AH-K3001V を使って1週間が経過。PC 用のフルサイズの Web を、処理速度は限られるものの PHS で読めるという喜びは持続しているが、人間やはり贅沢なもの。1週間も経つと、いくつか不満な部分にも目が向く様になる。アドレス帳の不具合とやらは Kyocera がダウンロードで Firmware Update を用意してくれたので、これは問題が顕在化する前に解決して良かったが、その他に気になる点は、これは PHS だから仕方無いのかもしれないが、かなり少ない本体メモリのデータフォルダ容量。写真を数枚撮るだけですぐに一杯になり新しい記録が出来なくなる。モブログに Upload したらすぐにデータ消去、を実践する他無い。カメラのノイズも、暗い場面ではかなり目立つ。カメラ設定 menu もやや貧弱。とまあ、カメラまわりが目についてしまう。そこで、今日はちょいとカメラ機能の部分を強化。11万画素 CMOS はいじり様が無いので、画角を変えてみる。新宿量販店の携帯電話アクセサリ売場で発見したのが、0.5 倍広角、2.0 倍ズームを実現する携帯電話向けワイド、テレ用コンバーターレンズ。昨年から発売されていたらしいのだが、気づかなかった。デジタルズーム機能すら無い AH-K3001V の携帯カメラも、こうしたアクセサリがあると少し面白く使える様になる。
なにしろひとつ2千円もしないオプション製品なので、普通のデジカメ用のコンバータレンズの精度を期待してはいけないのだが、プラスチッキーで軽いのは利点。当方はかつてデジカメ専用広角コンバータを無理矢理携帯電話に接続し、使っていた時期もあったのだが、さすがにこれは重量バランスが悪かった。今回のものは、レンズもかなり小型なので画質が非常に良い訳では勿論無いが、Toy チックな外観よりは思いの外使える、という印象。作例をMoblog にいくつか Upload したので、こちらで御確認を。
作例写真でもわかる通り、広角はなかなか使える印象。一方で、望遠は画面の四隅にケラレが生じる。ちょうど天体望遠鏡で撮影している様になってしまうのは御愛嬌。(デジタルズーム機能のついた携帯カメラでは、このケラレを解消することが出来るらしい。)工夫されているのは、このコンバージョンレンズを携帯カメラに装着する際、指先でレンズを仮固定し易い緑色のラバーパッドがついている部分。これなら、撮影時にレンズ位置を安定させる事が可能だ。
AH-K3001V のブラウザは良いんだけど11万画素のカメラ機能の貧弱さがねぇ、と考えていた方は、こういう拡張を加えるのも、手かもしれません。