August 20, 2010

Sony NEX-5 とライカマウントレンズ : Voightlander Ultra Wide-Heliar 12mm f5.6 Aspherical II


Sony NEX-5 + Ultra Wide-Heliar 12mm
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夏休み最終日、中野フジヤカメラで掘り出し物を見つけてしまった。比較的新しいので中古の玉数が少ない Voightlander Ultra Wide-Heliar (UWH) 12mm f5.6 Aspherical II15mm f4.5 の Super Wide-Heliar を持っていたので目が向いていなかったレンズだが、造形美に惹かれて購入を決意。使用頻度が激減しているカメラ・レンズと引き換えにキャッシュを使う事なく、新品同様 A グレード品を手に入れる事が出来た。カメラ・リサイクル・エコノミー、今のところは順調に回っている。実際に利用して驚いたのは、焦点距離は換算 18mm の超広角、開放絞りは暗めの f5.6 でありながら、スナップ・レンズとして非常に使い易い事。焦点距離を 1m に合わせると、最短距離の 0.5m から無限遠までピントが合うので、パンフォーカス・レンズの様に利用出来る。面白い撮影シーンに出会う事が多い街中スナップ向きのレンズである。魚眼レンズではないので、歪みも殆ど無い。開放絞り f5.6 ではあるが、夜景撮影でも力を発揮してくれる事もわかった。暗所に強い NEX-5 との相性が良いのかもしれない。気がつくと短時間に100枚以上を撮影していた。作例写真は、こちらの flickr set を御参照。やや大きめ写真のスライドショーは、こちらからどうぞ。

旧型 UWH レンズが一回り小さかったので、取り外せない金属製フードの本レンズは NEX-5 に装着するとやや大きく見える。外観はクールなのだが、全体的なコンパクトさは損なわれてしまうので、小型指向の方は旧型を探した方が良いかもしれない。しかし、新型はアダプターを使う事なくフィルターを装着出来る。これはプラス点である。

作例を見ながら、以前愛用していた、Contax G 用の 16mm f8 Hologon レンズの事を思い出した。Hologon の外観はずっと薄く、さらに美しいスタイルだったが、UWH の換算 18mm 超広角で 121 度をとらえる画角は、 Hologon レンズ的面白さをデジタル画像で再現してくれる。

NEX-3/5 用 Eマウントレンズ 16mm f2.8、換算 24mm の描写では物足りない、と感じる方には、マウントアダプターで是非試して頂きたいレンズである。当方としても、街歩きには当面重宝するレンズとなりそうです。

August 20, 2010 in Bear's Leica Mount Lens, Sony NEX-5 | Permalink | Comments (0)

August 19, 2010

Sony NEX-5 とライカマウントレンズ : Voightlander Nokton 50mm f1.5 Aspherical (L)


Sony NEX-5+Voightlander Nokton
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M マウントレンズで 50mm f1.5 と明るいレンズとしては、Carl Zeiss C Sonnar を以前愛用していて、レンズのコンパクトさとともに抜けの良いシャープな描写と、机上の被写体を浮かび上がらせてしまう様な薄い被写界深度を気に入っていた。しかし、micro 4/3 カメラで使っていたため、換算焦点距離が2倍の 100mm 中望遠レンズとなってしまい、今ひとつ出番が少なく、手放してしまっていた。Sony NEX の E-mount なら、50mm レンズは換算焦点距離は 1.5 倍、つまり 75mm の、ポートレート用に丁度良いレンズとなる。そこで再度購入しようと優良中古を探していて、その前にこのVoightlander Nokton 50mm f1.5 Aspherical レンズ(生産中止)に出会った。大きさが C Sonnar より一回り大きくなるのでためらいもあったが、NEX-5 に装着するとバランスは悪く無い。むしろフォーカスリングが太い事で回し易く、中古価格的にも C Sonnar の半額程度という事もあって手に入れる事にした。Nokton の本領を発揮出来る夜景を中心に試写したが、悪く無い。画像のキレと全体的な明るさは C Sonnar が良い気もするのだが、Nokton の落ち着いた発色も好みである。作例写真は、こちらの flickr set から御覧下さい。(やや大きめ写真のスライドショーを御覧になる場合は、こちらからどうぞ。)

