Kindle Sleep Mode
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そして、WiFi 対応と筐体小型化、処理速度アップ等、新 Kindle は注目すべき機能アップが複数図られている。重量も 240g 程度と、iPad と比較し 1/3 近い軽量さ。iPhone よりはもちろん大きいが、iPad のサイズと比較すると格段に小さい。これなら鞄に放り込んで、通勤電車内で片手で読む事も出来る。製品発売がアナウンスされた直後、米国 Amazon.com サイトで予約・購入手配していたら、昨日遂に国際宅急便で本体が届けられた。早速使ってみる。
包装は非常に簡素。開けると、梱包されているのは Kindle 本体、充電用 USB ケーブルとアダプター、薄い説明書のみ、である。詳細な説明書は Kindle 本体内に電子格納されているので、これで問題無いし、殆どの操作が直感的に行える様になっていて、基本的にマニュアルを読む必要も無い。アダプターは超小型で、旅行時等の使い勝手にも配慮されている。
しばらく充電し、起動すると、まずは WiFi 設定。そして、 Amazon.com の ID/Password を尋ねられる。それを入力すると、即 Kindle Store から直接、書籍・雑誌・新聞等を購入出来る様になる。このあたりの設定導線はスムーズで、迷いが無い。しかし、当方の環境では、WiFi 設定が鬼門だった。自宅のメインの WiFi アクセスポイントが、Kindle 側から見えたり見えなかったり、という不安定な状況が、何度か試したが改善されなかった。当方の固体特有の不具合かもしれないが、内蔵 WiFi アンテナが弱いのかもしれない。今後 Firmware Update 等で改善されるのか、WiFi 不具合はしばらく注視してみる事にする。
ハードウェアキーボードは小さなキーだが押し易く、見かけよりは使い安い印象だ。しかし小型化で数字キー等が廃止されたので、数字・記号入力には Sym(bol) ボタンを押してソフトウェアキーボードを呼び出す必要がある。数字入力機会は多いので、出来れば Alt Key + 英字キー等での入力を用意しておいて欲しかった。(追記 : と思って試したら、キーボード付近に記載は無いが、Alt + 一番上の列の英語キーで左から順番に1,2,3...と数字が打てるのだった!さすが。)まあ本件は、今後の Firmware Update でいかようにも改善され得る要素ではあるが。
e-Ink の液晶表示は、高精細で美しい。第三世代 Kindle ではフォントも三種類使える様になり、 Aa 表示のテキストメニューボタンを押すと、表示文字サイズも8段階と細かく設定を変えられる。スリープ時に表示される絵柄も、人物(作家)の肖像画や鳥の絵等複数有り(e-Ink では、一度表示されると保持の為の電力が必要無い為、絵柄はずっと表示され続ける事になる。)、その表示精度の細かさとともに楽しめる。使い始めてまだ一日だが、電子デバイスというよりは、アナログとデジタルのハイブリッド端末的な使用感、馴染み感を覚えるのは、紙の様に表示される e-Ink 液晶の効果が非常に大きい。
e-Ink 液晶の表示速度の問題で、WiFi 経由 Web ブラウズをすると、日本語 Web ページ表示はフォント内蔵で問題無くこなすものの、画面書き換えに時間がかかる点は要注意だ。Web ブラウズの機能はあくまでおまけ的要素で、その部分を中心に使いたいなら iPad を選ぶ方が良い。ブラウズ速度は比較にならない。日本語入力の為のかな漢字 FEP も無いので、日本語入力も出来ず、日本語文章は Web やコンピューターファイルを「読むだけ」の端末に(少なくても現時点では)なってしまう点も要注意。勿論、本体のメニュー表示も英語である。
WiFi を利用しても2-3週間は充電せずに使え、WiFi を使わねば1ヶ月も電池が持つという本端末の使用感は、毎日充電を気にする iPhone, iPad 等とは別次元のものとなる。電源性能では、電子書籍リーダーとして非常に優れたパフォーマンスを示す様である。スペックの数値と実利用に差があるかどうか、今後確かめてみるとしよう。
