June 30, 2008

Sanyo Xacti DMX-HD1010 で秒300コマの高速撮影をレビュー


  Sanyo Xacti DMX-HD1010 
  Originally uploaded by db.

フルハイビジョンのサンヨー・ザクティ新機種、DMX-HD1010 は前モデルの HD1000 から多くのマイナーチェンジが行われている。Macintosh ユーザーに嬉しいのは、iPhoto + QuickTime で簡単に再生可能な Full SHQ 動画撮影モード (1920 x 1080 / 30fps) が加わった事。最高画質の Full-HD モード (1920 x 1080 60 fields / s) は QuickTime でそのまま再生出来ず、iMovie 等で再生する必要があるのだが、どちらかと言うと静止画写真を中心に Mac + iPhoto で利用している当方としては、iPhoto + QuickTime で全て管理出来るのは有り難い。撮影後、iPhoto に静止画/動画をアップロード、その後何らエンコード手続きを行う事無く 1920 x 1080 動画再生を iPhoto + QuickTime 自動連携で楽しめる。この Full SHQ モードが追加されただけでも HD1010 の魅力は高いのだが、もう一つ惹かれた機能は5倍速の高速撮影が可能な撮影モードの追加。身近な素材ということで、スーパーボールが弾む映像(最後の一番大きいボールの中に蹴球ミッキーの姿を確認出来るのはさすが5倍速)と、シャワーから出る水の映像(線としてしか見えなかったシャワーからの水が...)をテスト撮影してみた。蛍光灯のチラつきがある前者の映像はやや見にくい点もあるものの、5倍速スローモーション世界の面白さを垣間見る事が出来るはず。静止画のサンプルは、こちらの flickr アルバムにて。

最大 1200fps まで撮影可能な Casio EX-F1 程凄まじい超高速撮影機能ではないが、手軽に持ち歩けるサイズのカメラで 300fps の撮影が出来るのは便利。生成されるファイルの画面サイズも 448 x 336 と HD より小振りで、1ファイルあたり 10MB 程度にしかならない為、flickr 等でのアップロードにも苦労が無い。無音声で、撮影ボタンを押すと10秒間撮影が継続する。再生すると動画は約50秒間の長さになっている。動きが速い動物の撮影を行うと面白い発見がありそうなので、今度は日中にテスト撮影を行ってみたい。

DMX-HD1010 でもう一点改善の跡が見られるのは、背面上部の Photo View ボタンを押すと静止画撮影画角が常時優先表示となる事。動画撮影可能な領域は、画面中央に白い四角線で囲まれているが、スチル撮影を優先させている時に は、より広い画角となる静止画 Photo View が常に見えているのは構図を考える上で便利だ。

充電は映像出力端子や USB 端子もついたクレードルに載せるだけで開始されるが、旅行先へはクレードルを携行せずとも、本体に直接 AC アダプターを差し込んで充電する事も可能となっている。

1年以上愛用して来た Xacti CA65 は、今回の HD1010 導入で無事、お役御免に。CA65 の防水機能を活用するチャンスは意外に多くは無かったので、光学ズーム比が10倍と大きく、より高精細な動画撮影が可能な HD1010 を、今後はメイン・ムービー・カメラとして、活用する事に。精悍なブラックも定番ですが、パープルがかったダーク・シルバー色も個性的でおすすめです。

June 30, 2008 in Digicame Cabin | Permalink | Comments (0) | TrackBack

June 21, 2008

世界最小のモバイル三脚(というか四脚)modopocket


  modopocket from Manfrotto 
  Originally uploaded by digitalbear.

フジヤカメラの 1F 中央ショウウィンドウには、時々面白グッズ的なモノが並ぶのだが、今日の発見はこの、イタリア製の超小型三脚、というか足が4本なので正確には四脚、modopocket。折り畳むと薄さは 1cm 以下となり、文字通りポケットに入れてどこにでも持ち歩ける、コンパクト・デジタルカメラ専用四脚だ。

最近のコンパクトデジタルカメラは、長時間露光対応のノイズリダクション機能等もあり、夜景撮影も得意になってきた。光学手ぶれ補正機能を内蔵したカメラも増えて、手持ち撮影で夜景もこなせる様になって来たが、本当に夜のとばりが降りてしまうとさすがに長時間シャッターでは手ぶれが防げなくなる。そんな時にこの四脚を取り出して、塀の上や道端にカメラを固定、後はセルフタイマー機能利用等でカメラ本体がブレ無い様に気をつけてシャッターを押せば、相当暗いシーンでもコンデジでの撮影が可能となる。

小さいが、真鍮の様なしっかりと重みのある金属製台座で、重量 500g までのコンデジならホールド可能。カメラの三脚穴に、コイン等を利用してネジ止め出来る手軽な設計だ。本四脚にも三脚穴があるので、(そういう使い方をするケースがあるのかどうか良くわからないが)とりつけたままで他の三脚への固定も可能だ。

蝶番部分は固めに出来て居り、様々な角度に TILT 可能となるのがミソ。「ハ」の字型の台座の脚が開きすぎない様に、脚の間はストラップで結びつけている点も設計の苦労が伺える。価格は2980円。ちょっ とした旅行の際に、携行するかどうか迷わず持って行ける、便利な四脚となる事でしょう。

June 21, 2008 in Digicame Cabin | Permalink | Comments (0) | TrackBack

Ricoh GR DIGITAL II + 21mm ワイドコンバージョン GW-1 で超広角映像世界を手に入れる


  21mm Conversion Lens GW-1 
  Originally uploaded by db.

1軍コンデジとしてもはや不動のポジションを得ている GR Digital II。28mm 単焦点レンズ故の美しい描写力で日常のスナップカメラとして手放せない。先日 ARTISAN & ARTIST の速写ケースを入手し、首掛けストラップスタイルにしてから、ここのところ出番が減っていたコンバージョンレンズも再活用し始めた。40mm 相当の標準画角になる GT-1 を使い倒し、最近は 21mm 超広角画角を楽しめる GW-1 を装着し街に出る事が多くなった。アナログ・コンデジ史上に残る名機 GR21 や、ライカマウント対応 GR 21mm レンズを発売したリコーが創り出すデジタル世代の 21mm 画角は、コンバージョンレンズとはいえ深みがある。作例は、こちらの flickr アルバムを御参照。(スライドショーは、こちらから。)

前モデルとなる GR Digital で GW-1 を使っていた時には、21mm 画角対応の外部ファインダー GV-1 を利用していたが、手放してしまったので GR Digital II ではもっぱら背面液晶利用にて撮影している。直射日光では確認がつらい時もあるが、視野率 100% となる液晶ファインダーでの撮影は、慣れれば問題無い。

GW-1 を GH-1 アダプター経由で接続し、ネックストラップでつり下げると、外観がまるで超小型のレンジファインダーカメラの様になる。将来的には、本当にこのサイズで使 えるレンズ交換式デジカメの登場を待ちたいが、それまでは GR DIGITAL II に GW-1 や GT-1 を装着してしのぐとしよう。GR DIGITAL II 単体での 28mm 焦点距離を使い慣れて、変化を楽しみたい方におすすめ、です。

June 21, 2008 in Digicame Cabin | Permalink | Comments (0) | TrackBack

June 16, 2008

Sony CyberShot W300、超軽量・強靭チタンボディと1360万画素で夏旅の友に


  Sony CyberShot DSC-W300 
  Originally uploaded by digitalbear.