Nokton が C Sonnar より良いな、と思った点は、フォーカスリングの回し易さに加えて、絞りリングの動作が軽快である点。あまり大きな負荷をかける事なく、クリクリと動く絞りは非常に具合が良い。L レンズなので L-M アダプターが必要とはなるが、最近はほぼ常用と言って良いほど、NEX-5 を連れ出す場合にはこのレンズを装着している。

f1.5 の明るさは、フォーカシングの行い易さ、にも直結する。このレンズは、開放絞りのピントは浅いが、NEX-5 の MF アシスト機能と組み合わせでピントの山は比較的見つけ易い。マニュアルフォーカスのレンズを使う時に、開放の明るさは大変重要だ。夜景撮影でも有り難い部分である。3万円弱で、この描写が出来る優良中古レンズを手に入れる事が出来る。NEX-5 レンズアダプター沼の底は、まだまだ深そうだ。

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July 19, 2010

Sony NEX-5 とライカマウントレンズ : Voightlander Super Wide-Heliar 15mm f4.5


Sony NEX-5 + Voightlander SWH
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NEX-5 用レンズ、Sony純正 E マウントレンズ2本と、Leica M マウントアダプター(三晃精機)を介して 35mm レンズを2本、合計4本で使って来たが、そろそろスナップ写真用に小型の広角レンズが必要となって来た。中古レンズを物色しながら出物を探していたが、18mm / 21mm の Cosina Carl Zeiss レンズは中古でもそれほど安くはならない。しかし本日、新宿の Map Camera 地下で、Voightlander Super Wide-Heliar (SWH) 15mm f4.5 の型落ち L マウントレンズが、廉価で売られている事を知った。新型 SWH は M マウント化したが、レンズ自体も大型化してしまい、ちょっと残念に思っていた所だったので好都合。しかも、マウントアダプターの銀色にお似合いのシルバー色の新品在庫があるとの事。早速利用頻度が落ちたレンズとカメラを放出して、SWH を手に入れた。以前黒色の SWH を所有していたが手放してしまって、これが二台目の SWH となる。Sony NEX-5 には初めて装着したが、小型レンズでボディとのバランスも絶妙である。リングに刻みが入ったデザインは、マウントアダプターのデザインとも共通でマッチしている。本日早速撮影した作例は、こちらの flickr セットにて。(やや大きめ画像のスライドショーは、こちらからどうぞ。)

15mm レンズは、NEX 上では 1.5 倍の換算 22.5mm となる。広角レンズとしては、16mm E レンズの換算 24mm に近く、使い勝手の良いレンズだ。開放 f 値は 4.5 だが被写界深度が深いので、パンフォーカスレンズの様に使えるところがミソだ。2m 位のフォーカス位置にセットしておけば、開放 f4.5 でも約 1m - 無限遠までほぼピントが合うので、クローズアップ撮影の時以外は焦点合わせの労力が要らない。NEX-5 の様に小型でスナップに向いたカメラでは、マニュアルレンズでありながらフォーカシングの手間が必要無くなるのは非常に便利である。

本レンズのクセとして、開放 f 値で明るい空をバックに撮影すると、周辺部に紫色が出る場合がある様だが、これは絞りを調整する事で回避出来そうである。もう少しそのあたりは研究してみよう。

購入前の予想通り、街撮りでは C-Biogon 35mm より、焦点合わせが必要無い分、軽快に使える。気になった風景を、パンフォーカスで自在に切り取って行く。f4.5 から始まる、コーティングもしっかりしたレンズなので、太陽が眩しい夏日でも、太陽光の反射を最小限に抑えてくれるのは有り難い。

