Nikon D40 を購入する前にずっと検討していたのが、Pentax K100D or K10D と Pentax の各種パンケーキ・レンズの組み合わせ。もともと一眼レフの交換レンズは固定焦点の広角・標準系が好みなのだが、パンケーキレンズの小型・軽量さには激しく心を揺さぶられた。しかし、K100D は電池込重量約 650g とやや重く、K10D は在庫が全く見つからない。そのうちに一眼レフは方針変更で Nikon D40 に決めたのだが、実は同時に購入を決めていたのがこの、Nikkor 45mm f/2.8 P という、Nikon 製のパンケーキ・レンズ。既に生産中止になってしまったレンズだが、実は中野のフジヤカメラ2階に新品在庫が結構な数確保されていて、展示在庫がずっと前から気になっていた。一眼レフを Nikon D40 にした事で、ついに購入の時が訪れたのだ。
厚さわずか 17cm、重量 120g と薄く軽い、腰痛持ちのスナップ用に最適なレンズ。レンズフードにフィルターまで付属しているのは親切。特殊な形状のフードは、フィルターの上にネジが切っ てあるので回して固定出来る。しかも、その上に、レンズフードをしたままでレンズキャップを装着出来る秀逸なデザイン。小型デジイチの Nikon D40 とのバランスも、絶妙だ。
一点残念なのは、D40 では本レンズをオートフォーカスで使えない、というところだが、全自動モードで露出はD40本体とちゃんと連動する。オートフォーカス対応で無いと言って も、明るいレンズなのでマニュアルでもピントの山は見付け易く、むしろマニュアル操作が楽しくなるレンズだ。
既にメーカーでは生産中止、という事も有り、どうしても新品で入手したい方は中野のフジヤカメラ本店2階のニコン・コーナーでどうぞ。何故かシルバー色は1万5千円ほど、ブラックより安く売っているので(両方とも、新品)、D40 のシルバーを買った方はお得かもしれません。