週末、副都心線開業の様子を見に行ったのだが、新宿三丁目の Disney Land アトラクション並の混雑で改札をくぐる事すら叶わなかった。仕方無くその帰りに量販店に寄るまで、実は本機、CyberShot DSC-W300 の存在すら知らなかった。最近は各社からコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)新機種が続々登場しているが、さすがの当方も全モデルにキャッチアップ出来ていなかったのだ。

チタンコート・ステンレスボディの頑強な筐体に惹かれ、店頭の限られた空間で試写してみると、背面液晶に現れる撮影画像の発色が驚く程良い。Bravia の Sony 故に LCD の出来がいいのだろうな、と思ったのだが、どうやらそれだけでは無さそうだ。Vario-Tessar Carl Zeiss レンズ、1/1.7 インチと大きめサイズの Super HAD CCD、CLEAR RAW NR と Sony が名付けた、RAW 段階でのノイズリダクションを行う仕組み等が複合的に響き合い、美しい画像生成に繋がっている様だ。カードサイズ・コンデジではこれまで、解像度、発色への不満や夜間撮影ノイズ、小型サイズ故の手ぶれに悩まされる事が多く、いつも1軍カメラとしては長続きしなかったのだが、W300 は強力新人の気配が濃厚。店頭入団テストに無事合格、早速の試写結果はこちらの flickr アルバム御参照。難しい光量下でのシャッターチャンスに、ルーキーらしからぬ、玄人好みする Shot の数々を決めている。

夜のとばりがおりた新宿西口駅前でのテスト撮影。背景のイルミネーションやショウウィンドー、前景の蛍光灯や白熱灯/スポットライトが複雑な光線条件を作 り上げているが、W300はそういう条件を楽しむかの様にクリアしている(尺八ストリートミュージシャンの写真御参照)。ノイズリダクション機能は実用的に使えそうだ。IXY Digital シリーズの様に、小さいながらもちゃんとズームに連動する光学ファインダーを備えている点も見逃せない。暗いシーンでは、おでこと両手で3点保持する事 で、更なるブレ軽減を達成する事が可能となる。

スマイルシャッターについては、モードダイヤルにスマイルマークの専用モードが追加され、物理ボタン操作で容易にスマイルモードに転換出来る様になった。人物撮影の時にしか使わない機能なので、メニューを複雑に操作する事無く、ダイヤルから即座に機能選択出来るのは有り難い。

300万画素と画素数は小さくなるが、5コマ / 秒と高級一眼レフカメラ並の速度の連写が可能というのも面白い。まだあまり使っていない機能だが、動きが速い動物/昆虫の撮影や、運動会などでは重宝するに違いない。

細かいところでは、マクロ撮影を行う際に、特別ボタン等を押さずとも、レンズ前 5cm からのマクロモードが自動で使える機能もユーザー本位な設計と言える。ひとつ動作が減るだけでも、随分と使い易くなるから不思議である。

D レンジも拡大され、白い花のトーンなどがより良く表現される様になった。flickr 作例でも確認して頂度いポイントの一つだ。

一 足先に flickr 作例を Twitter 仲間に公開したら、「コンパクトデジカメで撮ったと言われなきゃ、わからないレベル。」という評価も。確かに、1360万画素ともなると、相当大きく拡大 しない限りはコンピュータ画面上では違いがわかりにくい程、かもしれない。W300 で撮影する画像クオリティは、これまでのカードサイズ・コンデジの枠を超え始めている。

本体機能や撮影画像品質等が中心のレビューとなっ たが、本カメラで目を引く一番のポイントはそのデザインの美しさ。構成素材が発する金属の輝き(詳しくは Sony カタログページの説明御参照)が、これまでのデジカメとは一線を画す様な光沢なのである。 こればかりは、残念ながら当方の写真技術では表現しきれなかった。カメラ店店頭で是非じっくり見て、触って頂きたいスーパー・コンデジだ。2008年夏旅 の友はこれに決定。

June 16, 2008 in Digicame Cabin | Permalink | Comments (0) | TrackBack

May 25, 2008

Panasonic Leica D VARIO-ELMAR 14-150mm + Olympus E-420 組み合わせの妙


  E-420 + Leica D 14-150mm 
  Originally uploaded by digitalbear.

フォーサーズ・プラットフォームを選択すると、対応デジタル一眼レフカメラとレンズは自由に組み合わせる事が出来る(こちらのシュミレーションにて、お試しを)。若干、コントラスト AF 対応のレンズ選択では注意をしなければならない(デジカメ Watch の記事ご参照)が、Panasonic と Olympus のカメラ、レンズを色々選べるというのはやはり面白い。レンズに関しては、シグマの交換レンズも利用可能だ。ここ数年、国内メーカー製デジタル一眼レフとレンズは Sony αを除くほぼ全てのプラットフォームを試して来た様な気がするのだが、カメラボディを Olympus E-420、レンズに Panasonic - Leica D VARIO-ELMAR 14-150mm f3.5 - 5.6 という組み合わせにしてから、これが当方的「一軍ツートップ」カメラ/レンズとして安定した。万人にこの組み合わせを進める訳ではないが、当方の現在ニーズにこの組み合わせがぴたりと当てはまっている理由を改めて考えてみる。

