昨日から本日にかけ、広角端(38mm) - 望遠端 (266mm) でサンプルとなる写真をいくつか撮ったので、こちらの flickr アルバムにまとめる事に。(スライドショーの場合は、こちらから。)
手振れ補正機能は想像以上に強力で、普通なら手振れしやすいコンパクトサイズ+266mm 望遠+夕刻の微妙な明るさ、という微妙な撮影条件下でも、鮮明な望遠スナップの撮影が可能となった。
Exilim EX-V7 を利用していると、7倍ズームのデジカメを操作しているという気合いが必要無い点が素晴らしい。普通通り気軽にコンパクト・デジカメの撮影をしていて、気がつくと望遠側作例に7倍ズームの迫力が加わっている、そんな具合なのである。
2日使って、大きな欠点は見つからないものの、あえてあげるなら筐体の表面仕上げがツルツルと滑り易い材質である点か。これは EX-S770 でもそうだったが、外装が美しい輝きを持つのは良いのだが、スナップ撮影などで油断すると落とし易いかもしれない。もう少しグリップし易い材質の表面コートなり、指かけとなる構造なり、考えて欲しい所ではある。EX-V7 では、クレードルまで無用にテカテカした材質で、大き目になってしまった。こちらも EX-S770 の材質・サイズに軍配。
EX-S770 から厚みが増した点はレンズ内蔵7倍ズーム構造だから仕方無いとしても、液晶が一回り小型化した事で各種撮影情報設定が液晶画面右サイドに現れなくなった点はちょっと残念。EX-S770 で高く評価出来た機能のひとつは、液晶画面右手に常時表示される撮影情報にもあった。4方向キーで各種設定項目にカーソルを移動させると、設定変更候補が液晶画面左に伸びる様に表示され、変更がラクだった。今後の機種では、是非復活を望みたいユーザー・インターフェースだ。
レンズ・バリアがオン・オフスイッチとなる構造は、スナップ用カメラとしてシャッター・チャンスを逃さない為にも非常に重要。撮影を続けていて有り難みを実感。これは EX-S770 から進化した部分。266mm 望遠のズーム・デジカメがシャツのポケットに収まる様になって、春が近づく東京の街を散歩する楽しみが7倍増えた今日この頃です。