ウチの子供達も、いい加減ポケモン卒業かな、と思っていたのだが甘かった。長男はさすがにもう興味無いのだが、長女の頭の中ではスタンプラリーは夏休み前半の必修行事化していたのである。ポケモンそのものへの関心はもうそれほどでも無い様なのだが、毎年割当が変わる各駅のスタンプ集めにはまだ興味があるらしい。昨日で既に山手線を 3/4 周しているのだが、今日も凍らせた水筒を持って出掛ける事に。
まずは出発駅で、23区内のJR駅を一日乗り降り自由な都区内パスを購入。大人730円、子供360円なので、乗り降りが多い日にはポケモンラリー以外でも使い手のある便利な切符ではある。総武線を西荻窪駅で折り返し、各駅のスタンプを集めると、代々木から五反田までの最後の山手線区間各駅を攻めて行く。
毎年参加している長女は手慣れたもので、押したスタンプがにじまない様にティッシュをページ間に挟みつつ、各駅をこなして行く。と書くと簡単そうだが、実は結構忙しい。駅到着寸前には動体視力を最大化してスタンプの位置を示す案内ポスターを確認、下車後階段を駆け上がり(或いは駆け下り)、改札口のすぐ外に あるスタンプの列に並ぶ。人気スタンプ駅では並んでいる時間だけで数分かかる事もザラ。改札口付近はほぼ例外無く空気が動かない、冷房も無い場所で、むわっとする熱気に汗をダラダラ流しつつ順番待ちをせねばならない。順番到来し、念願のスタンプ押印完了するやいなや再び階段を駆け下り(駆け上がり)、次の列車にすべり込む。これをひたすら繰り返すのである。まさに、真夏の親子参加団体スポーツ・イベントそのもの。
メチャクチャ長い待ち列だった山手線五反田駅を終え、山手線全駅制覇を果たすと、しばし「ミート矢澤」の極上黒毛和牛ランチでスタミナ補給。その後北上し、池袋から埼京線各駅を攻め、クライマックスはシークレットスタンプが設定されているという赤羽駅。その後浮間舟戸で折り返し、京浜東北線王子駅に到着する頃には午後4時きっかり。団体電車競技は無事終了。
終了後は、王子駅近くの音無親水公園の水辺でしばしのんびり。本当にスポーツを終えた様な、爽やかな汗と気怠い充足感が、親子二人に漂う。本日のトータル競技時間約4時間で、20駅を制覇。1時間に5駅、1駅当たり平均12分なのでありました。ふう。