組みは撮影していて面白い。OVF ではより広い範囲を見渡しつつ、フレキシブルに移動する液晶フレーム内に構図を決める。(もちろんパララックスはあるので目安に過ぎないが)EVF では、100% の視野率で正確なフレーミングを行う。用途に応じて使い分ける。X-Pro1 では、レンズの焦点距離に応じて、OVF も2種類が切り替わる。説明が難しいので実機に触れて頂きたいが、視野が広いものと狭いもの、二種類あって、それを切り替えると、レンズの焦点距離に応じて OVF 内の液晶フレームのサイズも変るのである。さて、夜景を早速撮影。隅々まで細かい描写が、夜間でも最小限のノイズで行えている。明るいレンズ、CMOS 性能、映像エンジン性能がうまくマッチングしている様だ。
一方で、AF の速度は、最近の m4/3 機の高速 AF 等に慣れていたせいか、若干遅く感じる。まだ慣れないせいか、ピントを外すケースもいくつか見られた。このあたりはカメラへの慣れがまだ必要なのかもしれない。スナップで気軽にパシャパシャ、というよりは、しっかりフレームを決めて、AF の位置を決めて、気合いを入れて撮るというカメラなのかもしれない。ちゃんと構えれば、暗い場所でもしっかり撮影出来るカメラではあるのだが。
35mm f1.4 の、大口径レンズのボケ味はなかなかに味わいがある。m4/3 で気に入っていた、25mm f1.4 Summilux とはまた違った風味である。ボケが強目にデフォルメされるので、好き嫌いは分かれるところかもしれないが。
夜の路地裏での撮影も、その空気感を写し取る様なレンズである。flickr で拡大してみると、細かい描写まで出来ている点が確認出来る。以下は、昼間に撮影した写真数枚。ダイナミックレンジの広さ等、実際の作例で確認して頂き度い。
標準設定でやや気になったのは、赤色が見た目ほどに奇麗に出ない点。これはパラメータを変更しつつ良い具合の設定を見いださねばならないかもしれない。
以上、まずは2日程使っただけの短い期間でのインプレッションではあるが、その大きさと AF のスピード以外は、大きく文句を言う点も無い。新しいセンサーの投入もプラスに作用している、と考えて良いだろう。フィルムメーカーらしい、美しい絵作りと描写性能に重きを置いた一台。今後のシリーズの小型化方向への発展にも期待したい。
February 20, 2012 in Digicame Cabin, FUJIFILM Cabin | Permalink
February 12, 2012
新作デジカメ大集合の CP+ 2012 で、春用カメラにおおいに悩む
パシフィコ横浜で開催の CP+ 2012(当日の写真は、こちらの flickr set からどうぞ)。今年で参加2回目なので、広い展示場の中でのブースの回り方には随分慣れて来た。直前で各社から新作デジカメのアナウンスが多数あったので、実機に触れて、春のデジクマ・リーグ1軍選手として登用可能な、有望ルーキー・カメラを絞り込む、というのが今回の主たる参加目的。当方の用途からは、本体はあくまでも軽量で、デジタル先進機能とアナログ光学性能が、高次元での融合を果たす機種が望ましい。
結論から言うと、先進性ということでは本当に直前に発表されて驚かされた、上級機 SD1 が持つ46百万画素相当の Foveon Merrill センサーを奢られた SIGMA DP1 Merrill と SIGMA DP2 Merrill (どちらかというと 28mm 広角レンズが f2.8 と明るくなって最短撮影距離が 20cm の DP1 Merrillの方) にグッと心を鷲掴みされてしまった。
一方で 46百万画素という高画素が繰り出す大容量画像データ処理に耐えるパソコン本体、HDD容量、ネット環境が心もとない現状、実用性では 1630万画素ながら新配列の X-Trans CMOS センサーでローパスフィルターが無く、大伸ばししても美しい画像を記録出来、レンズ交換も可能になったフジフィルム X-Pro1 も実に素晴らしい。両機種に触れて、それぞれ心打たれてしまった。さてどうしよう。心底悩みつつ、今回の CP+ でその他にも実機に触れて気になったリトルモンスター達について、少しレビューしてみたい。
