iPhone を手に入れて以来、通勤時のネット接続は iPhone だけでほぼ、事足りた。電車の中で Mini NotePC を引っぱり出すのは格好良いものではないし、そもそも座らずに立った状態では MID (Mobile Internet Device) の先駆者たる iPhone の、指先タッチ液晶による作業のし易さに軍配が上がる。
しかし、外出時、座席を確保出来た時には大きな画面とフルキーボードを使ってじっくり作業をしたくなるもの。そうなると手軽に使える Mini Note PC が便利。初代 EeePC、そして HP2133 と使いつないで来た Mini Note だが、常時使いたくなる様な強いオーラ、となるとそれぞれ欠けている部分があった。EeePC の起動の速さと筐体の軽さは有効だったが、SD カードのみを記憶装置とする制限では思い切り使い倒せない。HP2133 の高品質な筐体と大きなディスプレイ、打鍵がラクなキーボードは素晴らしかったが、Windows Vista の起動の遅さはあり、そしてしばらく利用していると Body 底部の発熱もかなり高くなる事がわかった。それぞれ、利用を継続していると、常時利用マシンとするにはやや難、があったのだ。しかし、両者の利点を兼ね備えた様な新しい Mini NotePC が現れ始めた。その筆頭がこの、Acer AspireOne。軽く速く、そしてキーボードも打ち易い。