デザインに優れた大手メーカー。海外なら Apple Computer や Bang & Olufsen などの名前がすぐに思い浮かぶ。国内ならどうだろう。週末、YAMAHA から黒い EP レコード・パッケージの様な郵便物が届いた。側面には MAJESTY の文字。スクーターの保証書か何かだろうか、と開くと、"welcome to class M" のメッセージ、そして "The Art" という小冊子。開くと、桐島ローランドの手による、美しい MAJESTY 写真集。最後のページには、自分自身で撮影した、MAJESTY の写真を貼付ける様になっている。この細心の心遣いとデザイン・センス。YAMAHA というライフ・デザイン・ブランドにまた、心奪われた。
同梱されている、MAJESTY デザイナーとプロジェクトリーダーからのメッセージがまた、素晴らしい。
エルムデザイン 仲村拓哉氏
「私は、とにかく、美しく機能的なスクーターをつくりたかった。美しいデザインが街中を走れば、日本はもっと美しくなる。日本人の美意識も変わる。真剣にそう考えたからです。だからこそ、今回のマジェスティのデザインには、一切の妥協がありません。」
プロジェクトリーダー 平良朝雄氏
「マ ジェスティは、20代の若者から私のようなオジサンまで、年齢も趣味も違うプロジェクトメンバーが、真剣に楽しみながら開発しました。日本人が日本の交通 事情やモーターサイクルのスタイルをより楽しくするには、ただ移動するだけの乗り物ではない楽しさを、プロジェクトメンバーの心の底からの精一杯で表現し たい、と考えていました」
当方も、50 cc から 400 cc まで、多くのバイクを乗り継いで来た。40を過ぎ、少しずつ「ホンモノ」がわかる歳になって、MAJESTY という究極のデザイナーズ・スクーターに出会えた事は幸せだった。新しい時代を拓くライフ・デザイン・プロジェクトに情熱を傾けた方々の想い(詳細は、YAMAHA Big Scooter - Blog の Majesty のカテゴリ御参照)を受けて、寒 い朝だが、今日も二輪でオフィスに行く事にした。デザインとの一体感を楽しむ為に。