レンズ前面が球状で、フィルターを装着出来ない形状故レンズは剥き出しなので扱いにはそれなりの注意が必要だが、トータルなデザインも美しく、愛着が湧くレンズである。

July 19, 2010 in Bear's Leica Mount Lens, Sony NEX-5 | Permalink | Comments (0)

July 03, 2010

Sony NEX-5 とライカ M マウントレンズ : Carl Zeiss C-Biogon 35mm f2.8


Sony NEX-5 + Carl Zeiss C-Biogon
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Sony E - Leica M マウントアダプターで繋がる NEX-5 と Leica レンズ、第二回は Cosina 製 Carl Zeiss T* コーティングのコンパクト・レンズ、C-Biogon 35mm f2.8。先にレビューした Leitz Elmar 35mm f3.5と比較し、焦点距離は同じで換算 52.5mm と標準レンズ相当だが、開放絞りは f2.8 と明るくなる分、レンズ径も多少大きくなる。しかしそれでも、NEX-5 の広角単焦点レンズ E 16mm f2.8 より口径は小さい。(レンズ長は C-Biogon の方が長くなるが)

C-Biogon は Cosina が各種開発している Biogon レンズの中でもコンパクトサイズで、35mm の他にも 21mm があるのだが、まずは標準レンズ相当の 35mm のテストから。作例写真は、こちらの flickr set 御参照。(大きめ写真のスライドショーは、こちらからどうぞ。)
Sony といえば Carl Zeiss レンズの長期ライセンシー。最近登場する交換レンズは自社製 G レンズが増えて来ている様だが、NEX に組み合わせるには Carl Zeiss ブランドの方がしっくり来るから不思議である。Panasonic が担ぐ Leica ブランド・レンズよりもマッチする事は無論そうなのだが。

作例写真の通り、本レンズのボケ味は大変素晴らしい。暗所でのボケも綺麗な円形になる。先の中古 Leitz Elmar と比較し設計やコーティングも新しいので、発色も深みを感じる仕上がりとなっている。マニュアルレンズの中では NEX のオフィシャル標準レンズ、と呼びたくなってしまう程、カメラボディとのバランスも良い。(兄貴分の Biogon 35mm f2 を装着すると、レンズ長がもう少し間延びしてしまうのである。)

f2.8 の明るさで、焦点合わせも f3.5 の Elmar より楽に出来る。普段使いには、これが良い、と思わせてくれるレンズなのである。金属外装の高い質感も所有満足感につながる。

Sony NEX にはボディ手振れ補正が内蔵されないので、夜間撮影が f2.8 で厳しいのでは、と思ったが、それを補う機能として「手持ち夜景」撮影機能(NEX のシーンモードのひとつ)を活用出来る。6枚の映像を高速連写して、それぞれの映像を自動補完するのだが、数枚撮影してみてその効果は HX5V 同様になかなか使えるという事がわかった。野良猫の写真等は、手持ち夜景機能が無ければ相当暗い場所だったので撮影不可能だったと思われる。

以上の通り、なかなかに素晴らしい NEX-5 と Leica マウント・マニュアルフォーカスレンズの組み合わせなのだが、連続して二度落ちる様なフィーリングのシャッター音にだけは、未だに違和感を感じる。中上級機として登場が噂される NEX-7 では、是非そのあたりの改善をお願いしたい。


 尚、次のレビュー・プロジェクトとして、C-Biogon の美しいボケ味を活かした動画撮影のテストも行いたいと考えている。頭部に NEX 用のステレオマイクロフォンを装着し、金属グリップを底部に取り付けると、NEX-5 はユニークな動画撮影仕様に早変わり。こちらの写真を参照頂き度い。

July 3, 2010 in Analog Camera Cabin, Sony NEX-5 | Permalink | Comments (0)