これまで多くのデジタル一眼レフ、レンズの組み合わせを試して来て当方ニーズとして顕在化したのは、以下の項目だった。

・腰痛持ちなので、システム全体の重量は出来るだけ1キロ以下に抑えたい。

・レンズ本数も、出来れば2−3本で全ての撮影に対応出来る様にしたい。

・パンケーキレンズは予備レンズとして便利なので、パンケーキレンズのラインナップは欲しい。

・マニュアルフォーカス専用のパンケーキレンズも試したが、咄嗟のシャッターチャンスにはオートフォーカスもある方が良い。

・マクロ撮影をこなせるレンズは欲しいが、マクロは撮影のメインでは無いので、マクロ専用レンズではなくマクロ機能付き、程度で良い。

・メインレンズは広角から中望遠までカバーするレンズが良いが、これ1本を全撮影時間の8割ほどで使いこなす事になるので、画質には妥協したくない。

・手ぶれ補正機能は、手持ちの夜景撮影等では重宝するので、欲しい。

・あまり一般に使われていない組み合わせでカメラ、レンズを使いたい。

以 上を満たす現在の最も良い解が、Olympus E-420 と Pana-Leica 14-150mm レンズのコンビネーションだったのである。重量では E-420 のボディ重量が 380g、Pana-Leica 14-150mm は 535g。電池などを合わせても、1kgを切る総重量だ。Olympus Zuiko Digital 25mm f2.8 パンケーキレンズを組み合わせると、ほぼこの2本で多くの撮影がこなせてしまう。Olympus から今後発売予定の超広角/超軽量ズームレンズZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 を購入すると、3本のフォーサーズレンズで、広角によるスナップ撮影主体の当方の使い方がほぼカバーされる事になるのだ。

Zuiko Digital 25mm パンケーキは、100g を切る超軽量で、サブ・レンズとしていつもポケットに入れて持ち運べる気軽さ。f2.8 と明るく、最短撮影距離は 20cm なので、マクロレンズ的に利用する事が可能。そしてオートフォーカスなので、瞬時のスナップ撮影にも強い。

14-150mm レンズは、フルサイズ換算 28-300 mm をカバーする高倍率ズームレンズ。生産は Panasonic だが、Leica のライセンスを受けているだけあってその描写には感動すら覚える。高倍率ズームレンズでここまで描写してくれるなら十分満足(サンプル写真は、こちらの flickr アルバムにて。スライドショーはこちらでどうぞ。)。Olympus E-420 は小型軽量を優先し手ぶれ補正機能を内蔵しないが、このレンズは Mega O.I.S. 光学手ぶれ補正機能を内蔵する。その分、やや太目のレンズとなっていて、E-420 に装着するとかなり大きく見えるが、この組み合わせで使っているユーザーはまだ多くなく、生産量も限られたレンズなので、街中でこの組み合わせで使って いるユーザーには殆ど出会わないという希少感もある。レンズ価格は標準ズームと比較し決して安くは無いが、Discount 系カメラ店を回るとそれなりの値段で手に入れる事が出来る。これ1本で数本分の働きをするので、品質の高い絵が手に入る事を考えると、コストパフォーマン スは悪く無い。

最近は Sony αシリーズも最安値のα200 だとレンズ+ボディの組み合わせで5万円台半ばの店もあり、当方の組み合わせは一眼レフを使い始めたばかりのビギナーにおすすめ出来る価格帯では無いが、 今後中長期でデジイチを使って行きたいユーザーには、おすすめしたいと思う。

数多くの組みあわせを試した結果、サブカメラとして使い始めたはずの E-420 の使い勝手が期待以上で、画質も最高級機の E-3 相当という事で Pana-Leica D 14-150mm という最良の友を得てメインカメラに昇格、やっとデジイチに関しては安住の地を見つけた様な気がしている今日このごろ、です。

May 25, 2008 in Digicame Cabin | Permalink | Comments (0) | TrackBack

May 16, 2008

Ricoh GR Digital II に俊敏ボディ・スーツを着せてみる


  GR Digital II Body Suit  
  Originally uploaded by digitalbear.

Gadget 一軍にルーキーの Olympus E-420 + Zuiko Digital 25mm F2.8 やフリーエージェントの CONTAX G1 + Hologon 16mm f8 が参加後、出動機会が減りつつあった GR Digital II。機動性をアップすることで登板回数が増えるだろうと、前から気になっていた ARTISAN & ARTIST 製の特注/革製ボディ・スーツを装着してみることにした。新宿 Map Camera に在庫があって以前から注目していたが、最近はちゃんとフラッシュポップアップ用のボタン操作用穴も開いた、II 用のモデルが登場したので、購入を決断。落ち着いたブラックと鮮烈なカクテル・ドレスの様なレッド、以上2種のカラーから、当方は黒スーツを選択。

初回装着時は、最初に履くサッカーシューズの様に革がまだ固いせいかカメラボディに着せるだけでも時間がかかるのだが、何回か脱着を繰り返すと革がなじん でくる様だ。上部のモードダイヤルやシャッターボタン背面の各種ボタン類には、装着したままで問題無くアクセス可能。革の質感も高い。ワイド/望遠コン バージョンレンズを装着するのも問題無い様に、レンズ周りも多少余裕を持ってデザインされている。

咄嗟の場面でのスナップカメラが身上の GR Digital II は、ボディスーツ装着でさらに俊敏になる。GR Digital II のハードコア・ユーザーにはおすすめしたくなる逸品です。

May 16, 2008 in Digicame Cabin | Permalink | Comments (0) | TrackBack

May 01, 2008

E-420 と Leica D VARIO-ELMAR 14-150mm で小さな巨砲復活


  E-420 + Leica D VARIO-ELMAR 
  Originally uploaded by digitalbear.

昨年の Golden Week 期間中、Olympus E-410 ボディに Panasonic Leica D Summilux 25mm レンズを組み合わせる事を思いつき、その後 E-510 にも装着して、Leica レンズが生み出す美しい映像世界に酔いしれた。小型・軽量デジイチ Body に重量級レンズのコラボレーションはややフロントヘビーではあったが、この組み合わせが生み出す映像の鮮烈さはいつまでも脳裏に刻まれていた。

1年たち、E-420 へと世代交代した超小型デジイチを手にいれたので、一度は手放してしまった Summilux を再度購入しようと、良品を求めて中古カメラ屋を物色していた。その際に目に留まったのが同じ Panasonic Leica D ブランドの、VARIO-ELMAR 14-150mm f3.5 - 5.6ズーム・レンズ。(追記:とりあえずの作例は、こちらの flickr フォトアルバムにて。スライドショーは、こちら。曇天の朝の写真だがコントラストの有る、立体的な描写。)

Summilux より値は張るが、これ一本でフルサイズ換算 28mm 広角域から 300mm 望遠までカバー可能。もう少し f 値が明るければ文句無いのだが、夜景等は既に保有している重量 95g と超軽量の 25mm f2.8mm パンケーキレンズを同時携行して撮影すれば良かろう、と本レンズを入手する事に。

Pentax K20D では広角ズーム望遠ズームの両方をバッグに入れて外出する事が多かったが、総重量が厳しい&タイムリーなレンズ切り替えは意外に大変、ということで、2 本携行してもどちらのレンズも活用不十分になってしまうケースも多かったが、1本に集約出来るとスナップや風景写真主体の当方としては便利。ただ、これま で使った広角〜望遠の高倍率ズームは画質的に満足出来るものがあまり無かったので、多少の躊躇もあった。