レンズ系で、事前情報から気になったのは実はコシナ製の m4/3 用 Nokton 17.5mm f0.95。f1 を切る明るいレンズは、以前 Nokton 25mm f0.95 を利用していたのだが、最近標準画角用には Pansonic-Leica Summilux 25mm f1.4 があまりに素晴らしく、かつ AF なので、そちらがメインになっていた。新しい Nokton 17.5mm は、フルサイズ換算 35mm と、カメラファンには嬉しい広角レンズ。それが Nokton f0.95 ならではの薄い被写界深度で楽しめる訳なので素晴らしい。レンズは金属製で小さいがズシリと重く、やや大きめになったが、f0.95の明るい画像には代え難い魅力がある。最短撮影距離も 15cm と寄れるのでナイス。m4/3 システムの価値を再定義してくれるレンズで大注目。
m4/3 システムの再定義、というと、オリンパス新フラッグシップ機の Olympus OM-D もなかなかの仕上がり。EVF を内蔵し、かつてのアナログ OM シリーズの小型ボディ感を見事に再現。防塵/防滴機能を備えた強いボディも m4/3 システムがこれまで持っていなかった、重要なアウトドア性能。レンズ側でも防塵/防滴が充実して来ると、人気が高まりそうな。個人的には、アートフィルターブラケット撮影で、自分で好きなフィルターのみを選択して実行出来る点が面白いな、と。ただ、キットレンズとなる 12-50mm は、電動ズームへのこだわりはあるものの、ややレンズ本体が細身ながらも長めなのが m4/3 のコンパクトさからして残念ではあるな、と。いずれにせよ、オリンパスは OM-D でブランド再生に向けて頑張って頂きたいので応援。
Pentax - RICOH と合併した二つのブランドが並ぶ形での展示が行われていたブースで、目を引いたのは PentaxQ のシルバーバージョン、Limited Silver。1600台のみの限定発売ということで、auto110 からのファンは見逃せない1台かも。同時に K マウント用のアダプターも展示されていて、これが出て来ると望遠系レンズとの組み合わせで実質焦点距離 2.7 倍になる PentaxQ は、新しい使われ方が模索されそうな予感。
事前に見た写真で大きいかな、と思っていた RICOH GXR 用の16百万画素 CMOS 入り新ズームレンズ A16 (24-85mm f3.5 - 5.5 ) は、写りは良さそうなレンズなのだが、実際にとても大きく、GXR のコンパクトさを損なうかも、という懸念が。これなら安い一眼レフを買ってズームレンズをつけた方が良いかな、と悩んでしまいそうな大きさ。ただ、既に GXR を所有しているユーザーには選択肢が増えて良いのかも。
他方、事前に写真で見た印象では、もっとコンパクトかと思われた、Pentax K-01 は、グリップ部の厚みを含めかなり大きく、デザインもボクシーで少し奇抜なので、薄型 40mm f2.8 レンズは評価出来るものの、販売面ではちょっと苦戦するかな、という予感。RICOH も Pentax も、最近はやや奇抜デザイン/特殊機能路線に走りがちなところがあるので、中堅のどっしりとした機種をもう少し拡充した方がビジネス的には良いのかも、と率直に感じた次第。
コンデジラインナップを魅力的にまとめて来たな、という感想を持ったのは Canon ブース。IXY 1 / IXY 3、IXY 420F あたりは、カラーデザインも美しく、超小型ボディで欲しくなる一台。IXY 1 と 420 は、WiFi で iPhone に撮影画像を転送可能で、これも Appleユーザーに訴求するニクい機能。かつての IXY デザインの復刻とも言える IXY 1 / IXY 3 は四角いデザイン、小型で魅力的なのだが、惜しいのはブルーメタリックが美しい IXY 3 は WiFi 対応が無い事。この組み合わせがあれば完璧なのだが。
予想外に面白い、と感じたのは Canon PowerShot G1 X。デザインは現行の G12 に似ているが、レンズと CMOS (1.5インチ) がグッと大きくなり、小型 EOS 的な機能をより身につけている。CMOS は 14.1 百万画素で、自社開発との事。28-112mm レンズもこの為に新設計。操作感も良く、レンズ周りのデザインに高級感もあって、これはダークホースとなりそう。コンパクトデジカメに飽き足らず、かといって大型のデジイチを持ち歩きたくない、でもレンズ交換式のミラーレスを買うほどでも無い、という実用志向ユーザーに支持されそうな。
