December 19, 2010

Pentax K-r にも最適ズームレンズ、DA 18-135 f3.5-5.6 ED AL


Pentax K-r + DA 18-135 f3.5-5.6 ED AL
Originally uploaded by digitalbear.

Pentax DA 18-135 f3.5-5.6 ED AL DC WR は、Pentax K-5 にレンズキットとして同梱される、新開発のズームレンズ。35mm フルサイズ換算で、約28mm の広角から、約 200mm の望遠までカバーする。以前 K-5 を Pentax Forum で見ていたところ発売前だった本レンズが装着されていて、その小型軽量さに感銘を受けたのだが、実はこのレンズ、単体でも発売されている。より Body が小型軽量な K-r との相性も良いのではないかと組み合わせてみたところ、K-5 装着時より多少前面の迫力が増すものの、悪く無いバランス。K-r との組み合わせでの総重量は、約 1kg。これ1本装着していれば、他の交換レンズを持ち歩かずに撮影画角の殆どをカバー出来るという、軽量装備への貢献は大きい。早速手に入れ、いつもの被写体での作例写真撮影を実施。非球面レンズを多用した本レンズ、想像より描写もキリリとしていて好感触。作例は、こちらの flickr set から御覧頂きたい。少し大きめ写真のスライドショーによる作例表示は、こちらからどうぞ。


WR (簡易防滴)構造となっているので、K-5 と組み合わせれば Body ともに小雨下での撮影を問題無く行えるが、さすがに K-r はそうでは無いので、その点は宝の持ち腐れになってしまう。しかし、役立つのは WR シリーズの特徴でもある、レンズ側面を覆う、広くて細かいラバーグリップ形状。多くのレンズを手にして来たが、WR シリーズの外装は本当に持ち易く、滑りにくい。安定した撮影ポジションを構築する上でも、実はポイントとなる点である。

18-135mm と望遠側がそれなりにある高倍率ズームなので、望遠撮影時にはレンズ全長はかなり長く伸びる。しかし、普段持ち歩く広角ポジションにすると、少し太めだがコンパクトサイズになり、携行には非常に便利である。

AF 速度も、なかなか速い。これならスポーツ撮影でも十分使えるはずだ。K-r では、当方は中央1点のみを AF ポイントに設定して利用している。広角から望遠までの全域で、最短撮影距離が 40cm というのも本レンズの利点。フルサイズ換算 200mm 望遠時にも、被写体にかなり寄れてしまうので、花やペットの撮影でも重宝するはず。

開放 f 値が 3.5 なので、夜間撮影での実力はどうかと心配したが、K-r では ISO 1600 でも新宿夜景写真の作例写真の通り、鑑賞に耐える。K-x でもそうだったが、感度の高い CMOS は、K-r にも伝承されている様で安心した。ノイズ除去機能も向上しているのだと思うが、夜景で望遠 200mm (換算)、手持ち、という状態でもサクサクと撮影を行う事が出来た。

この冬初めてデジイチとレンズを購入予定だが、出来るだけ軽量、出来るだけコストダウン、出来るだけ1本のレンズで多くのニーズを満たしたい、というユーザーには、K-r ボディ + 18-135mm のコンビは、使った実感からもお勧め出来る組み合わせであると思う。お店を選んで購入すれば必要金額は10万円ちょっと。K-5 レンズキットで購入する場合と比較し、トータル支払い額は約 2/3 で済む。望遠が少し足りない標準ズーム・キットを購入し、運動会の時等にあわてて望遠を買い足す位なら、最初からこのレンズを選択するというのも、一つの考え方である。総合携行重量で、圧倒的なメリットを出せる1本だ。

December 19, 2010 in Digicame Cabin, Pentax K-r Cabin | Permalink | Comments (0)

December 18, 2010

Pentax K-r と軽く明るい DA 35mm f2.4 ALレンズ、ファーストレビュー


Pentax K-r + DA 35mm f2.4 AL
Originally uploaded by digitalbear.

