本日、思いがけず行きつけのカメラ店から、予約していたリコー GR DIGITAL 2 入荷の知らせ。明日が正式な発売日だが、前日に入荷した様だ。閉店直前に受け取り、珈琲店でセットアップ。発売直後の新製品デジカメ電池は、性能テストを行うせいか、容量の半分以上充電済みであるケースが多く、今回も即利用可能となった。予約特典として 4GB の SD カードが無料で付いていたのでメモリーはそれを利用。(Transcend SDHC Speed Class 6 の超高速タイプでお得感高し。)初期設定後、先日 Panasonic Lumix L10 で夜景のテスト撮影を行った時とほぼ同じ場所を、P モードで完全自動撮影。結果はこちらの flickr 作例アルバムを御参照。(スライドショーは、こちらからどうぞ。)
Lumix L10 とは異なり光学手ぶれ補正機能が無い GR DIGITAL II で夜間撮影を行った結果、アルバムには掲載していないが5−6枚程は手ぶれ写真になってしまった。f2.4 と明るいレンズが装着されているとはいえ、Anti-shake 機能は無いので、夜間撮影にはある程度の注意は必要だ。
今回は同時に購 入した純正オプションの GV-2 外部ファインダー(28mm 画角専用)を利用。GV-1 より小型で明るく、非常に好感が持てた。同ファインダーを装着したまま収納出来るソフトケースGC-2 は予想通り街角スナップ派には便利。常時ファインダーをつけたままで、液晶画面はセットアップメニューから「情報表示モード ON」(撮影画像は表示しないが、撮影情報のみボタン操作時等に液晶に表示するモード)を選ぶと、シャッターチャンスに強い広角スナップカメラを常にベル トにスタンバイさせる事が可能となる。
本機発売前から話題となった、水平をカメラが自動探知する「電子水準器」も試してみる事に。Menu から ON/OFF も可能だが、右下のディスプレイボタンの長押しにより、電子水準器設定モードへショートカットで入れるのは便利。試行錯誤した結果、音による水平感知を行う と、本体が水平状態である間は目覚まし時計の様に「ピッピッピ」という Beep 音が鳴り続け、やや耳障り。本機能は、液晶画面に水平インジケーターを表示させて、出来るだけサウンドは OFF にした方が使い心地が良い様だ。使い始めは面白いが、あまり頻繁に利用する機能でも無いので、建築写真や静物写真を専門に撮るのでなければ、この機能を目当てに GR DIGITAL 旧機種から乗り換える程では無いかもしれない。特に、外部ファインダー派なら、音のみではうるさいので、あまり使わなくなってしまうだろう。
し かし本機は、電池蓋まわりのカチッとした造り、背面の各種ボタン・カスタマイズ設定の自由度の高さ、5.7倍望遠まで画質劣化無くズーム撮影可能なオートリサイズ・ デジタルズーム機能、高速になった RAW 撮影機能、手動で発光制御が出来る様になったポップアップ内蔵フラッシュ等でも、前機種から買い替える価値は十分あるはず。常時持ち歩きたくなる、高機能・単焦点スナイパーと言えましょう。
さて今後は、日中撮影の写真もアルバムに加えてみる事とします。