先日シリコンバレーで、往年の名機 Pentax auto110 はデジタル一眼レフ化すべき、という議論を某所でして来たのだが(同じ考えの方が居られて非常に嬉しかった。)、ずっと探していた程度が良い auto110 SUPER を、新宿の中古カメラ屋で発見した。前機種の auto110 と比較し、フィルム巻き上げ動作が、(当たり前といえば当たり前だが)2回巻き上げでなく1回で済む様になり、セルフタイマーにも対応。ペンタ部の、セルフタイマー用の赤い LED が auto110 SUPER を外観から判断するポイントだ。セットで3−7万円する中古は多かったが、SUPER の単体中古は意外に多く出回って居らず、今回はそこそこの品質のものをフラッシュ、レンズ込み 14,700 円で入手。
以前手に入れた auto110 より、むしろファインダーを覗いた際のホコリは少ない。比較的程度の良い出物だった。フラッシュの AF130P も電池の液漏れ等もなく、きちんと動作した。本体のコンパクトさと比較し、あまりに大きいフラッシュ部だが、0.8m - 4.6m 迄自動調光してくれる。
24mm レンズはこれで2本目、となってしまったが、標準レンズ故消耗品扱いで使い倒して行くのが良いだろう。純正のストラップも付属していたが、あまり汚れていない。以前のオーナーは、大事にタンスの奥にしまって居られたのではないだろうか。
110 フィルムの現像サービスがいつまで続くのだろうか、という不安はあるものの、Palm Size の一眼レフが他に無い以上、コレクターとしては必要オプションを含 めて集めて行きたい。ほぼ必要なものは揃ったが、手元に無いのはズームレンズ。これも中古カメラ店各所を見回りつつ探して行くとしよう。