金曜夜のヨドバシカメラは危険である。夜10時まで開いているので帰宅前にフラッと寄ると、ついつい興味深いガジェットを発見してしまう。ということで今回は、電子書籍リーダーコーナーを眺めていて気に入ってしまった Sony Reader の5インチ液晶、Pocket Edition を購入。Sharp の GALAPAGOS (プロダクト・ネーミングのセンスは不思議を通り越しているが)の5.5 インチ、10.8 インチタブレットも同時に店頭で触っていて、美しいカラー液晶とサクサク動作、豊富な新聞・雑誌コンテンツの量にかなり惹かれたのだが、既に持っている iPhone / iPad と用途が重なり過ぎる、という事で今回はパス。敢えて「Kindle3 と用途が同じ」Sony Reader を購入した最大の理由は小型、薄型、軽量(電池込み重量はわずかに 155g)である事。WiFi も 3G 無線にも対応しない Sony Reader は、電子書籍購入時の使い勝手に疑問符は付くものの、文庫本サイズの小型さは、通勤時や出張時の友として最適である。この大きさが欲しかった!と思えるサイズで衝動買い。家に戻り、早速 Kindle3 と大きさを比べるが、上記比較写真の通り、それほど大きく無いと考えていた Kindle3 を凌駕する小型サイズなのである。
小型さとともにもう一つ購入要因となったのは、タッチパネルの利便性。メニュー選び、書籍のページめくりを画面タッチで行える便利さは、これを使い慣れるとタッチ対応していない Kindle3 でもついつい画面を触ってしまう程。タブレット・スタイルながらタッチ液晶では無い Kindle の問題を浮き彫りにしてしまう位、タッチ液晶は一度使うとそうでない液晶に戻り難い。当面 Kindle3 は Amazon の Kindle Store 日本語版オープンを夢見て維持するものの、それが出るまでは Sony Reader を外出時の電子書籍リーダーとして優先して使う事になりそうだ。
続きを読む "Sony Reader Pocket Edition (PRS-350) を、Kindle3 と比較レビュー" »