Sony NEX-5 とライカ M マウントレンズ : Leitz Elmar 35mm f3.5


Sony NEX-5 + Leitz Elmar 35mm f3.5
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世界最小クラスの APS-C CMOS レンズ交換一眼システム、Sony NEX-5 と三晃精機マウントアダプターと組み合わせた Leica M Mount レンズ・レビューの第1回目は 1930年 - 1950年にかけて発売されていた Leica 製オールドレンズ、Leitz Elmar 35mm f3.5から。(正しくは Leica L マウントレンズだが、L-M アダプターで M マウント化して使っている。)正確な製造年はわからないが、2010年発売の Sony NEX よりは、60歳以上年上のレンズ、という事になる。中古品としてはそれほど程度は高く無い B-C クラスで購入したものなので、レンズ内曇りも有り、撮影現場の光線状態によっては、特に f3.5 開放絞りで多少ぼやっとした写りになってしまう。しかしある程度絞って撮影すると、単焦点らしいシャープな画像を結像してくれる、侮れないレンズでもある。レンズサイズは超小型でありながら、ヒヤリとする金属の重量感が有る事も嬉しい。年齢60以上とはいえ、今でも十分現役で活躍してくれる、機動的な 35mm レンズだ。早速撮影したサンプルは、こちらの flickr set から御覧下さい。(やや大きめ写真のスライドショーは、こちらからどうぞ。)

Micro 4/3 のプラットフォームでは、70mm 中望遠の換算焦点距離になってしまう為、スナップ写真主体の当方の使い方ではそれ程出番が無かったレンズだが、Sony NEX との組み合わせでは、換算 52.5mm の標準レンズになる為、活用機会が増えそうである。開放 f 値が 3.5 から、ということで、焦点合わせはそれほど明るく無い液晶画面上で行う必要が有り、その点は注意が必要である。

日中、曇天で撮影すると、f3.5 開放絞りでもそれなりのボケ味を見せてくれる。絞り調整は前面のレンズ外周の小さなレバーで行う必要が有り、操作感が良いとは言えないが、これが Elmar 35mm L の味でも有り、それを楽しむ姿勢が大切である。

エントリートップに置いた写真の、iPhone4 との対比で、このレンズ交換カメラシステムのサイズがいかに小さいか、おわかり頂ける事だろう。金属レンズで見かけより重量感がずしっとあるが、文字通り「手のひらに収まる」常時携行用スナップシステムとして、重宝する組み合わせである。

July 3, 2010 in Analog Camera Cabin, Sony NEX-5 | Permalink | Comments (0)

Sony NEX-5 と Leica M レンズで極小一眼システムを構成する、職人芸マウントアダプター


Sony E - Leica M Mount Adapter
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精密で高性能で極小。最新デジタルカメラ開発の方向性は常にその三要素が交わる中心点に向かって突き進んでいる。デジイチのダウンサイズが著しい昨今、更なる小型/高性能化を求めるエッジ集団はまず、マイクロ・フォーサーズ規格カメラに特殊なマウントアダプター経由で Leica M マウントレンズ(当方のオールドレンズ纏めレビューはこちらのエントリー御参照)、Olympus PEN 用オールドレンズ、本来ムービー撮影用の C マウントレンズといった超小型交換レンズを装着する方向に突き進んだ。その結果、エッジ・ユーザーが集う趣味人の店、中野フジヤカメラ1階では、Micro 4/3 用アダプターや 4/3 中古/新品カメラの陳列棚が店入口に近いより良い位置に移動する等の変化が顕在化しつつある。(同店のマウントアダプター在庫は異常な程豊富かつ全て実際に装着して試せるので、エッジな方は是非訪問頂き度い

そして、新しい流れは6月初旬、Sony NEX-3/5 の登場。カメラボディはより小型化され、一方で CMOS サイズは APS-C とやや大きくなった。これにより、従来の Micro 4/3 ではレンズ焦点距離が換算2倍(例えば、35mm レンズは 70mm 換算)となっていたところが、APS-C に対応して 1.5 倍で済む様になった。特に広角側で、15mm レンズが換算 22.5 mm で、35mm レンズが換算 52.5 mm の標準レンズとして使えるというのは嬉しい。