電子新聞もかなり Kindle Store のメニューにあり、2週間無料お試しが可能というので、朝日新聞英語版他いくつか申し込んでみたが、購読解除を能動的に行わないと自動課金される仕組みとなっていた。購読解除はやや深い階層に入らないと行えず、表示も不親切なので、とりあえず新聞購読はやめにして、雑誌や書籍をいくつかダウンロードしてみる。キンドル・ストアはシンプルなナビゲーションで、処理速度が iPad 程早くは無い Kindle からでも目当ての本は探しやすく、購入もスムーズだった。
購入した本を読む時に、便利なのは Text-to-speech 機能。以前のロボット然とした Text 読み上げ機能と比較すると、発音もずっとこなれていて、違和感が無い。というより、ここまで読み上げ精度がアップしたのか、と驚くほど。目で Text を追いながら、耳で読み上げられる英語を聞くという作業をこなすと、ヒアリングの練習にもなる。難しい単語が登場したら、内蔵の Oxford 辞書が活躍。わからない単語の左側にカーソルを移動するだけで、画面下部に Oxford の英英辞書で意味が示される。これも英語の勉強にはもってこいの機能で、家族にいかに素晴らしい端末であるかを説明していると、英語学習に興味を示しつつある長男が、早速これを使いたいと言って来た。
目新しい機能として、本機は Twitter / Facebook などソーシャルメディアとの連携機能も持っている。読書中、気になる内容が出てきたら、メニューボタンを押し、Add a note を選択する。コンテンツへの注記や感想を記入したら、入力画面下部の「save & share 」ボタンを押せば良い。事前に Twitter, Facebook のアカウントを Kindle で登録していると、Kindle 上で記入した内容が、Twitter, Facebook 上でコンテンツへのタイトル、内容へのリンクとともに表示される。この機能はユーザーにとって便利というより、Kindle コミュニティ内外で面白いコンテンツをシェアし、コンテンツ販促をユーザー同士でさせる、という意味で設定されている様である。なにしろ、コンテンツそのものは Kindle Store 経由購入しないと読めない為。
以上の通り、ともかく薄く、軽く、高機能で液晶も見易く、今のところ WiFi がつながりにくい以外に特段の欠点も見つからない。あとは Kindle WiFi 側でのメニューや FEP の日本語対応、そして Kindle Store での日本語コンテンツ販売を、一日も早く実施して頂きたい。コストパフォーマンスに優れる(WiFi 版は US$ 139)本機を、英語電子書籍コンテンツの消費に使うだけでは、実にもったいない!!!
しばらく充電し、起動すると、まずは WiFi 設定。そして、 Amazon.com の ID/Password を尋ねられる。それを入力すると、即 Kindle Store から直接、書籍・雑誌・新聞等を購入出来る様になる。このあたりの設定導線はスムーズで、迷いが無い。しかし、当方の環境では、WiFi 設定が鬼門だった。自宅のメインの WiFi アクセスポイントが、Kindle 側から見えたり見えなかったり、という不安定な状況が、何度か試したが改善されなかった。当方の固体特有の不具合かもしれないが、内蔵 WiFi アンテナが弱いのかもしれない。今後 Firmware Update 等で改善されるのか、WiFi 不具合はしばらく注視してみる事にする。
ハードウェアキーボードは小さなキーだが押し易く、見かけよりは使い安い印象だ。しかし小型化で数字キー等が廃止されたので、数字・記号入力には Sym(bol) ボタンを押してソフトウェアキーボードを呼び出す必要がある。数字入力機会は多いので、出来れば Alt Key + 英字キー等での入力を用意しておいて欲しかった。(追記 : と思って試したら、キーボード付近に記載は無いが、Alt + 一番上の列の英語キーで左から順番に1,2,3...と数字が打てるのだった!さすが。)まあ本件は、今後の Firmware Update でいかようにも改善され得る要素ではあるが。
