7インチ画面のアンドロイドタブレット、Galaxy Tab の新品同様中古を廉価で手に入れた。薄型化したがやはり大きいサイズの iPad2 をしばらくは毎日通勤で利用していたのだが、iPad 初代同様、1ヶ月ほどしてその重量に負け、携行をやめてしまっていた。Galaxy Tab SC-01C は iPad2 のほぼ半分のサイズ。
このサイズなら小さな鞄にも入るし、通勤電車でスタンディングスタイルでも使い易いはず、と考えて手に入れたのだが、実際に使ってみるとその通勤フィットは想像以上だった。iPad にこだわっていたが故に小型サイズを犠牲にして来たが、7インチタブレットを利用してみると、これこそが日常サイズのタブレットと実感する。Apple CEO Steve Jobs は7インチの iPad は作らない、とかつて宣言したが、電車で通勤する都市であれば New York 等でも7インチには需要があるはず。是非再考して欲しいものである。iPhone4 の小型画面と iPad2 の大型画面の中間ニーズは高いということを実感し始めている。BELKIN の Verve Folio Stand という、簡易スタンドにもなるケースを装着すると、外見はまるでモレスキンのノートブックの様になるので、電車の中で利用していても違和感が無い。
電子書籍リーダーとしても、この大きさはフィットする。雑誌のレイアウトを見るならより大きい画面サイズの iPad2 の方が良いだろうが、7インチは感覚的にも書籍サイズに近いので、これまた違和感無く本を読むことが出来る。見開きサイズなら iPad2 を横置きした方が本を開く感覚に近くなるが、電車の中で立ったまま電子書籍を読む、なら7インチはどんぴしゃである。iPad2 の超高速のページめくりスピードにはかなわないが、Galaxy Tab もなかなか CPU は速く、イライラせずに本を読むことが出来る。
Galaxy Tab があれば iPhone4 が不要になるか、というとそういうものでもない。電話としての使い勝手は iPhone4 のサイズの方が使い易く、手ぶらででかけたい時にはポケットサイズの iPhone4 は必須である。iPhone4 用の魅力的なアプリも多いので、これは簡単に手放せない。Galaxy Tab で Web 画面を見ながら、iPhone4 で Twitter をする、といった、モバイル環境で二画面二刀流利用が出来るというのも、意外に便利な使い方なのである。
しかし、ひとつだけ問題があった。当初 Galaxy Tab は WiFi のみで利用していた為に、この2台に加えて IDEOS をテザリング専用端末として持ち歩いていたのである。さすがにスマートフォン&タブレットの3台持ちは、重量的にも、鞄内容量的にも、毎日の充電作業の煩雑さ的にも、過剰過ぎる。
そこで Galaxy Tab 用として、b-mobile SIM U300 の6ヶ月間データ使い放題カードの導入を決めた。docomo ネットワークでベストエフォート上り下り 300bps だが、この SIM は Galaxy Tab でも利用可能なのである。開通させてみると、その満足度は十分なものであった。電波状態が安定せず、朝夕は利用可能帯域も限られるソフトバンクのネットワークを利用しつづけて来たので、docomo の 300bps は十分快適に感じられた。物凄く速くは無いが、十分実用的、という速さなのである。
Galaxy Tab 新同中古 + b-mobile SIM U300 6ヶ月分は両方合わせて5万円弱の出費にはなるが、これで半年間は快適に通勤時利用が出来る。半年もすればまたより薄く軽い筐体で、7インチの Android 3.0 新端末が登場している事だろう。その時にはまた下取り交換をすれば良いはずだ。
iPad を手に入れたものの、通勤で利用しきれず、家専用端末になってしまっている方には、Galaxy Tab は買い、であると思います。お試しあれ。
Posted from iPad2 via dPad by drikin.