昨年末、忘年会で新宿三丁目を歩いていたら「Wald 9 Cinema」という看板を設置した建設中のビルが目に留まった。これは新しいシネマコンプレックスが出来るのかな、と漠然と思い、その後あまり調べないまま昨日近くを通ったら、ちょうどオープンしたばかりだった。デパートの丸井との複合ビル。7階までがショッピングフロア、8階にレストランフロア、そして9〜13階の4フロアに9つのフルデジタル映画館が入っている。新宿の天空に突如出現した感のあるマルチ・シアターだ。新宿界隈の映画館はどこも老朽化が進んでいた事もあり、新しい映画館が出来るだけでも有り難いのに、会社帰りに寄れるレイトショウも有るとの事で嬉しい限り。
こ れは試してみないと、ということで早速本日、長男と突撃。1階のエレベータ入口はかなりの混雑で、少し空いているエスカレータに乗ると、8階のレストラン街を経由して9階のチケット・ロ ビーに出られる。初めて行かれる方には、新装の新宿マルイシティ-1の店内見学も出来るので、このルートが良いかもしれない。9階ロビーはかなり広々として居り、人気 映画は空席の残数表示も有り親切。ポップコーンを買い、本日はシアター2で日本の小説・漫画が原作となっている中国の戦史映画「墨攻(ぼっこう)」を見る事に決定。 シートはゆったりとしていて大柄な当方でも具合が良い。音響も新しい映画館らしくかなりの迫力。映画のストーリー展開・主人公のアンディ・ラウの演技・心理描写も素晴らしく、 10年前に連載終了したという原作を是非読みたくなってしまった。
その後息子と二人、映画の感想を語りながらエスカレータで階下のレストラン街に戻り、夕食は「中華そば 青葉」で頂く事に。中野が本店の人気ラーメン屋の 支店になぜわざわざ新宿三丁目で寄るのかというと、それには深い理由が。中野の本店は、麺・スープが終了すると午後5時位で閉店してしまうのだが、こちら は夜まで開いているのである!スバラシイ。カウンターも大きめで、本店よりゆったりと座れる。感動的な映画と芸術的ラーメンの両方を楽しめる新宿新名所、 満喫しました。次回はネットで座席の予約をして、また訪れたいですね。