しかしその心配も、価格.com の VARIO-ELMAR 関連掲示板で作例をいくつか参照しているうちに急速に吹き飛んだ。ライカらしい、コントラストがしっかりした、立体感のある画像の本レンズ作例を多く見つける事が出来たのだ。

E-420 に装着してみると、Summilux 同様、バズーカ砲然とした太い直径のレンズが目立つが、オーナーである当方の体型にも似ている様で、妙に愛着が湧いてしまう。当然、フロントヘビーな重心 となるが、それほど長さが無いので撮影しにくい程ではない。左手のひらにすっぽりとレンズが収まる感じがあって、これも良い感触だ。

ボディ側の手ぶれ補正機構を内蔵しない E-420 なので、レンズ側に MEGA O.I.S. の補正機能が内蔵されている点も、300mm 望遠側では威力を発揮するに違い無い。そして Summilux と比較した最大の機能的進化は、超音波モーターによる静音&高速フォーカシング。実際に駆動させてみたが、かなり出来は良い。Lumix L10 発売後に開発されたレンズなので、Summilux と異なり、レンズ側をファームアップせずともコントラスト AF 機構に対応。E-420 でもライブビューで使える事が確認出来た。連休後半は、久しぶりの Pana-Leica D レンズの味を楽しんでみるとしよう。

May 1, 2008 in Digicame Cabin | Permalink | Comments (0) | TrackBack

April 28, 2008

lomography fisheye2 を銀座レモン社で購入


  lomography fisheye2 
  Originally uploaded by digitalbear.

「銀座のオヤジの楽園、レモン社?」活動の中心を山手線より西に置く当方は、その店名すら40数年知らなかった。しかし、それなら必ず行った方が良い、と強力に勧める友人多数だったので、GW 連休前半の午後、訪れてみた。8階にレモン社が入居するビル前は、何度も通った場所だった。数寄屋橋交差点から、プランタンに向かう途中の外堀通り沿い。しかしこの店の存在に気付かなかった理由は現場に行くと良くわかった。殆どのフロアがキリスト教教会のビルだったのである。この上に趣味系店舗があるとは、意外と言う外ない。

どう見ても店舗が入居している雰囲気ではない、厳かに落ち着いたビル入口だが、黄色の「レモン社」の看板だけが、ショップの存在をアピールしている。エレ ベーターで8階に到着すると、しかし雰囲気が一変する。クラシックカメラの群れが収まったショウケースが、いきなり眼前に広がるのである。銀座のオヤジの 為のオアシスは、ひっそりとその存在を隠しているかに見える。

店舗内を歩いてみる。その規模は、当方がしばしば訪れる中野フジヤカメラ本 店の1・2階フロアを合わせた広さを上回る。中古カメラ中心の展示ではあるが、その他に中古万年筆や時計等もあるので、ショウケースの数も多い。デジタルカメ ラ系の展示はかなり限られているが、Leica 他クラシックカメラの展示数は充実している。その筋のコレクターなら垂涎ものの奇麗な中古カメラやレンズがぎっしり収められたガラスショウケースが、静か に光を放っている。オヤジなお客さん達も、一人で来ている人が多く、無言で静かに商品を値踏みしている。

入口の対角線上にあるコーナーに は、自動販売機を備えた小規模なカフェ・スペースが。カフェ外窓からは、マリオンや高速道路等、有楽町駅周辺のパノラマも楽しめる。カフェの椅子に座っ て、東京風景を楽しみつつ、中古カメラ談義にどっぷり浸れる、という導線なのである。中野フジヤカメラでは2階の喫茶店ルノワールがその役割を果たしてい るが、店舗内にこういうスペースがあるのはユニークで、眺望も文句無い。

Contax G1 の中古良品が有り、かなり迷ったが、とりあえず今回は初来訪という事でフジヤカメラに置いてなさそうなモノを物色する事に。結局、中古でなく新品だが、 Lomography の魚眼撮影専門アナログコンパクト・トイカメラの fisheye2 と、一眼レフ型の精巧なミニチュアがあしらわれた携帯ストラップを購入。(ちなみに、fisheye2 で撮影できる円周魚眼写真は結構面白い。flickr の fisheye2 タグ写真ページ御参照。メーカーサイトはこちらに。最近は白ボディも出た様だが、シルバーのメタリックレンズを引き立たせるには黒ボディの方が良さそ う。)

通い慣れた中野フジヤカメラと比較すると、最近デジカメに完全シフトしつつある当方にとってはレモン社の中古カメラ在庫はクラシッ クカメラ中心で、実際に購入意欲が湧く中古品は限られるものの、お宝が一杯詰まった展示棚を眺めているだけで無限の時間が流れてしまいそうな、そんな銀座 中空の秘密基地。今後も時々寄ってみたい。

April 28, 2008 in Bear's Diary, Digicame Cabin | Permalink | Comments (0) | TrackBack

April 27, 2008

Olympus Zuiko Digital 25mm f2.8 レンズ作例追加。マクロもナイス。


  Speed Racer Mach 5 
  Originally uploaded by digitalbear.

高円寺の街を散歩しながら、オリンパス 25mm パンケーキレンズの作例写真を追加してみました。こちらの flickr アルバムでどうぞ。街中でのスナップ撮影は勿論得意とするこのレンズですが、20cm まで寄れるので、f2.8 の明るさとシャープな描写を活かして専用マクロレンズ顔負けの写真が撮影出来てしまうのも面白いですね。薄くて軽い、は常時携行スナップ用レンズの王道ですが、それに加えて秀逸なマクロ機能が備えられている点には脱帽です。

価格.com のランキングでも、人気 No.1 レンズ(4月27日現在)となった様で、量販店等では品切れしている店もある様ですが、中野フジヤカメラには本日も在庫ある様です。さすがフジヤ。

April 27, 2008 in Digicame Cabin | Permalink | Comments (0) | TrackBack

April 19, 2008

Olympus E-420 + Zuiko Digital 25mm f2.8 サブイチ試写レビュー


  Zuiko Digital 25mm 
  Originally uploaded by digitalbear.

