比較的新しい設計の自前レンズを3本、新旧取り混ぜの借り物レンズを5本、合計8本を試した。次に揃えるレンズはそろそろ、自前の定番系にしたいと、中古カメラ屋巡り。当方として定番に求める条件は、以下の通りだった。
(1)柔らかい描写とシャープな描写が絞り設定で切り替えられる事。
(2)1.x の明るいレンズで、ピントが合わせ易く夜景撮影も可能な事。
(3)工作精度が高く、モノとしての質感が十分である事。
(4)シルバー外装色が揃っている事。
(5)マイクロフォーサーズ換算(2倍)で標準〜中望遠画角である事。
その条件を前提に発見したのが、コシナ製カールツァイス C ゾナーT*1.5/50 ZM レンズ。中古美品で、利用跡も少なく、掘り出しモノであった。早速試写を行った結果は、こちらの flickr アルバムにて。(スライドショーは、こちらから。)
G1 でのマニュアルレンズ撮影もそろそろ慣れて来て、C Sonnar の様にf1.5 と明るいレンズで日中の撮影であれば、 EVF の画面中央画像をズーミングする事無しにほぼピントが取れる。
更に最近は、EVF を覗いたままで、フィルムモードからカラー設定を白黒にして、絞りや露出補正をかけながら EVF 内の画像の変化を見つめる様になった。公園での黒猫の撮影や、青空をバックにした白梅の撮影では、白黒画像のコントラストを変化させていると、EVF 内でリアルタイムに写真現像している様な錯覚に陥る。
C Sonnar はなかなか良い選択であった。しばらくはこれを、Lumix G1の定番メインレンズに使ってみる。