と、あまりに色々魅力的な新機種が登場してしまった CP+ でありますが、とりあえずは DP1 & DP2 Merrill の登場時期と価格を知りたいところ。SIGMAからの正式アナウンスを待つとしましょう。
今回の CP+ では、DP2 Merrill の試作機2台が展示されていて、実際に触りましたが、92万ドットになった背面液晶が美しく、シャッターまわりに設定されたダイヤルの操作/クリック感もグッド。マニュアルフォーカスも、これまでの背面ダイヤル方式から変って、沈胴では無くなったレンズ周囲のフォーカスリングを回して、フォーカス中心部を背面ボタンで10倍拡大しながら合焦出来る点が嬉しい新仕様。この大きさと軽さで、SD1 的4600万画素の超美麗映像世界を楽しめてしまうとは...あとは高画素対応の Mac 環境をどうグレードアップするか、システム全体での利用感を探りつつ、楽しみに登場を待つとしましょう。
でも、その前に Fujifilm X-Pro1 や Canon PowerShot G1 X が出てしまうと、そちらも実用的かつ魅力的...と堂々巡りをする2月〜3月となりそうです。うーーーむ。
February 12, 2012 in Bear's Diary, Digicame Cabin | Permalink
December 09, 2011
Canon PowerShot S100、夜景の DIGIC5 レビュー
米国で先行発売されていた Canon PowerShot S100 が、遂に本日、日本市場でも発売となった。PowerShot S90, S95 と愛用して来た Canon 上級コンデジの、最新機種である。その売りは、より薄型化されたボディに新映像エンジン DIGIC5、24mm 超広角から始まる5倍ズームレンズ、そして S シリーズ初の 1.7 インチ CMOS の採用、と話題には事欠かない。歴代Sシリーズを使って来た当方からすると、前面グリップデザインの新採用は有り難い。フラットサーフェースは確かにケース等への収納性は良いのだが、撮影時の安定感は今ひとつだった。ミニマムなグリップだが、十分実用になると感じた。
Sシリーズの特徴となっている、レンズ周りのコントローラーリングの操作感覚も、カチッとした剛性の高いものになった。それ以外のパーツでも、モードダイヤルのクリック感、背面ダイヤルについても、それぞれ安心して利用出来る、好ましいものになった。現在S95 のオーナーでも、十分そのアップグレード感を味わう事が出来るだろう。
ざらついた表面のブラックにするか、つや消しチタンのシルバー色にするかは、最後の最後まで実物を見ながら迷ったが、結局シャッターボタンの銀色との整合性でシルバーを選択。ここが S95 の様に黒であれば、黒でも良かったのだが。シルバーは、アナログ時代にヒットした IXY の様な色と金属質感で、新しい S シリーズの誕生を強烈にアピールしてくれる。
初日なので、ともかくフルオートモード固定で気軽にスナップを撮影。夜道の撮影で、飲み屋の明かりに助けを得て、東京・中野の裏路地を歩きながら全て手持ちで撮影を続ける。DIGIC5 のノイズリダクションは強力で、f2.0 レンズとともに真っ暗な路地を見た目よりも明るく撮影出来るその実力は、さすが Canon とうならせる。これまでなら EOS 等デジイチの力を借りないと撮影出来なかった暗がりでも、見事に描写してくれる。これほど強力な映像エンジンをコンデジに惜しげも無く採用する Canon のおおらかな姿勢も、素晴らしい。
先日、2011年度のカメラ・オブ・ザ・イヤー上位5機種を選定したのだが、このカメラを使いながら「選考・発表時期を早まってしまったか」とつい、考え込む程であった。それほど、小型なボディにぎっちりとデジタルの旨味が凝縮された一台、なのである。一眼レフ、コンデジを各種使って来た中上級ユーザーを楽しませるだけの技術と仕掛けを、数多く内包している。
色々な焦点距離での撮影を試してみるが、S90, 95 では味わえない、24mm 広角端 f2.0 での描写が本機種の醍醐味だ。既に IXY 410F でコンデジで 24mmからの5倍ズームを使える、超広角スナップの楽しさは知って来たつもりだったが、S100 でレンズ、CMOS、映像エンジンの全てが強化され、より味わい深い画像が生み出される様になった。今後しばらく、鞄の中に常駐するカメラとしては、間違い無く S100 が居座る事になるだろう。
