Canon PowerShot S95 test photos
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火事があって改装されたという凪の店先はしかし、ピカピカだ。暗い通りで、そこだけが光って見える。カウンターだけの狭い店内、入口の券売機で特級中華そば、卵入りのチケットを購入。大盛にするか迷うも、ぐっとこらえて普通盛。
7ー8分で出来上がったラーメンは、その外観からして食欲をそそる。卵は 1.5 個が奢られ、チャーシューももっちり肉厚だ。そして、そして!当方的に最も嬉しかったのは、八王子ラーメンみんみんで体験して以来の、刻みタマネギがスープ中央に鎮座していた事。嬉しすぎる。
一口スープを頂くと、煮干醤油だが、魚の臭みは全く感じられない。味は少し濃い目だが、しつこくなく、舌に残らない。そして、待望の刻みタマネギ!八王子ラーメン同様に、甘みがあり、刺激を排した優しい風味だ。店員さんに伺うと、八王子ラーメンの流れの店ではしかし、無いとの事。確かに、八王子ラーメン特有の、スープ表面の油は無い。油が無い事で、あっさり飽きずに頂ける。
肉厚チャーシューは、絶妙な歯応えの柔らかさ。しっとりとしていて、それでいて弾力がある。理想的な出来栄えである。もうひとつの衝撃は、ワンタン皮の様なものが添えられている事。麺そのものも、和風な食感のある個性的なものだが、つるしこのワンタン皮が面白いアクセントになっている。
普通盛を頼んだのだが、想像よりずっと量があり、おなか一杯に。大盛は、相当な大食漢でないと、無理そうな大きさであった。私でも完食難しいかもしれぬ。最後まで、タマネギの刻みが沈んでいるスープを堪能しつつ、完食。そして完食後30分が過ぎても、何か感動の余韻が残っている。
小滝橋通りで食べ尽くしたとすっかり思っていた新宿ラーメンだが、奥まったところに真打が隠れていた。また来よう。