Nikon COOLPIX S10 を利用開始してから約1ヶ月が経過。この間、現在複数台所有するデジタル・コンパクト・スチルカメラの中では、S10 が最も稼働回数が多いデジカメとなった。Digital Photography Review という、海外の人気デジカメ評価サイトの S10 掲示板からリンクが張られ、当方の flickr 作例アルバムの PV も1400以上に。本機の良さは、これら作例を見て頂ければ良くお解り頂けると思う。発色、ピント精度、解像度が 600万画素のコンパクトと思えない位良いのである。こんな風に感じているのは自分だけだろうか、と思っていたら、プロ写真家のレビューでも同様の記述が。
デジカメ Watch [新製品レビュー]ニコン COOLPIX S10〜手ブレ補正を搭載した10倍ズームのスイバル機(by 安孫子 卓郎)
「実際に撮影してみると、600万画素に留めたおかげなのか、VRが搭載されたためなのか、その他の技術改良のおかげなのか、決まったときの画質は実に素晴 らしいものがある。一瞬驚くようなシャープな画像が得られたりする。階調性も良く、白トビも少なく、場面によっては一眼レフと言っても通用するだけの画質 の良さを見せる。」
画質の良さは先代の COOLPIX S4 譲りとも言えるが、手振れ補正が加わって、暗い場所での望遠撮影等でもかなりはっきりとした画像が撮影可能となった。2回ほど、セミナー、カンファレンス会場で手持ち撮影を行う機会があったのだが、驚く程良い画像が撮影出来た。カンファレンス会場での撮影をしたいが、かさばるデジタル一眼レフを持っていくのはちょっと気が引ける、という様なプレス、ビジネスマン、ブロガーな方にも好適な一台、と当方の1ヶ月の利用からはお勧め出来る。小さな鞄の中にも収まり易いスイバル・デザインも、持ち歩きが便利な大きな要因となっている。
これからは秋晴れの日が多くなるはず。秋空高く、遠くの景色もくっきり見える季節、10倍ズーム・コンパクトカメラがますます活躍する事になりそうです。既に所有している Ricoh GR Digital 28mm と、ズーム領域 38 - 380mm の本機を持ち歩くと、ほとんどの手持ち撮影倍率がカバーされる上に、合計重量 170g + 220g (電池を除く)と腰にも優しいので、旅先での利用にも良いかもしれません。。