カメラ・グッズを収納している引き出しをがさごそと漁っていたら、忘れかけていたモノが出て来た。アナログ 110 フィルム用、レンズ交換式カメラ、Pentax Auto110 の標準 24mm レンズ。このレンズの直径は、iPod nano のクリック・ホイール径よりも小さい。しかし f2.8 と、それなりに立派な明るさを備えている。auto 110 シリーズは手のひらに収まるレンズ交換式、超小型ペンタプリズム迄備えた一眼カメラシステムとして、1979 年の発売当時(貴重な当時のパンフレットがここに。)は大変な人気を呼んだ。当方も一台購入、残念ながらカメラ本体は手放してしまったのだが、コレクションとして一本だけ、レンズを残していたのだ。Pentax が HOYA と経営統合し、基礎体力が高まる2007年、是非デジタル版新カメラ・システムとして復活させて欲しい商品のひとつだ。
デジタル一眼レフも1000万画素になって、アナログカメラに比肩するレベルに到達した。高機能化、高画素化競争が進む中で、どうもカメラメーカー各社、 似た様な方向の商品開発に収斂してしまう可能性も出て来ている。auto 110 digital (?) の様な全く違う切り口の商品は、デジタル時代の新しい市場を拓く切り札となるのではないだろうか。コンパクトなデジイチ、是非開発して頂き度い。