Canon EOS 6D、かなり気に入って使っている。フルサイズ・デジイチとしてボディが軽い事は勿論メリットだが、操作 UI がわかり易く洗練されている所が良い。直感的に、初日から迷い無く利用出来る。マニュアル類を読まずとも、ある程度カメラに慣れている人なら、殆どの機能を操作しながら使いこなす事が可能だ。内蔵 WiFi による画像転送も、PowerShot S110 同様の設定で利用可能で、かつ転送が安定している。iPhone5 へ写真ファイル転送をする事が多いが、リモートシャッターとして iPhone5 から画像を見ながらの撮影も可能だ。光学ファインダーが 100% 視野率では無く、画面の端に時々フレーミングしていないはずのモノが入る事、背面液晶を見ながらのピント合わせが遅い事は少々残念ではあるが、暗所に強い映像エンジンと AF、そして静音シャッター機能は、本カメラの利点として高く評価出来る。毎日使うフルサイズ一眼として、非常に快適なのである。事実、6D を導入してから、本来コンデジ派の当方も、6D 利用頻度が一番高い状況になっている。多少重くても持ち歩きたくなる魅力を、6D は備えている。そして SIGMA 35mm f1.4 DG レンズの高い描写力と美しいボケ味が、その魅力に拍車をかけた。デジタル一眼って、こんなに楽しいものだったのか、と久しぶりに思い出させてくれたのだ。