PowerShot S100 のサンプル画像は、こちらの flickr set から御覧頂きたい。より大きな画像で楽しめるスライドショーの場合には、こちらのリンクからどうぞ。今日は小雨がぱらついて、ややライトの光が細かい雨に当たって拡散する傾向があるので、その点は割り引いて見て頂きたいが、ズームコンデジでここまで写るのだね、という画像に仕上がっているのをおわかり頂けるはずだ。
本日は PowerShot S100 導入初日でレビューはここまでだが、今後は動画撮影や GPS 性能等、順を追ってレビューを進めてみる事にしたい。しかしここまで小型コンデジが機能進化してしまうと、マイクロフォーサーズ・サイズ程に小型化したデジイチでも、外に持ち出す機会が減少してしまう。小型化万歳ではあるが、より大型サイズのカメラを使う機会が年を追う毎に少なくなって、ちょっと寂しくもある、複雑な心境の今日この頃、なのである。
December 9, 2011 in Digicame Cabin | Permalink
November 27, 2011
デジクマ的カメラ・オブ・ザ・イヤー2011
12月号のカメラ専門月刊誌「日本カメラ」は、2011年のベストカメラの特集。複数のカメラマンが、トップ5のカメラを自薦し、その総合得点で順位を出す、という民主的な方法。結果、当方としてはなるほど、と納得出来る1台が今年最高のカメラとして選出されていた。この方法はいいね、と、早速こちらでも、今年のベスト・デジカメ・トップ5を選んでみる事に。と言っても、日本カメラのプロカメラマン達程広範にカメラを見ている訳では無く、あくまでデジクマ的な趣味と独断なので、その点は予め御承知置き頂き度い。選出の基本ルールとしては、1. 当方が実機購入し、なんらかのブログ評価や flickr サンプル写真投稿をしていること。 2. 本日(2011年11月26日)時点で、売却せず手元に持っていること。 3. 本年のベストカメラとして傑出した光学/デジタル的特徴を有していること。以上3点。それではまず、第五位から。
第五位に輝いたのは、Canon IXY Digital 410F。薄型/軽量で携帯性能に優れたコンパクトデジカメだ。常時鞄の中に入っていた日数としては、他のデジカメを押しのけて圧倒的な1位。昨今は Pentax Q もその位置に割り込みつつあるが、薄いながらも 24mm f2.7 と明るい広角端と夜間撮影に強い DIGIC で、スナップカメラとして不動の地位を獲得している。12月8日に PowerShot S100 が発売されるとやや順位が危うくなりそうだが、手に入れ易い価格といい、毎日利用するコンデジとして右に出るカメラは無かった。当方ブログエントリーは、以下を御参照。
・史上最強の常時携行超小型コンデジ Canon IXY 410F、Eye-fi X2 カードと iPhone4 で、軽装の夏対策
第四位は、30年の年月と、HOYA や RICOH にカメラ部門が買収されるという苦難を経てついに Pentax 技術陣が世に出した、Digital auto 110 とも言える PentaxQ。まさかこのサイズで 1/2.3 インチ CMOS を入れたレンズ交換可能なカメラが発売されるとは、古くからの auto110 ユーザーは皆驚喜したに違いない。ズームレンズの描写は今ひとつだったが、このサイズで f1.9 の標準レンズの描写はなかなかのもの。上級デジイチの機能を惜しげも無く入れた機能てんこ盛りも、Pentax らしい思い切りだったと評価出来る。超小型ながらもしっかりしたボディの造りもさすが職人集団 Pentax。常時持ち歩ける超小型デジイチとして、新たな市場を切り開いた姿勢を高く評価したい。
・ナノ一眼 PentaxQ、21世紀 auto110 デジタルの完成度
