iPod nano は実は全ての世代を購入しているのだが、第一、第二世代は中古売却したものの、第三世代は長女用のジャニーズ再生専用マシンとなり、第四世代は自分用の現役で活躍中。それでも第五世代の発売直後導入を決定したのは、長男が第四世代を欲しがった事と、第五世代には歩数計が付いている事が大きかった。小型なのに機能満載の iPod nano 5G は、歩数計以外にもビデオ撮影機能、ボイスレコーダー機能、FM ラジオ機能、スピーカー内蔵等、前世代からの変化が大きいのだが、当方的には歩数計内蔵のアピール度が高い。というのは、DS 用の歩数計等もこれまで試しているのだが、単機能の歩数計は面白みに欠ける為、結局携行しなくなってしまうケースが殆どだったのだ。iPod に内蔵されてしまうのであれば、携行頻度が高まる事間違い無し。週末は各所を歩き回って歩数計機能をレビューしてみる事に。
歩数計の設定メニューから「常時オン」を選択すると、歩数計の加速度センサーが常にオン状態になる。iPod で音楽を聞いていなくても、スイッチを切っていても電池があればオンになっているので、計測を続けてくれる訳だ。歩数計としては当たり前の機能ではあるが、音楽プレイヤー内蔵機能としては実用的な設計となっている。
歩行ステップを検知するセンサーはうまい具合に出来ていて、本当の歩行で無い振動は極力加算しない設計になっている。本機を上下に振ってみてわかったのだが、振動が5回以上連続しない場合は歩行と看做さない設定になっている様だ。1〜4回本体を振って止めると、歩数が増えないのだが、5回を越えるとリアルタイムに歩数が増えて行く様子を視認する事が出来る。
歩数は履歴メニュー内のカレンダーに、消費カロリーとともに自動的に記録される為、Nintendo DS では面倒だったセンサー部から本体に情報を転送する動作が不必要となる。一体型故の利点はここにある。定期的に転送、という作業は実は結構面倒で、かつセンサー部が別にあるとそちらのバッテリー消費も気にしなければならない。iPod nano 5G は歩数計を継続利用する上で最も気軽に使えて、機能豊富な賢いガジェットなのである。
勿論歩数計以外にも、動画が VGA サイズに留まるものの音声録音部分の機能がずば抜けている等、便利な機能は多い。こうした点は、追ってレポートするとしよう。