Pentax Q10 ダブルズームキットでは既にセット販売されていた、15-45mm (35mm 版換算 83-249mm) f2.8 、06 TELEPHOTO ZOOM レンズが、ようやく単体でも発売となった。PentaxQ オーナー達は、当方を含め首を長くして待っていた、明るい f2.8 通しの望遠ズーム。10群14枚、ED ガラス2枚というしっかりしたレンズ設計で、このスペックで、レンズ重量はわずかに 90g。非常に軽く感じられる iPhone5 でも本体重量 112g なので、それよりも軽いレンズなのである。レンズ交換式ミラーレスカメラ数あれど、軽量化で Pentax Q シリーズに勝るシステムは無い。新レンズを装着し、早速いつもの中野四季の森公園へ。
PentaxQ/Q10 用の超小型交換レンズは、トイレンズを含め種類が増えて来たが、新製品の Pentax Q10 ダブルズームキットを選ばないのであれば、最初に購入すべき2本は実はこの 06 TELEPHOTO ZOOM とクリアで明るい描写の 01 STANDARD PRIME (単焦点、35mm 版 47mm f1.9 標準相当)レンズ。Q10 の登場で、01 STANDARD PRIME と PentaxQ がセットになった旧 PentaxQ レンズキットが本日現在は非常に安くなっている(Q10 には、この単焦点標準レンズのキットが無く、ズームレンズキットのみ)ので、PentaxQ レンズキットにこの 06 テレフォトズームの望遠レンズ単体を合わせて購入、が実はおすすめだったりする。
06 TELEPHOTO ZOOM を装着すると、サクサクと望遠撮影が行える。秋晴れの土曜日、紅葉が進む四季の森公園で撮影した画像は、以下を御参照。携行時のレンズ長を出来るだけ短く出来る様に、撮影時は少し回してレンズ先端をせり出す必要があるが、一度せり出すとレンズ長不変の IF (Inner Focus) 方式で、利用時の印象もコンパクトだ。尚、PentaxQ ユーザーは本体のファームアップが必要なので、こちらからファームウェア version 1.10 をダウンロードする必要がある。
(83mm 作例)
(249mm 作例)
(83mm 作例)
(249mm 作例)
(83mm 作例)
(249mm 作例)
(83mm 作例)
(249mm 作例)
(Hard Monochrome 作例)
(全域 1m の最短撮影距離を活かした近接撮影作例)
以上の通り、小型カメラでこの価格で、ここまで写るなら OK というレベルに達している事はおわかり頂けるはず。装着していても、あまりの軽さに、望遠ズームを付けている事を忘れる程だ。明るい望遠ズームは普通のデジイチ用では重くて長いものが多かったが、06 TELEPHOTO はとりあえず持って行くか、的に気軽に鞄に放り込んで置けるところが素晴らしい。
PentaxQ と本レンズでの撮影作例は、こちらの flickr セットでどうぞ。より大きな写真のスライドショーは、こちらから。