さて、ここからはトップ3。正直、1〜3位はかなり迷った。なぜなら、それぞれに用途が異なるカメラだからだ。すべてトップカメラと言っても良い素晴らしさを誇るマシン達であるが、あえて順位をつける事にしよう。第三位は、Fujifilm X10 に。最近入手したばかりのカメラだが、1台だけカメラを持って撮影に出かける時に手にするカメラとして、出番が非常に高くなっている。35mm 銀塩カメラ換算 28mm f2.0 - 112mm f2.8 と広角から望遠迄明るいズームレンズに、クラシックな外装。そして素晴らしいのがズームリングを回すとスイッチオンになるスナップ対応カメラである点だ。スナップカメラとしては RICOH GR Digital IV を多用するつもりだったのだが、結局外出用に選ぶのは X10 ばかり。外見だけでなく、レンズや画像エンジンにも、新カメラながら成熟された技術が投入されているのは、長い歴史を持つフジフィルムならでは。X100 も光学ファインダーと EVF の融合という離れ業で素晴らしいが、弟分の X10 も高い注目に値する、身近な高級コンパクトである。
・FUJIFILM X10 の夜間撮影性能に度肝を抜かれるというファーストレビュー
そして第二位!これは Steve Jobs が遺した iPhone4S の 8M 背面カメラに贈呈したい。日本カメラでもあえて iPhone を選出しているカメラマンが居たが、当方も 4S になってカメラとしての性能向上が多々見られたこともあり、あえて今年の Top5 の上位に入れる事にした。f2.4 相当と言われる明るいレンズになり、8M のピクセル数になって、暗い室内等でもノイズが少ない美しい写真を撮影出来る様になった。iOS の最新バージョンでは、音量ボタンをシャッターにしてしまうギミックも整え、操作性の向上も大きな得点となった。鞄に常時入れているデジカメは別途あっても、レストランでの料理の撮影などは、どうしても iPhone4S に頼る事になり、自然と撮影枚数も増える事になる。今後1千万画素に近づくと、ちょっとしたコンデジを凌駕する様な絵を生み出す事も可能になるだろう。iOS アプリによる、iPhone4S 内で完結する多彩な画像編集機能やネット上への投稿アプリ等まで含めて、上位に位置づけるべき1台である。
そして、栄えある2011年ベストカメラはっ!!ダラララララララ...(ドラム音)
多くの素晴らしいデジカメが誕生した2011年、第一位に輝いたのは、Panasonic Lumix G3!...ではなくて、その前についている Panasonic Leica DG Summilux 25mm f1.4 レンズ!!!なのでありました、デジクマ的には。「なんだ、他はカメラボディなのにレンズが1位!?」と苦情を呈する方も多いかと思いますが、当ブログ上の勝手選出なので緩やかに許して頂くとして、さて、なぜこのレンズが第一位なのか。
かつて 4/3 上で利用していたより大柄で 500g 近くあった Summilux 25mm f1.4 の描写をそのままに小型・軽量化、価格的にも micro 4/3 ユーザーに購入し易くした、「普段ユースで楽しめるライカ品質レンズ」が、この小型ズミルックスレンズなのである。最近の micro 4/3 ボディなら Olympus, Panasonic どちらの筐体に装着しても、安定した美しい描写とボケが楽しめる。ナノコーティングをこの価格帯のレンズに施した事も評価したい。他のカメラ専業メーカーではここまで踏み込む事は、レンズラインナップの差別化上、難しいはずである。大事な撮影機会には、コンデジを置いてこのレンズを装着した m4/3 カメラを連れて行く、最近はそういう事になっている。組み合わせボディとしてはどうやら Panasonic GX1 あたりがベストマッチと思われるが、それは今後の当ブログのレビューに注目して頂き度い。
・LEICA DG Summilux 25mm f1.4 という、究極の標準レンズに辿り着く
2011年のベスト5カメラの選出を終えて気付くのは、重く大きな光学ファインダー系デジイチが一台も含まれていない事。日本カメラでの上位カメラも同様の傾向が見られたが、今年はそういう意味で大きなうねりが押し寄せた年だったのかもしれない。大きく重いカメラは、少しずつ、軽く高性能なデジタル技術に置き換えられて行く。iPhone4S や PentaxQ が生み出す画像を見ていても、その流れを感じざるを得ない。