前エントリー同様に、曇天→雨天で十分なテストを行う事は出来なかったのだが、E-420 (E-420 スペシャルサイトはこちら)と 25mm レンズでも雨が降り出す前に数枚のテスト撮影を実施した。25mm レンズは、フルサイズ換算では 50mm標準レンズと同じ。人間の視野に近い画角で、サクサクと撮影をこなして行く。本日の作例は、こちらの flickr アルバムにて。単焦点レンズらしいキレの良さと、細部まで写し込む(たとえば、梅の実の周囲を拡大すると産毛が)精緻さ、f2.8 らしい被写界深度が、作例写真から感じて頂けるはず。

E-420 でスナップ撮影を行う上で便利なのは、コントラスト AF で作動するライブビュー撮影機能(オリンパスではハイスピードイメージャ AF と呼んでいる。対応レンズについてはこちらのページで)。デジタル一眼レフの液晶ライブビュー撮影機能は装備される機種が増えているが、これまで当方が利用した Nikon D300 でも Pentax K20D でも、使い勝手は今ひとつ良くなかった。フォーカスを行う度に、ペンタミラーが上がって液晶画像が相当時間途切れてしまうのだ。最近の Sony α350 やこの E-420 では、コンパクトデジタルカメラと同じフォーカス方式を導入する事により画像途切れが無くなり、液晶でライブ画像を見ながら自由にフォーカシング可能と なった。いわば、デジイチのコンデジ方向への逆進化なのだが、コンパクトから一眼レフに乗り換えるユーザーが増える中で、これは必須の機能と言えるだろ う。ファインダー撮影が難しい低い位置でのマクロ撮影やハイポジション撮影では液晶による撮影は重宝するので、他のメーカーも是非この機能は取り入れて頂 き度い。

液晶は充実しているが、ファインダー内を覗くと K20D の広い視野に慣れている目には狭く感じられる。ボディを極限まで小型化しているのでこれは仕方無いだろう。

昨 日のエントリーで書き忘れたが、25mm レンズに付属するスクリュー式で薄いアルミキャップはデザインもシャレている。咄嗟のスナップ撮影チャンスにはスクリュー式故外すのが面倒だが、撮影地へ の行き帰り移動中はキャップをして、いざ撮影が始まれば 43mm フィルターを装着しているのでキャップ無しで利用、そういう使い方ならこのスリムアルミキャップでも大丈夫。パンケーキレンズの薄さを更に強調するデザイ ンと、アルミ素材のひんやり感は特筆出来る。気に入った。

一方、これは困ったと思ったのはボディ側のストラップ金具位置。フロントに寄っ た場所にストラップを装着する金具があるのだが、25mm レンズが 100g を切る超軽量なので、装着した際ボディとのバランスが悪く、25mm レンズ + E-420 を首からストラップで下げたまま歩いていると、レンズが上を向いた状態にカメラが起き上がってしまうのだ。何度直しても、レンズが結局上を向く。

恐 らく、標準ズームなどもう少し重いレンズをつければフロント側荷重が増えてバランスするのだろうが、25mm はいかんせん軽すぎる様だ。軽いサブイチとして常時首にぶら下げて使おうと思っていたので、このアンバランスは残念。Pentax K20D の様にストラップ穴が完全に Body 側面側にあればこういう事は起こらないのだが。アンバランス問題はスナップ・カメラとして改善が必要だが、とりあえずはハンド・ストラップ等に変えて、大 きめのコンデジの様に扱う方が良さそうだ。

April 19, 2008 in Digicame Cabin | Permalink | Comments (2) | TrackBack

Olympus E-420 と Zuiko Digital 25mm f2.8パンケーキレンズで、超軽量サブイチ君誕生


  Olympus E-420 
  Originally uploaded by db.

何しろ、ボディ重量 380g + レンズ重量 95g である。ボディとレンズ総重量で 500g を切ってしまうのだ(電池やケースの重量を入れるとそれを越えるが)。Pentax K20D をメイン・デジイチに据え、その実力には大変満足しながらも、身軽に出掛けたい時も多い。今迄は軽装備なら Ricoh GR Digital II Ricoh R8 と相場が決まっていたのだが、「写真を撮るという行為そのものを楽しむ」には、アナログ的要素満載のデジタル一眼レフの方が好ましい。そんな当方の極めてニッチな潜在ニーズに、Olympus E-420 と新設計パンケーキレンズ、Zuiko Digital 25mm f2.8 の組み合わせがぴったり当てはまった。デジタル一眼レフの小型化に熱心な Olympus 技術陣の方々に敬意を評しつつ、あえて当方はこの組み合わせをスーパーサブ・デジイチ、略称「サブイチ君」と呼ぶ事にした。(さぶくっていまいち、という意味では全く無いので、誤解無き様に。w)

このサブイチ君、閉店間際の中野 F 店で手に入れたばかりなので、作例撮影は明日以降なのだが、まずはサブイチ君に相応しいオプションを装着する事に。まずはストラップ。5月初め迄に E-420 を購入すると、専用本革ストラップの無料キャンペーンがあるのでそれに応募するが、この軽量な筐体には専用ストラップよりも更に細いものが似合いそう。以 前購入して置いた、Leica 等に装着出来る組紐状のストラップを引き出し奥から引っぱり出してみた。普通のデジイチだとやや心もとない組紐ストラップだが、500g なら大丈夫そうだ。

そして、もうひとつは Olympus 社純正の本皮カメラケース。CM キャラクターの宮崎あおいは白色ケースを利用している様だが、当方は黒皮のケースを購入。中国製で多少凸凹もあるケースだが、純正だけあってぴたりと底部 にはまる。速写ケースとして常時装着すると、クラシカルなレンジファインダー・カメラ的雰囲気になって好印象。

最後に、25mm パンケーキ・レンズ用に忘れてはいけないのが 43mm フィルター。かなり口径が小さいフィルター故に持ち合わせが無く、レンズ購入と同時に新品を手に入れた。

とりあえずこれでサブイチ君の、お気軽スナップ外出用身支度は全て整った。後は天候の回復を待つだけ。今朝の通勤を厳しくした春の雨、明日は止んでくれるのだろうか。

(尚、当方のパンケーキレンズ関連過去記事アーカイブは、こちらをどうぞ。)

April 19, 2008 in Digicame Cabin | Permalink | Comments (0) | TrackBack

April 13, 2008

Pentax DA 55-300mm f4-5.8 ED を新宿量販店で発見


  Pentax DA 55-300mm f4-5.8 ED + K20D 
  Originally uploaded by digitalbear.