それを可能とするのが、Sony E マウント(NEX-3/5 カメラの新マウント名称) と小型レンズをブリッジするマウントアダプター群だ。マウントアダプターメーカー各社により開発が進んで来たが、まずは三晃精機から第一弾となる Leica M マウント対応アダプターが発売された。

同社製アダプターは、職人の手による工芸品、と表現したくなる美しさ。工作精度の確かさは勿論だが、Swarovski のクリスタル装飾もあり、好みの色を注文時にオーダー出来る。現在のところ通販でしか買えない様だが、先進デザインの NEX ボディにもベストマッチなので、Leica M マウントレンズ所有の方には強くおすすめしたい。

少しキツめのレンズ、マウントフィッティングだが、緩めに出来ていてぐらつく様なアダプターよりずっとしっかりと出来ている。マウント色はシルバー、ブラックの二色で、当方所有の NEX は黒色なのだが、マウントの色にあわせてシルバーを選択した。

実際にレンズを装着してみると、この組み合わせは、小さいが濃密に凝縮された質量を感じさせるずっしり感を併せ持つ。所有満足感も極めて高い。この小型パッケージなら、これまで Micro 4/3 ですら携行しなかった様な日常のシーンで、常時携行する事も可能となるだろう。交換レンズシステムに対する概念を一変させる程のインパクトを持つ、極小一眼システムが完成してしまった。この宝飾品のブレスレットの如く美しい光を放つマウント・アダプターのお陰で。

そして、実際の利用レビュー。数百枚をテスト撮影し、意外だったのは、NEX と MF (手動フォーカス)レンズの組み合わせの撮影は、事前の想像程悪く無かった事。メニュー→セットアップの設定から、MF アシストをオンとし、レンズなし時のレリーズを許可すると、これで設定は完了。

後は撮影モードを A (絞り優先)とすると、レンズ側で設定した絞りに応じてシャッター速度が自動決定される。四方向キーを兼ねたダイヤルキーの下方向を押し下げると、露出補正もダイヤル操作で行える。しかし、もっと面白いのは M (マニュアル露出)モード。この撮影モードにすると、レンズ側で絞りを決めた後、ダイヤルキーを利用してシャッター速度を決定する。液晶下部の表示から、露出の +/- をデジタル表示で正確に把握出来るのである。

MF アシスト機能は、背面の3ボタン中の下のボタンを押す事で即利用可能。一度押すと7倍、もう一度押すと14倍の画面拡大モードとなるので、手動による焦点合わせも問題無く行える寸法だ。

NEX と Leica M レンズの組み合わせ、当方がまず試したのは標準レンズとして使える、35mm レンズ。Cosina Carl Zeiss C-Biogon 35mm f2.8 と、Leitz Elmar 35mm f3.5 を装着した。それぞれのレビューと作例写真は、この次のエントリーを御参照頂き度い。

いやしかしこのアダプター、素晴らしいです。M8 や M9 を持っていなくても、ライカ M マウントレンズの味を、超小型システムで堪能出来ます。アナログレンズ一眼デジカメ、ここに極まれり。

July 3, 2010 in Bear's Leica Mount Lens, Sony NEX-5 | Permalink | Comments (0)

June 27, 2010

Sony NEX-5 携行性抜群だが、評価が難しいカメラ


Sony NEX-5 body and lenses
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購入してからレビューを書き始める迄にこれだけ時間がかかったカメラも当方としては珍しい。Sony NEX-5 は新基軸のカメラ故に、ハイアマチュア向けデジイチと比較すると足りない点が多く見つかってしまうのだが、コンパクトデジタルカメラからの正常進化、と考えるとプラス点が多い。どちらの視点で入るか、で、恐らく評価が二つに分かれてしまうカメラなのだ。当方カメラ仲間はハイアマチュア系の方が多いので、どちらかというと否定的なコメントを頂く事が多かったのだが、出来るだけフラットな視点から評価してみたい。とりあえずは恒例の、作例写真から。ダブルレンズキットなので、両方のレンズで撮影している。16mm f2.8 レンズには、魚眼アダプターも時々装着して撮影。その作例はこちらからどうぞ。(スライドショーは、こちらから。)18-55mm f3.5-5.6 標準ズームレンズの作例は、こちらからどうぞ。(スライドショーは、こちらから。)いずれの作例を見ても気付かれると思うのだが、安価なキットレンズの性能は発展途上。このカメラの本当の実力は、今後登場する新レンズ群や、Leica Mレンズとのマウントアダプター利用による組み合わせで発揮されると考えている。