勿論、光学ファインダーの上級デジイチにはそれなりの役割があって、中・上級ユーザーには支えられて行くだろう。しかしボリュームゾーンは一挙に光学ファインダーでは無い、新しいデジタル世界に突入して行く。発売が待たれる、後でフォーカスを決められる新ジャンル・筒型デジカメ、Lytro も、カメラの概念を新技術で打ち破るものとして、新世代デジタルカメラをリードして行くのかもしれない。2012年は、「従来のカメラの形をしていないカメラ」がより注目を集める事になるかもしれない。デジカメ新技術ウォッチャーとして、楽しみな Year of the Dragon になりそうですね。それでは良いお年を。(おっと、2011年はまだ1ヶ月ありますぞ。)
November 27, 2011 in Bear's Diary, Digicame Cabin | Permalink | Comments (0)
October 31, 2011
FUJIFILM X10 の夜間撮影性能に度肝を抜かれるというファーストレビュー
スナップ撮影は RICOH GR Digital IV (GRD4) を入手して、これで十分と思っていたのだが、GRD4 を購入時にどちらにするか迷った FUJIFILM X10 の評判が気になっていた。ネット上でレビューをいくつか見ると、明るいズームレンズの性能についての評判が良いのである。当方の好みとして最近は、広角または標準の「単焦点レンズ」を装着したコンパクトカメラ(GRD4 や、Standard Prime を装着した PentaxQ) にフォーカスしていたので、X100 の後に現れた、一回り小型のコンデジ標準ズーム機種の X10 は当初、購買予定ターゲットからは外れていた。シャッター音がやや華奢な点も、X100 と比較して少し残念感があって、どうも買う気にはなれないでいたのだ。しかしそれでも、X10 が気になって仕方が無い。店頭でいじり回す日々が続く。どうにも仕方が無いのでいくつか旧機種を提供し、X10 を手に入れる事にした。そして気になっていた理由は手に入れて良くわかった。
X10を手に取ると、X100 同様に金属削り出しのパーツが多用されていて、ボディ品質の高さがまず指先に伝わる。X100 より一回り小さい筐体は、携行性能をアップするとともに、親しみ易さを伝えている気がする。
レンズまわりのズームリングを回転させ、ズームがせり出すと電源がオンになる。この動作は自然で非常に良い。ボタンで起動するカメラの事を忘れたくなるほど、素晴らしい UI であると言えよう。街角でスナップ写真を撮影する時に、こういうショートカットで起動するという機動性が武器になる。そして、アナログダイヤルの配置もナイス。最近コンデジではタッチ液晶が増えて、撮影モードをタッチ液晶上で切り替えねばならない機種も増えているが、モードダイヤルはアナログが一番使い易い。そして更に嬉しいのが、撮影時に多用する露出補正が専用ダイヤルとして設定されている事。しかもそれぞれのダイヤルのクリック感、品質が高い。手抜きが無い。
X100 用ケースと同様に、X10 用ケースもマグネットで下部を固定する速写タイプ。X100 でも気に入ったケースだが、X10 でも吟味した結果やはり導入を決定。皮のストラップが同梱されているが、出来ればストラップは別売りにしてコストを下げてもらえると有り難い。
ケースを閉めるとこんな具合になる。レンズ保護部も固い材質のレザーを利用している為、スナップに利用する場合は金属製のレンズキャップを外した状態で、このケースに入れると良い。ズームリングを回すとスイッチオンのギミックと会わせ、街角スナップには最強の組み合わせになる。
実際に撮影を開始して、驚くのが暗所の撮影性能。肉眼で見て非常に暗いシーンでも、増感してそれなりに明るく見える写真に仕上げてくれる。その一方でノイズも押さえられている。キャノンの高価な一眼レフを使うとこういう夜間撮影が出来たよね、という感じで、高感度を気持ちよく使えるのである。
28-112mm で f2.0 - f2.8 と、広角端から望遠端まで明るいズームレンズだが、それぞれの端で切れ味も悪くない。暗い場所で街の灯りを頼りにズーム撮影、といったシーンでも、手ぶれ無くしっかり写せるのは、高感度性能の良さ x レンズの明るさの相乗効果であろう。112mm 望遠で撮影すると、背景ボケも良い具合になるので、夜間の望遠端ズームレンズ撮影をついつい行いがちになる。
いつもの中野の海鮮居酒屋、ウロコの前では 28mm 広角端での撮影。コーティングも良いのか、にじみの少ない鑑賞に耐える写真が出来上がる。2/3 インチの小さな CMOS のカメラで撮影していることを、ついつい忘れそうになる。