3月末に出荷されたあたりから Pentax DA 55-300mm レンズが気になっていたのだが、50-200mm ズームを下取り交換に出すべきか悩んでいるうちに各所で品切れになってしまった。中野 F カメラでも、新宿 M カメラでも予約受付中、の表示に変わってしまった。何故だろう、と kakaku.com のレビューを見てみると、発売されたばかりの本レンズが、1000本以上の一眼レフ用レンズの中で(4月13日現在)人気ランキング No.1 になっていた。なるほど、本当に人気が高いのだなあ、と改めて納得。これで 50-200mm 下取りに踏み切る事を決心し、いざ新宿へ。(追記:作例写真はこちらで。)

しかし本当に、在庫が無い。量販店 Y にも、K にも、BC にも無いのである。55 - 300 mm レンズは、そうそう売り切れるジャンルのレンズでは無いと思うのだが、Pentax もここまでの需要が予測出来ず、生産が追いついていないのだろう。実売4万円を切る価格の割には ED レンズのおかげかシャープな画像と好ましいボケ味が得られるとの評判で、重量も 440gと 300mm ズームにしてはコンパクトだ。このあたりの総合的なバランスの良さが、人気につながっているのだろう。

これだけ回って在庫が無いのであきらめかけたが、最後に頼みの綱の量販店 S に行ってみると...在庫発見。そういえば、以前 EeePC の黒がどこに行っても無かった時にも、ここで見つけたのだった。安堵。

レ ンズ発見が夕方になってしまって、まだ一枚も作例写真を撮影していないのだが、とりあえず K20D に装着してみる。さすがに 50 - 200mm ズームレンズよりは一回り大きいが、強化プラスチック製で大きさの割に軽く、K20D に取り付けた前後バランスは良好。300mm にズームすると全長が2倍程になる。同梱の専用ケースも出し入れし易いマジックテープ開閉方式で、ポイントが高い。

Pentax や Olympus、Sony 製のデジタル一眼レフはボディ側に手ぶれ補正機構が内蔵されて居り、新レンズのデザインをコンパクトかつ低価格に出来るというメリットがあるのだが、このレンズはその 恩恵をふんだんに得ている様に感じられる。昨年発売された Olympus 製の 70 - 300mm ズームもなかなか良いと思っていたのだが、Pentax 55 - 300mm はさらにコンパクト化を計っていて好ましい。次の週末晴れたら、早速作例を撮影しに出掛けるとしよう。K20D の秒間 21 コマ連写機能を 300mm 望遠レンズと組み合わせたらどの様な写真が撮れるのか、期待大。

April 13, 2008 in Digicame Cabin | Permalink | Comments (0) | TrackBack

April 12, 2008

永遠の基本コンデジ、Canon IXY Digital 25 IS


  Canon IXY Old vs New 
  Originally uploaded by digitalbear.

アナログフィルムの時代、コンパクト・カメラの面白さを一番教えてくれたのは、Canon IXY だった。ひんやりとした高品質合金を鎧の如く身につけた、超小型サイズ(今から眺めると一回り大きめだが、アナログカメラとしては当時極小だった)の IXYは、常時携行カメラの代表格だった。そして21世紀に入り、IXY は順調にデジタル武装。コンパクト・デジタルカメラの王道を走り続け、2008年春、IXY Digital 25 IS というパッケージでリフレッシュ。1000万画素 CCD、Image Stabilizer (光学手ぶれ補正)機能を備え、アナログ時代から受け継がれた光学ファインダーも2.5 型液晶とともに装備する。前機種 IXY Digital 10 のスタイリングを基本に、優美な曲面デザインを各所に採用。モノとしての所有満足感をより高め、速写運動神経を一段と向上させて登場した。早速都内でスナップ撮影した作例は、こちらの flickr アルバムからどうぞ。

3型大型液晶搭載機が増える中、2.5 型液晶はやや小さく感じるものの、光学ファインダーを残した点は高く評価出来る。夕闇迫るシーンでの撮影は、光学ファインダーを利用すると顔、両手の3点 保持で安定し、手ぶれ軽減にもつながるのだ。フラッシュを炊いてはいけない美術館等でも、液晶を消灯した方が雰囲気をこわさずに撮影可能となる。

デ ジタル技術を活用した機能でも、メニューから「ピント位置拡大」を選択し、AF フレームを中央にしておくと、合焦した AF フレーム内の画像が拡大され、ピントの確認が出来る。マクロ撮影の時など、ピントを正確に合わせたい時には重宝する機能だ。PowerShot で採用されている、画像の中央を切り出す形で画質を落とさずにズームアップ可能なデジタルテレコン機能も搭載されている。当方が頻繁に使う ISO ボタンもアクセスしやすい上方向キーに割り振られた。White Balance や露出補正専用ボタンは無いが、「イージーダイレクトボタン」という4方向キー上のボタンにカスタム機能割当が可能なので、こちらに割り振るとショート カットで頻繁にアクセス出来る様になるので便利。

普段 Ricoh GR Digital II や R8 を活用していると、IXY Digital 25IS で画質的にこれは、という感動は無いのだが、1000万画素で必要十分な画像を再現してくれる。何よりこの筐体サイズは、常時携帯するには GRD2 / R8 よりお手軽だ。撮影機会があるかどうかわからない外出時でも、いつでも持ち歩く気になれるスナップカメラとしての安心感は25 IS ならでは、だろう。IXY シリーズは、当方にとって永遠のベーシック・コンデジである。

April 12, 2008 in Digicame Cabin | Permalink | Comments (0) | TrackBack

April 06, 2008

Pentax 16-45mm f4 ED AL を格安で入手


  Pentax K20D with 16-45mm f4 ED AL 
  Originally uploaded by digitalbear.

久しぶりに結婚式でのカメラマン役を担当して欲しい、という依頼を受けた。大学時代の同級生なので、ひと肌脱がねばなるまい、と当日の撮影機材を検討。結婚式では内蔵フラッシュだけでは心もと無いので、まずは AF-360FGZ という、ガイドナンバー最大 36 の外付けストロボを購入。レンズに関しては、セットになっていた 18-55mm AL II では少し物足りないなあ、と、とりあえずフジヤカメラを訪ねてみる。18-250mm の高倍率ズームレンズを買うか、と思っていたのだが、目にとまったのは 16-45mm ED ALレンズ。K10D / K20D の広角ズームとして推奨されているレンズだ。テスト撮影の結果は、こちらの flickr アルバムでどうぞ。

フジヤカメラ中古評価で ABマイナス、中の下評価で「中玉キズ品」という表示なのでいまひとつかな、と思ったのだが、店員さんに聞いてみるとメーカーから仕入れた、前ユーザーが いない新しいアウトレット品との事。K20D に装着してみると、中玉のキズによる画像への影響も無い。しかも定価の半額。これは買うしか、と早速手に入れた。明るさは f4 通しなので広角端では少し本体セットの標準ズームより暗くなるが、その分 16mm、つまりフルサイズカメラの 24mm 相当の広い画角が手に入る。しかも望遠端は f4 で明るくなるのである。

風景撮影を行ってみると、細部のレンズ描写は 18-55mm AL II より精細な印象。夜間撮影でも、望遠端が明るくなった分、機動力が増す。本日の結婚式、披露宴でもこのレンズが活躍。50-200mm レンズも持って行ったが、結局ほぼこのレンズ一本で撮影を済ませてしまった。

18-55mm AL II レンズと比較すると重量は増し、大柄になるが、K20D に装着した前後バランスは丁度良い。Pentax 標準ズームではこの他にも 16-50mm で f2.8 の明るさを持つ高品質レンズ、スターレンズもラインナップに有るが、重量は 200g ほど更に重くなり、価格も10万円以上に跳ね上がってしまう。2万円ちょっとで購入出来た 16-45mm f4、かなりお得感が高かったと言えよう。これだから、フジヤカメラの休日ブラウジングは止められない。お買い得な良い中古があれば即買うべし。非常に満足。

April 6, 2008 in Digicame Cabin | Permalink | Comments (0) | TrackBack

March 23, 2008

秒間 21コマ! Pentax K20D の高速連続撮影機能


  Pentax K20D  
  Originally uploaded by digitalbear.