Pentax K-r の前機種、K-x は以前保有していたのだが、比較的すぐに手放してしまった。最大の理由は、AF 合焦ポイントを、光学ファインダー内で確認出来なかった事。背面液晶では確認出来るのだが、光学ファインダー側では AF がヒットしたポイントで LED 点灯が無く、「被写体のどこに AF が効いているのかわかりづらい」状況があったのだ。しかし、新機種 K-r ではその点が完全に改良され、光学ファインダー側でも赤色 LED で合焦点が表示される様になり、それ以外にも多くの新機能が投入された。カラーバリエーションの豊富さで、エントリー層にアピールする Marketing が中心の K-r だが、ある程度カメラをわかった人でも面白いと思える機能がてんこ盛りで、かつ装備重量が非常に軽く済むところがまた、 K-r の身上である。本体も電池込み 600g だが、新レンズの 35mm f2.4 も重量わずか 124g。レンズもつけて 750g 以下で持ち運べるのは腰が弱い人には嬉しい点だ。以下の作例写真を御覧頂きながら、このカメラの特筆すべき点についてお話ししたい。まずは、カメラ内蔵デジタルフィルターによる様々な画像編集効果も確認頂ける K-r 作例を flickr set から御覧あれ。(やや大きめ写真でフィルター効果を次々に確認頂けるスライドショーは、こちらからどうぞ。)


11点測距の AF をエントリー機種で揃えて来た事も評価出来るが、量販店店頭で本カメラを試していて更に驚いたのは背面液晶を利用した Live View が上級機種 K-5 の使用感と変らず革新的である事。Nikon, Canon の上級機種と言えども、コントラスト AF による背面液晶利用撮影のスピードは、AF が非常に遅い事が多いのだが、K-5 ゆずりの K-r のライブビュー撮影は実に快適。シャッターボタン、または背面右上の AF ボタンを一押しすると、合焦点がズームアップされ、即座に AF が効いて、ズームアウトする。この流れが実に自然で、高速。このライブビューを体感すると、他の方式が前時代のものに思えてしまう程だ。K-5 だけでなく K-r にも本機能を搭載した事に、驚くとともにメーカーとして勝負に出ている姿勢を強く感じた次第。これは支援せずにはいられない。(ということで買いました。)

K-x と比較して、他にも嬉しい点は多い。充電池が最初から付属している点も高評価。これまで Pentax のエントリー機は単三電池対応が基本で、本機も勿論単三での駆動も可能なのだが、4本も単三電池を入れるとせっかく軽い body 重量が大きく増加してしまう。充電池であれば軽くて済むし、しかも単三でも駆動するのでいざ充電池が放電してしまっても、コンビニで単三電池を購入すれば使い続ける事が出来る(その為には別途、単三型電池ホルダーを追加購入する必要はあるのだが)。

デジタルフィルターも、K-x と比較すると機能豊富になっている。当方が以前から気に入っている水彩画に加えて、白黒のデッサンフィルターがあったり、トゥインクルという名称の光芒を作り出すクロスフィルターに、ハート音符マークの光芒が加えられたり。軽いフィルターは撮影時からかけて、重いフィルターは後処理で再生画像を編集する方式は変らないが、これも K-5 に匹敵する面白い機能である。

それ以外にも、まだ利用していないのだが、おそらくデジイチ初の赤外線通信機能を利用した「通信型写真対戦ゲーム」まで内蔵している。汎用規格の赤外線通信機能を内蔵しただけでなく、メニューから「フォトチャレンジャー」機能を呼び出すと、選んだ写真の EXIF データから生成されるパラメーターで対戦が出来るというのである。それにより、どの写真が「最強か」を決める、仁義無き戦いが繰り広げられる事になる。他の K-r ユーザと一度対戦してみたくなる、口コミの起点にもなるユニークな機能だ。ゲーム性はともかく、K-r を持っている同士の話のきっかけになるところが秀逸なギミックである。そのうちに K-r フォトチャレンジャー全国大会が幕張メッセで開催される事になるのであろう。w

最後に、DA 35mm f2.4AL レンズ。軽い Body に似合う、カスタムペイントも可能な小型レンズで、大きさと外形は DA35mm マクロレンズに似ているが、プラスチック製で超軽量だ。フードは内蔵されていない。2万円ちょっとの低価格標準レンズだが、レンズ前面の SP コーティングも有り、f2.4 開放絞りでのボケ具合も作例の通りなかなかのもの。デジタル時代の新スタンダードレンズとして、十分な役割を果たしてくれそうだ。

K-5 のレンズキットにもセットになっている、18-135mm ズームも小型軽量で、K-r と組み合わせても総重量は 1kg 程度。単焦点の標準レンズ一本、ズームレンズ一本を揃えるだけで、かなり幸せになれそうだ。年末、初デジイチを購入するエントリー層に、そして普通のデジイチに飽きてデジタルならではの新機能を試したいハイアマチュア層にも、強いアピール力を持つ1台であると感じた次第。Pentax / Hoya 、頑張ってますな〜。

December 18, 2010 in Digicame Cabin, Pentax K-r Cabin | Permalink | Comments (0)