とりあえずは夜間スナップ撮影を中心に行ったが、ピントを外すケースも少なく、優秀なスナップカメラだ。多少の視差は我慢せねばならないが、光学ファインダーも視度補正付きで内蔵されている。これも速写には嬉しい装備である。明るいレンズと暗所撮影性能の高さで、夜間の望遠端ズームでの撮影を多用可能、という新しい領域に我々をいざなってくれる。
今回撮影した作例写真は、こちらの flickr set にまとめているので、よろしければ御参照下さい。やや大きめ写真のスライドショーは、こちらからどうぞ。
October 31, 2011 in Digicame Cabin, FUJIFILM Cabin | Permalink
October 24, 2011
RICOH GR Digital IV のホワイトカラーが美しすぎる
青山の事前体験会で魅了されたスナップ最適コンデジ、リコー GR Digital IV がついに発売開始。選択したのは限定色のホワイトボディ。実はボディカラーは映り込みが目立たない黒を選ぶ事が殆どだったのだが、GRD4 の場合はこの白塗装に艶があって抜群に美しいことを青山で確認、こちらに決めた。少し高いが、金属レンズキャップやストラップが付属しているので実質は黒と大差無く、高品位な塗装費用を考えると断然お得である。iPhone4S の白にもマッチし、iPhone4S よりほんの一回り程度しか大きく無いコンパクトさだ。当面の常時携行用スナップカメラは、この二つの白カメラ、があれば十分、という気がする。
今回から用意された、金属レンズキャップだが、これが意味するところは実は重要。当方も実は初代の GR Digital を、レンズ内蔵のレンズバリアのところが壊れて使えなくしてしまった、という過去がある。自動開閉レンズバリアがあるコンデジにとって、全ての機種でここが急所だ。そちらを携行時に強力に保護してくれるキャップの意味は大きい。
背面塗装も、そして底面も、手抜き無く白、だ。惜しいのは、レンズ銅鏡部分が黒いこと。ここに塗装をするとレンズが擦れて塗装がはげるという事なのだろうが、トータル的にはちと残念。
付属の金属レンズキャップ、そして白ストラップを装着するとこういう具合に。全体に上品な白だ。
今回本カメラを予約調達した、中野フジヤカメラ本店前で。夜景撮影でも、f1.9 レンズの明るさと、そして新規導入された手ぶれ補正効果で不安無く撮影が可能だ。GRD シリーズに手ぶれ補正なんかいらん、と当方も通らしく言いたいところだが、付いてみるとやはり便利な機能だ。
マクロ撮影で、花の近接撮影もくっきり。マクロを使うと、背景ボケも奇麗に出る。曇天下だが、しっかりコントラストのある写真になっている。
ピンクの淡い花の色も奇麗に描写。緑の葉の背景ボケが、また美しい。
いつもの野良猫様も、窓枠の上でお休みのところをぱちり。拡大しても、髭など細部がつぶれていない。さすがだ GRD4。
渋谷のマークシティ道玄坂出口で、意図的に強めの逆光をフレーム内に入れてみるが、フレアも見られない。ナイスなレンズコーティング。
順光での写真は、こんな感じで。空の青は、落ち着いた色になる。写真は全てオートモードで撮影している。パラメーターも全くいじっていないし、全て後処理もしていない、お気楽作例です。
いつもの中野の路地での夜景撮影。かなり暗い場所だが、もちろん手ぶれ無しで一発撮影。
そして恒例の、中野の海鮮居酒屋「ウロコ」の前での広角レンズによる夜景撮影チェック。28mm 画角で、しっかり店舗全体を写し込める。画像を拡大しても、細部までクッキリ、である。
ボディの黒/白は好みがあると思いますが、今回の GRD IV に関しては、白を強力におすすめ、です。
店頭で是非、その塗装品質を見て頂きたいですね。
作例写真撮影は、これまでのものはこちらの flickr set に置いていますが、更に続けます。新機能ももっといじらないと、なのですが、オートで撮ってもこんな具合に奇麗に撮れるので、お気軽スナップ用には非常に良いカメラですね。
October 24, 2011 in Digicame Cabin, RICOH Cabin | Permalink























































































