秒間最大 60コマもの超高速連写が可能な Casio EX-F1 が話題になっている。この速度なら、野球のボールがバットでインパクトされる瞬間さえ写す事が出来るに違いない。1秒 1200 コマで撮影出来る動画撮影機能はもう「神の目の領域」に近い。(Casio のこちらのページにサンプル動画があるので御参照)非常に興味をそそる新ジャンルのデジカメだが、静止画撮影用カメラとしては、600万画素が上限となるのは少し残念。一方で、1460万画素で静止画撮影が可能なデジタル一眼レフ、Pentax K20D には、EX-F1 程の注目度は無い様だが、21コマ / 秒の連写を可能とする機能が備えられている。1 コマあたりの画素数は 1.6M に抑えられ、1536 x 1024 ピクセルの JPEG 画像が最大サイズだが、使ってみると普通の用途には十分実用的。昨日 Oakland Athletics 対巨人の MLB プレシーズンマッチを東京ドームで観戦した際に本機能を試してみたので、こちらの flickr アルバムを参照頂き度い。高速な投球でバットが折れて飛んで行く瞬間バッティングの瞬間に近い映像が、苦労無くスチル撮影出来ている。英語では "Burst Shooting" 機能と言う名称がついているが、頷けるものがある。

flickr のスライドショー機能はやや動作が遅いので実感がでにくいが、SD メモリーに画像ファイルが収まっているうちに連続撮影したファイルをカメラ本体で早送り、早戻ししてみると、秒間 21 コマの超高速撮影結果をコマを追って動画の様に見る事が出来て面白い。

し かし、まだ搭載されたばかりの機能故、万全とはいかない。あくまでおまけの機能と認識した方が良いかもしれない。例えばファインダーを除きながらこの機能 をオンにしても、撮影が始まるとミラーアップ状態(普通の高速連写と違い、電子的連写なので、都度ミラーの上げ下げがある訳では無い)で固定されるので、 ファインダーは真っ黒になる。この機能は、液晶画面を見ながら使わねばならない。液晶画面の話になったので脱線すると、Pentax K20D の唯一大きな欠点はライブビュー機能の使いにくさかもしれない。同時期発売の Sony や Olympus 等ライバル機種のライブビュー機能が高度化する中で、Pentax のそれはやや時代遅れ感がある。Pentax もコンパクトデジカメを多機種開発し、コントラスト・フォーカスのノウハウ移転も可能なはずなので、ミラーアップせずにライブビューを使える機能は備えて もらえると有り難い。

話を元に戻すと、高速連続撮影機能のもうひとつの問題点としては、シャッターを押してから実際に連写が始まるまでの 微妙なタイムラグがある事。野球の投打等、決定的瞬間が1秒以下となる場合は、ある程度予測しシャッターを前もって押す必要があるが、連続撮影枚数は最大 115コマ、つまり5秒強なので、かなり計算をして利用せねばならない。連続撮影した画像ファイルから、必要無いものを消す作業も一苦労。試行錯誤しなが らの撮影で、昨日は結局900枚以上のJPEG ファイル数の撮影となったが、失敗して必要無いコマはもうちょっとスムーズにまとめて消去可能な機能は必須と感じられた。

とまあいくつか 欠点もあるものの、オマケと割り切れば中々面白い付加機能。デジタル一眼撮影に慣れてくると、この様な仕掛けを利用せずとも決定的瞬間をマニュアルシャッター1コマ撮りで撮影 出来る(例えばこちらの写真は投球タイミングを測ってシャッターを押した、逆転長打の瞬間)様になるが、バットが折れて飛んで行く等意外な瞬間を連続して 記録出来るのは高速連写ならでは、だ。今回はコンパクトな Pentax 50 - 200mm ズームレンズで撮影したが、200mm f2.8 のより明るい Pentax スターレンズ等も使いたくなってしまう、面白いギミックだ。

March 23, 2008 in Digicame Cabin | Permalink | Comments (0) | TrackBack

Pentax K20D ファースト・レビュー


  Pentax K20D  
  Originally uploaded by digitalbear.

デジタル一眼レフは Nikon D300 + Tokina 35mm f2.8 の組み合わせをしばし好んで使っていたのだが、D300 ボディ Tokina 35mm レンズともに少しだけ大きいと感じていた。機能的には全く不満は無いのだが、フォームファクターとして「あとひとまわり小さければ」感があったのだ。Nikon D60 程のコンパクトさは求めないのだが、もうあと一歩小型化出来れば、持ち出し頻度がより高まるだろうと感じていたのだ。タイミング良く、Tokina レンズと同スペックの Pentax 35mm f2.8 Macro Limited レンズが3月半ば発売となった。"Limited" を冠するレンズ故高品質な仕上がり。そしてペンタックスの最近のデジタル専用レンズの例に漏れず、驚く程コンパクトな仕上がりなのである。価格.com の掲示板を見ても、同レンズの評判は上々の様だ。本レンズの良さを最大限引き出すには....と考えると、Pentax フラッグシップ機のK20D が最善なのだろうが、実はあまり注目していなかった。前機種の K10D のユーザーだったのだが、K20D では外観があまり変わらず、1460 万画素機となったもののマイナーチェンジだろう、と思い込んでいたのだ。しかし、調べる程に、K20D の機能は相当 K10D から機能がアップグレードされている事を理解した。悩んだ末、Nikon から Pentax にベース・プラットフォームを思い切って転換する事に。結果としては大満足。この組み合わせ、かなり理想に近い。テスト撮影した作例は、flickr のアルバムその1その2(Oakland Athletics vs 巨人プレシーズンマッチ)にて。1460 万画素が生み出す、アナログカメラの様な豊かな色調感が嬉しい。

D300 は Body 重量 825g、K20D は 715gと 110g 程度しか変わらないのだが、なで肩で丸みを帯びた K20D 筐体のせいか、ホールドすると随分コンパクトになった様に実感される。35mm マクロ・レンズの方は、重量はわずか 215g、Tokina の同等レンズから比較し本当に小さくなった。ひんやりとしたメタルの質感が素晴らしく、フードをレンズ内部に格納出来る機構も秀逸で、よくもまあこの小型サイズに収めたものだと感心させられる。花が美しい季節、人気レンズとなりそうな予感がある。