レンズは、少し描写が甘い気がする。日中の撮影でも、夜間の撮影でも、単焦点/標準ズームそれぞれにキリッとした描写となるケースが多くは無い。しかし、価格を考えると、それは仕方が無い所なのかもしれない。勿論、APS-C と大きな CMOS なので、コンデジを長く利用して来た、全くデジタル一眼を利用していないユーザー視点からは、撮影写真を拡大した時の Detail の写り込みは、尋常で無く感じられるだろう。普通に使えば、普通に撮れる、そういうレンズがまずは装着されている。

本体を超小型化した分、レンズは相対的に大きく見える。しかし、光学手振れ補正機能を内蔵しているズームレンズには、かなり小型化に苦労してデザインされた様子が伺える。外装の質感も素晴らしく、単焦点レンズ好きの当方としては 16mm を多用するつもりだったのだが、最近は標準ズームを装着して外出する頻度が高くなっている。

設定変更を行うボタン類は右手親指で操作出来る範囲に集中、シンプルで潔い。携帯電話や、コンデジを多用していたカメラ初心者なら、あまり迷わずに使える事だろう。一方で、撮影設定を度々変更するハイアマチュアから見ると、一番不満を持つのはこのボタンの少なさ、だ。WB の変更ひとつでも、階層深く入らねばならず、カスタムボタン設定等も無い。中/上級ユーザーは、このあたりで NEX の購入を見送るケースが多い様だ。

しかし、基本的にオート設定で撮る、コンデジより Detail が写るスナップ機、と位置づけてしまえば、あとはシャッターを押すだけだ。シャッター音も独特で、普通のデジイチのシャッターを二回切った様な音が、一度のシャッターで表現されている。このあたりも好き嫌いが分かれる所だろう。このシャッター音には、当方も購入し3週間程が過ぎたが、未だに慣れる事が出来ていない。

スナップカメラとして便利なのは、液晶を上下にチルト出来る機構。小型筐体で良くぞここまで、という位、液晶は自在の角度に設定出来る。ローアングルでも、ハイアングルでも、輝度が高く美しい液晶とともに使い易い。下位機種の Cyber-shot への搭載もお願いし度い位の便利な仕組みである。

Cyber-shot HX5V で当方が多用している「手持ち夜景」機能や「スイングパノラマ」機能を、APS-C の大型 CMOS で実現している点も評価出来る。さらには、Sony αの上級機譲りの機能として、オート HDR 機能も有り、これは今後作例を増やして行きたい所である。(オート HDR を使わないノーマル撮影作例はこちら。)

以上の通り、ノーマル状態では、超小型軽量である点以外は、レンズ品質に基づく画質でやや満足しきれない部分があり、そこそこの評価となってしまう NEX-5 なのだが、当方が期待しているのはもうすぐ到着する Leica M マウントアダプターとの組み合わせ。マイクロフォーサーズでは焦点距離が2倍になってしまった Leica レンズが、NEX の APS-C の CMOS との組み合わせでは、1.5 倍の焦点距離で利用可能となる。35mm 広角レンズが、ほぼ標準レンズとして利用出来る様になるのは嬉しい限り。マウントアダプターの到着を待って、再度評価してみるとしたい。世界最小サイズボディで、Leica M マウント交換レンズを利用可能なデジタルカメラシステムが、もうすぐ完成する。

June 27, 2010 in Digicame Cabin, Sony NEX-5 | Permalink | Comments (0)