e-Ink の液晶表示は、高精細で美しい。第三世代 Kindle ではフォントも三種類使える様になり、 Aa 表示のテキストメニューボタンを押すと、表示文字サイズも8段階と細かく設定を変えられる。スリープ時に表示される絵柄も、人物(作家)の肖像画や鳥の絵等複数有り(e-Ink では、一度表示されると保持の為の電力が必要無い為、絵柄はずっと表示され続ける事になる。)、その表示精度の細かさとともに楽しめる。使い始めてまだ一日だが、電子デバイスというよりは、アナログとデジタルのハイブリッド端末的な使用感、馴染み感を覚えるのは、紙の様に表示される e-Ink 液晶の効果が非常に大きい。
e-Ink 液晶の表示速度の問題で、WiFi 経由 Web ブラウズをすると、日本語 Web ページ表示はフォント内蔵で問題無くこなすものの、画面書き換えに時間がかかる点は要注意だ。Web ブラウズの機能はあくまでおまけ的要素で、その部分を中心に使いたいなら iPad を選ぶ方が良い。ブラウズ速度は比較にならない。日本語入力の為のかな漢字 FEP も無いので、日本語入力も出来ず、日本語文章は Web やコンピューターファイルを「読むだけ」の端末に(少なくても現時点では)なってしまう点も要注意。勿論、本体のメニュー表示も英語である。
WiFi を利用しても2-3週間は充電せずに使え、WiFi を使わねば1ヶ月も電池が持つという本端末の使用感は、毎日充電を気にする iPhone, iPad 等とは別次元のものとなる。電源性能では、電子書籍リーダーとして非常に優れたパフォーマンスを示す様である。スペックの数値と実利用に差があるかどうか、今後確かめてみるとしよう。
電子新聞もかなり Kindle Store のメニューにあり、2週間無料お試しが可能というので、朝日新聞英語版他いくつか申し込んでみたが、購読解除を能動的に行わないと自動課金される仕組みとなっていた。購読解除はやや深い階層に入らないと行えず、表示も不親切なので、とりあえず新聞購読はやめにして、雑誌や書籍をいくつかダウンロードしてみる。キンドル・ストアはシンプルなナビゲーションで、処理速度が iPad 程早くは無い Kindle からでも目当ての本は探しやすく、購入もスムーズだった。
購入した本を読む時に、便利なのは Text-to-speech 機能。以前のロボット然とした Text 読み上げ機能と比較すると、発音もずっとこなれていて、違和感が無い。というより、ここまで読み上げ精度がアップしたのか、と驚くほど。目で Text を追いながら、耳で読み上げられる英語を聞くという作業をこなすと、ヒアリングの練習にもなる。難しい単語が登場したら、内蔵の Oxford 辞書が活躍。わからない単語の左側にカーソルを移動するだけで、画面下部に Oxford の英英辞書で意味が示される。これも英語の勉強にはもってこいの機能で、家族にいかに素晴らしい端末であるかを説明していると、英語学習に興味を示しつつある長男が、早速これを使いたいと言って来た。
目新しい機能として、本機は Twitter / Facebook などソーシャルメディアとの連携機能も持っている。読書中、気になる内容が出てきたら、メニューボタンを押し、Add a note を選択する。コンテンツへの注記や感想を記入したら、入力画面下部の「save & share 」ボタンを押せば良い。事前に Twitter, Facebook のアカウントを Kindle で登録していると、Kindle 上で記入した内容が、Twitter, Facebook 上でコンテンツへのタイトル、内容へのリンクとともに表示される。この機能はユーザーにとって便利というより、Kindle コミュニティ内外で面白いコンテンツをシェアし、コンテンツ販促をユーザー同士でさせる、という意味で設定されている様である。なにしろ、コンテンツそのものは Kindle Store 経由購入しないと読めない為。
以上の通り、ともかく薄く、軽く、高機能で液晶も見易く、今のところ WiFi がつながりにくい以外に特段の欠点も見つからない。あとは Kindle WiFi 側でのメニューや FEP の日本語対応、そして Kindle Store での日本語コンテンツ販売を、一日も早く実施して頂きたい。コストパフォーマンスに優れる(WiFi 版は US$ 139)本機を、英語電子書籍コンテンツの消費に使うだけでは、実にもったいない!!!