K20D は、最近 HOYA に買収を受けた刺激か、デジタル一眼レフに賭けるペンタックス技術陣の魂がこめられた様な「作品」とも受け取れる意欲作。1460万画素の CMOS、手ぶれ補正機構の内蔵、防塵/防滴構造。これで Body 20万円以上もするなら驚かないが、その半分強の価格で買える中/上級機としてはコストパフォーマンスが著しく高い。各ボタンの操作感も Nikon D300 並みにカチッと出来て居り、全体に質感がハイグレード。

スイッチ・オンすると、K10D と同様ゴトゴトッと手ぶれ補正ユニットを揺らす音と感触が伝わるが、眠れる野獣が覚醒する様な雰囲気があって、一度この感触を知ってしまうと他機種のゴミ 落とし電源オン動作が多少物足りなく感じられる程。Canon 40D や Nikon D300 ではキーンという音はするものの、ゴミ落としの方法が電子的なのか殆ど機械的な筐体揺れは感じられない。人により好みは別れるかもしれないが、この「アナログな起き 方」が Pentax らしい個性と言えるのかもしれない。当方はかなり好みである。

デジタルらしい電子的機能を積極的にフロントの機能として露出させている点も、Pentax 技術陣のポリシーが感じられて嬉しい部分。K10D で採用された ISO 感度優先の Sv、マニュアル設定した絞り/シャッター速度に応じて ISO 感度を調整する TAv モード等は、アナログ時代の常識を大きく変える機能提案として、引き続き K20D でも搭載されている。そして今回はそれに加えて、秒間21コマの連写(その際、画像サイズは 1.6M Pixcel に限定される)を電子的に可能とする高速連写機能も付加された。早速 MLB のプレシーズンマッチの撮影で試したが、この機能はまだオマケ段階ではあるが中々面白い。もうすぐ発売となる Casio EX-F1 の1秒60コマにはコマ数も画素も及ばないが、普通に使うには十分実用的であり、かつ静止画撮影は 1460 万画素の本格一眼レフの内蔵機能なので、EX-F1 のスペックに少し躊躇を感じている方には検討の余地があるかもしれない。高速連写機能の詳細は、この次のエントリーにて。

まだ使い始めたばかりではあるが、K20D には独自の魅力が満ち溢れている。Nikon D300 や Canon EOS 40D の様な血筋の良い中・上級一眼レフとは異なる、職人気質で、表面は真面目ながら中身はひと味もふた味も濃い、何か野性的な情熱を感じるデジタル一眼レフなのである。

操作していて不思議と頬が緩むのは、このすさまじい情熱が生み出した高品質さの反映なのだろうか。K10D から少々遠回りしてしまったが、再び Pentax の旗艦たる K20D に帰着した。本日現在、当方が所有するデジタル一眼レフは、これにより K20D のみ、となった。野球観戦を御一緒した高山さんも、本デジイチにかなり注目されている御様子。詳細は高山さんのブログにて。

March 23, 2008 in Digicame Cabin | Permalink | Comments (2) | TrackBack

March 08, 2008

Ricoh R8 で早春の高円寺を自転車散歩


  Ricoh R8 Test Photos 
  Originally uploaded by digitalbear.

気温が上がり、陽光に春の訪れが実感出来る様になった土曜日。リコー R8 をポケットに入れて、自転車散歩に出掛ける。目的地は隣駅の高円寺。ひとつ駅が離れているだけなのだが、訪れる度に新しい発見がある、ロックと古着と純情商店街のある街。今日のコースは、丸ノ内線・東高円寺駅の近く、蚕糸の森公園から環七を横切って JR 高円寺駅周辺へ。高円寺の緩いカフェでランチの後、散歩のゴールは中野で惜しまれつつ閉店した有名喫茶店の復活店へ。リコー R8 での散歩スナップは、こちらの flickr フォト・アルバムにて。(スライドショーの場合はこちらからどうぞ。)

蚕糸の森公園は、青梅街道沿いの蚕糸試験場の跡地。公園内には小さな池があるのだが、池の石の上で、春の陽を身体一杯に浴びようというのか「大亀の上に中 亀が乗る」という絶好の構図を発見(親子かどうかは不明)。早速 R8 の 200mm レンズでズーム・イン。しばらく見ていたのだが、中亀はずっと大亀の背中に乗ったまま。かなり気持ちがよいらしい。公園内の子供達のサッカーの試合 と梅の花を眺め、次は JR 高円寺駅方面へ。

高円寺南口の PAL 商店街裏通りの風景を R8 で切り取っているうちに、Zats Burger が経営するお洒落なカフェを発見。Zats は中野南口で創業した店なのだが、なぜか立ち寄った事が無く、隣町高円寺で佐世保バーガーを初体験。新鮮な野菜とジューシーな厚目のベーコン、そしてマヨ ネーズがてんこ盛りになったハンバーガーは、食べるのに一苦労ではあるが確かに美味しい。小規模な中野本店と比べ、高円寺のZats Burger Cafe は2階にも客席がある余裕のある広さで、シャンデリアの照明と黒基調のインテリアが粋。アップルタイザー皮付きポテトを添えて、ゆったりとした休日ハン バーガー・ランチを満喫出来る。

大型の職人芸バーガーで腹ごしらえし、小さな旅の終わりは PAL 商店街を南下、桃園緑道を越えたところを左折した路地にある米屋さんの地下1階。中野駅近くで惜しまれつつ閉店した老舗名曲喫茶「クラシック」(詳しくは 当方の過去エントリーを御参照)が、昨年11月、高円寺の地に名曲喫茶「ルネッサンス」として蘇ったのだ(同僚で20代ながら昭和文化を愛する若者、通称「昭和クン」からの情報)。入口 で400円のプラスチック・チケットを買い、暗い照明とクラシック音楽がタイムマシン的異空間を構成する店内へ。商店街を抜けた場所とは思えない、不思議ヨーロピアンな雰 囲気。床がきしむ様だった旧式建築の中野クラシックと比べると少しだけ平成らしくモダンになったが、インテリアは以前の雰囲気そのまま。椅子や机も大柄な 当方にはやや窮屈だが、この店らしい雰囲気を醸し出す重要な舞台装置のひとつ。オーケストラの音色に耳を傾けるうちに、暗闇の中うつらうつらと春の陽気に誘われ 舟を漕ぐ、そういう穏やかな昼下がりなのでありました。

最後になってしまいましたが、そんな春爛漫の散歩に丁度良いカメラが、Ricoh R8 なのです。